石川県は、日本海側に面しているという事もあって、お酒に合うおつまみや名産品は、魚介類が多いです。
かまぼこなどは、新鮮な魚を使って作られている為、全国流通している市販品と比べて、魚の本来の風味を感じられます。佃煮やおでん、魚を糠で漬けた物などお酒のおつまみとしては最上の物を入手する事が出来ます。
佃煮や干物は、日持ちがするように作られており、真空パックに入った商品は冷蔵庫や冷凍庫で保存しておく事で日持ちがします。その為、いつでも石川県の名物を味わえます。石川県の名産品は、お酒に合う味付けになっていて、特に日本酒や焼酎の愛飲家には絶品です。石川県の地酒と組み合わせれば、石川県で取れた魚やお肉を美味しく召し上がれます。
海鮮系
ホタルイカの沖漬け
ホタルイカの旨味を最大限に味わえるホタルイカの沖漬け
日本酒や焼酎のおつまみの定番の一つである塩辛は、多くの愛飲家に人気がある一品です。
新鮮なホタルイカを沖漬けした塩辛は、石川県の地酒と相性が抜群です。おつまみとしてでなく、ご飯を食べる時にも丁度良い味加減になっていて、万能な海鮮系おつまみとして重宝するでしょう。石川県内のいくつかの店で、ホタルイカの沖漬けが販売されています。どの店の物でも美味しいですが、それぞれの店の拘りを感じてみるのも良いでしょう。
「鰤のたたき本舗 逸味 潮屋」の鰤のたたき
お土産にも良い「鰤のたたき本舗 逸味 潮屋」の鰤のたたき
鰤のたたき本舗・逸味潮屋の「天然能登寒ぶりのたたき」好評発売中です(^^) pic.twitter.com/CbwD7qnQfO
— 金沢・逸味潮屋 (@ushioya) December 21, 2013
「鰤のたたき本舗 逸味 潮屋」の鰤のたたきは、お土産にも最適な一品です。真空パックになって販売されており、冷凍で保存するようになっています。
食べる時は、解凍する事になりますが、半解凍の状態でスライスする事で、程良い感じになり、鰤の旨味を感じられるたたきを堪能出来ます。わさび醤油や塩やポン酢で食べてみると良いでしょう。
こんか漬け
おつまみだけでなく、お茶漬けにも出来る「こんか漬け」
こんか漬けは、魚を糠に漬け込んだ物です。西京漬けとは違って、こんか漬けは、野菜の代わりに、魚を漬物にしたような石川県の郷土食の一つであり、そのまま食べても美味しいです。
お酒のおつまみにするには丁度良いでしょう。また、お茶漬けにしてみても、糠に漬け込んだ魚の旨味が滲み出てきますので、とても美味しいです。
のどぐろの浜焼き
のどぐろをいつでも食べられる「のどぐろの浜焼き」
後輩の金沢のお土産~♥️
のどぐろの浜焼き(*˘︶˘人)♡*。+
食べたことないと言ったら、
買ってきてくれた«٩(*´∀`*)۶»
月末、富山行くので
予習が出来て嬉しいーっ😆
とりあえず、分かち合いたいので、
大阪遠征に持って行きますっwww pic.twitter.com/Rbiv7Edvqx— 緑のはこべ (@PO7wnaxjzWCBOiO) March 5, 2019
お酒には、魚介系の乾き物はとても合います。「のどぐろの浜焼き」は、高級魚であるのどぐろを焼いて、少し甘く味付けされていて、のどぐろの旨味が凝縮されています。
このおつまみの良い点は、生のお魚を焼いて食べるのとは違って、いつでも好きな時に、のどぐろを味わう事が出来る事です。のどぐろという魚の美味しさを引き出してくれる一品に仕上がっています。
お肉系
天狗ハム
石川県で長年愛されてきた天狗ハム
石川県民には長年愛されてきた天狗ハムは、ハムだけでなく、ソーセージやサラミやビーフジャーキーなどがラインナップされています。安定した味ですので、お酒のおつまみとしても最適で、様々な味わい方が出来ます。
ソーセージは茹でても、焼いても美味しく食べる事が出来る仕上がりですので、好みの食べ方を試してみるのも楽しいかもしれません。
金澤プレミアムビーフカレー
ビールとの相性が良い金澤プレミアムビーフカレー
金澤プレミアムビーフカレーは、濃厚でドロっとした食感が特徴の金沢カレーをレトルト化した商品です。
肉がたくさん入っていて、ビールのおつまみとしても食事としても抜群です。レトルトパックになっている事で、家での調理も簡単に行なえ、石川県で愛されてきたカレーを自宅でも味わえるのが魅力的です。
酒蔵のビーフジャーキー
金沢地酒蔵で売られている酒粕で作られた酒蔵のビーフジャーキー
金沢土産、酒蔵が作ったビーフジャーキーと日本酒 pic.twitter.com/TlPUvHzzu0
— 涙🤪 (@ruiruirrrcos) April 10, 2020
金沢地酒蔵という日本酒バーで販売されているのが「酒蔵のビーフジャーキー」という商品です。これは、牛肉のローストビーフを酒粕に漬け込んだ物で、酒粕の仄かな味と香りが魅力的です。
ビーフジャーキーと言えば、硬いというイメージがありますが、この酒蔵のビーフジャーキーは柔らかく食べ易いですので、お酒のおつまみに最適な仕上がりになっています。
石川の食の文化や郷土料理について
石川県は、江戸時代は加賀藩として、武家文化が発展してきました。食文化においても、金沢城下町を中心として、武家料理が発展します。そのため、「はす蒸し」や「押し寿司」「きゅうりのあんかけ」などの上品な味付けの郷土料理が、根付いてきました。
石川県は、山や海にも恵まれており、加賀地方で収穫される農作物や能登地方で漁獲される魚介類から、様々な郷土料理が作られていました。そのため、石川県では、のどぐろや鯛、サザエなどの海鮮物、古くから保存食として作られてきた麩や漬物、継承され続けてきたきゅうりやなすなどの15品目の特産野菜も有名となっています。また、加賀地方では、古くから鴨が幕府に献上されるなど、高級食材として鴨肉を使用した治部料理も郷土料理として根付いてきました。
石川県では、これらの魚介類や肉類、野菜を使用した上品な郷土料理を楽しむことができます。
その他
金沢おでん
日本酒によく合う金沢おでん
金沢おでんは、魚介だしをベースにして、地元で採れた食材を煮込んだ、金沢の郷土料理です。魚介の具材以外にも、金沢特有のものが入れられています。例えば、麩です。石川名産の麩は、弾力がしっかりとしているため、食べごたえがあります。また、煮込むと味がしっかりと染み込みます。日本酒との相性も非常に良く、金沢の地酒と供に楽しむことができます。
生麩の田楽
地ビールとの相性の良い生麩の田楽
古くから加賀地方で保存食として作られてきた麩ですが、生麩は、もち米を混ぜて蒸し上げて作られます。もっちりとした食感が特徴で、よもぎやごまなどの風味を楽しむことができます。甘い味噌を乗せて焼くことで、奥深い味わいになっています。日本酒はもちろんなのですが、ビールとの相性も非常に良いおつまみです。
金沢ピクルス
ワインとも日本酒とも相性の良い金沢ピクルス
古くから継承されてきた特選野菜を使用した漬物を知っている方は多いと思いますが、今回ご紹介するのは金沢ピクルスです。
ピクルスとしては珍しい、レンコンやナスなどの食材を使用しています。ピクルスと言っても、上品な和風テイストになっており、ワインにも日本酒にも良く合います。見た目にも可愛く、お土産として喜ばれるおつまみです。
柴舟小出の柴舟
日本酒によく合う銘菓、柴舟
硬い食感が特徴的な金沢を代表する柴舟小出の銘菓です。甘い生姜風味のお煎餅になっています。
生姜の風味と甘さのバランスが良く、上品なお煎餅です。ピリッと甘辛いテイストが、金沢の地酒によく合います。おつまみにも良いのですが、お菓子としてお子様と一緒に楽しむことができ、お土産として喜ばれることと思います。
豆腐の燻製 畑のチーズ
能登ワインによく合う燻製豆腐
忘れてたけど明日これが届くのだった😅
畑のチーズといって、燻製豆腐なのです♪
日本酒が進みそうなので、あとでお酒も買いに行こう笑🍶 pic.twitter.com/ugqkyVwdfj— ボクパン (@boxpan924) April 22, 2017
能登の堅豆腐を、能登木炭で燻製にした、燻製豆腐です。畑のチーズというネーミング通り、チーズに似たコクのある味わい深いおつまみです。
チーズよりもあっさりとした味に、燻製の風味が、クセになります。ワインやビールなどの洋酒との相性が非常に良く、地ワインである能登ワインと一緒に楽しんでほしい逸品です。
石川県は寒冷な気候と日本三名山のひとつの霊峰白山があり、手取川をはじめとする地下水脈や酒造好適米の五百万石の産地であるため名酒を生む好条件が揃った地域です。特に吟醸酒づくりが盛んで全国的に知名度が高い酒蔵や日本酒が多く、全国新酒鑑評会で金賞を受賞するなど実績があります。石川県の地酒は高い評価を受けて...
まとめ
江戸時代には加賀藩として栄えた石川県では、海や山に恵まれてきました。そのため、能登の海鮮物や加賀の農作物を使用した、上品な武家料理が、郷土料理として発展しました。
今回は、その中でも、加賀での農作物を使用した特産物を中心に、お酒に合うおすすめのおつまみをご紹介しました。金沢おでんや生麩の田楽など、麩を使用した料理の存在を初めて聞いた方も多いのではないでしょうか。
金沢といえば日本酒が有名ですが、日本酒だけでなく、ワインやビールにも合うおつまみをご紹介させて頂きました。金沢ピクルスや豆腐の燻製は、和風テイストの洋風食材であり、新しいテイストを楽しむことができると思います。柴舟は、お酒にも合う銘菓であり、幅広い年代の方々に親しまれています。是非、金沢のお酒の合うおすすめのおつまみを試してみてください。