神奈川県といえば、サンマーメンや蒲鉾、しらすにカレーなど、たくさんの名物グルメがあり、横浜中華街もあることから、和洋中全ての美味しい料理を食べることができる場所です。そんな神奈川県ですが、実は、食事のお供、お酒も有名であることをご存知でしょうか。歴史のある、優れた銘柄がたくさんあるんです。そこで今回は、そんな神奈川の地酒について、歴史や特徴などを解説していきたいと思います。
目次
神奈川県の地酒の歴史
神奈川の酒造りは、なんと鎌倉時代には既に始まっていたそうです。当時の鎌倉幕府が、酒の売買を停止させたために、民衆に行き渡るお酒の量が少なくなり、結果的に、民衆の需要が高まり、酒造りが活発になりました。しかし、そんな活発な神奈川の酒造りでしたが、明治時代に、お酒を造ったときにかかる造石税という税が課せられたために、多くの蔵元が、廃れてしまいます。1000以上あったとされる蔵元は300ほどに減少し、さらに現在では、15軒ほどが残るのみとなってしまいました。ただ、数こそ少なく、規模も小さくなってしまった神奈川の蔵元ですが、その分こだわりに溢れています。大がかりでないために、逆に自分たちの理想を、より追求しやすくなりました。品質は、他の県に負けないほど、高品質な地酒が集まっています。
神奈川県の有名な地酒の銘柄
まずは、石井醸造さんの曽我の誉。通常行われる3段仕込みの後に、さらにもう1度、もち米で仕込む、4段仕込みのお酒です。4段仕込みのため、日本酒が好きな人以外には飲みにくいのではと思う人もいるかもしれませんが、実は意外とさっぱりとした味で、苦手な人にも飲みやすいものとなっています。次は、井上酒造さんの箱根山。柑橘系の味で、軽く飲むことができます。そして大矢孝酒造さんの昇竜蓬莱。熱燗でも風味が飛びにくい、生もと造りのお酒です。川西屋酒造店さんの、丹澤山もまた、熱燗に向いたお酒です。その他、熊沢酒造さんの、天青は日本酒を初めて飲むという方にも飲みやすい味わいで、久保田酒造さんの相模灘は、食事の最中に飲むのに適しています。そして最後に、神奈川の蔵元のこだわりを感じたい人は、泉橋酒造さんの、いづみ橋がおすすめ。酒米にもこだわっており、冷酒でも、熱燗でも美味しいお酒です。
当サイトお勧め お父さんに絶対プレゼントしたい飲み比べセット
神奈川県の地酒のおいしい飲み方
神奈川の地酒の特徴として挙げられるのが、酒の元となる、水の品質です。環境省の名水百選にも選ばれた丹沢山系の水が摂れる、相模川と酒匂川の2本の川に沿うように、蔵元があるため、美味しい水を利用した酒造りができるのです。では、神奈川の地酒は、どうやって楽しむものなのでしょう。
神奈川のお酒は、もちろん銘柄ごとに差異はあれど、基本的に、先述したように、美味しい水を使っているため、クリアな味わいを持っています。そのため、料理と互いに引き立てあうようなものが多いです。神奈川県の美味しいグルメとともに、飲んでみるとよいかもしれません。また、熱燗に向いた、山廃造りや、生もと造りで作られたお酒もたくさんあるため、そういったものは、湯気がたつほど、温めても、風味が損なわれません。熱燗が好きな方は、そのような銘柄を調べてみるのもよいでしょう。
いづみ橋
泉橋酒造株式会社の銘酒「いづみ橋」を紹介します。
神奈川県にある泉橋酒造株式会社では「酒造りは米造りから」というコンセプトをもとに酒米作りから精米そして醸造までを全て行っています。
いづみ橋のお酒には純米大吟醸、純米吟醸、純米酒、季節のお酒やリキュールなどがあり、「特撰 純米大吟醸 いづみ橋」は使用米に海老名産山田錦を使用して、昔ながらの仕込み方法で造られています。
味わいはとてもスッキリとしていて冷酒、常温、お燗どちらでも美味しく頂くことが出来ます。
また「純米大吟醸 いづみ橋」は辛口の純米大吟醸で、絹のような味わいに舌鼓を打つほど感激します。
手造りならではの味わいを是非、堪能してみてはいかがでしょうか。
酒米作りから精米そして醸造までを全て行っています。
「特撰 純米大吟醸 いづみ橋」には海老名産山田錦を使用。
「純米大吟醸 いづみ橋」は絹のような味わいを堪能出来ます。
- 酒造
- 泉橋酒造株式会社
- 酒蔵住所
- 神奈川県海老名市下今泉5丁目5-1
- 電話番号
- 046-231-1338
- 価格帯
- 1,404円~5,400円
- ホームページ
- http://izumibashi.com/
残草蓬莱(ざるそうほうらい)
神奈川県の銘酒「残草蓬莱」について
神奈川県で一番人気の残草蓬莱(ざるそうほうらい)は、文政十三年創業の大矢孝酒造(株)で造られた清酒で、神奈川だけでなく他県からも注目されていて人気が高まっています。
仕込水には中硬水の丹沢水系の伏流水を使用し、酒米は厳選されたものを用いています。
また残草蓬莱はシリーズとして現代のニーズに合わせたスパークリングや低アルコールなどの新酒も取り揃えてあるので、いろいろな味わいを楽しむことが出来ます。
ちなみに残草蓬莱のスタンダードなお酒は「残草蓬莱 純米 緑ラベル」となります。
柑橘系の果実の風味が感じられる酸がお口いっぱいに広がる美味しさを是非、味わって下さい。
仕込水には中硬水の丹沢水系の伏流水を使用しています。
酒米は厳選されたものを用いています。
「残草蓬莱 純米 緑ラベル」はスタンダードな清酒です。
- 酒造
- 大矢孝酒造
- 酒蔵住所
- 愛甲郡愛川町田代521
- 電話番号
- 046-281-0028
- 価格帯
- 1,057円~3,240円
- ホームページ
- http://www.hourai.jp/
天青(てんせい)
洗練された旨みのある天青について紹介します。
熊澤酒造で造りだされた天青はいくつかの種類があり、純米大吟醸の雨過天青、純米吟醸の千峰天青は国内最高級の酒造好適米である山田錦を酒米として使用しています。
また純米酒の吟望天青、特別本醸造の風露天青は酒造好適米の五百万石を酒米として取り入れています。
他にも「蔵元料理 天青」は大正時代の酒蔵を改装して作られた料理店ですが、お米屋水、野菜、魚などにこだわった蔵元ならではの四季折々の美味しい料理や料理に合う秘蔵のお酒、搾りたての新酒を一緒に堪能することが出来ます。
洗練された旨みのある天青を是非、ご賞味下さい。
天青は酒米に酒造好適米の山田錦や五百万石を使用。
「蔵元料理 天青」で美味しい料理や天青を味わうことが出来ます
天青は洗練された旨みがあります。
- 酒造
- 熊澤酒造
- 酒蔵住所
- 神奈川県茅ヶ崎市香川7-10-7
- 電話番号
- 0467-52-6115
- 価格帯
- 1,674円~3,402円
隆(りゅう)
川西屋酒造店の「隆」は数百本の限定酒
川西屋酒造店のオススメブランドの「隆(りゅう)」は、純米酒ファンに是非、飲んで頂きたい神奈川県の銘柄です。
白ラベルの「隆」の原材料は米と米麹になり、酒米には神奈川県産足柄若水を100%使用しています。
アルコール度数は15度で、バナナやリンゴ、洋ナシのような含み香や酸味が感じられ、口の中に上品な美味しさが広がります。
また燗につける飲み方だと旨味が深まり、ふくよかな味わいを堪能することが出来ます。
そして「隆」は酒米の種類別でタンクに醸し、瓶詰されている数百本の限定酒になるので、この希少なお酒を是非、味わってみて下さい。
「隆」の原材料は米と米麹になります。
酒米には神奈川県産足柄若水を100%使用しています。
バナナやリンゴ、洋ナシのような含み香や酸味が感じられます。
- 酒造
- 川西屋酒造店
- 酒蔵住所
- 足柄上郡山北町山北250
- 電話番号
- 0465-75-0009
- 価格帯
- 1,588円~12,420円
箱根山
金賞や優等賞を受賞している神奈川の銘酒「箱根山 大吟醸」
神奈川県の井上酒造で造られている「箱根山 大吟醸」は、平成29年度の酒造年度全国新酒鑑評会にて金賞を受賞したり、平成29年度の東京国税局酒類鑑評会では純米吟醸部門で優等賞を受賞するなど、輝かしい業績を残している銘柄です。
「箱根山 大吟醸」については化粧箱に入った720mlのお酒が税込3,348円で公式サイトにて購入出来るので、この機会に是非、飲んで頂きたいです。
また酒米として山田錦を100%使用し、メロンやバナナのようなフルーティーな香りに包まれ、ふくよかでキレも感じられる味わいに喜んでもらえること間違いなしです。
平成29年度の酒造年度全国新酒鑑評会にて金賞を受賞しています
東京国税局酒類鑑評会では純米吟醸部門で優等賞を受賞
フルーティーでキレのある味わいです
- 酒造
- 井上酒造
- 酒蔵住所
- 神奈川県足柄上郡大井町上大井552
- 電話番号
- 0465-82-0325
- 価格帯
- 1,131円~3,348円
- ホームページ
- http://www.hakoneyama.co.jp/
昇龍蓬莱
冷・燗どちらもうまい丹沢水系、実力派の日本酒
一口飲むとさわやかな香り、そしてそこからうまみとわずかな酸味が続きます。特に最後のきめ細かな酸味が、後を引き、飲み続けてしまいます。
辛口のお酒ではありますが、何かの果物のようなさわやかな香りがただよい、華やかな印象と、一瞬甘口のお酒と勘違いしそうになるのはこの香りのせいかな、と思います。
冷でも燗でも楽しめます。ブランドとしては有名な残草蓬莱よりも若いですが、地元向けに展開していた残草蓬莱に対し、全国展開に向けて立ち上げたこだわりのお酒だそうです。
この酒蔵は、丹沢水系の伏流水を仕込水に厳選された酒米を用いて、純米酒のみを仕込んでいるこだわりの酒蔵でもあります。
果実の香り、うまみ、わずかな酸味がおりなす辛口の酒
地元向けから始まった残草蓬莱、全国展開で立ち上げた昇龍蓬莱
丹沢水系の伏流水を仕込水に、純米酒のみを仕込む酒蔵
- 酒造
- 大矢孝酒造
- 酒蔵住所
- 神奈川県愛甲郡愛川町田代521
- 電話番号
- 046-281-0028
- 価格帯
- 1380円~10800円
相模灘(さがみなだ)
久保田酒造の銘柄<相模灘(さがみなだ)>
相模灘は神奈川県の久保田酒造の銘柄ですが、種類が豊富でコストパフォーマンスも抜群なので、それぞれ違った味わいを楽しむことが出来ます。
たとえば「相模灘 純米大吟醸 山田錦」は兵庫産の山田錦を酒米として使用し、味の深みや透明感が感じられる銘酒です。
他にも「相模灘 純米大吟醸 美山錦」は信州美山錦を酒米として取り入れています。
また「相模灘 純米吟醸 山田錦」「相模灘 純米吟醸 雄町」「相模灘 純米吟醸」 「相模灘 特別純米」「相模灘 特別本醸造」など それぞれ味わいや使用米や精米歩合が違っているので、是非、飲み比べてみてはいかがでしょうか。
「相模灘 純米大吟醸 山田錦」は酒米に兵庫産の山田錦を使用。
「相模灘 純米大吟醸 美山錦」は酒米に信州美山錦をを使用。
<相模灘(さがみなだ)>は種類が豊富です。
- 酒造
- 久保田酒造
- 酒蔵住所
- 神奈川県相模原市緑区根小屋702
- 電話番号
- 042-784-0045
- 価格帯
- 1,150円~10,000円
丹沢山
県西部の川西屋酒造店の銘酒「丹沢山」
川西屋酒造店は神奈川県の西部、山北町に位置していて連なる丹沢山塊の山々の山麓にある豊かな自然にその名も「丹沢山」という銘柄。
地元の人々は勿論、神奈川県下の人々に愛されている銘酒で、近年では神奈川県内のみならず全国的にも人気を集める酒蔵でもあります。
最高の米で純米吟醸酒を造りたいという蔵元の願いと、地元農家との協力関係から生まれた銘酒・「丹沢山」は、「食と清酒の一体感」を信条にして、酒が一人引き立つのではなく、酒が食べものの旨みを引き出し、食べものが酒の味わいを高めるといった、調和を大切にしています。
丹沢山系の透明な渓流のように、父は丹沢の水、母は足柄の米を使用。
川西屋酒造店は県西部に位置し丹沢山塊の山麓の蔵元
銘酒・「丹沢山」は食と清酒の一体感を信条にしている
丹沢山は吟醸仕込みで醸された味わい深い日本酒
- 酒造
- 川西屋酒造店
- 酒蔵住所
- 足柄上郡山北町山北250
- 電話番号
- 0465-75-0009
- 価格帯
- 純米秀峰(1800ml 2,294円)
白笹鼓(しらささつづみ)
金井酒造店の銘柄「白笹鼓」の特徴について
白笹鼓は明治元年創業の金井酒造店の銘柄で伝統が代々受け継がれてきていますが、タイプがいろいろあるので、幾つか紹介します。
白笹鼓の純米大吟醸は原料米に兵庫産山田錦特Aを使用し、米の旨みを低温発酵により引き出しています。
味わいは柔らかみがあってフルーティーな香りと旨みが感じられます。
白笹つづみの純米吟醸生貯蔵は原料米に神奈川県産酒好適米の若水を取り入れていて、フルーティーな香りとふくらみのあるスッキリとした味わいはお墨付きです。
他にも白笹鼓の特別純米や純米酒は原料米に五百万石を使用し、濃厚な旨みが味わえます。
純米大吟醸は原料米に兵庫産山田錦特Aを使用しています
純米大吟醸は米の旨みを低温発酵により引き出しています
特別純米や純米酒は原料米に五百万石を使用しています
- 酒造
- 金井酒造店
- 酒蔵住所
- 神奈川県秦野市堀山下182-1
- 電話番号
- 0463-88-7521
- 価格帯
- 5,400円~10,800円
曽我の誉
小田原の気候が育む「もち四段仕込み」の芳醇な味わい
創業明治3年の井上醸造が、以前曽我村と呼ばれていた小田原梅干しの梅林にほど近い温暖な場所で酒づくりを続けてきた神奈川の名酒「曽我の誉」。
大吟醸酒には40%まで精米した代表格の酒米、兵庫の「山田錦」を使用。吟醸酒には岡山県の「雄町」、純米酒には長野県の「美山錦」を使っています。
四段仕込みで手間を惜しまず仕込まれています。ミネラルが豊富なため酵母がよく働き発酵が早く進む、やや硬水の丹沢山系の仕込み水と4回めの仕込みで使うもち米が生み出すコクのある独特の味わいが自慢です。
塩辛や酒盗など、濃い味付けの料理にぴったりです。
もち米を4回めの仕込みで使った深い味わい
ミネラルが豊富な丹沢山系の伏流水がコクを引き出す
深みのある味わいなので、濃い味付けの料理に合う
- 酒造
- 石井醸造株式会社
- 酒蔵住所
- 神奈川県足柄上郡大井町上大井954
- 電話番号
- 0465-82-3241
- 価格帯
- 1,037円~3,564円
盛升(さかります)
江戸期創業の黄金井酒造の「盛升」
黄金井酒造は神奈川県厚木市の郊外、静かな山間の県立七沢公園の至近の所にあります。
創業は江戸期の文政元年で既に200年の酒造りの歴史を刻んでいます。
初代の黄金井伝四郎が小さな濁(にごり)酒屋から始まり、屋号を升屋と称し店の名前から「盛升」となずけました。
酒米は有名な灘で知られる兵庫県産の山田錦を使用し、杜氏は元々は日本酒の本場でも有る越後(新潟)から農閑期に当たる冬場に招いて造られたもので、杜氏は酒造りの最高責任者であります。
其の銘酒・盛升は全国新酒鑑評会にて、金賞を数回受賞しております。
黄金井酒造は厚木市の郊外の静かな山間の蔵元
創業は江戸期の文政元年で既に200年の歴史
銘酒・「盛升」は越後杜氏の伝統の技を継承している
- 酒造
- 黄金井酒蔵
- 酒蔵住所
- 神奈川県厚木市七沢769
- 電話番号
- 046-248-0124
- 価格帯
- 純米吟醸(1.8L 3,888円)
- 通販
箱根街道
「箱根街道」はお刺身との相性抜群
神奈川県にある石井醸造の地酒である「箱根街道」は淡麗辛口の味わいで、お刺身などに合うのでお刺身を美味しく頂きながら一緒に味わうと幸せ感も倍増します。
昔ながらの伝統や手造りにこだわり、もろみは四段仕込みで行われ、最後の仕込みのときに普段、掛け米では使用しないもち米を用いているため、味にコクが出て濃厚な旨みが感じられます
また飲み方としましてはお燗でも美味しく召し上がれます。
他にもキレイな味わいで、女性やお酒の初心者の方にも大変気に入られているお酒もあります。
価格がお手頃なので自宅で気軽に晩酌出来るという魅力あります。
「箱根街道」は淡麗辛口でお刺身などに合います。
もろみは四段仕込みで行われていて最後の仕込みはもち米を使用。
お燗でも美味しく召し上がれます。
- 酒造
- 石井醸造
- 酒蔵住所
- 神奈川県足柄上郡大井町上大井954
- 電話番号
- 0465-82-3241
- 価格帯
- 1,470円~2,391円
- ホームページ
- http://ishiijozo.com/
- 通販
菊勇
伊勢原の酒蔵、吉川醸造の銘酒「菊勇」
吉川醸造は神奈川県伊勢原市の日比多地区、国道246号線沿いに有る老舗の酒蔵です。
創業より新潟・越後の杜氏、それに蔵人達に酒造りを一任して参りましたが、平成の年になって6代目杜氏が引退され、その伝統技術を地元若手の杜氏へと引継ぎました。
伊勢原は丹沢大山の麓に位置していて、関東の名山・大山に降り注ぐ雨水は時間を経て地下伏流水となり、吉川醸造の酒造りにおいても其の伏流水を使用して酒造りに専念しております。
清酒「菊勇」は今では殆ど見ることの出来なくなった、蓋麹法(麹蓋という木製の盆を用いて麹を作る方法)という麹造りを頑なに守り続け、人手を使ったきめこまやかな製法により造られる。
吉川醸造は伊勢原日比多地区に有る老舗の酒蔵
関東の名山・大山に降り注ぐ地下伏流水が銘酒を生む
清酒「菊勇」は蓋麹法という麹作りから始る
- 酒造
- 吉川醸造(株)
- 酒蔵住所
- 神奈川県伊勢原市神戸681
- 電話番号
- 046-248-0124
- 価格帯
- 菊勇 純米吟醸 (1800ml 2,631円)
- ホームページ
- http://www.kikuyu.co.jp/
- 通販
巖乃泉(いわおのいずみ)
清水酒造(株)の「巖乃泉」を紹介します。
巖乃泉は神奈川県にある清水酒造(株)の日本酒ですが、巖乃泉の名前の由来は出エジプト記にある、モーゼが杖で岩を叩いたら泉が湧き出てきたというエピソードにちなんで名付けられたとのことです。
巖乃泉には大吟醸酒、吟醸酒、本醸造酒、純米酒などいくつかのタイプがありますが、平成4年度の全国新酒鑑評会では輝かしい金賞を受賞しています。
また原料米には山田錦や美山錦、雄町などを取り入れて、仕込み水には丹沢山系の伏流水を地下から汲み上げて使用しています。
味の特徴については、バランスの調和が取れていて、後味がスッキリとしているので、美味しく頂けます。
巖乃泉には大吟醸酒、吟醸酒、本醸造酒、純米酒があります。
平成4年度の国新酒鑑評会では輝かしい金賞を受賞しています。
原料米には山田錦や美山錦、雄町などを取り入れています。
- 酒造
- 清水酒造(株)
- 酒蔵住所
- 相模原市緑区中野1322
- 電話番号
- 042-784-0010
- 価格帯
- 379円~
- ホームページ
- http://www.shimizusyuzo.com/
- 通販
モーツァルト
神奈川県金井酒造店の音楽醸造酒「モーツァルト」
神奈川県の金井酒造店では一風変わった他にはない独特の醸造方法でお酒造りに取り組んでいます。
それは「モーツァルト」という音楽醸造酒ですが5代目がモーツァルトの楽曲の音波が麹の繊毛の発育にいい影響を与えるのではないかと思い立ち、実践してみたとのことです。
また実際に蔵の中で2昼夜モーツァルトの音楽を聴かせ続けて音楽の振動を与えた米麹を使用しているので、口当たりは優しくまろやかな味わいとなっています。
他にも「モーツァルト」には種類が全4種類ありますが瓶のデザインもスタイリッシュで4種ともまろやかな味わいなので女性からも大変喜ばれています。
蔵の中で2昼夜、米麹にモーツァルトの音楽を聴かせ続けています
モーツァルトの口当たりは優しくまろやかな味わいとなっています
瓶のデザインもスタイリッシュです
- 酒造
- 金井酒造店
- 酒蔵住所
- 神奈川県秦野市堀山下182-1
- 電話番号
- 0463-88-7521
- 価格帯
- 2,672円~
- ホームページ
- http://www.shirasasa.com/
- 通販
酒田錦
幕末から続く老舗が復刻した銘柄
酒米の栽培盛んな足柄平野と酒蔵の酵母を使い復刻した瀬戸酒造店を代表する日本酒です。酒名は酒蔵がある開成町の旧称が酒田村であったことに由来しています。
酒蔵である瀬戸酒造店は幕末から創業しており、酒田錦も瀬戸酒造店を代表する酒として長きにわたり愛されてきましたが、蔵人の手配が困難になったことで1980年から製造を中止していました。
2018年の酒蔵が再建されたことがきっかけで復刻した伝統ある日本酒です。酒田錦は食事にも合うしっかりとした味わいが特徴です。芯がある味わいは製造元の足柄平野の酒米と水が織りなす辛口な味わいです。
足柄平野の米、蔵付き酵母を使用
やや辛口のしっかりとした味わい
普段の食事で飲める食中酒としてもおすすめ
- 酒造
- 瀬戸酒造店
- 酒蔵住所
- 神奈川県足柄上郡開成町金井島17
- 電話番号
- 0465-82-0055
- 価格帯
- 1800ml 2,315円+税 720ml 1,157円+税 300ml 509円+税
- 通販
松美酉
中沢酒造「松美酉」の特徴と魅力
このお酒は、かつての小田原藩の藩主から賜ったことで名付けられました。これは当酒造が、藩の御用商人としてお酒を届けていたためです。
仕込み水は、蔵元のすぐ近くにそびえる丹沢山系の良質な伏流水であり、ミネラルを多く含んでいます。
原料米は若水、美山錦、五百万石などが使われています。これらの厳選されたお米を、一粒ずつ丁寧に磨いて酒造りがなされています。
仕込み水と原料米をしっかり吟味し、手造りの醸造法にこだわることで、穏やかでソフトな口当たりを実現しています。また吟醸酒、純米酒、本醸造酒などが販売されているので、好みによって選ぶことができます。
醸造法は手造りにこだわっている
仕込み水は丹沢山系の伏流水である
穏やかでソフトな口当たりを実現している
- 酒造
- 中沢酒造
- 酒蔵住所
- 神奈川県足柄上郡松田町松田惣領1875
- 電話番号
- 0465-82-0024
- 価格帯
- 1,620円~3,132円
- ホームページ
- http://www.matsumidori.jp/
曙光
熊澤酒造 創業から続く伝統の日本酒
すっきりとした口当たりで、辛口ではありながらも、途中、米の甘みが口の中に広がる部分もあり、味わい深い上品な日本酒でした。あっさりめの食事に合うお味だと思います。
曙光は、湘南に残された最後の蔵元、熊澤酒造の日本酒で、創業以来続くもっとも伝統のあるお酒です。この酒蔵で有名な天青よりも長い歴史があるんですね。
「茅ヶ崎」の浜辺から昇る美しい日の出から命名されたそうで、すっきりとした口当たりが、その景色とリンクするような気がしました。
私は横浜の居酒屋さんで飲みましたが、流通がごく限られているので、見つけたときにはぜひ試していただきたい日本酒です。
あっさりとしたお食事によく合います
甘みもありつつ、すっきりとした上品な辛口
湘南に残る最後の蔵元による伝統の日本酒
- 酒造
- 熊澤酒造株式会社
- 酒蔵住所
- 神奈川県茅ヶ崎市香川7-10-7
- 電話番号
- 0467-52-6118
- 価格帯
- 限定流通のため要問合せ
- ホームページ
- http://www.kumazawa.jp/
熊澤
酒蔵の名前を冠した淡麗旨口の日本酒
ひとことで表すならば、淡麗旨口です。鑑評会でよしとされる味と一般の消費者によしとされる味を一致させたい、という社長の願いが感じられます。
機械生産ではなく、あくまで手造りで、人と自然の力でおりなすお酒を目指しているという熊澤酒造ですが、蔵元の名前を冠したお酒だけに、シンプルながらもこだわりを感じる仕上がりになってます。
重厚感のあるブルーのボトルがは贈り物にも喜ばれそうなデザインです。
伝統の日本酒だけでなく、最近では「湘南ビール」という地ビールも高く評価されています。蔵元の敷地内ではレストラン、パン工房、ギャラリーを展開するなど、新しいチャレンジを惜しまない姿勢にも魅力を感じさせられます。
蔵元の名前を冠したこだわりの日本酒
重厚感のあるボトルは、贈り物にも最適なデザイン
ビールやパン工房など、新しいチャレンジを惜しまない伝統の蔵元
- 酒造
- 熊澤酒造株式会社
- 酒蔵住所
- 神奈川県茅ヶ崎市香川7-10-7
- 電話番号
- 0467-52-6118
- 価格帯
- 1134-1674円
- ホームページ
- http://www.kumazawa.jp/
舞姿(まいすがた)
神奈川県の銘酒「舞姿 上撰」「舞姿 佳撰」の紹介
舞姿酒造株式会社は神奈川県南足柄市の岩原駅より徒歩で約7分ほどのところで明治3年より酒造業を営んでおります。
銘酒には「箱根寒梅」「舞姿 上撰」「舞姿 佳撰」などがあり、ご贈答や自宅用として多くの方々に大変喜ばれています。
「舞姿 佳撰」はお燗や冷やがオススメで、冷やで飲むと少し強めの酸味やコクが感じられて少し甘さもあります。
また「舞姿 上撰」は普通酒となり原材料には米 米麹 醸造アルコールを用いています。
こちらは冷やで飲むのがオススメです。
味わいは甘口でもなく辛口でもないといった感じでスッキリとしていて香り高いお酒です。
お燗や冷やで飲むのがオススメです。
少し強めの酸味やコクがあり少し甘さもあります
スッキリとした味わいで香り高いお酒です。
- 酒造
- 舞姿酒造株式会社
- 酒蔵住所
- 神奈川県南足柄市岩原888
- 電話番号
- 0465-74-0007
まとめ
さて今回は、神奈川が誇る地酒について、歴史や、特徴、有名な銘柄など書いてきましたが、参考になりましたでしょうか?
神奈川のお酒は、目的に合わせて選べるのも大きな特徴で、例えば熱燗が好きな方ならば、山廃造りや生もと造りのお酒を選ぶことができますし、日本酒が苦手な方や、はじめて飲むという方には、軽い味わいのお酒もあります。さらに、蔵元のこだわりを感じたい人にも、素材にまでこだわった本格的なお酒が揃っていますし、神奈川の美味しい料理と合う、食中酒もあります。
たくさんの種類から選べるため、用途や自分の好みに合わせて、最適なお酒を選んでみてください。また、人に贈るお酒を探しているときも、選びやすいのも嬉しいですね。もし、どんなお酒を選べばよいかわからないという方は、ラベルを見て、インスピレーションで選ぶのもよいかもしれません。ラベルと味は、リンクしていることが多いため、自分がよいと思ったラベルのお酒を選んだら、好みの味のお酒に出会ったということもあります。神奈川には温泉もありますし湯上りに美味しい地酒を現地でも機会があれば、ぜひ飲んでみてください。