皆さんは、福島県の地酒についてご存知でしょうか。お酒に精通している方のウワサでは福島県のお酒は日本で一番おいしいと言われているそうです。そんな福島県の地酒について今回は、細かい情報を紹介します。
目次
福島県の地酒の歴史
福島県のお酒の歴史はかなり古く、福島にある酒造では300年にもなる酒蔵があると言われています。
江戸時代に福島の会津藩である保科正之が酒造りを指示したことがきっかけと言われており、その後酒造が大きく増えていったと言われています。
福島県の地酒の特徴
福島県のお酒の特徴としては、3つのエリアに分かれておりそれぞれで特徴的なお酒があるというところです。その理由としては、エリアごとに風土や気候が変わるからお酒の製法も変わってくるからだと言われています。
酒蔵も多くある福島県ですが、その酒蔵通しが切磋琢磨してよりよいお酒ができているそうです。近年になり、酒造組合が「清酒アカデミー」というお酒について学ぶ学校を開校しました。最近の若手不足に伴い、酒造の知識と技術を教えるため開校されたようですが、6年連続全国新酒鑑評会金賞受賞という福島のお酒の発展を支えている一つのファクターとなっています。
福島県の地酒の味については、銘柄によって変わるのですが、甘みやうまみが濃いモノが多く、おつまみ無しでも楽しめるお酒が多いようです。高価なものが多いですが、安くても飲みやすいお酒が多いので是非ためしてみてください。
福島県の地酒のおいしい飲み方
福島県の地酒についておいしいおすすめの飲み方について、福島のお酒は冷酒で飲むことをおすすめします。
福島県の地酒は様々なモノがありますが、香りや風味が高いモノが多く、熱するとその香りが損なわれるケースがあるようです。そのため、100%福島のお酒をたのしむために冷酒でゆっくりと楽しむのがおすすめとのことです。ただ、種類によっては熱して飲むことで美味しさがます物もあるのでそのあたりは、お酒の銘柄によって判断して下さい。
また、季節によってもおすすめの飲み方があるようです。冬から春はにごり酒とよばれるやわらかな味が特徴のお酒、夏は「ひやおろし」と呼ばれる春にしぼられ、夏に飲みごろになるお酒がおすすめです。
福島県の有名な地酒の銘柄
福島の地酒について、簡単に説明したとおりエリアごとに風味や味が違います。詳しくは、日本海エリア、中通りエリア、そして会津エリアの3つです。
会津エリアで有名なのが飛露喜というお酒です。日本全国でも非常に有名なお酒で甘めであり、香りが非常に高いお酒です。自然を尊重し無添加にこだわったお酒と言えば楽器正宗です。このお酒は、福島の地酒の中でも日本料理にあうマイルドな仕上がりになっているお酒です。笹正宗は福島県の喜多方で製造されているお酒で、果実酒のような味わいで有り、女性に人気があるお酒と言われています。会津の女性蔵元として名高いお酒が天明というお酒です。東日本大震災で被災した後、復興に向けて力になりたいとお酒作りをすぐに再開したことで有名です。やわらかな味が魅力であり、非常にバランスの良いお酒になっています。
このように、福島のお酒といえども、銘柄によって様々な味のお酒があります。ただ、総じて飲みやすいマイルドなお酒が多く、女性でも飲めるようなお酒が特徴的でもあります。この他にも様々なお酒があるので是非以下の一覧よりチェックしてみてください。
写楽
福島県を代表する地酒の雄「写楽」
写楽は福島の地酒を代表する銘酒です。福島県会津若松市にある観光地としても名高い鶴ヶ城の麓、老舗の宮泉銘醸が作っている代表銘柄です。
福島の酒造適合米『夢の香』を60%まで精米し仕込んだ純米酒であるがゆえ、フレッシュで鮮度の良さを感じるにも関わらず、骨太なしっかりとした味。
丁寧に造りを行っているので搾りたての酒の旨味と躍動感が表現されています。
飲めばきっと生産者の努力を感じます。とても飲みやすく、シンプルに「旨い」と感じてしまうでしょう。
コストパフォーマンスにも優れていて、この味でこの価格帯は安いと言わずにはいられない酒です。
おもわず「旨い」と言ってしまう地酒
老舗銘柄の丁寧な仕事を感じる地酒
フレッシュで骨太、酒の旨味の躍動感
- 酒造
- 宮泉銘醸
- 酒蔵住所
- 福島県会津若松市東栄町 八番七号
- 電話番号
- 0242-27-0031
- 価格帯
- 1,650円~ 11,880円
- 通販
會津宮泉銘醸はこの会津の地で、設立は昭和30年と老舗酒蔵に比べると浅いですが、会津の地で、しっかしとした伝統の酒造りを続けてきました。 dencross 代表銘柄の「會津宮泉」は会津・福島県産の米と、会津の水で仕込んだお酒で、すばらしいお酒がラインナップされています。 ...
飛露喜
蔵閉鎖からの危機を脱出した酒造
江戸時代中期に1804~30年創業で蔵を畳もうと考えていたときテレビ取材が入ったことがきっかけで小山商店の目に留まりそれから徐々に酒質をあげて行き、今に至ります。
当時はラベルを印刷する余裕がなく蔵元の母が手書きをしていたエピソードは有名です。
飛露喜純米大吟醸は山田錦を原料米、福島県産の酵母を使用しており心地よい華やかなライチのような香りで酸味だ強く甘みとのバランスが良いのが特徴です。食中酒として良く合う日本酒です。
飛露喜純米吟醸の愛山はほんのりと香る吟醸香ですっきりとした中にほのかな甘みがありキレがよい日本酒で人気が高い種類です。
テレビ取材により一躍有名になった酒蔵
当時はラベルを手書きしていたというエピソード
すっきりで甘みがあり人気のある愛山
- 酒造
- 廣木酒造本店
- 酒蔵住所
- 福島県河沼郡会津坂下町字市中二番甲3574
- 電話番号
- 0242-83-2104
- 価格帯
- 6130円~14040円
- 通販
「飛露喜(ひろき)」は、無濾過生原酒の日本酒です。福島県会津で製造販売されています。日本酒ブームをきっかけに、飛露喜は地元でさえ入手するのが困難な「幻の酒」となりました。その希少性からプルミアがつくこともあります。 飛露喜の歴史 会津は昔から酒造りが盛んに行われていた地域で、廣木酒造本店も長...
ロ万
本当の意味の「地酒」にこだわり抜いた酒
こちらのロ万の使用米はすべて会津・南会津産です。
酵母は福島県で開発された「うつくしま夢酵母」を使用しており、米もまた福島県で開発された”夢の香”や、地元産の”五百万石”を使用しています。そして使用している水は水源の森百選名水”高清水”と、福島にこだわり、香りも華やかで、日本酒の魅力が存分に感じることができる酒となっております。
こちらのロ万シリーズでは、四季にあう日本酒を出すことにより、季節ごとのお酒をお楽しみ頂けます。
奥会津気質の蔵人が自然とともにこだわり抜いた「こだわりの地酒」をぜひご堪能下さいませ。
100パーセント会津産米全量自家精米使用
伝統ある「もち米四段仕込み」製法で酒造
福島県開発「うつくしま夢酵母」を使用
- 酒造
- 花泉酒造合名会社
- 酒蔵住所
- 福島県南会津郡南会津町界字中田646-1
- 電話番号
- 0241-73-2029
- 価格帯
- 1,500円~4,000円
- ホームページ
- http://hanaizumi.ne.jp/
- 通販
「口万」、スラッと読める方は相当な日本酒通か洒落者。初見で読める方はまずいないでしょう。「口万」と書いて、「ろまん」と読みます。 dencross 「口万」を醸すのは、新潟県との県境にほど近い、南会津の花泉酒造。「口万」のほか、屋号をいただく「花泉」と2つのお酒を醸造していま...
天明
日本酒初心者にもおすすめの無濾過生
天明の純米吟醸・無濾過生は、米の持つ濃厚な甘みと旨味、フレッシュでハリのある酸味、メロンやグレープフルーツを思わせる水々しい果物の様な香りなどがハーモニーを奏でる逸品で、それでいて口当たりも柔らかいために日本酒を飲みなれていない人にもおすすめできる内容です。
なお、天明の提供元の曙酒造は平成23年の東北震災で蔵が被災しており、これを乗り越えて以降は被災地を支援する活動を積極的に実施しています。
ちなみに、天明の内の「ハート天明」というシリーズの売り上げの一部は、被災地に寄付される仕組みとなっています。
メロンやグレープフルーツを思わせるフルーティーで瑞々しい香り
濃厚な甘味と旨味を感じるゴージャスな味わい
日本酒を飲みなれていない初心者にもおすすめ
- 酒造
- 曙酒造
- 酒蔵住所
- 福島県河沼郡会津坂下町戌亥乙2
- 電話番号
- 0242-83-2065
- 価格帯
- 1.8L4,300円
- ホームページ
- http://akebono-syuzou.com/
- 通販
「天明」は、人気の日本酒銘柄の一つです。福島県の地酒として知られるこの銘柄は、季節感を大切にしており透明感のある味を表現しています。 蔵元は長い歴史をもち、伝統を大切にしながらも新しい試みを続けてきました。「天明」は現在から数えて一世代前の蔵元が作り上げた銘柄であり、それまで日本酒づくりでは当たり...
又兵衛
いわき市で作られるの幻の酒です
福島県いわき市で作られる又兵衛は、いわき市を一歩出ると入手困難と言われる幻の酒になります。つまり、地産地消のお酒なのです。
昨今、地酒と言われるお酒は他の地方に出ても見ることが出来ますが、この又兵衛は本当に見かけることがありません。団地の中にある小さな酒蔵で作られていて、いわき市以外ではなかなか手に入らないのです。
しかし、全日本の日本酒コンテストなどでは受賞歴も多く、高く評価されているお酒でもあります。いわき市に来るお酒好きな方は、お土産でこのお酒を購入して帰る方も多くみられます。また、いわき市民がお酒好きな方への贈り物としてもよく使われ、好評を得ているお酒です。
いわき市以外で見かけることも少なく、希少価値が高いです。
昔ながらの麹を強く感じる味です。
アルコール分をしっかりと感じることの出来る味わいです。
- 酒造
- 合名会社四家酒造店
- 酒蔵住所
- 福島県いわき市内郷高坂町中平14番地
- 電話番号
- 0246-26-3504
- 価格帯
- 3000~5000円
- 通販
三春駒
肩肘張らずに付き合えるお酒です。
地元の酒蔵さんが真面目に醸造されているお酒だと思います。高級品希少品というお酒ではなく、価格帯も比較的手に入りやすいお酒です。
クセのない、いい意味で軽い飲み口で、食事中のお酒としても料理の風味を邪魔しないので日常の晩酌にもおすすめです。
平成29酒造年度全国新酒鑑評会では、金賞を受賞しています。福島県は、6年連続で金賞受賞数が全国第1位となり、福島県全体で日本酒を盛り上げていく機運が高まっています。
三春の街中でよく見かけるので、三春にお出かけされた際には、是非旅の思い出に購入されてみては如何でしょうか。
飲み口が軽やかで、飲み飽きないお酒です。
価格帯もリーズナブルで購入しやすいです。
純米大吟醸が飲みやすく、日本酒初心の方におすすめです。
- 酒造
- 佐藤酒造
- 酒蔵住所
- 福島県田村郡三春町字中町67
- 電話番号
- 0247?62?2816
- 価格帯
- 1000円~3000円
- 通販
大七 純米生もと
価格的にもリーズナブルで晩酌のお供にヒッタリ
福島県は「中通り」・「浜通り」・「会津」と3つの地方に大きく分かれ、それぞれの地方によって多種多様な味わいを楽しめる日本酒の宝庫です。
「大七 純米生もと」は福島市の南側に位置する、二本松市に蔵元がある大七酒造の純米酒。
旅行などで福島県で出掛けた時に、郷土料理を召し上がると、取り置いてある割合が高い銘柄です。
その気になる味わいは、なめらかに広がるようなコクがあるのが特徴で、最後にはキリっとした余韻が残るのがとても印象的です。
そして、刺身や揚げ物などどんな料理にもマッチするので、気心の知れた人と気軽に杯を交わしたい時には特にお勧めです。
食中酒として和洋折衷どんな料理でも合います
燗を入れて飲むのが美味しいです
まろやかさとコクのある味わいが特徴です
- 酒造
- 大七酒造
- 酒蔵住所
- 福島県二本松市竹田1-66
- 電話番号
- 0243-23-0007
- 価格帯
- 2,200円 (税込) 容量 1,800ml
- ホームページ
- http://www.daishichi.com/
- 通販
人気一
日本酒のプロ集団が作る新しい酒
福島県の二本松市に「人気酒造」はあります。二本松という地は日本酒造りに欠かせないミネラル豊富な水と気候に恵まれた場所で、長年酒造りに関わってきたプロが集まって作った新しい酒蔵です。
この「人気酒造」が作る日本酒は「人気一」という面白いネーミングで、いくつかのこだわりを持って造られています。「手造りでしか造らない」、「吟醸以上しか造らない」、「伝統的な製法と道具で造る」、「全てを瓶貯蔵する」。
これらのこだわりは、ただ美味しいお酒を提供すだけではなく、飲んだ方々の心までも豊かにしたいという願いから生まれたものです。コストパフォーマンスもよく、吟醸酒ならではの華やかでフルーティーな味わいがあります。
日本酒造りに最適な地から生まれる新しい酒
いくつかのこだわりが生んだ華やかでフルーティーな酒
コストパフォーマンスの良い吟醸酒
- 酒造
- 人気酒造
- 酒蔵住所
- 福島県二本松市山田470番地
- 電話番号
- 0243-23-2091
- 価格帯
- 1,091円~10,800円
- ホームページ
- http://www.ninki.co.jp
- 通販
会津中将
歴史が深く技術を受け継ぐ城下町の酒蔵
創業寛政6年で歴史を守り技術を受け継ぐ城下町の酒蔵として地元の方々に愛されている酒蔵です。
福島県春季鑑評会では純米の部と吟醸の部の2タイトルで金賞を受賞していて更なる活躍が期待されています。
試飲販売を関東や関西で行っていて各地に幅広い方々に知って頂けるようイベントも行っています。
会津中将純米大吟醸の特醸酒は上品な香りと米のうま味や甘みがありすっきりとした味わいでお値段が少し高価ですが特別な日には丁度いい日本酒です。
会津中将純米大吟醸の酔匠はすっきりとした口当たりで辛口のキレが良い1本でこれから暑くなる季節に冷やで飲むのがおすすめです。
地域に根差した地元の方々に愛されている酒蔵
2タイトルで金賞を受賞する実績
関東や関西で行っている試飲販売やイベント
- 酒造
- 鶴乃江酒造
- 酒蔵住所
- 福島県会津若松市七日町2-46
- 電話番号
- 0242-27-0139
- 価格帯
- 1200円~10800円
- ホームページ
- http://www.tsurunoe.com
- 通販
奥の松「上撰本醸造」
サラリとした辛口でどんな飲み方にも合います
蔵元は、無色透明でほのかに白い沈殿物があることで有名な岳温泉がある二本松市に所在しています。
飲み口は、さっぱりとした辛口が特徴なので、どんな料理にも合うのです。初めに含む、ピリッとした飲み口が、お蕎麦などを食べながら飲むのにはしっくりと合うのです。
福島県内では、超がつくほど定番のお酒なので、お蕎麦屋さんなどに寄ると、見かける頻度の割合が高い銘柄です。そして、ワンカップなども販売しているので、普段の生活にとても身近な存在なのです。
ワンカップ以外にも、小瓶サイズも取り扱っているため、飲食店などで頼むと、キンキンに冷えた1合瓶をそのまま出てくることも多く、不思議と食が進みますよ。
辛口でまろやかさがある味わいが特徴
冷酒から熱燗までどんな飲み方にも適している
普段の家庭料理にとても相性が良い
- 酒造
- 奥の松酒造株式会社
- 酒蔵住所
- 福島県二本松市長命69番地
- 電話番号
- 0243-22-2153
- 価格帯
- 1800ml(税込み2009円) 720ml(税込み1015円) 180ml(税込み275円)
- ホームページ
- http://okunomatsu.co.jp/
- 通販
てふ
10年連続金賞受賞の蔵元による春季限定品
てふは、日本酒の愛好家の中では有名な蔵元による春季限定品で、柔らかで甘味のあるスッキリとした上品な味わいが特徴です。このために、白ワインの様な感覚で楽しむことが出来ます。
また、柔軟性において優れているという事も特徴で、魚介類や冷ややっこ、鍋物などの定番のおつまみだけではなく、唐揚げや鶏肉のローストとの相性も抜群です。
ちなみに、てふとは蝶々のことで、ラベルには可愛らしい蝶々が描かれています。これは、国権酒造が所在している南会津には、日本の国蝶として知られる「オオムラサキ」の生息地があるからです。華やかで薫り高いところも、イメージと合っています。
柔らかですっきりした優しい味わい
ふくらみのある豊かで研ぎ澄まされたな吟醸香
春季だけに提供されている限定商品
- 酒造
- 国権酒造
- 酒蔵住所
- 福島県南会津郡南会津町田島上町甲4037
- 電話番号
- 0241-62-0036
- 価格帯
- 1.8L3,500円(税抜き)
- 通販
人気一ゴールド人気純米大吟醸
気軽に楽しめる日本酒アワード金賞受賞銘柄
ゴールド人気純米大吟醸は、2013年と2014年に2年連続で日本酒アワードのメイン部門で金賞を受賞している銘柄です。
辛口でありながらほんのりとした甘みも残っており、柔らかな口当たりと軽快な後味の両方を兼ね備えています。これは、提供元の人気酒造が伝統的な製法を採用しているためで、古き良き味わいが今なお残っています。
なお、この地酒のもう一つの魅力は、純米大吟醸でありながら一升瓶を3,000円未満の値段で入手できるというコストパフォーマンスが良いことです。このために、金賞受賞銘柄にも関わらず気軽に楽しむことが出来ます。
柔らかい口当たりと軽快な後味を兼ね備えている
辛口でありながら辛すぎずほのかな甘みがある
一升瓶を3,000円未満で入手できるコストパフォーマンスの良
- 酒造
- 人気酒造
- 酒蔵住所
- 福島県二本松市山田470
- 電話番号
- 0243-23-2091
- 価格帯
- 1.8L3,000円
- ホームページ
- http://www.ninki.co.jp/
- 通販
奈良萬
日本酒版パーカーポイントで90点を獲得した究極の食中酒
奈良萬は、日本酒版のパーカーポイントで90点という高得点を獲得した銘柄で、世界の権威からも高く評価されている逸品です。米・酵母・水・造り手の全てを福島産で揃えており、コンセプトは「全てが地の酒」です。
なお、奈良萬の味の面での特徴は、旨味のコク・後味の切れ・味わいのふくらみの三拍子が揃っていることで、究極の食中酒という評価を得ているように食事の邪魔になるようなことは全くありません。
また、冷でも熱燗でも楽しめるのもこの銘柄の特徴です。ちなみに、奈良萬と特に合う料理としては、鰻の白焼きや刺身が挙げられています。
米・酵母・水・造り手の全てが福島産
日本酒版のパーカーポイントで90点獲得
冷やでも熱燗でも楽しめる柔軟性の高さ
- 酒造
- 夢心酒造
- 酒蔵住所
- 福島県喜多方市字北町2932
- 電話番号
- 0241-22-1266
- 価格帯
- 1.8L5,000円
- 通販
會津龍が沢
全てを会津にこだわって作り上げた地酒
會津龍が沢は、米・水・蔵人・ラベルのデザイナーの全てを会津にこだわって作り上げた地酒です。福島県内の3店舗の特約店と2人3脚でスタートした新しいブランドで、今後の展開に注目が集まっています。
なお、會津龍が沢の味においての特徴は、辛口でありながら、みずみずしく癖がないということです。
また、火入れは瓶詰め時の1回のみで瓶貯蔵でじっくりと熟成させているので、新鮮さはそのままキープされています。このために、フルーツを思わせるような優しい香りと味わいも魅力です。
なお、この會津龍が沢と相性が良い食事は、ズバリ和食です。
辛口でみずみずしく癖がないので飲みやすい
フルーツを思わせる優しい香りと味わい
水・米・蔵人・デザイナーの全てが会津
- 酒造
- 栄川酒造
- 酒蔵住所
- 福島県会津若松市駅前町2-1
- 電話番号
- 0241-73-2300
- 価格帯
- 1.8L3,000円
- 通販
花春
会津の歴史有る銘酒・「大吟醸 花春」
「花春」は会津地方の昔からの銘酒で、酒蔵は「花春酒造株式会社」といって社名と銘柄が一致する日本酒メーカーになります。
場所は会津市内の阿賀野川沿いにあります。
会津地方は元々、美味しいお米が出来るところで、会津盆地で冬は
雪深く夏は厳しい暑さとなります。 そして阿賀野川の良質な地下水があり、やはり日本酒の繊細な味と香りを生み出すのは美味しい水といえるのです。
この様にお酒を育てるには気候や条件が大切で、生まれたてのお酒を貯蔵することによって旨味が増し、まろやかさや深い味わいを引き出す事ができます。 会津の「花春」はこのような会津の気候によって生れました。
「花春」は会津地方の昔からの銘酒
酒蔵は「花春酒造株式会社」といって社名と銘柄が一致
会津の独特の機構が銘酒・「花春」を生みました
- 酒造
- 花春酒造株式会社
- 酒蔵住所
- 福島県会津若松市神指町大字中四合字小見前24番1
- 電話番号
- 0242-22-0022
- 価格帯
- 3000円前後 (大吟醸 1・8L)
- 通販
弥右衛門
早くから酒米にこだわる老舗蔵元
日本百名山の一つ、飯豊山。その伏流水を仕込み水に使った銘酒「弥右衛門」。この酒は江戸中期、寛政二年(1790年)に創業した9代に渡る酒蔵「大和川酒造店」が造っています。
この蔵元の特徴は早くから酒米にこだわった事です。自社田や契約農家で収穫した米しか使いません。無農薬もしくは減農薬の米のみ酒米に使用しています。平成19年に立ち上げられた大和川ファームという自社米に象徴されるように、「田んぼからの酒造り」を信条としています。米は福島の酒造好適米「夢の香」です。その味はリンゴや梨を思わせる華やかな吟醸香と共に、飲むほどに深いコクを感じる事でしょう。
田んぼから酒造りは始まるというモットー
自社田で作る酒米は日本酒にぴったり
リンゴや梨を思わせるフルーティーな味わい
- 酒造
- 大和川酒造店
- 酒蔵住所
- 福島県喜多方市字寺町4761
- 電話番号
- 0241-22-2233
- 価格帯
- 1,080円~6,200円
- ホームページ
- http://www.yauemon.co.jp
- 通販
一歩己
若き蔵元の「第一歩」を表現した酒
阿武隈山系に位置する小さな町、古殿町にある「豊国酒造」。江戸時代の天保から200年続く蔵元です。銘酒「東豊国」が有名な蔵元ですが、平成23年冬から醸し出された「一歩己」が注目です。
この地酒は9代目の若き蔵元杜氏の「この一歩にすべてを込めた『己』の思い」から「一歩己」と名付けられました。
使う酒米は地元福島の「美山錦」で、最初の仕込みである洗いを手洗いで行うなど、こだわりを持って作られています。
味はフルーティーでメロンを思わせるような豊かな香り、何杯でもするする飲めてしまうような酒です。若き蔵元の人柄を表すような真っ直ぐな酒です。
老舗酒造が造る現代に合わせた新しい日本酒
フルーティーで香り豊かな飲み心地良い酒
若き蔵元杜氏が挑む新しい挑戦の酒
- 酒造
- 豊国酒造合資会社
- 酒蔵住所
- 福島県石川郡古殿町竹貫114
- 電話番号
- 0247-53-2001
- 価格帯
- 3,240円~ 5,679円
- ホームページ
- http://azuma-toyokuni.com
幸作
純米大吟醸生原酒の最高級酒・「幸作」
「会津ほまれ」は米どころ、酒どころといわれる会津地方でも福島県の喜多方にある酒造会社の日本酒メーカー(ほまれ酒造株式会社)で、創業は1918年といいますから歴史のある酒蔵といえるでしょう。
県知事賞など受賞歴もあり、特に会津地方は勿論、福島県内、東北地方のお酒が好きな人にはとても有名な酒蔵です。
そんな酒蔵の多品種の中でも特にお勧めが「純米大吟醸生原酒といわれる最高級酒「幸作」でともいわれています。
「幸作」は年間を通じて最も寒い時期に仕込みが行われるので、空気中の雑菌が少なく、気温が低いので「もろみ」の品質管理が行いやすく、質の良いお酒が造られるといわれています。
福島・会津の銘酒、喜多方の「会津ほまれ」
創業は1918年といいますから歴史のある酒蔵
代表的な銘柄は真冬に仕込んだ純米大吟醸生原酒の「幸作」
- 酒造
- ほまれ酒造株式会社
- 酒蔵住所
- 福島県喜多方市松山町村松字常盤町2706
- 電話番号
- 0241-22-5151
- 価格帯
- 10000円前後(1・8L)
- ホームページ
- https://www.aizuhomare.jp/
まとめ
福島のお酒について、お酒の歴史や飲み方、特徴などを紹介しました。福島県は今でも記憶に新しい東日本大震災で、酒蔵にも大きく影響したと言われています。また、福島の地酒の大本になるお米にも原発事故で大きな影響を及ぼし、かなりのダメージを受けました。ただ、それらの困難を乗り越え、いまでも多くの酒造が活躍をしています。ここまで復興をした理由について、福島県民のひとたちは郷土愛がつよく、自分たちのつくった商品に誇りを持っているからだと言われています。
お酒についても、日本だけでなく、世界中に愛されるようなお酒を造ろうと日々蔵元の方は努力を重ねられているそうです。その為もあってか、非常にレベルが高く、全国でもトップクラスのお酒を製造されています。福島県では、多くの人にお酒を楽しんでもらうようにと飲み比べなどのイベントを定期的に開いているそうです。県外からも多くの人が足を運ぶイベントもあるようで、もし機会があればぜひ参加してみて下さい。