愛媛県の酒器7選。砥部焼などお酒にあうグラス・骨董品の紹介

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酒器

瀬戸内の温暖な気候から柑橘類の栽培が盛んに行われているのが愛媛です。道後温泉などの観光資源も多く、古くから多くの人々が愛媛を訪れてきました。
また、この風光明媚な土地では漁業も盛んで、とれる魚を古来から様々な方法で調理した歴史を持っています。そのため魚料理も発達し、地元だけでなく国内外の多くの人々の舌を楽しませてきました。そんな背景から、お酒を楽しむ文化も根強く、そのお酒を頂くための酒器も発達してきました。

おつまみライターランニングフリージー
ランニングフリージー
今回はこのような土壌を持つ愛媛の酒器を紹介しまとめました。これを読めばきっと愛媛の酒器について多くのことがわかるでしょう。陶器や木器、そしてガラス器など、様々な素材で仕上げた愛媛の酒器についてご覧ください。

※この記事を書いたライターランニングフリージーのプロフィール

砥部焼えんどう窯 酒器 ぐい呑

愛媛の伝統的な焼き物
砥部焼(とべやき)は愛媛県で古くから焼かれている陶器です。美しい絵柄が特長の白磁器(白素地に無色の釉薬をかけた磁器、美しい白さが特徴)で江戸時代には愛媛を統治していた大洲藩(おおずはん)が保護し、現在もその技術は広く愛媛で伝わっています。特に愛媛県の中央にある砥部町で盛んに焼かれており、今も盛んに制作されている焼き物です。
そんな砥部焼をシンプルにぐい呑みにしたのがこの酒器です。多くの砥部焼が青い手書きの図案(呉須と呼ばれるコバルト由来の顔料を使った絵付け)の絵柄を用いているのに対し、敢えてその絵付けを廃しています。近代的な解釈から白磁という基本を守りつつ、周囲に穴を作ってデザイン性を高め、飲む際の面白さを感じさせてくれるユニークなデザインのぐい呑みに仕上げてあります。
普段使いでも良いのですが、桐箱に梱包されているので、お酒の席の話題作りにうやうやしく取り出しておもてなしの演出として使ってみるのも面白い酒器です。飴釉という同じものが一つとない、不思議な質感の流れを眺めながらお酒を飲むのもおすすめです。
 

砥部焼 葡萄フリーカップ


伝統を守りつつ洋酒のための酒器
先ほど紹介した砥部焼は、ややスタンダードから離れたユニークな酒器でした。一方この砥部焼は本来の王道である白磁にコバルト系の顔料で絵付けをしたスタイルで制作されているのが特徴です。ただ、こちらは違った方向性を打ち出した酒器となっているのが特徴といえるでしょう。なぜなら、絵柄を現代的なぶどうをモチーフにしていることや洋酒を入れるゴブレットのような形に砥部焼を仕上げているからです。
シルエットだけを見れば、伝統的な愛媛の磁器というイメージはきっとできないはずです。しかし、絵付けの仕方や焼き物としての質感は伝統を踏襲した砥部焼そのものというのが、この酒器の魅力といえるでしょう。
ビールやハイボール、焼酎といったアルコール飲料を注いで飲んでも楽しく、もちろんテーブルワインをなみなみと注いで食中酒としてこの酒器を利用した楽しみも良いかもしれません。みずみずしいぶどうの葉や果実の雰囲気を感じながら、愛媛の伝統工芸品を新しい感覚で楽しめる酒器になっています。

 

かわらや菊貞酒器


瓦技術を転用したかわらや菊貞酒器
四国でも有数の瓦ブランドといえば菊間瓦(きくまがわら)です。愛媛の北東に位置する今治市(国産タオルで有名)の菊間地区で実に700年以上も焼かれ続けている瓦で、特にダイナミックな鬼瓦の技術は古来から日本全国にその名を知らしめてきました。
皇居の瓦も手掛けるなど、四国のみならず全国屈指の実力を持った瓦です。この瓦の技術を転用したのがこの酒器で、深い黒色の美しい色合いが特徴です。単に黒いというだけでなく、瓦のように光の当たり方によって徐々に色合いが変化する深さを持っているのが特徴です。ここに濁りのない日本酒を注げば、その黒さは、より引き立つことでしょう。

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白釉のぐい呑み

荒々しさを感じる白釉のぐい呑み
ここまで紹介してきて愛媛県の焼き物といえば砥部焼というイメージを持たれた方もいるはずです。しかし、愛媛には砥部焼以外にも様々な手法で焼き物が制作されています。この白釉のぐい呑みもその一つ、この焼き物は陶工が編み出した独自の調合によって土に小石交じりのものを用いるという大胆なアイデアを取り入れています。
勢いを持って制作しているため、どのぐい呑みも全く同じものがありません。さらにその勢いは荒々しさを感じさせ、辛口の日本酒にぴったりな印象を飲み手に与えてくれるでしょう。瀬戸内の弓削島というとても温暖で穏やかな離島で生み出される、制作環境とは対照的な酒器に仕上げられています。
シンプルな色合いでありながら、なぜか飽きの来ない酒器という印象を与えてくれます。愛媛のイメージをいい意味で破壊しているぐい呑みです。
 

百年ヒノキのお猪口


四国の山が生み出す!百年ヒノキのお猪口
愛媛は、製紙業も盛んです。その理由として紙を生み出すための森林資源がとても豊かなことが挙げられます。そんな木々の豊富な愛媛ではヒノキの生産も盛んであり、古くから多くのヒノキが切り出され、全国の様々な建物や製品に用いられてきました。
このヒノキのうち樹齢100年クラスのものを使ったのがこの酒器です。温暖な愛媛といえ100年という年月は様々な風雨に耐えてきたはずです。時に台風の暴力的な強風にさらされ、夏の渇水が起こるような苛烈な暑さにも耐えてきたというのは想像に難くありません。
こういった100年という年月を生き抜いたヒノキで作ったこのお猪口は、木器でありながら非常に堅牢性に優れたものになっています。もちろん実用面をおろそかにせず樹脂で仕上げを行うことで飲み口や質感を更に高めています。また地元愛媛の優れた木工技術を用いて美しい形に仕上げてあるもの注目といえる酒器です。

 

森の国ガラス工房のオリジナルグラス

公園内の工房で作られる森の国ガラス工房のオリジナルグラス
リサイクルの学習は老若男女問わずとても大切なことです。そんなリサイクルを愛媛で学べるのが愛媛の南部にある松野町の虹の森公園です。
この公園内にガラスのリサイクルをコンセプトに活動しているのがこの森の国ガラス工房になります。リサイクルガラスといっても、その高い技術によってリサイクルは古いものの再利用というイメージを一新、全く新しいガラス製品に生まれ変わらせています。
この工房で作られるオリジナルグラスは、ビールやハイボール、チューハイといったのど越しの良いお酒を注ぐのに最適です。デザインも豊富で自分でも体験できるので自分好みの酒器に挑戦するのも良いかもしれません。
森の国ガラス工房 – 虹の森公園
住所:愛媛県北宇和郡松野町 町大字延野々1510-1
 

宗兵衛窯のサンギリ酒器

愛媛なのに備前焼?宗兵衛窯のサンギリ酒器
備前焼というと岡山では、そう思う方も多いはずです。しかし、この愛媛でも個人作家が備前焼を焼いています。そんな愛媛の備前焼は、岡山の備前焼の風合いを残しつつどこか温和な印象を与えます。
このサンギリとは、桟切(さんぎり)とも言われ、窯の焼きあがりの時に、作品の周りに炭を投入することで生み出される備前焼の手法です。これによって備前焼の自然味あふれる酒器に仕上がっています。
愛媛なのに備前焼、お酒の機会で話の話題になるでしょう。もちろん、そのクオリティは本場に負けることもありません。
 

まとめ

愛媛は瀬戸内の温暖な気候から、冬の寒い時期であっても過ごしやすく、その背景から様々な文化や産業が生まれてきました。その文化の一つにお酒を楽しむ文化があります。お酒を楽しめば当然酒器が多く生み出されます。
今回紹介したのは、そんな愛媛の酒器のごく一部です。これら以外にも実際に愛媛を訪れれば意外な酒器に出会うこともあるのではないでしょうか。また愛媛県は酒器の素材も今回紹介した磁器、陶器、ガラス器、木器といったものを中心にまんべんなく酒器に用いられる素材を網羅している場所です。
そんな幅広さから、きっと気に入った酒器に出会うことができるでしょう。温暖な愛媛を思いながら、寒い日に愛媛の酒器で暖かいお酒を楽しんでみるのも良いかもしれません。

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