自然豊かな土地柄で、観光業も盛んな北海道は、食べ物のおいしいところとしても知られています。特に2000年以降は、ワイナリーの創設が相次ぎ、北海道ワインの注目度が高まっているのをご存知でしょうか?世界的にも評価されつつある北海道ワインの魅力や歴史、おすすめの北海道ワインについてご紹介します。
目次
北海道ワインとは?
北海道で作られる北海道ワインはどのような特徴を持っているのでしょうか?
北海道は本州と比較すると気候的な特徴が異なります。梅雨がなく、本州よりも冷涼な気候です。夏でも台風が少ないので、ブドウの収穫時期に台風被害に遭いにくい土地といえるでしょう。さらに一日の間で起こる気温差が大きいところもポイントです。このような気候はワインの原料となるブドウ栽培にプラスに働きます。ブドウの糖度が増し、甘みと酸味のバランスが取れた質のよいブドウが栽培できます。
原料となるブドウ栽培に適した北海道で作られる北海道ワインは、上質でフルーティーな味わいに仕上がります。さらに北海道ワインはより細かい地域で違いが楽しめるところも特徴です。ウィスキーで知られる余市のよい地ワインや、ドラマ「北の国から」でおなじみの富良野ワインなど、地域によってさまざまなワインが作られているところも特徴です。
北海道ワインの魅力
北海道ワインの特徴を紹介します。北海道で作られる黒ブドウは、冷涼な気候に適した品種が中心です。
赤ワイン
いちごのような香りが特徴のキャンベル・アーリーや、独特の印象的な香りがあるナイアガラが栽培されています。これらのブドウから作られる赤ワインは個性があり、バランスの取れた甘みが感じられるところが魅力です。
北海道の食材とは相性抜群。エゾシカやラム肉のほか、脂がしっかり乗ったうまみの強いサケやマスなどと合わせるのがおすすめ。さらに最近増えているのはピノ・ノワールと呼ばれるブドウから作られる赤ワインです。北海道ワインの中でも醤油との相性が良く、和食とも合わせやすいワインです。
白ワイン
いっぽう、北海道ワインの白はすっきりした辛口が魅力です。ケルナーと呼ばれるブドウ品種が一般的で、飲みやすい軽い味わいが特徴。デイリーワインとしてもおすすめで、和食との相性が良いところもポイントです。ワインが苦手な人でも飲みやすい白ワインが楽しめます。
北海道ワインの歴史
北海道ワインの歴史をさかのぼってみましょう。北海道は気候的特徴から、ヨーロッパ系のブドウ品種栽培に向いた土地柄です。そこで1876年、明治政府の命により開拓使庁がワイン醸造所を設立したところが北海道ワインの始まりです。しかし、設立当時はワインの需要が少なく、経営はうまく進みませんでした。
1913年には、初の醸造所は廃業となり、北海道ワインの歴史は一時途絶えてしまいます。しかし、それから半世紀ほど後、十勝池田地域において農業振興の一環でワインづくりが始められます。
1963年には初の十勝ワインの発売が開始。その後富良野地域でもワインづくりが始まり、次第に北海道ワインが根付いていくようになります。1970年代には余市ワインや北海道ワインも設立。2000年代に入ると小規模のワイナリーが数多く設立され、今では30以上のワイナリーが北海道ワインを支えています。
北海道ワインの選び方
美味しい北海道ワインを選ぶために、押さえておきたいポイントを紹介します。自分好みの北海道ワインと出会うための、おすすめの選び方を見てみましょう。
地域から選ぶ
北海道ワインを選ぶときは、地域ブランドに着目するとよいでしょう。広い北海道で作られるワインは、より細かい地域に分けて区別されます。ウィスキーで有名な余市で作られるブドウから生み出す「余市ワイン」や、より寒暖差が激しい十勝で作られる「十勝ワイン」のほか、ヨーロッパと気候がよく似た「ふらのワイン」など、それぞれの地域性に着目して選んでみるともおすすめ。
「十勝ワイン」は総じて辛口の味わいが魅力の土地柄です。すっきりしたワインが好きな人にぴったり。
「ふらのワイン」は口当たりのいいワインが特徴です。スタンダードなヨーロッパ系のワインが好きな人に向いていると言われています。
料理から選ぶ
一緒に楽しむ料理からワインを選ぶのもよいでしょう。
エゾシカやラム肉などの料理に合わせるなら北海道の赤ワインがぴったりです。名物料理のジンギスカンにもよく合いますね。一方、北海道の海の幸と合わせたいなら白ワインがおすすめです。地域の特徴や、合わせる料理をイメージしながら選ぶと、飲みたいワインに出会えるでしょう。
おすすめの赤ワイン10選
セイオロサム 赤
ブレンドワインならではの一本
北海道後志地方産「ツバイゲルトレーべ種」と北海道十勝池田町産「清見種」などをブレンドしました。
熟成にも手をかけ、一定温度のセラー内でフレンチオーク樽を使って1年間熟成させました。
ツバイゲルトレーベと清見をブレンドした事により、それぞれ足りなかったバランスがとれ、味わいもマイルドに仕上がりました。
17度から20度がいちばん美味しく召し上がれます。
造り手:池田町ブドウ・ブドウ酒研究所
味わい:辛口
度数:11.5度
山幸
品種改良により生まれた山幸
清見種に山葡萄の掛け合いで、耐寒性に優れたぶどう生まれました。長年の研究によって開発された山幸種から造られたワインがこちらです。
発酵が終了してからフレンチオーク樽で1年間しっかりと熟成させてビン詰めしました。
山葡萄からくる草木の香りと、フルーティーさ、力強く立ち上る酸味が特徴のワインで、強い個性を持っています。毎日の食卓をともにしたり、特別な日のワインとしても幅広いシーンで楽しんでいただけます。
造り手:池田町ブドウ・ブドウ酒研究所
味わい:辛口
度数:12度
北海道新幹線開業記念ワイン セイベルJ H5ラベル
北海道新幹線を記念して
北海道新幹線の開通を記念して発売されたワインです。
もちろんぶどうも北海道産となっており、厚沢部町産のセイベルを100%使用しています。2014年秋に収穫されたぶどうで、ペッパーを思わせるスパイシーな香りと、ジューシーなフルーツをかじったようなフルーティさが押し寄せます。その優しい酸味は北海道の初夏を思わせます。
発売当時はお土産品としても人気で話題を呼びました。現在でも入手可能なので是非お試しください。
造り手:はこだてわいん
味わい:ミディアムボディ
度数:12度
葡萄作りの匠 田崎正伸 ツヴァイゲルト
フルーティとスパイシーの融合
「葡萄作りの匠」のひとりである田崎正伸 さんの余市町で収穫された「ツヴァイゲルト」が味わえます。北海道の中でツヴァイゲルトは赤ぶどう部門で生産第2位になる定番の品種です。
程よい弱さのタンニンを持ち合わせ、色味はやや紫寄りの深みがあります。様々なベリーを混ぜたようなフルーティな香りが特徴で、そこにブラックペッパーやナツメグなどのスパイシーな香りが寄添います。
造り手:北海道ワイン
味わい:辛口
度数:12.5度
北海道100 ピノノワール
気品溢れる優雅な風味が特徴
北海道余市町で栽培されたピノ・ノワールを使用したワインです。香り高く気品を感じるワインで、そこはかとなく感じる複雑さが特徴です。ラズベリーやカシスのようなフルーティーな香りと、バラを思わせるフローラルな香りの融合によりその気高さを印象付けます。
熟成年数によって香りが変わってくる事も楽しみのひとつです。なめらかなタンニンで溢れる果実味とエレガントな酸味が抜けていきます。
造り手:はこだてわいん
味わい:辛口
度数:12度
北海道100 キャンベルアーリー
飲み口の柔らかいフレッシュなワイン
北海道で栽培されたキャンベルアーリーを100%使ったワインです。甘い香りから連想するのは摘みたてのストロベリーで、まるで果実を丸かじりしている爽快な気分になります。色味は鮮やかで、飲み口は柔らかく、後味はスッキリとした酸味が残ります。
夏には冷やして飲むとオレンジやアセロラのフレッシュな香りがたち、また違った一面をのぞかせます。
造り手:はこだてわいん
味わい:甘口
度数:12度
おたる プレミアムキャンベル
北海道のデザートワイン
よくあるデザートワインとはレベルが違う品質です。ワイン用のぶどうとは違い、そのまま食せるほどの甘みをもつ、北海道で生産され厳選されたキャンベルアーリが使用されています。
黒ぶどうの香りとコクをそのままに閉じ込め、タンニンもほとんど感じないのでワインを全く飲まない方の入門編としていかがでしょうか。デザートとしてはもちろん、ブルーチーズやトマトソース料理との相性も抜群です。
造り手:北海道ワイン
味わい:甘口
度数:8.5度
とまこまいハスカップわいん
北海道ならではハスカップワイン
北海道苫小牧市で栽培されたハスカップを使ったワインです。北海道産のハスカップは品質に定評があり、味も甘みと酸味のバランスが良くワインになってもその存在感は健在です。
アルコール度数も6パーセントと低いので普段ワインの飲み慣れていない方にもおススメです。極甘口となっており、デザートワインとしての楽しみ方がベストです。
造り手:はこだてわいん
味わい:甘口
度数:6度
グランポレール余市
北海道を代表するツヴァイゲルトレーベが味わえる
北海道で作られているワイン用のぶどうの中でも人気が高いツヴァイゲルトレーベを100%使用したワインです。栽培の方法も手間暇が掛かっており、ぶどうは大変多くの日光を浴びて育ちます。
こうしたら手間暇をかけて栽培されたツヴァイゲルトレーベは美しいルビーレッド色を纏います。タンニンは軽く、飲む人を選ばない万人受けする上品さがあります。香りも優しく北海道のご当地グルメであるジンギスカンとの相性は最高です。
造り手:サッポロビール
味わい:辛口
度数:12度
葡萄作りの匠 宍戸富二 木樽熟成レゲント
ぶどう作りの匠の技が光る一本
葡萄作りの匠、宍戸富二さんのぶどうが味わえる限定ワインです。確かな品質のレゲント種を一年に渡り木樽熟成しました。口あたりが滑らかで色合いもキレイなワインです。
熟成はまずステンレスタンクで6か月掛けて熟成され、その後木樽熟成を約11ヶ月に渡り行われています。木樽の比率はフレンチオークの古樽67%、アメリカンオークの古樽を33%となっており、レゲント種本来の味わいと深みを楽しめるワインとなっております。
造り手:北海道ワイン
味わい:辛口
度数:11.5度
おすすめの白ワイン10選
宝水ワイナリー デラウェア
手工芸のワイン
北海道余市町で栽培されている貴重な白葡萄デラウェアを100%使用して作られた白ワインです。
デラウェアが本来持っている果実の豊かな風味を活かせるように、宝水ワイナリーが工夫を凝らした醸造がされており、南国を思わせるパッションフルーツやリンゴのような果実の香りを持ち、太陽の様な優しさを感じます。しかし一方で切れ味鋭い後味は辛口の白ワインらしさ満点です。
造り手:宝水ワイナリー
味わい:辛口
度数:10度
ナイアガラ しばれづくり 白
飲み口のフルーティーさが特徴
北海道ワイン独自製法の「しばれづくり製法」によって作られた高級なデザートワインです。ぶどうの味を極限まで絞り出す為に凍結させて搾汁しました。
生食も可能な北海道産ナイアガラの濃縮された果汁は醸造後、特徴的な甘さと華やかな香りを持ち合わせます。
甘さだけでなく、すっきりとした酸味もいいアクセントとなっています。しっかりと冷やして飲むと、より口当たりも良くなります。
造り手:北海道ワイン
味わい:甘口
度数:12度
余市ケルナー
サッポロビール渾身の白ワイン
グランポレールのスタンダードシリーズで、サッポロビールがぶどう栽培からこだわった一本です。ぶどう本来の味を出来るだけ活かす為、収穫時期を遅らせ糖度を高めたぶどうで仕込まれた余市ケルナーは、バランスの良い酸味と甘みが絶妙な仕上がりとなりました。
青リンゴを丸かじりしたような爽快感とみずみずしい飲み口で上品なワインに仕上がりました。洋食はもちろん、和食の優しい味付けにもしっかりと寄り添ってくれます。お食事にはシャケのムニエル、寿司などがよく合います。
造り手:サッポロビール
味わい:辛口
度数:10度
雪摘み ケルナー
北海道ケルナー特有の甘さ
ケルナーはドイツで愛される品種のひとつです。
北海道で栽培されるケルナーは甘さが特徴で、その中でもこの雪摘みに使用されるぶどうは、実を実らせて成熟しても収穫する事なく、雪の振り始めるギリギリの季節まで収穫を待ち、糖分をたっぷりと蓄えた状態で収穫します。
そんなケルナーが使われた雪摘みケルナーは、まるでアイスワインのような甘さとまろやかさを持ち合わせます。
造り手:北海道ワイン
味わい:甘口
度数:9度
おたる特撰ナイヤガラ
大人気シリーズの上位ワイン
日本ワイン売り上げNo. 1を誇っているおたるナイアガラから、更に上質なものを作りたいと開発に開発を重ねられ作り出されたのがおたる特選ナイアガラです。
ナイアガラを木なりのまま熟させ、凍結果汁仕込みにする事により、甘さを極めたデザートワインのような仕上がりになりました。
信頼のシリーズの上位ワインとして全国で人気を博しています。甘口がお好みの方は是非おすすめです。
造り手:北海道ワイン
味わい:甘口
度数:8度
葡萄作りの匠 北島秀樹ケルナー
巨匠のぶどうを楽しめる
ぶどう作りの匠である北島秀樹さんが手がけた北海道余市町のケルナーを100%使用しています。ケルナーは百合の花の様な特有の香りがあります。本格辛口ワインとしての切れ味があり、香りはマスカットの様な爽やかさと、柑橘類のフレッシュさな融合しています。さっぱりとした酸味は寿司や天ぷらの味わいをより引き立てます。
もちろん他の和食とも相性はよく、シンプルな味付けの海鮮がおすすめです。
造り手:北海道ワイン
味わい:辛口
度数:12度
奥尻ワイナリー メルロー 白
メルローから生まれる白ワイン
北海道奥尻島産のメルロー100パーセントを使用した白ワインです。赤ワインでは定番のメルローですが、奥尻ワイナリーは8年に及ぶ研究によりメルローから白ワインを作る事に成功しました。
赤に比べてミネラルを感じやすくなりました。色味は透明感をもつ薄い黄色です。辛口らしいすっきりとした飲み口でフルーティーな香りと、わずかに感じる香ばしさは小豆を思わせます。
同じぶどうから赤ワインも出ているので是非飲み比べをお楽しみください。
造り手:奥尻ワイナリー
味わい:辛口
度数:12度
奥尻ワイナリー シャルドネ 白
独特の雰囲気を持つ個性派白ワイン
北海道奥尻島産のシャルドネを100%使用しました。奥尻シャルドネの個性的な魅力は、ぶどう栽培の土地にありました。
海に面したぶどう畑ではミネラルたっぷりのぶどうが育ちます。色味は美しい金色です。
ミネラルからくるかすかな塩味と、南国を思わせるトロピカルフルーツやリンゴが香るかと思えば、アジアを思わせるジャスミンティーが香ってくるなど面白みのあるワインです。
エレガントなシャルドネには和食の繊細な味付けがされた魚によく合います。
造り手:奥尻ワイナリー
味わい:辛口
度数:11度
おたるナイヤガラ
絶大な人気を誇るワイン
白ワインの中ではいつも人気を博しているおたるナイアガラは、北海道産の香り豊かなナイアガラを使用しています。
加熱をしない生ワインへの拘りから、酵母の活動を止める加熱殺菌はされません。残っている酵母はフィルターで取り除かれます。それにより残るアロマは、マスカットの様なフレッシュさです。
フルーティーな甘さも特徴で日本ワイン売り上げNo. 1となるほど万人に好まれています。
造り手:北海道ワイン
味わい:甘口
度数:10度
十勝ワイン とかち野 白
十勝白ワインの味
十勝白ワインの特徴である辛さとフルーティーさが味わえます。キレのある酸味で白ワインの新たな一面をのぞかせます。
北海道後志地区のミュラー・トゥルガウ種と、ケルナー種のブレンドとなっており、爽やかなアロマを感じられるワインです。
日本酒にもよく合うのでご自宅でのテーブルワインとしてもおすすめです。北海道ワインの中でも輝きを放つ十勝の個性的なワインをお楽しみください。
造り手:池田町ブドウ・ブドウ酒研究所
味わい:辛口
度数:12度
北海道のワイナリー3選
北海道ワインを手がけるワイナリーを紹介します。現在北海道には30を超えるワイナリーが存在します、中でも人気が高い代表的なワイナリーを見てみましょう。
余市ワイナリー
小樽の近く、余市には余市ワイナリー、ニッカウイスキーもあって、堪らん地方なんですよね(*´-`)
余市ワインの売店で試飲させてもらった時、お姉さんがこのタイプが好きならこちらもオススメですよ~って色々教えてくれたり(*´∀`*)
デラウェアヌーボー、フレッシュなブドウ感が最高でした😋 pic.twitter.com/VFtUfWGcPd
— おかめ (@okame_0515) February 10, 2020
余市ワイナリーは比較的歴史が古いワイナリーのひとつ。ドイツ系品種を多く栽培し、バランスの取れたワインが多いことで知られています。完熟したブドウで作られるワインには、日本酒造りの技術も取り入れられ、個性も感じられるでしょう。工場の無料見学ができるところも魅力的ですね。
掲載ページ:余市ワイナリー
住所:北海道余市郡余市町黒川町1318番地
ふらのワイン・ぶどう果樹研究所
ふらのワインのワイナリーにも行って来たです〰️ pic.twitter.com/K94Nmr3bXP
— hunhun (@Ball00nlumpfish) July 8, 2018
ふらのワイン・ぶどう果樹研究所は栽培から販売まで一貫して手掛けているワイナリーです。渋みのある赤ワインが人気で、ロングセラー商品「ふらのワイン」は全国でもファンが多いワインです。レンガ造りのワイナリーが見学もできるため、観光の際に訪れてみてはいかがでしょうか?
掲載ページ:ふらのワイン・ぶどう果樹研究所
住所:北海道富良野市清水山
千歳ワイナリー
初✨千歳ワイナリー。ワイナリー限定で赤とハスカップを混ぜたものらしい。 pic.twitter.com/1NOj7SxWwf
— ねもの (@nono_nono93) September 25, 2018
千歳ワイナリーは「ハスカップワイン」を手掛けるワイナリーです。ピノ・ノワールを使ったワインに力を入れているところが特徴。甘みと酸味のバランスが良いジューシーなワインや、知名度の高いハスカップワインに出会えます。予約制で見学ツアーも実施されているので気になる人はチェックしてみましょう。
掲載ページ:千歳ワイナリー
住所:北海道歳市高台1丁目6-20
受賞歴・評判
受賞歴がある北海道ワインや、その評判を見てみましょう。北海道ワインの北海道100キャンベル・アーリーは日本ワインコンクールで受賞歴があるワインです。ベリー系の甘い香りに柑橘系のフレッシュさが加わったバランスのよい味わいが人気。比較的ワインが苦手な人でも親しみやすいと評判です。
同じく北海道ワインのおたる特撰ナイヤガラは甘口の白ワインで第13回日本ワインコンクール銀賞を受賞しています。白ワインでありながら、芳醇な香りでゴージャスな味わいが人気です。
2019年の日本ワインコンクールでも多くの北海道ワインが受賞しています。おすすめは十勝ワイン ツバイゲルト2016です。池田町ブドウ・ブドウ酒研究所が手掛けた赤ワインで、タンニンの渋みに果実の深みある香りが感じられる複雑な味わいが魅力です。エレガントな風味で評価が高いワインです。
合う料理やおつまみ
美味しい北海道ワインを手に入れたら、美味しい料理やおつまみと一緒に味わいたいもの。北海道ワインに合わせるおすすめの料理を紹介します。
赤ワイン
北海道ワインの赤は北海道の食材と相性抜群です。特に辛口の赤ワインは名物のジンギスカンと合わせるのがおすすめ。ほかにもエゾシカジャーキーや燻製もよくあいます。ラム肉をグリルし、マーマレード、バター、赤ワイン、醤油を煮詰めたオレンジソースで食べるメイン料理も美味しいです。
白ワイン
白ワインには北海道産の海産物がおすすめ。ホタテのマリネやいくらとクリームチーズをのせたカナッペなどがおつまみにぴったりです。脂が少ないサケやマス肉で作ったオイルソースのパスタ料理も美味しいですね。
お酒を飲むときに欠かせないのがおつまみです。美味しいおつまみと合わせれば、いつものお酒がより美味しく感じられるようになるでしょう。 ※この記事を書いたお酒ライターAnchanのプロフィール お酒におつまみを合わせるコツ おつまみとお酒には相性があります。もちろん自分が好きな食べ物を選ぶ...
北海道ワインで土地の恵みをまるごと味わおう
北海道は、同じ日本の中でも特徴的な気候を持つ土地柄です。冷涼で湿度が少ない北海道はブドウの栽培に適しています。農業も盛んで、豊かな土地の恵みを生かした地域性の感じられる北海道ワインは国産ワインの中でも注目の存在。
ワイナリーも増加しつつあり、ますます目が離せないワインのひとつです。味わいのバラエティも幅広く、辛口の白ワインから渋みや深みのある赤ワインまで、いろいろなワインがあるところも魅力的。ヨーロッパ品種が多い北海道ワインですが、醤油など和食の味わいとも合わせやすいところもポイントです。
日本偉人にもなじみやすい北海道ワインで北海道の食材を楽しんでみてはいかがですか?土地の恵みをまるごと味わう贅沢な食卓が楽しめるでしょう。