山口県の酒器8選。萩焼などお酒にあうグラス・骨董品の紹介

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萩焼

山口県は、日本海や関門海峡、そして瀬戸内に囲まれた自然豊かなエリアとしてだけではなく、西日本の小京都と言われた山口市や長州藩のおひざ元である萩市など文化溢れる県として知られています。当然そういったエリアには酒器も充実したものがあります。

おつまみライターランニングフリージー
ランニングフリージー
今回は山口県の酒器をテーマに、山口県にまつわる魅力的な酒器を紹介していきます。山口県の酒器について徳利やぐい呑み焼酎カップなど、様々な酒器を知ることができるのではないでしょうか。

それでは、山口県の酒器をご覧ください。きっと今まで知らなかった酒器の世界を知ることができるはずです。
※この記事を書いたライターランニングフリージーのプロフィール

白萩焼酎カップ

白い萩焼で焼酎を!白萩焼酎カップ
萩焼と一言でいってもいくつかの種類があり、そのうちの一つに白萩があります。この白萩とは、焼き上がりが軽く素朴さが特長の萩焼の中でも雪のような白さを再現したものとして知られています。萩焼の窯元、三輪家が茶器として代々改良を重ねた白萩は江戸時代に活躍した陶工、三輪休雪(みわ きゅうせつ)が大成させたことから「休雪の白」という異名を持つ焼きものです。三輪家では、元々の地色である黒をうまく用いることで白をより際立たせるという試みが行われました。そういった努力によって白萩の知名度を飛躍的に上げることに成功させたという経緯を持っています。
そんな昔人の創意工夫は現代にも受け継がれており、焼酎の普及による現代の志向に合わせて焼酎カップを製作しています。透き通った焼酎と白萩の組み合わせは絶妙です。
 

萩むらさきの徳利


むらさきの色合いの深み・萩むらさきの徳利
萩焼は様々な種類があります。その中でも紫の色合いにこだわって焼き上げた陶器が萩むらさきと呼ばれています。土と釉薬によって萩焼の陶工が生み出す絶妙な「むらさき」、その要求される技量の高さからこれを売りに展開している陶工もいるくらいです。
そういった萩焼の一ジャンルである萩むらさきを徳利にしてあるのがこの酒器といえるでしょう。スタンダードな形状のものから丸みを帯びた美しい曲線を持ったものまでいくつかの形状が展開されています。いずれもほのかな紫が映える色合いとなっており、青みがかった紫と赤みがかった紫の組み合わせが絶妙なコントラストを生み出しています。
日本酒の注ぎ位置を変えるだけで、その注がれる酒の印象もガラッと変わることでしょう。そんな萩むらさきの徳利で一杯を。

 

萩焼ビールグラス

萩焼の新しい風・萩焼ビールグラス
萩焼というと江戸時代の保守的な陶器、しかもどこか自然みのある質感から、よりそういった印象を与えることも少なくありません。更に酒器も伝統的な徳利だと、敷居の高さを感じることもあります。
そんな萩焼もビールグラスにすると一気に現代風の酒器になります。自然な色合いは、今非常に注目されている持続可能な社会の風潮を感じさせる優しい風合いに変化しますし、萩焼の質感はビールの泡立ちを美しく、繊細なものへと変化させ、更に旨味へと昇華させていきます。そんな萩焼のビールグラスは多くの陶工や現地の窯業メーカーが手掛けており、選択肢の多さも魅力です。
自然派のビールグラスにクラフトビールを注いで、現代の解釈で萩焼を楽しみましょう。
 

萩ガラスタンブラー

萩ガラスが生み出す魅力・萩ガラスタンブラー
山口の食器といえば、萩焼ばかりが勧められることも少なくありません。しかし、実は萩には幕末に萩ガラスと呼ばれる製品も製造されてきた背景があります。萩焼同様に長州藩が新たな産業創生のために江戸の切り子職人を招聘し、萩で産出される水晶石を原料として製造を開始しました。当初から洋酒を意識した製造が行われたものの、幕末の動乱や明治維新などの社会の混乱によって一時途絶えた経緯を持ちます。しかし、近年再興の動きが起こり、当時に忠実な製法を再現しようとしています。その過程で生まれた現代の萩ガラスは洋酒を意識したもの作りの流れを汲んで、ビールのタンブラーも製造しています。
幕末の西洋化を目指したロマンを持つタンブラーでビールを楽しんでみるのもいいかもしれません。
 

萩玄武岩ガラスワイングラス

日本からの贈り物:
萩ガラス「ワイングラス」/山口県

こんにちは!
本日はクリスマスですね。みなさんはどのように過ごされる予定でしょうか?

本日はクリスマスにちなんで、珍しくてロマンチックなワイングラスをご紹介します。
山口県萩市の笠山…

REALJAPANPROJECTさんの投稿 2012年12月24日月曜日

萩ガラスの原点・萩玄武岩ガラスワイングラス
先ほど紹介した萩ガラスは、幻のガラスとして一時期その製造が歴史から埋もれました。しかし、当時の技術者中嶋治平が残した資料からワイングラスの製造を行っていたことが分かっています。そんな当時のコンセプトを現代に生かしたスタンダードなワイングラスがこの玄武岩を使用したワイングラスです。
シンプルで飽きの来ないデザインは大量生産のワイングラスに飽きてしまった方にもおすすめできます。
 

萩ガラス冷酒器

おつまみを入れるのにも!萩ガラス冷酒器
萩ガラスは、基礎技術をもとに様々な酒器が展開されています。その中でも活躍の場が多いのがこの冷酒器です。食前酒、日本酒、カクテルはもちろんのこと、広い飲み口はおつまみの入れ物としても適しています。ナッツ、ドライフルーツはもちろんのこと、器を冷やせばレーズンバターやチーズなどを入れてもいいかもしれません。また、これらに限らず山海の珍味を入れるのもおすすめです。
いずれにしても萩ガラス独特の色合いは、どんなものにも合うに違いありません。

 

萩焼ワイングラス

萩焼の挑戦!萩焼ワイングラス
萩焼は、現代社会のニーズに合わせて様々な試みがなされています。その試みとして最後におすすめしたいのがワイングラスです。ワインはもともと瓶や樽に保存される前は土器に保存されてきた歴史を持ちます。そのため、同じ土から生まれた陶器、特に土の風合いが感じられる萩焼と相性が悪いはずがありません。そんな萩焼でワインを楽しめばきっと意外な相性の良さに驚くことでしょう。
 

萩切子天開ワイングラス

江戸の技術が萩で花開く・萩切り子天開ワイングラス
先ほどのシンプルなワイングラスに加えて、江戸の切り子職人が伝えた切り子の技術も萩ガラスは導入していました。そんな当時の江戸の技術を現代に再現したのが天開ワイングラスです。切り子は高い技術が要求され、ガラス製造の付属技術というよりも独立した技術が要求されるジャンルといえます。そんな技術も現代によみがえらせることに成功しました。江戸の技術が萩に伝わり、そして現代へ、ワインを傾けながらそんなロマンを感じてみるのも良いかもしれません。

 
 

まとめ

山口県は、長州藩の本拠地であった萩を中心に様々な酒器が生み出され、そして現代も作られています。変わり種の酒器や歴史に忠実な作風を持つ酒器まで様々なものがあり、選ぶ楽しみも提供してくれています。そんな山口県の酒器は、江戸時代の萩焼の酒器や幻である幕末の萩ガラスの酒器といった骨董品的な価値を持つものも多くあります。そんな山口県の骨董品的な酒器が手元にあり、手放してもいいという方がいれば、ネットの買取サイトを利用してみてはいかがでしょうか。とても簡単に査定から買取までテンポよく進めてくれます。そして手にしたお金で現代の山口県の酒器でお酒を楽しんでみるのもいいかもしれません。

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