日本酒と似たようなイメージがある焼酎ですが焼酎は日本酒と原料や製造方法が異なります。
そのため見た目は似ていても味は全く異なるのです。
焼酎や日本酒は飲みにくいというイメージや選ぶのが難しいという印象を持っている人もいると思います。
しかしそんなことはありません。
日本の代表的なお酒である日本酒や焼酎は海外からも注目されているお酒です。
焼酎は古くから親しまれていたお酒で、種類も豊富です。
お酒が飲めない人でも飲みやすいと言われているのが焼酎です。
そんな焼酎ですが、実はなかなか手に入らないレアものやプレミア物があることをご存知でしょうか。
今回は焼酎初心者にもおすすめしたいレア・プレミア焼酎についてご紹介します。
レア・プレミアの焼酎を飲んでみれば焼酎にハマってしまうこと間違いなしでしょう。
関連記事
日本人の主食であるお米から作られている日本酒は、海外の人からもとても人気があるお酒です。日本酒って選ぶのが難しそう・・どれが美味しいのか分かりにくいというイメージがある人もいるようですが、そんなことはありません。 日本酒は健康や美容に良いことでも注目されているので、美味しく飲みたいですよね。 今...
目次
レア・プレミア焼酎って何?
焼酎は原料を発酵させた後、蒸留を行い完成させます。これによりさらに純度の高い液体が完成するのです。
蒸留することでアルコール度数も高くなります。
このような手間がかかるお酒のため焼酎を造るには時間がかかります。
さらに独自の方法で造られる焼酎もありますので、そういった焼酎はなかなか大量生産ができずレアもの、プレミアものとなります。
レアものやプレミアものの焼酎は、販売している場所が少なく入手が難しいと言われています。
誰でもスーパーで購入できるような焼酎とは違うためレア・プレミアと呼ばれるのです。
手に入りにくい事からお値段も高めのものが多く、高いからなかなか購入できないというのもレア・プレミアと呼ばれてしまう理由でしょう。
どうして高額なレア・プレミア焼酎が生まれてしまうのか?
レアもの、プレミアものと聞くと飲んでみたくなってしまいますよね。
でもなかなか手に入らない・・そのような焼酎が生まれるのはどうしてなのでしょうか。
それにはいくつか理由があります。
特定の土地の原料・大量生産ができない
プレミア焼酎は大量生産できないものが多いです。大量生産できない理由は、製造工程にこだわりがあったり、特定の原料を使用している場合があります。
使用する水は○○のものを必ず使っている、発酵に長い時間をかけているなどです。
特定の原料の場合、その原料がどれだけ手に入るのかで完成する焼酎の本数も変わってきます。大量生産できないので市場にも出回りません。
地元の旅館やお土産店などしか流通していない
地元だけでしか販売されていないという焼酎も多いです。地元では有名で人気があるけれどその場所に行かなければ飲めない・・そのような焼酎は旅館や料亭など特別な場所で提供されていることもあります。一般販売されていない焼酎だとプレミアですよね。
地元のお土産店で販売されているというケースもあります。
その地域の原料で作られている焼酎は現地でしか販売されていないことも多いです。
ネット通販もされていないものもありますので本当にプレミアものですね。
多数の賞を獲得し取り寄せが海外からも増える
酒類総合研究所が実施している鑑評会や公益財団法人日本醸造協会が実施している本格焼酎鑑評会ほか各地で様々な品評会が開催されています。このような品評会に出品され、賞を受賞するとその焼酎は一気に知名度が上がります。そして海外からも注目を集めます。
賞を沢山受賞するほどメディアでも取り上げられますので注目度はあがります。
そうなってくると、その焼酎を飲んでみたいという人が増えて需要が高まるので、生産数が追い付かずなかなか手に入らないプレミアものとなってしまうことも多いです。
特に賞を受賞すると海外からも取り寄せする人が増えますので、国内でもなかなか入手できなくなってしまうのです。
メディアやイベントで話題になり高騰
品評会で多数の賞を受賞して、生産数が追い付かなくなると、焼酎の価格が上がることもあります。また有名になったことで値段が上がる場合もあります。またメディアやイベントで取り上げられると価格が上がることもあるようです。
値段が上がってしまうと一般人はなかなか手が出せません。
レア・プレミア焼酎はもともと価格が高い傾向にありますが、さらに値段が上がってしまうと本当に手が出せなくなってしまいますよね。このような要因があり値段が高騰してプレミアがつく焼酎はお酒買取サイトに査定依頼すると非常に高価格で買い取って貰える場合が多くあります。お酒買取サイトも最近多く増えており、下記のページでまとめていますのでもし買取依頼を検討されているる方は是非チェックして見てください。
独特のアルコール感と芋の風味で、根強いファンを集めているのが芋焼酎です。日常酒としてのイメージが強いかもしれませんが、中には「プレミア芋焼酎」と呼ばれる珍しい銘柄のものも存在します。 しかしどんなに美味しい芋焼酎であっても、飲まなければ意味がありません。もし飲まずに眠ってしまっている芋焼酎があるな...
プレミアム焼酎おすすめランキング10選
レア・プレミア焼酎は、幻の酒とも呼ばれます。高いやつと言われたり幻の酒にはどんなものがあるのでしょうか。
1位 森伊蔵
日本国内はもちろん海外からの評価も高く、国際線のファーストクラスでも提供されています。
なお森伊蔵は高い人気を集めているにも関わらず、生産数を増やさずあえて少量生産にこだわることで知られています。そのため需要に対して供給量が非常に少なく、なかなか手に入らない「プレミア焼酎」の位置付けとなっています。
森伊蔵の歴史 「森伊蔵(もりいぞう)」は、伝説の焼酎「3M(スリーエム)」の一つです。森伊蔵は、森伊蔵酒造が販売する芋焼酎です。森伊蔵酒造は、鹿児島県垂水市に蔵を構える酒蔵で、創業は明治18年です。森伊蔵酒造では、120年の歴史を持つ木造蔵を現在まで維持し、焼酎の瓶に茶瓶を使用するこだわりを貫いて...
2位 魔王
魔王は飲みやすさに加えセンスのあるネーミングで、贈り物としても人気の高い銘柄となっています。
飲む際はロックで爽やかに飲むのがおすすめですが、寒い季節にはお湯割りにしたり、初心者の方は水割りにしたりとさまざまな方法で味わうことができます。
魔王は鹿児島県肝属郡錦江町で明治37年に創業した白玉醸造で造られている焼酎です。 dencross 平成15年に焼酎ブームが起こりましたがその際に有名となった焼酎の1つで芋焼酎の中ではプレミアものとなっています。 芋焼酎のプレミアものは魔王以外に村尾や森伊蔵などがあ...
3位 村尾
なお村尾は焼酎をできるだけ美味しく飲んでもらうたえに、作った焼酎をその翌年までにすべて売り切るというスタイルを貫いています。そのため在庫が残ることがなく、プレミア焼酎として希少価値も跳ね上がっています。
「村尾」を醸造するのは、鹿児島県川内市にある村尾酒造が醸造する焼酎の銘柄。村尾酒造は少量生産を行っている蔵元で、「村尾」のほかに芋焼酎「薩摩茶屋」を製造しています。 dencross 村尾は、口当たりが爽やかでさらりとしています。しかし、口に含むと、その瞬間に芋の香りが濃厚に...
4位 百年の孤独
ウイスキーを思わせる味とも言われていて、海外からも注目されています。ストレートやロックで飲むとその味をじっくり味わえます。
お湯割りの場合は、先にお湯を入れてから百年の孤独を入れることで香りをしっかり楽しめると言われています。
美酒、百年の孤独とは 以前から注目を集めている麦焼酎「百年の孤独」ですが、一体どのような焼酎なのか、どのように飲むのがおすすめなのか、紹介していきます。 百年の孤独は宮崎県高鍋町の創業明治18年の老舗黒木本店で作られる焼酎です。宮崎県は焼酎王国で売り上げ高ランキング1位を7年連続受賞するメーカー...
5位 吟香 鳥飼
熊本県人吉にある鳥飼酒造が手がける米焼酎です。鳥飼酒造はなんと江戸時代から400年以上も続く酒造であり、伝統的な吟醸麹の製法を用いて米焼酎造りを行っています。こうして造られた米焼酎は、非常にトロピカルでフルーティーであり、華やかな味わいです。また口当たりは非常にまろやかで、飲みやすく人気があります。
ロックや水割り、そして炭酸割りで爽やかに飲むのが良いでしょう。
dencross 焼酎はさまざまな原料で醸造されています。サツマイモを原料に醸造される芋焼酎をはじめ、蕎麦や麦からつくられる焼酎が代表的なものとなっています。熊本の人気焼酎「鳥飼」は、米を原料に造られる米焼酎です。 ※この記事を書いた日本酒ライターdencrossのプ...
6位 八幡ろかせず
アルコール度数も35度と高めで、味わいは非常にふくよかで濃厚と玄人向けの焼酎です。
ロックや水割り、そしてお湯割りにして飲むのがおすすめです。
鹿児島は九州でも有数の焼酎どころとして知られています。言い換えれば、それだけ多くの蔵元があることを意味しているのです。 そんな多くの蔵元のある中、実力派の焼酎として知られているのが高良酒造(こうらしゅぞう)から出ている八幡(はちまん)ろかせずです。 ランニングフリージー こ...
7位 ダバダ火振
栗を50%も原材料に使用しているうえ、さらに低温でゆっくりと時間をかけて蒸留しています。高知で取れる栗は非常に糖度が高いことで知られていて、この栗から造られる「ダバダ火振」は栗由来の甘味をしっかりと感じられるのが特徴です。
また甘味があるにも関わらす後味はすっきりとしていて、クセが少なく非常に口当たりの良い焼酎です。
テレビドラマで大人気の「半沢直樹」ですが、原作の小説には半沢直樹が焼酎を飲むシーンが度々登場します。「半沢直樹」シリーズの最新作の作中、半沢直樹が飲んでいる焼酎の銘柄がしっかりと書かれています。「ダバダ火振」。 「ダバダ火振」は実在する焼酎です。 dencross 四万十ブ...
8位 紫の赤兎馬
そんな赤兎馬の中にも、なかなかお目にかかれないプレミア焼酎があり、それがこちらの「紫の赤兎馬」です。年2回だけ数量限定発売されるシリーズで、紫と名前につく通り原材料に紫芋を使用しています。
淡麗かつ爽やかな飲み口で、雑味が少なくしっかりと芋の香りを楽しめます。ロックで飲むとより美味しく感じられるのでおすすめです。
「赤兎馬(せきとば)」は鹿児島県いちき串木野市にある『濱田酒造』が製造している焼酎の銘柄です。もともと九州限定で発売されていたこともあり、“幻の酒”とも言われていた焼酎です。 ※この記事を書いたお酒ライターAnchanのプロフィール 『濱田酒造』は3つの蔵を持つこだわりの製法 濱田酒造...
9位 兼八
非常に飲みやすいため、芋焼酎や米焼酎など通常の焼酎が苦手な方でもチャレンジしやすい1本です。ロックや水割り、ストレートとさまざまな方法で楽しむことができます。
大分県は全国的に見ても焼酎の生産量が多いエリアです。 その大分エリアで有力な焼酎銘柄として兼八(かねはち)が挙げられます。 ※この記事を書いたお酒ライターAnchanのプロフィール 酒造の特徴について 兼八の醸造元である四ツ谷酒造は、大分県宇佐市にあります。 大分でも海沿いにあるエ...
10位 佐藤 黒
どっしりとしたボディ感が楽しめるので、焼酎好きの方に強くおすすめしたい銘柄です。やや濃いめの味はロックにすると爽やかになり、お湯割りにすると香り高くなります。
なおこちらの焼酎は「佐藤の黒」と呼ばれ非常にファンが多いです。自宅用だけでなく、贈答品やギフトとしても人気があります。
日本には様々な銘柄の焼酎があります。 その中でも実力派焼酎として知られているのが今回紹介する鹿児島県の芋焼酎、佐藤の黒です。 今回、この佐藤の黒についてその酒造所の特長や歴史、人気の理由について紹介し、まとめました。 そのため佐藤の黒に興味がある方にとって参考になるのがこの記事です。 ...
レア・プレミア焼酎はどこで購入できるのか?
レア・プレミア焼酎を購入したい場合、最初に調べてみたいのが楽天やアマゾンなどの通販サイトです。
大手通販サイトで購入可能なプレミア焼酎もあります。しかし期間限定で販売されているケースもあるので注意しましょう。
中には大手通販サイトでは販売せず、自社サイトのみで販売されているものもあります。
予約販売していることもありますので、気になる焼酎があれば問い合わせしてみても良いかもしれませんね。
お店で販売しているケースは稀なのですが、現地に行くと販売している場合もあります。
旅行で出かけた時は、その地域のプレミア焼酎もチェックしてみてくださいね。
メルカリやラクマなどのフリマサイトでレア・プレミア焼酎が販売されることもあるようです。この場合、価格が高騰しているケースもあるのでよく調べてから購入したほうが良いでしょう。
レア・プレミア焼酎を手に入れるコツとは?
レア・プレミア焼酎をどうしても購入したい!という人は、まず製造元に問い合わせするのが一番です。
直売しているかもしれませんし、予約販売があるかもしれません。
通販サイトを色々検索して調べる手間も省けます。
レア・プレミア焼酎は絶対に手に入らないというものではありません。あきらめないでくださいね。
まとめ
焼酎は色々な飲み方ができるお酒と言われていて、自分好みの飲み方を探すのも楽しみの1つです。
なかなか手に入らない、手に入りにくいと聞くとどうしても飲んでみたいと思ってしまうレア・プレミア焼酎は、スーパーで気軽に購入するものと比較して味も美味しく焼酎初心者でも飲みやすくなっていますのでぜひ試してみてくださいね。
関連記事
日本人の主食であるお米から作られている日本酒は、海外の人からもとても人気があるお酒です。日本酒って選ぶのが難しそう・・どれが美味しいのか分かりにくいというイメージがある人もいるようですが、そんなことはありません。 日本酒は健康や美容に良いことでも注目されているので、美味しく飲みたいですよね。 今...