お酒の中には長期熟成されることで旨味が増すものがあります。長期熟成されたお酒は「古酒」と呼ばれ、珍しさや製造にかかる時間から一般的なお酒よりも価値が高くなる傾向にあります。古酒にはファンも多く、販売店はもちろん買取市場でも高値がつくことが多いです。
ただし古酒は保存方法にも気をつけなければなりません。正しい方法で保管されていないと、味が落ちてしまうためです。

古酒の定義とは?
古酒は長期熟成されたお酒のことを指します。一般的には蔵元などで、樽に入れられた状態でしっかりと温度管理がなされることにより熟成されます。熟成の期間は酒造や銘柄・お酒の種類によっても異なりますが、主に3年以上熟成されたものを「古酒」と呼ぶことが多いです。アルコールの種類によっては別の呼び方で呼ばれることも多く、例えば泡盛の古酒は「クース」、ワインの熟成されたものは「ヴィンテージ」などとも呼ばれます。
醸造酒か蒸留酒なのかに注目
一言で古酒といっても、お酒の種類によって特徴や保存の注意点が変わります。なぜならお酒は製造の過程や方法によって発酵の進み方が異なるためです。特に「醸造酒」であるのか「蒸留酒」なのかは大きなポイントとなります。
醸造酒の場合
醸造酒は原料を酵母によりアルコール発酵して造るお酒のことを指します。代表的なものには日本酒やワインがあります。
これらのお酒は瓶詰めされていても酵母や乳酸菌が生きています。そのため時間が経つごとに味が変化します。正しく管理されていると美味しくなりますが、一方で管理方法が非常に難しいのも大きな特徴です。醸造酒は直射日光を避け、ワインセラーなど一定の温度・湿度が保たれた状態で保存しておく必要があります。
蒸留酒の場合
蒸留酒は、醸造酒を蒸留することで造られるお酒です。例えばウイスキーやブランデー、焼酎などがこれにあたります。1度蒸留されることにより、アルコールが高くなるのが大きな特徴です。また醸造酒とは違い、瓶詰めされた状態ではすでに熟成がストップしています。
蒸留酒は醸造酒に比べると、保存がしやすいお酒と言われています。もちろん直射日光などは避け丁寧に保管しておく必要はありますが、一般家庭で保存されていたものでも高価格で買取してもらいやすいです。
代表的な古酒の銘柄を紹介
1.サントリー山崎12年(ウイスキー)
主にウイスキーの古酒は、どれだけ熟成されたものなのかを年数で表していることが多いです。例えばサントリー山崎12年は、シングルモルトウイスキーである山崎のうち12年以上熟成されたもののみを瓶詰めしています。一口含むと複雑な香りが広がり、奥行きを感じられます。
2.レミーマルタンルイ13世(ブランデー)
尚ブランデーの中にはルイ13世のようにバカラボトルと呼ばれるものがあります。高級クリスタルブランドのバカラ社が手がけたデキャンタのことで、こちらは入れ物だけでも買取されるほど価値があります。基本的にお酒は未開封のものしか買取に出せない、と言われていますが、高級なバカラボトルを所持している方は空き瓶も査定に出してみると良いでしょう。
3.十四代 秘蔵酒(日本酒)
高価買取が期待できる銘柄と価格帯
先ほど代表的な古酒を3つ紹介しましたが、ほかにも高額買取が期待できる古酒はたくさんあります。ウイスキーなら単一の蒸留所のみで造られたシングルモルトウイスキーが特に人気で、山崎の他にも「響」や「白州」、「イチローズモルト」などの年代物には高い価値が付きます。
ワインはブルゴーニュやボルドー産のヴィンテージ物が高く評価される傾向にあります。ただし造られた年代によって大きく評価が変わるため、古ければ良いというわけでも無いです。ブドウの出来が良かった年のものが高く評価される傾向にあるため、気になった方は年代で調べてみると良いでしょう。
焼酎は「森伊蔵」や「魔王」、「百年の孤独」などが有名です。
価格帯は人気度・熟成年数・保存状態によっても大きく異なります。状態が良い人気銘柄だと、10万円を超える査定額が付くものもあります。高額買取が期待できる銘柄を売る場合は、複数の買取専門店での査定額を比較してみることをおすすめします。
おすすめお酒買取店
1位:バイセル
古酒を安全に売りたい方はバイセルの出張買取がおすすめです。バイセルは店頭や宅配でも査定を行っていますが、特に出張買取の評価が高いことで知られる買取専門店です。
出張買取なら査定員が自宅までお酒を引き取りに来てくれるため、移動中に傷んでしまったり瓶が割れてしまったりというリスクを減らせます、バイセルでは、マラッカンや響21年といった著名なお酒合計38本を1,521,000円で買い取ったという実績もあります。

2位:福ちゃん
福ちゃんも大手買取専門店の一つです。豊富な買取実績を持ち、店頭査定はもちろん宅配や出張での査定に対応してくれます。
どのようなお酒でもきちんと査定してくれるので、価値があまりわからない古酒であっても相談可能です。お酒は1本から無料で査定申し込みできます。

3位:ファイブニーズ
高級なブランデーやワインはファイブニーズの査定に出してみましょう。
ファイブニーズはお酒に特化したタイプの買取専門店で、査定士の中には元ソムリエなどお酒の知識に詳しい専門員が在籍しています。そのためただ古いお酒としてではなく、きちんとヴィンテージ物の価値などを評価してくれます。
ファイブニーズの公式サイトをチェックする
4位:ジョイラボ
複数の買取専門店を比較し、なるべく高くお酒を売りたいと考えている方は「ジョイラボ」の利用がおすすめです。ジョイラボは公式サイト上に毎週更新の買取価格表を載せているため、所持している高級酒がどれほどの価格で売れるのかを調べられます。
他店より買取査定額が低い場合は相談も可能です。
5位:買取リカーズ
買取リカーズも古酒の買取実績が豊富な業者です。箱をなくしてしまったお酒や付属品をなくしてしまったお酒でもきちんと査定してくれるのが嬉しいポイントです。
ブランデーやウイスキーはもちろん、日本酒や焼酎の査定にも対応しています。複数の種類のお酒をまとめ売りしたい方にもおすすめです。

6位:買取プレミアム
お酒の買取に申し込みたいけれど、忙しくて後回しにしてしまっている・・・そんな方には買取プレミアムをおすすめします。買取プレミアムの査定なら、出張サービスも好きな時間や日時に指定できます。査定当日に追加依頼もできるなど、柔軟に対応してくれるのが魅力です。出張や査定に関する費用は全て無料な点も安心です。
買取プレミアムの公式サイトをチェックする
古酒以外のお酒を売りたい場合は?
古酒やヴィンテージ物のアルコール類は高い値段がつきやすいですが、それ以外のお酒も買取対象となることがあります。特に人気の銘柄のお酒は、引取先が多く高額査定の対象となりやすいです。

まとめ
長期熟成された古酒は高額査定の対象となりやすいです。飲まずに自宅に眠っているものがある方は、ぜひ買取専門店の査定に依頼してみましょう。
引っ越しや遺品整理でお酒が出てきたという方の利用もOKです。お酒の価値がわからない方も大手の専門店なら知識豊富なスタッフが在籍しているので安心です。