目次
沖縄県の地酒の歴史
沖縄県の地酒の歴史は泡盛の歴史と重なります。14世紀後半から15世紀頃に東南アジアのシャム国(現在のタイ王国)から酒を造るための蒸留技術が伝えられたことに始まります。こういった経緯もあり、現在も泡盛はタイ米などの長粒のお米を使って作られていると言われています。その後、黒麹の使用など沖縄独自の発展がみられるようになっていきました。そして19世紀まで中国や日本、朝鮮半島と言った他国に献上品や交易品として盛んに利用されるようになり、国外にも知られるようになった日本の地酒としては独特の歴史を持っています。
米を使ったいわゆる日本酒による地酒の製造はようやく20世紀になってからです。1967年に駐留する米軍向けの蒸留酒を造っていた泰石酒造の創業者である安田繁史氏が自らの情熱で生み出した日本酒が最初となります。そのため多くの都道府県が江戸時代にはすでに醸造による日本酒を製造していたのに対し、非常に若い歴史を持っていますが、本土には見られない気候から生み出される味わいは地酒にふさわしいものと言えます。
泡盛と醸造酒
このように古い歴史を持つ蒸留酒である泡盛と歴史の新しい醸造酒である日本酒の二つの歴史を持っているのです。沖縄県の特徴としてはいわゆる日本酒と呼ばれる地酒と沖縄独特の蒸留酒である泡盛の二つが存在していることです。
泡盛は蒸留酒としての特徴を持っているほか、単式の蒸留方法を採用しているため、原料の風味を残しているという点で特徴的です。また、ウイスキーのように長期貯蔵することでアルコール分がまろやかになり、古酒(クースー)と呼ばれるものがあります。
また日本酒に関しては発酵が進みやすいという地理的なふりを克服するために様々な工夫を凝らしています。沖縄県の地酒の発展としては古酒の助成事業が代表的な動きです。古酒を作るためには長い期間収入が期待できません。そのため銀行などから借り入れを行い運転資金を確保することが必要なのですが、小さな酒造会社に関してはそういった対応がなされず古酒を作ることができませんでした。しかし、行政などが資金の融資を行うことによって長期的な貯蔵が可能となったため今後古酒の流通が増えることが見込まれます。
沖縄県の地酒のおいしい飲み方
おいしい飲み方は泡盛も日本酒も共に共通している点が多くあります。例えば、芳醇な香りを楽しむには常温以上、熱燗やお湯割りで飲むのがおススメですし、切れのある味わいを楽しみたい場合は冷酒やロックも良いのではないでしょうか。飲みごたえ等ついてですが、泡盛に関しては蔵元によって非常に個性的であり、まろやかなものもあればキレのあるものもあります。日本酒に関してはコクのあるとろりとした口当たりが特徴です。
沖縄県の有名な地酒の銘柄
沖縄県の有名なお酒の銘柄はまず日本酒ですが現在は泰石酒造の黎明のみです。フルーティーな味わいが特徴の日本酒です。
泡盛は多くあり、今帰仁酒造の樽熟成によるユニークな泡盛であるしずく、瑞穂酒造の女性にも飲みやすい白秋桜、請福酒造の石垣島の島民に根強い人気のある請福、北谷長老酒造の古酒である北谷長老、米島酒造の手に入りにくい泡盛と言われる美ら蛍(ちゅらぼたる)、比嘉酒造の人気ブランド残波、宮の華の古酒の通り池、八重泉酒造の強めの度数に飲みごたえのある八重泉30度、多良川酒造の歴史あるブランド琉球王朝、久米島の久米仙が手掛け本土にも流通している久米島の久米仙があります。すっきりとした味わいの沖縄本島の銘柄の泡盛、独特の風味や個性的な味わいの沖縄の離島の銘柄の泡盛と言う傾向があります。
残波プレミアム
主力銘柄残波のプレミアムversion
比嘉酒造の主力銘柄である残波の最上級の一角であるプレミアム。
こちらは比嘉酒造の残波の古酒蔵でじっくりと5年以上歳月をかけて熟成されて仕込まれた残波の古酒の中から選りすぐったものを60%ブレンデッドしたのが特徴です。
泡盛の熟成には甕が重要なってきますが、甕醸造で5年寝かされたことによる独特の風味とコクが感じとれます。古酒をあえて60%に抑えているため、早生感のをほのかに感じることもできるでしょう。
あえて甕醸造に拘った泡盛らしい泡盛です。アルコール度数は30%と高くはない部類ですのでストレートで古酒の味わいを感じ取れるのは嬉しいところです。
古酒のブレンデッド感じる琉球泡盛
5年以上熟成された古酒の中からさらに選りすぐりをチョイス
香りと風味とコクの一体感を堪能
- 酒造
- 比嘉酒造
- 酒蔵住所
- 沖縄県中頭郡読谷村地長浜1061
- 電話番号
- 098-958-2205
- 価格帯
- 720ml 1671円
- ホームページ
- http://www.zanpa.co.jp/
- 通販
沖縄のお酒といえば「泡盛」が思い浮かぶのではないでしょうか。「泡盛」は、西アジアから中国、タイを経由して、海沿いに製法が伝わったお酒といわれています。琉球王朝の時代には厳重に管理され、首里三箇だけに製造が許されていたそうです。明治になり、酒造が免許制になると、多くの酒蔵が設立され、その味わいを競うこ...
残波ホワイト
残波ブランドの優男的な存在感残波ホワイト
泡盛の独特の香りが苦手というかたもいらっしゃると思いますし、古酒のようなはっきりした味わいを嫌うかたも多いす。そんな方にお薦めしたいのが、沖縄本島で人気のある残波ブランドで飲みやすい泡盛の残波ホワイトです。
甘い香りと軽く爽快感のある飲み口が人気です。
泡盛独特の匂いがないのと度数が25度ですから、割りものも相性がいいものが多いでしょう。
ストレートやトワイスアップでもよろしいですし、泡盛を飲みなれていない方でしたら甘い香りと口当たりを活かしてパイナップルやマンゴーといった甘熟系のジュースで割るとさらに飲みやすいと思います。
マイルドな泡盛でアルコール25度
大吟醸を思わせるようなフルーティーな香り
泡盛らしくない泡盛で女性にも飲みやすい
- 酒造
- 有限会社比嘉酒造
- 酒蔵住所
- 沖縄県中頭郡読谷村字長浜1061番地
- 電話番号
- 098-958-2205
- 価格帯
- 720ml 1214円(税込)
- ホームページ
- http://www.zanpa.co.jp/
- 通販
沖縄のお酒といえば「泡盛」が思い浮かぶのではないでしょうか。「泡盛」は、西アジアから中国、タイを経由して、海沿いに製法が伝わったお酒といわれています。琉球王朝の時代には厳重に管理され、首里三箇だけに製造が許されていたそうです。明治になり、酒造が免許制になると、多くの酒蔵が設立され、その味わいを競うこ...
くら
ふくよかな香りで飲みやすい泡盛
沖縄本当の北部で製造されている、飲みやすくて美味しい泡盛です。樫樽を使って製造されているので、ほんの少しウイスキーのようなスモーキーな香りがするのが特徴です。
香りも味わいもマイルドなので、初めて泡盛を飲む方にもおすすめです。奥深い味わいで、ロックやストレートのほか炭酸割りでもおいしく飲むことが出来ます。
泡盛は無色透明なことが多いと思いますがこの『くら』はほんのりと淡い黄色で、その絶妙な色合いを楽しみながら飲むのも良いものです。ロックにすると氷が溶けていく時に色合いが変化していくのも風情があります。沖縄県内の多くの店舗のほか、関東でもお酒にこだわりのある店舗では販売されています。
ふくよかな香りと奥深い味わいがあります。
初心者でも飲みやすい泡盛です。
沖縄以外でも入手できることがあります。
- 酒造
- ヘリオス酒造
- 酒蔵住所
- 沖縄県名護市字許田405
- 電話番号
- 0120-41-3975
- 価格帯
- 500円~2252円(サイズにより異なる)
- 通販
泡盛コーヒー
飲みやすいリキュール感覚の泡盛
リキュール系の泡盛の代表格といえばシークヮーサーや梅が浮かんでくると思います。では琉球泡盛の非柑橘、フルーツ系の代表作といえばまず最初に浮かんでくるのはこちらの泡盛コーヒーでしょう。
泡盛のカルーア、モーツァルトといった味わいを楽しむことができます。沖縄県産黒糖が味わいに深みを加えます、キャラメルと言う言葉で甘味を連想される方も多いかと思います。
しかし苦味に深みを加えている印象です。甘いのは間違いないのですが、コーヒー、泡盛、キャラメリゼ三種類の苦味が甘さを引き立てます。
カルーアの如くミルク割りでもいいですが、アフォガードのような楽しみ方で楽しんでみると面白いでしょう。
非柑橘、フルーツ系泡盛の代表格
斬新な飲み方アフォガード、泡盛シェイク
沖縄といえば黒糖、黒糖の風味甘さとほろ苦さが絶品
- 酒造
- 久米仙酒造
- 酒蔵住所
- 沖縄県那覇市字仲井真155番地
- 電話番号
- 098-832-3133
- 価格帯
- 500ml 1080円
- ホームページ
- https://kumesen.co.jp/
- 通販
泡盛「久米仙(くめせん)」は、沖縄県那覇市に本社を構える「久米仙酒造株式会社」の造る泡盛です。似た会社名の泡盛酒造メーカーに「株式会社久米島の久米仙」がありますが、こちらの会社とは全く関係がありません。 久米仙酒造は伝統的な泡盛造りはもちろんのこと、新しい泡盛造りにも力を入れている酒造メーカーです...
暖流
オーク樽由来の甘い香りとコクが特徴の泡盛
暖流は沖縄県にある神村酒造が造る泡盛の銘柄です。通常の泡盛とは異なり、まるでウイスキーのように「オーク樽」を使い熟成や貯蔵が行われているのが特徴です。
基本的に泡盛は、タンク貯蔵や甕貯蔵がなされます。しかし暖流はウイスキーを保管するオーク樽を使用しているため、柔らかく甘いバニラのような濃い香りをしています。さらに見た目も琥珀色に仕上がっています。
そんな暖流は、沖縄県民はもちろん全国から愛される泡盛となっています。1998年〜2000年に3年連続モンドセレクション金賞を受賞しており、さらに2018年〜2019年には2年連続で全国酒類コンクール第1位特賞を獲得しています。
ちなみに暖流は角のとれた濃い甘さのある味わいなので、炭酸で割っても美味しく飲めます。よく冷やした暖流に氷と炭酸を注ぐ「暖ボール」は、ファンの中で最も人気のある飲み方です。
人々に夢と安らぎを与える癒しの泡盛
ハイボールやオンザロックで飲むのがおすすめ
全国酒類コンクールで2年連続1位を獲得
- 酒造
- 有限会社神村酒造
- 酒蔵住所
- 沖縄県うるま市石川嘉手苅 570番地
- 電話番号
- 098-964-7628
- 価格帯
- 2,420円~42,900円
- ホームページ
- https://kamimura-shuzo.co.jp
- 通販
神村酒造は「暖流」という銘柄の泡盛を製造する会社です。明治の創業から泡盛や沖縄の古酒を造り続ける老舗として知られています。 今回はそんな「暖流」を中心に、神村酒造の泡盛についてご紹介していきます。 ※この記事を書いたお酒ライターAnchanのプロフィール 神村酒造の歴史について 神村...
結玉
見た目からインパクトのある結玉
結玉は赤と青があり、琉球王朝時代の王族や士族が着ていた染織技法「紅型」をパッケージで表現しており、中の色鮮やかな瓶も沖縄の海と太陽がモチーフと拘りを感じられます。
また一本、一本丁寧に編み込まれて結ばれた網に入れられた浮き玉ボトルは沖縄土産として人気があります。しかしパッケージと瓶の鮮やかさに目を捕らわれがちですが、中身はいたって硬派です。
昔ながらの常圧蒸留と統技法を駆使して作られています。アルコール度は25%ですからマイルドな泡盛であると言えるでしょう。昔ながらの泡盛ですから飲み方を選ばないのが嬉しいところだと思います。
沖縄の海をイメージした青と沖縄の太陽をイメージした赤
インテリアとして部屋に飾りながら瓶熟成
昔ながらの常圧蒸留と統技法で作られた泡盛
- 酒造
- 今帰仁酒造
- 酒蔵住所
- 沖縄県今帰仁村字仲宗根500
- 電話番号
- 0980-56-2611
- 価格帯
- 500ml 3050円
- ホームページ
- http://www.nakijinshuzo.jp/
- 通販
ゴーヤーDRY
沖縄のカラーを全面に打ち出したビール
ゴーヤを使ったビールということで、必要以上に奇異の目で見られたり、話題が先行しがちですが、確かな実力を持ったビールです。最大の特徴は苦味のタイムラグだと言えるでしょう。
飲んだ瞬間に口の中にホップの苦味と爽やかさが広がり、それが消えた頃にゴーヤのもつ苦味が爽快に口の中に広がっていくこのタイムラグが人気の秘訣です。もちろん缶や瓶のままグイッと楽しむのもいいですが、地ビールならではの泡のきめ細やかさを味わうためにグラスに注いで飲むのを推奨します。
ハブ酒や泡盛古酒などの個性の強い酒のチェイサーとして楽しむのも良いと思います。
苦味の二重奏、ホップとゴーヤの共演
人気の秘密は苦味のタイムラグ、じんわりと苦味の余韻を楽しむ
クラフトビールの出来立ての美味さが楽しめる
- 酒造
- ヘリオス酒造株式会社
- 酒蔵住所
- 沖縄県名護市字許田405
- 電話番号
- 0980-50-9686
- 価格帯
- 350ml 6本1884円(メーカーオンライン)
- 通販
ハブ酒 うるま
ハブ酒の代名詞といえばうるまブランド
一時期世間に吹き荒れたハブ酒ブームの代名詞といえばこちらのうるまでしょう。ハブ酒といえば、生くさい匂いです。
これを苦手にする方は多いと言えます。うるまはハブ酒のもつ最大の欠点を補完すべくラム酒で作られているというのが特徴です。
ラム酒のもつさとうきびの豊かな香りと味わいがハブ酒の臭みを打ち消しているだけではなく、刺々しいハブのエキスを甘味とまろやかさに融和させています。
それでも抵抗のある方は21度のミニボトル180mlがありますので、これを試してみるといいでしょう。気にいった方にはハブ入りの40度がお薦めです。
ハブ無しの40度を継ぎ足すことで補充できるのが嬉しいところです。
ラム酒をベースにしてありハブの臭みが少ない
ハブ入りを購入して40度を継ぎ足して楽しむ
ラムのまろやかさと強さとハブの力強さの融和
- 酒造
- ヘリオス酒造株式会社
- 酒蔵住所
- 沖縄県名護市字許田405
- 電話番号
- 0980-50-9686
- 価格帯
- 21度720ml 2200円 はぶ入り40度 3800ml 68200円 ハブ(L)
- 通販
久米仙古酒ブラック
酒蔵を代表する古酒久米仙ブラックシリーズ
that’s泡盛、that’s古酒を楽しみたいのならばやはり久米仙ブラックシリーズでしょう。久米仙ブラックには35度と43度がありますがどちらを選ぶか迷われたら、飲み比べてみるのがお薦めです
35度はいわゆるスタンダードな古酒で、古酒独特の旨味と香りが堪能できるのが特徴といえるでしょう。43度は5年以上熟成された深い味わいと甘さを感じることができます。
ただしアルコール度が強い分甘味の後に苦味と辛味を感じます。35度より自己主張感の強い酒だといえるでしょう。
ストレートで直接違いを確かめるのもいいですが、度数が強いのでトワイスアップで試すのもいいと思います。
that’s久米仙 that’s古酒
35度と43度どちらから飲み始めても良さがわかる泡盛
スタンダードか自己主張かストレートでまず味わうが吉
- 酒造
- 久米仙酒造
- 酒蔵住所
- 沖縄県島尻郡久米島町字宇江城2157
- 電話番号
- 098-985-2276
- 価格帯
- 35度&43度飲み比べセット3672円
- ホームページ
- https://www.k-kumesen.co.jp/
- 通販
シークヮーサー梅酒
泡盛梅酒に沖縄らしさを色づけるシークヮーサー
泡盛梅酒とシークワーサーで仕込まれたことはラベルでわかると思いますが、ひとことでいうなら突き抜ける爽快感をもったお酒です。シークワーサーと梅の持つ芳醇な香りと爽やかな酸味が心をうちます。
この爽やかに加えて、甘味もしっかりと感じられるうえに、アルコール度が低いのでガンガン飲めてしまうのが罠なところでしょう。丁寧に梅のへたを手作業で取り除いてありますので、雑味を感じることがないのも嬉しいところです。
当然、飲み方は様々ですが乾燥した時期にはシロップ代わりとして使うのもいいですし、暑い時期は冷凍庫で半冷凍してシャーベット感を楽しむことこともできます。
シークヮーサーと梅の酸味のあちこーこー
飲みやすいアルコール度と爽やかな香りの罠
飲むだけではなく、食べても美味しいシークワーサー梅酒
- 酒造
- 新里酒造
- 酒蔵住所
- 沖縄県沖縄市古謝 3丁目22番8号(本社工場)
- 電話番号
- 098-939-5050
- 価格帯
- 500ml 1080円
- 通販
黎明
沖縄の地酒として定着している清酒
沖縄の地酒として一番人気で、酒米はレイホウを使用してアルコール度数は15度でフルーティーな味わいが特徴です。精米歩合はこうじ米55%、掛け米60%で、スッキリした味わいに仕上がっています。
沖縄唯一の清酒の蔵元としても有名で、四季醸造方式を採り入れて冬期だけでなく季節を問わず一定の環境で酒造りが出来る醸造施設を使用しています。
酒の味わいは機械的な方法ではなく独自の手法で、昔ながらの手仕込みをするため大量生産ができなくてもおいしくなります。沖縄の気候は酒造りに向いていないと言われますが、年間を通してできる手法で対応していることが特徴です。
沖縄唯一の清酒を扱う蔵元としても有名
昔ながらの手仕込みをするためおいしく仕上がっている
年間を通してできる酒造りの技術で対応している
- 酒造
- 泰石酒造
- 酒蔵住所
- 沖縄県うるま市平良川90
- 電話番号
- 098-973-3211
- 価格帯
- 1074円~3240円
- ホームページ
- http://www.taikokushuzo.com/
- 通販
請福
沖縄県石垣島で市民に愛されている泡盛
沖縄県石垣島で昔から愛され続けている地酒と言えばこれです。お値段もとっても安く市内なら何処へ行っても手に入りますしお店で必ず置いてあるほど市民から親しまれています。
個人的にはあのオリオンビールと並ぶほど有名なのではと思っていますが住んでいる地域によっても違うのかもしれません。
私のオススメの飲み方は泡盛を水割りする普通の飲み方も勿論美味しいのですが癖のないこのお酒を使ってシークァーサージュースで割って飲むのもまた美味しい物です。女の子は結構この飲み方をしていますね。ネットでも多くの種類を扱っているので是非お試しください。
お手頃価格でがんがん飲みやすい
石垣島のどのお店にもあるスタンダード
魅力は癖のないシンプルな味わい
- 酒造
- 請福酒造
- 酒蔵住所
- 沖縄県石垣市宮良959
- 電話番号
- 0120-14-3166
- 価格帯
- 1000円~3000円
- ホームページ
- http://www.seifuku.co.jp/
- 通販
北谷長老
泡盛好きにはたまらない美味さです
沖縄といえば、泡盛が有名ですが、中でも北谷長老は香りと、のど越しがとてもよく、飲みやすい泡盛です。泡盛が初めての方や女性でも、スッキリとした味わいでいただけます。
昔は北谷町でしか販売していなかったので幻のお酒だったそうです。今でもいいお酒を造ることを信念としているため、大量生産はしておらず、貴重なお酒と言えます。
150年続く北谷長老は地元民にも愛されていますが、沖縄を訪れる旅行者、外国人にも人気があり、お土産にも多く選ばれています。一口目に広がる高貴な香り、そのあと二口目に広がる、古酒ならではの深い味わいをぜひ一度お試しください。
華やかな香りと上品なのど越しです。
味を守るため大量生産はしていません。
一口目と二口目の違いを楽しめるお酒です。
- 酒造
- 北谷長老酒造
- 酒蔵住所
- 沖縄県北谷町字吉原63
- 電話番号
- 098‐936‐1239
- 価格帯
- 1000円~7000円
- 通販
美ら蛍
沖縄県内でも手に入りにくい泡盛
「美ら蛍」と書いて「ちゅらぼたる」と読みます。久米島の蛍の生息する白瀬走川の良質な水を利用し、ゆっくりと時間をかけ丹精込めて造りあげられた泡盛です。
水にこだわっていることが一見してわかるように、そのラベルには水神の象徴である龍と蛍があしらわれています。美ら蛍は出荷数が少なく、沖縄県内でも手に入りにくくなっています。
香りはほんのりと干し柿のような甘い厚みのあり、粘着度は軽いです。また味は乾いた感じです。喉越しは柔らかい甘さから、優しいくしっかりとした味わいになっています。
飲み方はロックや水割りがおすすめです。
ほんのりと干し柿のような甘い厚みのある香り
口当たりは柔らかい甘さから、優しいがしっかりとした味わい
その名の通り蛍が生息する久米島の白瀬走川の良質な水を利用
- 酒造
- 米島酒造株式会社
- 酒蔵住所
- 沖縄県島尻郡久米島町字大田499
- 電話番号
- 098-985-2326
- 価格帯
- 3,300円~4,000円
- ホームページ
- http://www.yonesima.jp/
- 通販
八重泉30度
強めのアタックの中にも甘さの感じられる泡盛です
石垣島の酒造のひとつである八重泉酒造の代表的な泡盛である八重泉。離島の泡盛はクセが強いイメージですが、八重泉はあまりそれを感じさせません。
洗いたての米の様なスッキリとした香りがやや強く感じらた後、ビターチョコレートの様な控えめな甘い香りが感じられます。口に含むと香りの強さほど味はキツくなく、ピリッとしたアルコール感の後、甘みが強く感じられます。
余韻にわずかな苦味もあります。アルコール感がしっかりしており、力強い印象の泡盛なので、氷をたくさん入れた水割りでいただくのがお勧めです。香りやアルコール感、甘みもしっかりしているので、ラフテー等味の濃い沖縄料理に合わせてみるのが良いかもしれません。
スッキリとした中にもほのかな甘い香り
口に含むとなめらかな甘みが広がる
アルコール感がしっかりしている
- 酒造
- 八重泉酒造
- 酒蔵住所
- 沖縄県石垣市字石垣1834番地
- 電話番号
- 0980-83-8000
- 価格帯
- 1000円弱
- ホームページ
- http://www.yaesen.com/
- 通販
青龍3年30度
琉球王朝時代から認められる首里の酒造の古酒
琉球王朝時代から泡盛造りを認められていた首里三箇のひとつ瑞泉酒造の泡盛です。青龍は古酒のブレンド酒になります。香りは強く骨太で力強い印象です。
はじめに炊いているお米の香りがした後、青野菜やキノコの様な香りも感じられ、最後にパウンドケーキの様な甘い香りが鼻に抜けていきます。口に含んだ時にソフトな甘みが広がり、後味に香ばしいひきたてのコーヒーの様な軽い苦味が感じられますが、余韻は短いです。
甘く芳醇な香りがしつつも骨太な泡盛なので、ストレートやロックでいただくのがお勧めです。しっかりした印象の泡盛なので、お肉料理に合わせるのもいいかと思います。
鼻に抜ける甘いパウンドケーキの香り
琉球王朝時代から認められる首里三箇の泡盛
熟成古酒のブレンドによる3年古酒
- 酒造
- 瑞泉酒造
- 酒蔵住所
- 沖縄県那覇市首里崎山町1-35
- 電話番号
- 098-884-1968
- 価格帯
- 720ml 1500円弱
- ホームページ
- http://www.zuisen.co.jp
- 通販
琉球泡盛 しずく
泡盛にもついに押し寄せる樽熟成の波
琉球泡盛しずくは樫樽で熟成されたのが特徴です。
昨今異酒種交流的な、他の種類の酒の良さを活かして作られた酒が目をひきますがこちらのしずくもそれにあたるでしょう。見た目の色からして琥珀色に澄んだ泡盛はウイスキーを連想させ、予想通りの芳醇な香りとまろやかな味わいを楽しむことができるでしょう。
アルコール度が20%ですから口当たりも滑らかでまったりとした飲み食いを堪能できます。オーク樽で熟成された泡盛ですが、古酒ですので当然熟成された期間は3年を越えます。
その芳醇な香りを楽しむにはやはり常温以上、熱燗やお湯割りで飲むのがお薦めです。
オーク樽でしっかりと熟成された古酒
3年以上オーク樽で寝かされただけに香りを楽しむならお湯割りで
アルコール度20%で泡盛の中では飲みやすい部類
- 酒造
- 今帰仁酒造
- 酒蔵住所
- 沖縄県今帰仁村字仲宗根500
- 電話番号
- 0980-56-2611
- 価格帯
- 720ml 910円
- ホームページ
- http://www.nakijinshuzo.jp/
白秋桜
コンセプトは女性にも飲みやすい泡盛を体現した泡盛
首里の老舗瑞穂酒造と古酒家が熟考して作りあげた女性にも飲んでもらえる、飲みやすい泡盛です。古酒家での限定発売なので入手の際には注意が必要でしょう。
天然吟香酵母を使用して造られた白秋桜は日本酒のような吟醸香といわゆるフルーティーな味わいが特徴です。様々な飲み方が考えられますが吟醸香を楽しむなら温めたりお湯割りがいいと思いますし、飲み口を考えるならオンザロックや水割りがいいでしょう。
比較的飲み幅、ふところの広い泡盛と言えると思います。アルコール度が18%なのでシークヮーサー割りだと口当たりが良すぎるので注意が必要です。
泡盛なのにアルコール度18%の超マイルド仕様
日本酒の大吟醸を思わせる吟醸香
老舗酒造と販売店が真摯に熟孝して作り上げた泡盛
- 酒造
- 瑞穂酒造株式会社
- 酒蔵住所
- 沖縄県那覇市首里末吉町4-5-16
- 電話番号
- 098-885-0121
- 価格帯
- 720ml 1500円
通り池
10年以上熟成された古酒の極みの一本
2007年に仕込まれて10年以上の歳月寝かされ、2017年に限定880本が発売されています。泡盛は一般的にタイ米が原料米に使われますが、こちらは熊本産で無農薬、無肥料、無堆肥で知られるひのひかりを使っているのが特徴です。
10年ものの古酒ですのでまろやかさと国産米特有の芳醇な甘い香りが酒欲を誘います。グラスに注いで15分ほど置いて香りが開くのを待ってから飲むとより深く通り池を楽しめます。
アルコール度数も高くなく10年ものにしては丸い印象です。同じひのひかりを使って仕込まれた「うでぃさんのお酒」の古酒と比べるとお互いのよさが際立ってわかってるのでお薦めです。
限定880本販売プレミアム泡盛
こだわりの国産米で作られた琉球泡盛
10年以上熟成された古酒の真髄
- 酒造
- 株式会社宮の華
- 酒蔵住所
- 沖縄県宮古島市伊良部字仲地158番地1
- 電話番号
- 0980-78-3008
- 価格帯
- 500ml 10899円
- ホームページ
- https://www.miyanohana.com/
琉球王朝
宮古島で60年にわたって定着する泡盛
多良川酒造は沖縄県南部の離島である宮古島にあり、60年の歴史があり琉球王朝を販売しています。質が良い古酒にこだわるため丸米を使用し、深みがある熟成度の高い味わいに仕上がっていることが特徴です。
水は珊瑚の島として有名な宮古島の地下を流れる伏流水を使用し、軟水のため素材本来の旨味を引き出せます。製造方法は減圧蒸留を行い酒の個性を引き立たせることが可能になり、古酒としての魅力を味わえることが特徴です。
泡盛は米や水と麹にこだわって手間ひまを惜しまずにつぎ込み、機械化が進んでも昔ながらの手法を用いるため愛されています。
酒米は丸米を使うなどこだわっている
水は宮古島の地下を流れる伏流水を使用
最良の泡盛になるように昔ながらの手法を続けている
- 酒造
- 多良川酒造
- 酒蔵住所
- 沖縄県宮古島市城辺砂川85
- 電話番号
- 0980-77-4108
- 価格帯
- 720ml 1517円
- ホームページ
- https://taragawa.co.jp/
- 通販
久米島の久米仙 Ryukyu Bubble Cola
ジュース感覚で南国気分を体感できる泡盛
泡盛をコーラで割ることはそう珍しくないでしょう。しかしこうきたかと唸らせる泡盛です、Ryukyu Bubble Cola。
泡盛とコーラのコラボレーションで難しいことをいわず、パカッと開けてそのままグイッと飲めるのが嬉しいところです。味は泡盛の味わいはしっかりするのですが、コーラはどちらかといえば昔の駄菓子屋で飲んだようなベビー系の甘味が強く残るタイプです。
それゆえに本当にゴクゴク飲めてしまいます。シークワーサーで割ると年輩の方には懐かしい喫茶店のコーラに近い味になります。
少し飽きたらジンジャエールに切り替えるのもお薦めできます。古酒のチェイサーとしてもいいでしょう。
アルコール度は5%のがぶ飲み仕様
古酒のチェイサーにシークワーサー割りに使い方色々
ジンジャエール仕様もあり、気分で飲み分けが楽しい
- 酒造
- 株式会社久米島の久米仙
- 酒蔵住所
- 沖縄県島尻郡久米島町字宇江城2157
- 電話番号
- 098-985-2276
- 価格帯
- 275ml 250円
- ホームページ
- https://www.k-kumesen.co.jp/
まとめ
沖縄県の地酒は泡盛と日本酒の二つの歴史があり、泡盛は14世紀後半から15世紀頃にタイから伝わった単式蒸留の技術が沖縄独自の進化を遂げて泡盛として認識されたものがあり、日本酒は1960年代に泰石酒造の創業者である安田繁史氏が製造を開始した歴史があります。
多くの蔵元がある泡盛はそれぞれ個性的な味わいがあるということ自体が特徴であり、日本酒は本土とは違う醸造環境で試行錯誤して生まれたフルーティーな味わいが特徴です。
美味しい飲み方は香りを楽しむには日本酒、泡盛共に常温以上の暖かめの飲み方、キレを楽しむのであれば冷酒やロックがおすすめです。飲みごたえは多彩な性格を持つ泡盛に対し、コクのあるとろりとした口当たりが特徴の日本酒と言う傾向があります。