岐阜県の地域の特色
岐阜県といえば山に囲まれた場所にあり、山間部は標高が高くて寒冷地が多くて酒造りに向いている地域です。南部の平野部は揖斐川や長良川、木曽川などの川が流れ、酒米や酒造りに向いている伏流水などがあります。県内の酒蔵は幅広いエリアにあり山地になると気温が低く雪が積もりやすく、平地になれば夏場は気温が高くなるなど環境が変わることが特徴です。地域の気候や特色を活かして造られ200年以上の歴史があって発展してきました。
岐阜県の有名な地酒の銘柄
岐阜県の蔵元は日本泉酒造は地域密着型で、主要銘柄は織田信長やふなくちとりがあります。少量仕込、木槽しぼり、無濾過の生酒にこだわっており、冬季だけの寒造りではなく夏以外の三季に仕込む三季醸造でフレッシュな酒質が特徴です。合資会社白木恒助商店は達磨正宗が主要銘柄で、昭和40年代から一貫して古酒造りにこだわっています。有限会社大坪酒造店は1842年に創業して甘口の飛騨娘と辛口の神代を二本柱に支持され、奥飛騨で栽培されたコシヒカリを使った純米酒の煌のしずくなど限定品もあります。岐阜県の地酒は揖斐川や恵那山、白川郷などの地名を名前にしたものや、天領や蓬莱、久寿玉など個性的なものも多いです。
揖斐川は名前の通り揖斐川の伏流水を贅沢に使って水質が軟質で、そのまま飲むことや料理に合わせることにも適しています。飲みごたえは全体的に辛さと甘さが調和した味わいで、癖がなくておいしく飲めることが特徴です。三千盛は量産せずに手間をかけることで辛口の味わいを活かし、甘口が主流ですが挑戦しています。御代櫻は蔵元のある美濃加茂市産の契約栽培のあさひの夢を原料米として用い、木曽川の伏流水を贅沢に使っています。味わいはやや辛口ながらお米の旨味とまろやかさが口いっぱいに広がり、ほのかに酸味も感じることが特徴です。天領は下呂市に蔵元があり原料米にひだほまれを100%使い、アルコール度数が高くて辛口に仕上がっています。味わいは辛さを抑えて甘さが際立っているため、おつまみとの相性が良いです。
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岐阜県の地酒のおいしい飲み方
おいしい飲み方や飲みごたえは酒の種類によって違いますが、純米酒は米の旨味があるため食事と一緒またはそのまま飲むと良いものです。
岐阜県は基本的に山岳地帯が多く酒造りに適しているため、個性的な銘柄があり飲み比べると様々な味わいを堪能できます。酒の味わいは甘口が主流ですが、辛口にすると料理とともに合うため良いものです。酒の特徴は蔵元を見学すると知るきっかけになり、素材の選び方や製法などを研究すると興味がわきます。地酒は地元の自然や文化などにちなんで銘柄の名前が付けられ、蔵元の特徴を確かめて選ぶと興味深いものです。
射美
日本一小さな酒蔵が酒米からこだわり造った日本酒
「射美」を醸造するのは、岐阜県揖斐郡大野町にある杉原酒造株式会社。揖斐郡大野町は大垣市の北東にあり、木曽三川のひとつ、揖斐川と、揖斐川の支流根尾川に挟まれた田園地帯のなかにあります。創業は明治25年(1892年)、120年以上の歴史のある老舗の酒蔵です。
2人の従業員の方は、実は酒蔵のご当主と息子さん親子。つまり、親子二人で製造している酒蔵です。息子さんである杉原慶樹さんは異色の経歴をお持ちの方です。
大学卒業後は貝の研究で沖縄へ、その後JICAからの派遣でミクロネシア連邦で魚介類の資源量調査に携わり、帰国後大手水産会社に勤務と、お酒や米などとは関係ない道を歩んでいました。
蔵の廃業の危機の際、後を継ぐべく大野の地へ戻ってこられたそうです。現在は、ご当主である父より指導を受けながら、酒造りに挑まれています。
- 酒造
- 杉原酒造
- 酒蔵住所
- 岐阜県揖斐郡大野町下磯1番地
- 電話番号
- 0585-35-2508
- ホームページ
- https://www.sugiharasake.jp/
- 通販
dencross 日本酒「射美(いび)」は岐阜県にある小さな酒蔵「杉原酒造」の造るお酒です。杉原酒造の従業員数はわずか2人ほど、生産石数は60石くらいでとてもこじんまりとした酒蔵になります。自称「日本一小さな酒蔵」として頑張っています。 ※この記事を書いた日本酒ライタ...
蓬莱
「日本一笑顔あふれる蔵」が作る銘酒
北アルプスの伏流水と酒造好適米・飛騨ほまれから作られる日本酒。飛騨の厳しい冬が、キレとまろやかさとを併せ持つ奥の深い味わいを作り出します。
蔵元の位置する飛騨古川は、毎年1月~2月は蔵が埋まるほどの雪に覆われる高冷地です。
降雪により空気は澄み、雪に埋もれた酒蔵は、酒造りに好適な室温が一定に保たれるそうです。
恵まれた自然環境のもと、清酒のもろみは低温でゆっくりと時間をかけて発酵するため、きめ細やかで香りよい酒が完成するそうです。
日本酒へのこだわりは読みごたえのある蔵のホームページからもたっぷりと伝わってきます。
蔵で働く人たちの輝くような表情を見て、酒蔵見学に訪れたくなる人も多いと思います。
飛騨の厳しい冬が育んだ奥深い味わい
美味しさの秘訣はもろみの低温・長期発酵
想いあふれるホームページは酒蔵見学へとかき立てられるほど
- 酒造
- 有限会社 渡辺酒造店
- 酒蔵住所
- 岐阜県飛騨市古川町壱之町7-7
- 電話番号
- 0577-73-3311
- 価格帯
- 1,351円~15,300円
- 通販
氷室
岐阜県人会の親睦会には必ず地酒が出ます。
私の街に「岐阜県人会」があり約50名の会員がいます。岐阜県に縁のある方々の集まりで、親睦会は毎年開催されています。
この親睦会の席に必ず岐阜の地酒が出て来ます。飲むほどに、酔うほどに故郷の懐かしい話に花が咲きます。
岐阜の酒が美味しいは「北アルプスや伊吹山等の山々に囲まれ、その雪解け水が蔵元の井戸水となっているので当然でしょ」日本で一番美味しいのが岐阜の地酒だと鼻息も荒くなります。
当日頂いた地酒で記憶に残っている銘柄は「氷室」です。私の街で「氷室」と言えば雪を利用した貯蔵庫です。
この酒は少し辛口、冷で飲みましたが口当たりが良くスイスイ喉元を駆け抜けていきます。とても美味しかったです。
燗酒より冷酒で飲む方が美味しいです。
少し辛口ながら口当たりが良く柔らかさを感じます。
大吟醸独特の芳醇な香りも楽しめます。
- 酒造
- 二木酒造株式会社
- 酒蔵住所
- 岐阜県高山市上二之町40
- 電話番号
- 0577-32-0021
- 価格帯
- 720ml 2,648円
- ホームページ
- http://niki-sake.com/
- 通販
奥飛騨
奥飛騨酒造は其の名も飛騨地方の銘酒「奥飛騨」
奥飛騨酒造(旧髙木酒造)は、其の名も奥飛騨地方の金山町(現在の下呂市)にあって、清流・飛騨川と其の支流の合流点の水の豊かなところにあります。
歴史的には享保年間といいますから、創業以来、実に280年以上にわたり、ここ飛騨金山で酒造りの伝統を守りつづけてきました。
一年を通じて豊かな飛騨の清水に恵まれたこの地ならではの水へのこだわりが、酒造りの伝統として受け継がれています。
其れに厳選された酒米と飛騨の清水、そして伝承の技で作り上げた清酒、それが奥飛騨酒造の伝統です。
酒銘も其の名の通りの「奥飛騨」です。
奥飛騨酒造は其の名も奥飛騨地方の金山町にある
清酒は、清流の飛騨川と其の支流の水の豊かなところ
冬の飛騨路の代名詞は純白の世界の合掌造りと清酒・奥飛騨
- 酒造
- 奥飛騨酒造
- 酒蔵住所
- 岐阜県下呂市金山町金山1984番地
- 電話番号
- (0576)32-2033
- 価格帯
- 新特別本醸造酒(1.8L 1800ml 2559円)
- ホームページ
- http://www.okuhida.co.jp/
- 通販
久寿玉
高山で知らない人はいないという有名な地酒
蔵元は創業1623年と言われ、長い歴史と伝統を持ちます。
その蔵元の代表銘柄、久寿玉。高山で知らない人はいないという有名な地酒です。
酒名は、語源の”薬玉”のおめでたい・邪気を払う、という願いを宿し、漢字を置き換えて命名したものだそうです。
久寿玉は、厳選された地元産の酒造好適米のひだほまれ、そして北アルプスの伏流水を用い、飛騨の厳しい冬の時期に寒づくりされています。
派手さはありませんが、うま味と酸味がうまくバランスした、きりっと辛口の日本酒です。
ラインナップのうち、超辛口は、極限まで低温熟成させることによって作り出した、文字通り超のつく辛口です。辛口党のニーズにピッタリ合うはずです。
厳選されたひだほまれ、北アルプスの伏流水を用い、寒づくり
うま味と酸味がうまくバランすした日本酒
辛口のあなたには、久寿玉超辛口がオススメ
- 酒造
- 平瀬酒造店
- 酒蔵住所
- 岐阜県高山市上一之町82番地
- 電話番号
- 0577-34-0010
- 価格帯
- 1,234円~5,724円
- ホームページ
- http://www.kusudama.co.jp/
- 通販
御代櫻
岐阜の自然を余すとこなく詰め込んだ日本酒
こちらの酒造は、美濃加茂市に構えています。
おすすめなのが、御代櫻 純米吟醸 岐阜九蔵になります。
岐阜県美濃加茂市産契約栽培あさひの夢といった地元ならではの原料米をベースに、岐阜県内の代表河川の1つである木曽川の伏流水を贅沢に使用した日本酒です。
味わいは、やや辛口ながらも、お米の旨味とまろやかさが口いっぱいに広がり、ほのかに酸味も感じることのできる特徴を持っています。
10度前後に冷やした状態から常温までがおいしく頂くことのできる目安になります。
今日も1日頑張ったなと自分へのご褒美として、余韻に浸るには最適の日本酒と言えます。
希少価値のある地元米を使用しています。
木曽川の伏流水を使用しています。
1日のシメにもってこいの味わいです。
- 酒造
- 御代桜醸造株式会社
- 酒蔵住所
- 岐阜県美濃加茂市太田本町3-2-9
- 電話番号
- 0574-25-3428
- 価格帯
- 1.8L:1,836円~3,564円(税込)
- ホームページ
- http://www.miyozakura.co.jp/
- 通販
小左衛門
銘柄に共通するクリアな飲み口と米の甘味
この銘柄に共通するのが、クリアな飲み口と米の甘味が共存していることです。
特別純米信濃美山錦は小左衛門の定番商品で、前述の特徴に加え、上品な香りと酸味が楽しめます。
甘・辛・渋・苦・酸の五味、味の深み、キレ、香りをバランス良く醸す、という蔵元のモットーにもあるように、同一銘柄でも様々な味わいがあり、楽しみが尽きません。
中島醸造は創業、元禄15年(1702)。300年以上の歴史がありますが、ストイックな酒造りがこれからの躍進が期待される蔵元です。
本銘柄も、創立者の中島小左衛門の名を冠し、2000年から県外特約店向けの新ブランドとしてスタートしたものです。
同一銘柄でも様々な味わいがあり、楽しみが尽きません
定番の特別純米信濃美山錦は上品な香りと酸味が特徴
300年以上の歴史を持つ蔵元が2000年以降に始めた全国銘柄
- 酒造
- 中島醸造株式会社
- 酒蔵住所
- 岐阜県瑞浪市土岐町7181-1
- 電話番号
- 0572-68-3151
- 価格帯
- 1,296円~5,400円
- ホームページ
- http://www.kozaemon.jp/
- 通販
dencross 「小左衛門」、岐阜県瑞浪市で醸造されている日本酒。岐阜県南部にある瑞浪市にある、創業元禄15年(1702年)という老舗酒蔵「中島醸造」が製造しています。 ※この記事を書いた日本酒ライターdencrossのプロフィール 小左衛門の歴史について ...
達磨正宗
種実の芳醇な味と香りのする日本酒
こちらの酒造は、岐阜市に構えています。
おすすめなのが、達磨正宗 熟成三年になります。
日本晴と呼ばれる伝統のある原料米をベースに、長良川の支流に当たる武芸川の伏流水を贅沢に使用した日本酒です。
味わいとしては、ナッツやアーモンドに代表される種実類に似た濃厚なコクがあり、砂糖とは違った甘みがフワッと鼻に抜けていく特徴を持っています。
見た目も淡い黄金色をしており、透明のものより味わいが強い印象を受けます。
豆乳やチョコレートにも、ここ最近使われることの多い種実類ですが、そうした万能食材の芳醇な香りと味が堪能できる贅沢な日本酒と言えます。
伝統ある原料米から作られています。
色が透明ではなく、ほのかに黄色を帯びています。
種実に似た味わいが感じられます。
- 酒造
- 合資会社 白木恒助商店
- 酒蔵住所
- 岐阜県岐阜市門屋門61
- 電話番号
- 058-229-1008
- 価格帯
- 1.8L:2,366円~10,800円(税込)
- 通販
恵那山
果物の香りと甘みが感じられる日本酒
こちらの酒造は、中津川市に構えています。
おすすめなのが、恵那山 純米 吟醸 ひだほまれになります。
兵庫県産の山田錦と岐阜県産のひだほまれを掛け合わせたものをベースに、日本百名山の1つである恵那山の地下から湧き出る伏流水を惜しみなく使用した日本酒です。
味わいとしては、辛さとキレが程良く抑えられ、甘さが調和された特徴をもっており、芳醇なフルーツの香りが際立っています。
例えるなら、バナナやリンゴを始めとした日常的に購入できる果物の安心感を覚えるフルーティーさと表現できます。
お酒なのに、フルーツの良さが伝わってくる日本酒と言えます。
山田錦とひだほまれの2種類を原料にしています。
恵那山の伏流水を使用しています。
フルーティーな香りが楽しめます。
- 酒造
- はざま酒造株式会社
- 酒蔵住所
- 岐阜県中津川市本町4丁目1番51号
- 電話番号
- 0573-65-4106
- 価格帯
- 1.8L:2,916円~6,480円(税込)
- ホームページ
- http://enasan.jp/
- 通販
白川郷
とろみとコクが最上級に値する日本酒
こちらの酒造は、大垣市に構えています。
おすすめなのが、白川郷純米にごり酒になります。
日本でも数少ない純米にごり酒の代表として、大変濃厚な味わいが特徴です。お猪口に注いだ時からとろみを帯びているのが一目瞭然で、うまさが伝わってきます。
米本来の旨味が口いっぱいに広がり、まったりとした余韻に浸ること間違いなしです。
また、こちらの日本酒は年間を通しておいしく頂けるのも、強みと言えます。
冬にはそのまま濃さを堪能できますし、夏場でも、氷を浮かべてロックにすると、喉越しサッパリと冷えた状態が体を落ち着かせてくれます。
お猪口に注ぐ際に、濃厚さが伝わってきます。
まったりとした甘口の味わいは格別です。
氷を浮かべて飲んでも、おいしく頂けます。
- 酒造
- 株式会社 三輪酒造
- 酒蔵住所
- 岐阜県大垣市船町4-48
- 電話番号
- 0584-78-2201
- 価格帯
- 1.8L:2,270円~6,500円(税別)
- ホームページ
- http://www.miwashuzo.co.jp/
- 通販
天領
辛さを抑えた甘みが特徴の日本酒
こちらの酒造は、下呂市に構えています。
おすすめなのが、本醸造 しぼりたて生新酒天領になります。
原料米には、地元の岐阜県産ひだほまれを100%使用しており、アルコール度数の高い日本酒です。
味わいとしては、全体的に甘口に仕上がっており、辛さとキレは抑えられているため、日本酒独特のピリッとした辛さが苦手な方にも飲みやすくなっています。
適飲温度としては、10℃前後に冷えた状態で飲むのが最適で、ちょっとしたおつまみのお供にも向いています。
日本酒を手軽に飲みたいと考えている方、甘みを求める方には、うってつけと言えます。
地元米を原料に作られています。
辛さを抑え、甘さが際立った味わいです。
ちょっとしたおつまみとの相性も格別です。
- 酒造
- 天領酒造株式会社
- 酒蔵住所
- 岐阜県下呂市萩原町萩原1289番地の1
- 電話番号
- 0576-52-1515
- 価格帯
- 1.8L:1,982円~12,960円(税込)
- ホームページ
- http://www.tenryou.com/
- 通販
三千盛
超の辛口の旨さが際立つ、澄み切った酒です
この酒に出会った時、蓋に特徴があったことを記憶しています。旅行先での出会いでした。
酒の知識を持ってなかった当時はただ酒の名前見比べるだけでしたが、厚手の蓋紙で覆われていた酒、それが「三千盛」でした。
持ち帰るのに苦労しそうだったのでその時は他の酒を購いましたが、有名な漫画家の著書の中で紹介されていたことを知って、次の機会には必ず、と思いました。
実際に3合瓶で確かめたところ、甘口に慣れ切った舌の上が洗われる気がしました。それでいて十分な米の旨味が。
端麗でありながら日本酒としての深い味わいを備えるのは難しい筈ですが、調和の取れた酒に出会えた幸運に感謝しました。現在でも機会がある毎に購入しています。
甘口が主流の時代だからこその挑戦の結実です
量産の道を選ばない、手間の価値を具現した酒蔵の逸品です
辛口の味わいを活かした品揃えが「三千盛」の誇りです
- 酒造
- 株式会社 三千盛
- 酒蔵住所
- 岐阜県多治見市笠原町2919
- 電話番号
- 0572-43-3181
- 価格帯
- 630円(税込)(三千盛 アクティブスパークリング 純米大吟醸生酒 300ml)~5,400円(税込)(三千盛 まる尾 純米大吟醸酒 1.8L)
- ホームページ
- http://www.michisakari.com/
- 通販
ものには流行り廃りがあるように、日本酒にもまた、流行というものがあります。たとえば、戦後間もないころ、「甘くない酒は売れない」といわれました。 dencross その後も、淡麗辛口ブームや地酒ブームなど、時代により人気のお酒も変わっています。しかしながら、流行に迎合せず、一貫...
醴泉
ふくよかな米の旨味を感じられる日本酒
こちらの酒造は、養老郡養老町に構えています。
おすすめなのが、醴泉 純米吟醸 雄山錦になります。
富山県南砺産の雄山錦を原料米に使用しており、米所としても有名な北陸の味わいを感じることができます。
その特徴として、大粒な米の形状にあります。ほのかな甘みを帯びた味わいは、醸造しても、日本酒の旨さにしっかりと伝わっているのです。
そのため、口に入れてしばらくすると、米本来のふくよかな香りが漂ってきます。例えるなら、甘酒を飲んだ時の口当たりです。
全体的には、甘口に仕上がっていますが、程良く酸味も感じられ、飲み進めたくなる味わいと言えます。
富山県産の地元米を使用しています。
原料米は、コクの出やすい大粒形状です。
甘酒に似た口当たりで、余韻を楽しめます。
- 酒造
- 玉泉堂酒造株式会社
- 酒蔵住所
- 岐阜県養老郡養老町高田800-3
- 電話番号
- 0584-32-1155
- 価格帯
- 1.8L:1,894円~10,000円(税別)
- ホームページ
- http://www.minogiku.co.jp/
- 通販
榮一
和の良さが改めて実感できる日本酒
こちらの酒造は、各務原市に構えています。おすすめなのが、榮一 純米酒になります。
原料米に新潟県産の五百万石を使用しており、全体的には、ふくよかな米の旨味とコクが口いっぱいに広がり、程良い酸味が特徴の日本酒です。
何と言っても、味わいが一瞬で消えることなく、まったりと時間を掛けて広がっていく点にあります。
時の流れに身を任せて、時間を気にせず余韻に浸ることができます。
また、こちらの日本酒は食事との相性も格別で、肉じゃがや焼き魚、きんぴらごぼうを始めとした和食の定番おかずと食卓を彩ることで、日本食のおいしさを改めて実感させてくれるお酒と言えます。
新潟県産の五百万石を原料米に使用しています。
時間を掛けて味わいが口に広がっていきます。
和食おかずとの組み合わせでも、申し分ありません。
- 酒造
- 株式会社林本店
- 酒蔵住所
- 岐阜県各務原市那加新加納町2239
- 電話番号
- 058-382-1238
- 価格帯
- 1.8L:3,041円~6,394円(税込)
- ホームページ
- http://www.eiichi.co.jp/
- 通販
百春
様々な口当たりの変化を楽しめる日本酒
こちらの酒造は美濃市に構えています。
おすすめなのが、百春「美濃之地酒」になります。
岐阜県産ひだほまれを原料米とした、地元ならではの良さが感じられる日本酒です。
味わいとしては、やや辛口に仕上がっていますが、コクがあり、まろやかな口当たりとサラリとした喉越しが楽しめる特徴を持っています。
まろやかな味わいのものだと、最後はくどく、スッキリ感の強いものだと、余韻が残らないといったどちらかに偏る傾向がありますが、こちらの日本酒は、そうした良いとこどりの口当たりが楽しめ、最初から最後までほろ酔い気分を感じることにつながります。
岐阜県産ひだほまれを原料米としています。
コクとまろやかさが際立っています。
喉越しはサラリと通り抜けていきます。
- 酒造
- 株式会社 小坂酒造場
- 酒蔵住所
- 岐阜県美濃市相生町2267番地
- 電話番号
- 0575-33-0682
- 価格帯
- 1.8L:1,730円~7,560円(税込)
- 通販
房島屋
岐阜県の地酒「房島屋」の特徴と魅力
房島屋は所酒造の屋号から命名されたお酒で、県内外を問わず人気となっています。毎年10月末から4月にかけて、丁寧に仕込みがなされています。
日本人の食生活が和食から肉中心へと変わってきたことに合わせて、酸を増やした純米酒に仕上げられています。
しっかりとした酸ですが、その味わいは心地よく、米の旨みや甘みをよく引き出しています。食中酒としてピッタリな銘柄です。
純米吟醸無ろ過生酒や純米火入熟成酒に加え、季節限定や数量限定品も用意され、バリエーションに富んでいます。そのすべての種類において、お燗としても楽しめます。
酸が多めでお肉とよく合う味わい
季節限定品や数量限定品など種類が豊富
すべての種類においてお燗としても楽しめる
- 酒造
- 所酒造合資会社
- 酒蔵住所
- 岐阜県揖斐郡揖斐川町三輪537-1
- 電話番号
- 0585-22-0002
- 価格帯
- 1,620円~5,400円
- 通販
百十郎
百十郎桜のように人のコミュニケーションの支えとなる日本酒
地元に計1200本もの桜の木を植えた歌舞伎役者、市川百十郎氏。にほんさくら名所100選にも選ばれる百十郎桜の由来です。
その桜のもとにたくさんの人が集まるように、お酒を通して人のコミュニケーションを支えたい、という蔵の想いから、日本酒、百十郎が生まれたそうです。
大正9年創業の林本店。現在は5代目蔵元で、この五代目蔵元が全国の地酒専門店向けに立ち上げたこだわりブランドが百十郎です。
シンプルながらもインパクトのあるラベル。ボトルの色との組み合わせも目を引きます。モダンと伝統を掛け合わせたようなデザインです。
味わいはさわやかできれいな飲み口がこちらのラインナップの特徴。
人と人とのコミュニケーションを支えるお酒を目指して
五代目蔵元が全国地酒専門店向けに立ち上げたこだわりブランド
さわやかできれいな飲み口、ラベルのインパクト大
- 酒造
- 株式会社林本店
- 酒蔵住所
- 岐阜県各務原市那加新加納町2239
- 電話番号
- 058-382-1238
- 価格帯
- 1,274円~13,582円
- ホームページ
- http://www.eiichi.co.jp/
- 通販
「百十郎」という名のお酒を聞いたことがあるでしょうか。百十郎は“ひゃくじゅうろう”と読み、岐阜県にある蔵元林本店が造り出す新進気鋭の日本酒銘柄です。 蔵元の中では大変めずらしい女性当主のもと作られた日本酒は、整えられた設備によって丁寧に作られた味わいが特徴です。ブランド立ち上げから瞬く間に広がった...
山車
始まりも試みも個性的な蔵元が醸し出す、銘酒
京都に近い灘・伏見の酒造りに注目した初代当主が庄屋から酒屋という驚きの事業転換から始まった原田酒造場。以降、十代にわたって清酒醸造を守り続けています。
協会酵母の他にも、花酵母を自家培養した酒造りも行っている珍しい酒蔵です。
豊富で清らかな北アルプス伏流水と良質の飛騨産米をもとに、厳冬の寒仕込みでじっくりと醸しだされた味わいは格別です。淡麗でありながら、しっかりとした香り高い米の旨みも生きています。
純米吟醸 花酵母造りは、アベリアの花酵母を使っていて、甘い香りながらもキレが良く、程よい酸味のきいたさわやかな日本酒です。甘めの日本酒がお好みの方にもおすすめです。
庄屋から酒屋という驚きの事業転換から始まった原田酒造場
協会酵母の他、花酵母を自家培養した酒造りも行っている珍しい蔵
山車 純米吟醸 花酵母造りは甘めが好みの方にもおすすめ
- 酒造
- 有限会社 原田酒造場
- 酒蔵住所
- 岐阜県高山市上三之町10
- 電話番号
- 0577-32-0120
- 価格帯
- 1,030円~13,780円
- ホームページ
- http://www.sansya.co.jp/
- 通販
白真弓
創業300年以上の歴史を経て、飛騨古川を代表する酒に
宝永元年(1704)、300年以上にわたって酒造りを続ける蔵元です。実直な酒造りは、長年をかけ、地元にとどまらず、全国の酒好きから親しまれる蔵元へと発展しました。
白真弓は、飛騨を代表する酒米、ひだほまれを用いています。上品な香りとふくよかな米の旨み、そして最後は爽やかな切れ味でしまります。その味わいは、地元だけでなく、全国の酒好きから親しまれるのにも納得です。
全国新酒鑑評会での連続金賞受賞など高評価を得る実力派の日本酒で、今や飛騨古川を代表する酒としてその名を知られています。
俳句の”ひだ”にかかる枕詞の”しらまゆみ”から命名されたそうです。
創業宝永元年、300年以上の歴史を誇る蔵元
酒米は飛騨を代表する酒米、ひだほまれを使用
上品な香りとふくよかな米の旨み、そして最後は爽やかな切れ味
- 酒造
- 有限会社 蒲酒造場
- 酒蔵住所
- 岐阜県飛騨市古川町壱之町6-6
- 電話番号
- 0577-73-3333
- 価格帯
- 1,350円~7,560円
- ホームページ
- http://www.yancha.com/
- 通販
揖斐川
澄み切った味わいで夏には最適の日本酒
こちらの酒造は、揖斐郡大野町に構えています。
おすすめなのが、特別本醸造揖斐川になります。
地元を流れる清らかな揖斐川の伏流水を贅沢に使用しており、水質が軟質であることから、そのまま飲むのはもちろん、料理に合わせることにも適しています。
全体的に辛さと甘さが調和した味わいに仕上がっており、クセがないため、どなたでもおいしく飲むことができます。
岐阜県内と一口に言っても、夏場でも、高山市のように涼しい場所もあれば、岐阜市のように最高気温が高い場所もあり、酒造のある場所も、夏はもの凄く気温が上がります。
そんな、熱した体をクールダウンさせてくれる清らかな味わいの日本酒として、うってつけと言えます。
揖斐川の伏流水を使用しています。
料理との相性も良い日本酒です。
岐阜の暑い夏を吹き飛ばしてくれる爽やかな味わいです。
- 酒造
- 杉原酒造株式会社
- 酒蔵住所
- 岐阜県揖斐郡大野町下磯1番地
- 電話番号
- 0585-35-2508
- 価格帯
- 1.8L / 2,400円
- ホームページ
- https://www.sugiharasake.jp/
一豊の妻
銘酒「一豊の妻」は戦国武将の山内一豊の妻に因む、
平野醸造(母情)は郡上市の徳永地区にあって長良川とその支流にあいだにあって自然豊かなところに立地しております。
又、アクセスとしてはあの郡上八幡から北方10kmのところ長良川鉄道の徳永駅、又、東海北陸道のインターからも近く、比較的便利なところにあります。
平野醸造は小規模ながら日々の挑戦により味わいを第一に清酒作りに丹精を込めております。
又、母情の酒蔵ともいわれて、 創業者の妻の人柄を思い、二代目が母を偲んで願いを込めて酒に「母情」と名付けました。
銘酒・「一豊の妻」は、戦国武将の山内一豊の妻・「千代」が郡上出身という事から命名されたお酒です。
平野醸造(母情)は郡上市の徳永地区にあります
母情の酒蔵ともいわれて 創業者の妻の人柄を偲んだも
銘酒「一豊の妻」は戦国武将の山内一豊の妻「千代」が郡上
- 酒造
- 平野醸造
- 酒蔵住所
- 岐阜県郡上市大和町徳永164
- 電話番号
- 0575-88-2006
- 価格帯
- 吟醸(1.8L 3,300円)
- ホームページ
- http://www.bojo.jp/
まとめ
岐阜県の地酒はエリアによって製法や素材の選び方などが異なり蔵元を見学すると詳しく知ることができます。地酒は地域に密着した蔵元で造られ、酒米や仕込み水などにこだわって飲みやすくなるように仕上げています。岐阜県は酒米の栽培が盛んで大河や山岳地帯があるため酒造に適した水が採れやすく地酒を作りやすい地域としても人気です。その為、岐阜は温泉も充実しています。
おいしい飲み方はアルコール度数や酒の辛さなどを確かめ、純米酒はそのまま味わうと本格的な米の旨味を堪能できます。酒の味わい方は冷やまたは熱燗などもありますが、基本的に甘口が主流のため冷やで飲む方法が一般的です。
岐阜県の蔵元は地域に密着して地元の酒米や水などを使い、見学すると歴史や製法などを知るきっかけになります。酒の銘柄は地元に密着した名前を付ける傾向があり、愛されるように考えているため人気が高いです。地酒はお土産として購入される傾向があり旅行や出張の記念に選ぶと記念に残せます。