ウイスキーのミニボトルを見かけたことがあるでしょうか?ミニボトルとはその名の通り小さいボトルに詰められたウイスキーのことです。今ジャパニーズウイスキーを中心に、この“ミニボトル”のウイスキーに注目が集まっています。

目次
ミニボトルとは?キュートな見た目で思わず集めたくなる
通常ウイスキーは700ml程度の容量のものがレギュラーボトルとして販売されます。しかしウイスキーの中には、小さなボトルで発売される「ミニボトル」と呼ばれるものが存在します。ミニボトルは50mlなどの小さな瓶に入ったウイスキーのことで、小さいながらも本物のウイスキーが入っています。
例えば「山崎12年」のミニボトルには、容量が少ないだけでレギュラーボトルと同じ山崎12年が入っています。
見た目にもキュートでコレクションしやすく、ファン人気の高いウイスキーです。
ミニボトルが誕生した背景!もともとはおまけだったって本当?
日本国内でウイスキーのミニボトルが流通し出したのは、第二次世界大戦の少し前です。これは、ちょうど日本で海外のウイスキーやブランデーの輸入が盛り上がってきたタイミングです。この頃に、商品とともに試飲用としておまけに付いてきたのがミニチュアボトルだったそうです。
やがて第二次世界大戦が終わり経済が発展し出す頃には、かつておまけ扱いだったミニボトルが商品として販売されるようになりました。ミニボトルは手軽にウイスキーの味を試せることや、見た目が可愛らしくお土産として評価が高いことから取り扱うお店が増えていきました。
特に近年ではプレミアウイスキーが手に入りづらくなってきたことから、レギュラーボトルでは購入しづらい方に向けてミニボトルのウイスキーが好まれるようになりました。このように、もともと宣伝用として造られていたミニボトルが、いまでは立派な人気商品になっていったのです。
サイズによって名称が変わる!?
- 50ml・・・ミニチュアボトル
- 200ml・・・ベビーボトル
- 350ml・・・ハーフボトル
- 700ml・・・フルボトル
ウイスキーは内容量でボトルの名称が変わります。一般的には内容量50mlほどの小さなボトルが「ミニチュアボトル」と呼ばれており、200ml程度のボトルは「ベビーボトル」と呼ばれています。
50mlはショット1杯程度の容量で、ウイスキーの味を試したいと言う方に非常に適しています。なお基本的には1日・1回で飲み切ってしまうことが想定されているため、コルク栓ではなくスクリューキャップになっていたり、木箱ではなく化粧箱に入っていたりと見た目も変わります。
ちなみによくあるレギュラーの700mlは「フルボトル」、半分のサイズの350mlは「ハーフボトル」と呼ばれます。
ミニボトルを販売するブランドはどこ?
ミニボトルはウイスキーの中でも、特に有名ブランドや高級ブランドがお試しサイズとして販売している傾向が強いです。なおこれは海外のウイスキー、国産のウイスキーに限らずどちらにも共通して言えることです。
国内ならサントリーが多くミニチュアボトルを展開しており、「山崎」や「響」、「知多」などのビンテージから「トリスブラック」などの銘柄まで揃っています。
海外ウイスキーならスコッチの有名ブランド「グレンリベット」や「シーバスリーガル」、バーボンの有名ブランド「メーカーズマーク」、「ジムビーム」といったように、さまざまな国の銘柄がミニボトルで発売されています。
このようにミニボトルにはたくさんの種類があるので、複数のウイスキーを飲み比べてみたいといったニーズにも応えてくれます。
ミニボトルがおすすめの4つの理由
1.コレクションに最適
近年はコレクション用にミニボトルを集める方が増えています。ミニボトルのウイスキーは種類が豊富で、飾っておくのにちょうど良いサイズ感です。たくさんのウイスキーを集めたいけれど、レギュラーボトルでは保管するスペースがないという方にも人気があります。
中には非売品のボトルもあり、希少価値が高くコレクター心をくすぐるものも多いです。
2.レアウイスキーを試し飲みできる
特にヴィンテージもののモルトウイスキーなど、レアだと言われるウイスキーはなかなか入手が困難であり、ボトル1本が非常に高価です。そのため飲んでみたい味があっても、気軽に購入できないことがあります。せっかくレギュラーボトルで高価なウイスキーを購入しても、自分の好みに合わなければ無駄になってしまうでしょう。
しかしミニボトルであれば、内容量が少なくレギュラーボトルよりも安価なため気軽にレアなウイスキーに挑戦できます。つまり試し飲みができるのが、ウイスキーのミニボトルの最大のメリットと言えます。
3.ギフトにぴったり
ウイスキーのミニボトルはちょっとしたギフトとしても人気があります。
超高級と言われるヴィンテージのウイスキーは、1本数十万円するような銘柄もありなかなか手の届かない存在です。しかしミニチュアボトルであれば、高価なウイスキーを気軽にプレゼントできます。ギフトをもらう相手にとっても負担となりにくく、持ち運びもしやすい点も人気があります。
例えばチョコレートとウイスキーのミニチュアをセットにして送るという方法もあります。
4.お菓子作りにもおすすめ
ウイスキーのミニボトルの内容量は、先程も述べた通りおよそ50mlです。そのため普段はウイスキーは飲まないけれど、お菓子作りのために少量だけウイスキーを使いたいといった方にもぴったりです。ブランデーのようにウイスキーを風味付けに使えば、シンプルなケーキやクッキーも香り豊かに仕上がります。
ミニボトルのウイスキーおすすめ10選
1.サントリー 山崎12年 ミニチュア50ml
2.サントリー 白州12年 ミニチュア50ml
白州は山崎とは違い、森の中にある蒸留所で作られるモルトです。“森香るウイスキー”と謳っており、爽やかな香りを堪能できます。12年のボトルは終売の影響もあり、ミニチュアでも1万円近い価格で売られるなど非常に高価です。
3.サントリー 響17年 ミニチュア50ml
響らしいオリジナルの丸いボトルの形がミニチュアで表現されていて、思わず飾っておきたくなる1本です。
4.ニッカウヰスキー 竹鶴12年 角瓶 ミニチュア50ml
もちろん見た目だけでなく味も上質です。アルコール特有の刺激感が少なく、初心者でも飲みやすいです。
5.ニッカウヰスキー スーパーニッカ レアオールド ミニチュア50ml
ビターさと優しい甘さを感じられるバランスの取れた味わいです。
6.シーバスリーガル ミニチュア50ml
ジャパニーズウイスキーとはまた違った雰囲気のボトルは、飾っておくだけでも異国感を演出してくれる人気のアイテムです。
7.ザ・グレンリベット12年 ミニチュア50ml
シングルモルトウイスキーの入門と言われるウイスキーで、トロピカルフルーツや花を思わせる華やかさで人気があります。初心者でも飲みやすい味わいであり、ちょっとしたギフトに人気です。8.メーカーズマーク ミニチュア50ml
9.カバラン クラシック シングルモルト ミニチュア50ml
カバランは台湾発のウイスキー銘柄です。こちらも50mlのミニチュアボトルがあります。クラシックは定番のシリーズであり、6種類の樽で造られたウイスキーを絶妙にブレンドしています。
レギュラーボトルは定価1万円以上とやや高価ですが、ミニボトルなら2,000円程度でチャレンジしやすいです。
10.ジャックダニエル ブラック ミニチュア50ml
知名度の高いウイスキーなので、あまりウイスキーを知らない方にプレゼントしても喜ばれやすい銘柄です。
ミニボトルの価値が上がっている
先程ウイスキーのミニボトルは、レギュラーボトルよりも安価で挑戦しやすいとお伝えしました。しかし最近では、ミニボトルの存在に注目が集まり、価値も上がってきています。
ミニボトルの人気にはいろいろな理由がありますが、まずは近年のハイボールブームでウイスキーそのものに大きな注目が集まったことが挙げられます。お酒好きの玄人が飲んでいたウイスキーがより身近なものとなったことで、気軽に購入できる“ミニボトル”を手に取る方が増えていきました。
さらに、飲むためだけのウイスキーとしてではなく、飾るため・コレクション用としてミニボトルを購入する方も増えてきています。特に今はジャパニーズウイスキーの希少価値が上がっており、ミニボトルもその分価値が高まっています。
買取専門店での高額査定も期待できる
市場価値の高まっているウイスキーのミニボトルは、買取専門店でも高額買取してもらえることがあります。なぜなら需要の高いミニボトルのウイスキーは、再販先も多いためです。特に現在原酒不足で価格が高騰しているジャパニーズウイスキーのミニボトルは、予想以上の値段で売れることがあります。
もしこのままウイスキーを飲む予定がない、コレクションの整理を考えているという方は、ぜひ一度買取専門店に査定依頼してみてはいかがでしょうか。
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 |
4.7 ★★★★☆ |
4.5 ★★★★☆ |
4.3 ★★★★☆ |
3.9 ★★★☆☆ |
3.7 ★★★☆☆ |
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まとめ
今回紹介したもの以外にも、ウイスキーのミニボトルには様々な種類があります。中には数本セットで販売しているものもあるので、気になった方はぜひチェックしてみてください。
今ミニボトルをいくつか所持しているという方は、せっかくなので用途を考えてみて、もし使わないようであれば買取専門店の利用も検討してみてください。