黒松剣菱の歴史や特徴とは?
黒松剣菱は、兵庫県神戸市灘区にある剣菱酒造は500年以上の歴史がある酒蔵です。しかも創業は1505年以前というかなりの老舗であり、黒松剣菱はそんな老舗の代表的な日本酒の1つとなっています。
アルコール度数は17パーセントと、日本酒の中では比較的強めのお酒です。
昔ながらの味を守りながら造られているお酒で、時代の流れとともに最新の技術も取り入れ機械化もされているものの、手作業でなければ繊細な味を作り出せない部分に関しては手作業を行うなど変わらない味を提供するために工夫されています。
剣菱は剣菱酒造の中でも有名な銘柄となっています。少し黄色っぽいお酒は濃い味がして日本酒通に人気です。
日本酒は透明な色のものが多いですが黄色になっているのはろ過方法に違いがあるからです。この黄色い色も剣菱の魅力になります。
精米歩合が書かれていない
そして、この日本酒を手に取った人は、不思議なことに気がつくのではないでしょうか。
それは、精米歩合が書かれていないという点です。
剣菱は精米歩合は毎回変えているそうで、表示されていないのも特徴的です。
その理由は、毎年米の出来は違います。その出来によって精米歩合は変わります。そのため、ラベルに精米の歩合は書かれてはいないのです。
つまり、今年の出来と次の年の出来ではかなり違うかもしれないのです。
そして、その違いを楽しむのもまた日本酒の楽しみ方ではないでしょうか。
日本酒そのものの味を堪能するのも良いですし、料理と合わせて飲むのもピッタリです。
黄色い琥珀色の液体と芳しい香り。
そして、類いまれな日本酒の味わいを心ゆくまで楽しむことが出来ます。
黒松剣菱の美味しい飲み方とは?
黒松剣菱にはいくつか種類があります。ラインアップと美味しい飲み方をご紹介します。
極上黒松剣菱
口に含むと力強い旨味が口の中に広がります。口いっぱいに広がる旨味は甘みと辛さのバランスが取れていて飲んだ後はすっきり爽快な感じになります。
キレのある味で飲みごたえがあります。お米の美味しさを感じられる日本酒となっています。
剣菱
冷やしても燗でも美味しい日本酒です。辛さの中にしっかりお米の旨味が出ていてバランスが取れています。やわらかな味わいの日本酒です。
燗にするとさらにお米のうま味や香りを楽しめます。冷やすとキリっと引き締まった味となり温度による味の変化も楽しめる日本酒です。
黒松剣菱
口に含むと濃厚な香りが口の中に広がります。お米の風味がしっかり感じられる日本酒で旨味がしっかりしています。まろやかな味わいですが飲んだ後はキレもあり飲みやすく上品な日本酒です。余韻が程よく残ります。
瑞穂黒松剣菱
山田錦を使用している日本酒で2年間熟成させて完成させています。熟成させたことで香りが華やかになっていてコクも増しています。
後味はキレがあってスッキリしていますが奥行のある味わいで何杯も飲みたくなる日本酒です。燗で飲むと美味しいです。
瑞祥黒松剣菱
冬限定で販売される日本酒です。5年以上熟成させて完成させた古酒だけをブレンドして完成させています。それぞれのお酒の旨味が凝縮されていて甘みのある香りを楽しめます。まろやかな口当たりで飲んだ後も余韻が残ります。
期間限定でしか飲めない貴重なお酒となっています。燗で飲むと美味しいです。燗の温度は40℃くらいが一番美味しくいただけるといわれています。
薄い琥珀色の液体に魅了される人も多い
黒松剣菱をグラスに注ぐと、その薄い琥珀色の液体に魅了される人も多いのではないでしょうか。
日本酒といえば無色透明なイメージがあるかもしれませんが、それは濾過をしているからです。
黒松剣菱の色が濃いのは、日本酒本来の旨味が抜けてしまわないために調節してあるからです。
口に入れた瞬間、その濃厚な香りと米そのものの味の濃さを堪能することが出来て、甘味と酸味、更には辛味が交ざり合い、なんとも言えないサッパリとした後味が残ります。
そして、黒松剣菱を存分に味わうには、熱燗で飲むのがピッタリです。
もちろん、冷酒で飲んでも美味しいのですが、熱燗にすると更に米の旨味を楽しむことが出来ます。
黒松剣菱に合うお料理は?
黒松剣菱は魚の干物と合うお酒です。魚の干物を口に入れて黒松剣菱を口に含むととても美味しいと言われています。
他にはお鍋にも合います。
味付けがしっかりされているお料理にも合わせることができますよ。
お好みのおつまみやお料理と一緒に楽しんでみてください。