群馬県の酒器7選。月夜野焼などお酒にあうグラス・骨董品の紹介

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ガラスの器

世界遺産の富岡製糸場や桐生たんす、現代は乗用車の工場など多くの産業が生まれている地域が群馬です。産業があるということは、背景に様々な工芸品や技術があり群馬には様々な製品が存在しています。そのような数多くある製品の中には今回紹介する酒器も少なくありません。

おつまみライターランニングフリージー
ランニングフリージー
今回はこの群馬の酒器をテーマに焼き物やガラス器など多くの酒器を紹介していきます。この記事を読めば群馬の酒器がどのようなものなのかが分かるでしょう。

※この記事を書いたライターランニングフリージーのプロフィール

渋民焼のぐい呑み

群馬で生まれた焼き物で作った酒器
渋民焼の歴史は新しく1986年に群馬県のほぼ中央の渋川市で生まれた焼き物です。地元の渋川の土や釉薬を使い、さながらワインのテロワールのように地元のものを多く使った焼き物なのが特徴といえます。新興の焼き物ではあるものの、焼き物で表現するのが難しい赤色を表現できる貴重な技術を持っているのも渋民焼の強みです。
この酒器はそんな渋民焼の特徴をしっかりと現したぐい呑みです。赤みの美しさや力強さから、眺めていても楽しめる酒器に仕上がっています。日本酒を注いで内面を見れば、その赤色がより映えて見えるでしょう。
 

月夜野工房の焼酎グラス

伝統的なガラス工房が手掛けるグラス
群馬には多くの産業があります。そして、このガラス器を手掛ける企業もその産業の一翼を担っています。同企業は、もともと理科の実験用のガラス器を製造し、温度計や体温計などを作っていたのがそのルーツです。そして、戦後に工芸的な性格を持つガラス器を多く生み出すようになりました。
国内でも一部の企業でしか製造を行っていない、金属を多分に含んだ高級ガラス製品であるクリスタルガラスの生産も行っています。そして皇居や帝国ホテル、赤坂迎賓館のガラス装飾を手掛けるなど、その技術の高さは国内でも有数です。
このような高いガラス加工技術を酒器にも応用したのがこの焼酎グラスです。群馬らしく、馬が群れて疾走する姿をモチーフにしており、爽快さを感じるグラスに仕上がっています。キレのいい焼酎や焼酎ハイボールを注いで楽しんでみてはいかがでしょうか。
 

自性寺焼のぐい呑み

自性寺焼は、江戸自体中期に誕生した焼き物です。群馬の南西部、安中市で古くから焼かれている焼き物ですが、一度断絶した歴史を持っています。しかし、昭和になって復興運動が起こり再び復活、かつての技法が現代に蘇りました。同地で産出される土を使って焼かれています。
このぐい呑みは、自性寺焼の特徴である独特の模様が入った芸術性を感じさせるぐい呑みです。やや薄手の印象があるものの、もともと実用品を作っていた歴史から強度も強く、丈夫なぐい呑みに仕上がっています。
 

伊香保ガラスのグラス

日本有数の温泉街で生まれたガラス酒器
群馬の北部にある伊香保温泉は、日本でも有数の温泉街です。この伊香保温泉の街中で吹きガラスを製造しているのが伊香保ガラスです。
観光名所として名高い伊香保石段から歩いてすぐにある工房で今も魅力的なガラス器が生み出されています。東京や福島、軽井沢で腕を磨いた新進気鋭の作家が制作し、いずれも魅力的な製品ばかりです。
このグラスは、中に金箔をちりばめた酒器です。ふちの深い青色がまるで銀河を表しているようで、魅力的な色合いをしています。ここにお酒を注げば、その輝きは更に増すことでしょう。
 

栃の木のぐい呑み


韓国出身の作家が手掛ける美しい木目の酒器
栃の木の中でも特に木目の美しい素材を選び、丁寧に仕上げているのがこのぐい呑みです。手掛けているのは韓国出身の作家です。韓国の大学を卒業し、日本の石川県立挽物轆轤技術研修所でろくろの技術を人間国宝から学んだ高い技術を生かし、群馬の工房で制作しています。
漆塗りに至るまでこだわりの仕上げにより熱燗のお酒を注いでも外側が熱くならないため安心して持てる機能性もあるのが特徴です。日本に渡ってきた作家の情熱を感じさせる酒器。どこか大陸の酒器のようなダイナミックさも感じさせるぐい呑みといえます。

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吉澤指物店の竹マグ

老舗指物店が手掛ける酒器
群馬は養蚕の盛んなエリアでした。そのため、蚕を養う目的で数多くの桑が植えられ、この桑の木を使った細工も同時期に生まれました。特に群馬県北部の沼田市では、この桑を使った桑細工が盛んに作られており、木工技術自体も発展してきた歴史を持ちます。
この酒器は、竹を加工して作った美しいぐい呑みのようなマグです。実用性も高く、仕上げも美しい酒器として見る人を楽しませてくれるでしょう。実際にこの酒器を手掛ける吉澤指物店は、大正元年から木工製品を数多く手掛けています。さらに平成10年には当時の天皇陛下・皇后陛下の献上品として木工品を納入しています。このような実績を持つ指物店の酒器でお酒を楽しむのもおすすめです。
 

活版印刷ぐんまコースター

群馬のPRを目的にしたコースター
群馬県の形状をしたユニークな紙のコースターです。もともと陶磁器や漆器を販売する企業が自社ブランドの製品として開発したのがこのコースターです。食事中の群馬らしさを食材だけでなくコースターでも感じてほしい、群馬の地酒をPRしたいという願いから生まれました。
コースターに使用する紙はクッション性があり、丈夫なものを使用しているのが特徴で、製造委託は群馬県内の印刷会社という徹底ぶりです。群馬を満喫したい方におすすめしたいコースターです。
 

まとめ

群馬は、様々な素材を使った多彩な酒器が数多く製造されています。今回紹介した以外にも多くの酒器が存在し群馬を訪れる方や群馬で食事を楽しむ方に使われています。
意外な場所で意外な酒器に出会う場合も多いのでもし群馬の酒器を見かけることがあれば一度手にとってみてはいかがでしょうか。きっと今まで知らなかった魅力を再発見するチャンスになるでしょう。

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