過去10年間の芸能人格付けチェックの100万円歴代ワインを調べた

【PR】
過去10年間の芸能人格付けチェックの100万円歴代ワインを調べた

「格付けチェックで紹介された高級なワインが知りたい」
「100万円のワインは一体どんな味がするの?」
芸能人格付けチェックを見て、このように感じた方も多いのではないでしょうか。

毎年正月の恒例となっているテレビ番組『芸能人格付けチェック』では、ワインのブラインドテイスティング勝負が行われます。ここで紹介された高級ワインは、ワインファンはもちろんお茶の間からも大きな注目を集めることになります。

お酒ライターAnchan
お酒ライターAnchan
今回はそんな“格付けチェックのワイン”について、過去10年にどのような銘柄がピックアップされたのか、どのような特徴があるのかを紹介していきます。ワイン好きの方はもちろん、テレビで見ていて興味を持った方もぜひご覧ください。
 

芸能人格付けのワインチェックとは?

芸能人格付けのワインチェックは、テレビ朝日系列において放映される『芸能人格付けチェック』のコーナーの1つです。この番組は、参加した芸能人たちが“高級品”と“そうでないもの”をブラインドで判断し、どれだけ価値のあるものを見極められるか、といったコンセプトの番組となります。どれだけ高級なアイテムを見極められたかで、“一流芸能人”であるのか否かを比較します。
芸能人格付けチェックは毎年正月などに特番として放映されています。そして毎回比較の対象として、必ずと言っていいほど「ワイン」が取り上げられています。
なお番組内でのワインの比較は、100万円ほどの“高級ワイン”と、5,000円程度で買えてしまう“安いワイン”の2本で行われます。値段を聞くと両者には驚くような差がありますが、ワインというのは奥が深く、番組を見ていると意外と解答に迷っている方が多いのが面白いところです。

そうは言っても、やはりワインに詳しい、ワイン好きで有名な芸能人には100万円ワインの正解者が多く、高級ワインは質が高いものであることも見て取れます。
特に100万円ワインとして紹介された銘柄は、世界的にも有名なワインであり、希少価値が非常に高いものばかりです。ワインを学ぶのであれば、どれも押さえておきたい銘柄ばかりとなっています。
 

「格付けチェック」歴代ワインの銘柄は?100万円ワインと安いワインの違いも紹介

ここからは、実際に番組で取り上げられたワインの銘柄について、10年分それぞれ紹介していきます。なお安いワインについては例年5,000円ほどのボトルが選ばれていますが、銘柄については明らかにされていません。
 

2022年は偉大なワインの“古酒”が登場

1本100万のワイン・・・シャトー・ムートン・ロートシルト1929

2022年の100万円ワインとして登場したのは「シャトー・ムートン・ロートシルト1929」です。フランスのメドック地区・ポイヤックにある非常に実力のあるシャトーであり、メドック格付けの2級から1級に昇格した唯一の存在でもあります。1929年はシャトー・ムートン・ロートシルトの中でも、非常に出来栄えの良かった当たり年と言われるワインとなっています。
このボトルは93年も前の非常に希少なワインであり、ただの上質ワインとしてではなく、コレクションアイテムのような価値があります。長期熟成に耐えうるほどの質の高いヴィンテージで、熟成ワインにしか出せない味の深みと奥行きがあります。香りは複雑ながらも調和されていて、ひとことでは表せないようなリッチさを感じ取ることができます。

5千円のワイン・・・フランス・ボルドー産のワイン

このワインに対し、5,000円ワインと紹介されたのはフランス・ボルドー産のワインです。同じボルドーワインでも、熟成年数が段違いであるためワインとしての質が異なります。それでも出演者のYOSHIKI氏が「間違えそうになった」とコメントするほどで、いかに美味しいワインであったかがわかります。
2022年の5,000円ワインについては銘柄は紹介されていませんが、フランスボルドー産のワインということで「シャトー マルテ レゼルヴ ド ファミーユ 2016」や「シャトー ランシュ ムーサ」、「シャトー グラン ピュイ デュカス」あたりではないかと予想されています。
 

2021年はパーカーポイント100点のヴィンテージワイン

1本100万のワイン・・・シャトー・ラフィット・ロートシルト 1982

2021年に登場したのは「シャトー・ラフィット・ロートシルト1982」です。フランスの5大シャトーの一つであり、ワイン好きなら誰もが知っている赤ワインの代表的な存在です。1982はそんなシャトー・ラフィット・ロートシルトの中でも破格とされる出来栄えで、かの有名なロバート・パーカー氏も100点の評価をつけています。カベルネ・ソーヴィニョンを主体にメルローやカベルネ・フラン、プティ・ヴェルドといったブドウ品種を混合したワインで、ハーブやブラックカラント、西洋梨のような香りが特徴です。
シャトー・ラフィット・ロートシルト1982は力強さと凝縮感のあるワインであり、ちょうど今飲み頃を迎えています。

5千円のワイン・・・フランス・ボルドー産のワイン

比較対象として出されたフランス・ボルドー産のワインとは、インパクトが大きく異なります。なお2021年の5000円ワインは、1990年ヴィンテージのボルドー産赤ワインであることだけが明かされています。
なかなか100万円ワインには手が届かない方でも、5,000円ワインなら挑戦しやすいのでどの銘柄だったのか予想しながら探して見るのも楽しいかもしれません。
 

2020年は晩熟で有名なラトゥールのワイン

1本100万のワイン・・・シャトー・ラトゥール 1959

2020年の高級ワインとして紹介されたのは「シャトー・ラトゥール1959」でした。ラトゥールのワインは“不作の年が無い”と言われるほど安定したクオリティで、5大シャトーの中でも特に男性的な迫力と刺激を感じ取ることができます。1959年はブドウの出来栄えも評価が高く、さらに晩熟と言われるラトゥールならではのクオリティで今でも非常に良い状態を保っているのがポイントです。この年のワインが現存しているというだけでも価値があり、レアなことから高額な値段が付けられています。

5千円のワイン・・・テーブルワイン

そんな中、比較対象として出されたのは1本5,000円のテーブルワインです。1976年のボルドー産赤ワインだということだけが明かされており、シャトー・ラトゥール1959と間違うような似た味のものが選ばれています。ワインファンの中では「シャトー・ぺデスクロー」や「シャトー・クロワゼ・バージュ」といった銘柄が候補では無いかと考えられています。
 

2019年は100歳まで生きるようなフルボディワイン

1本100万のワイン・・・シャトー・ムートン・ロートシルト 1959年

2019年のワインは、2022年と同じ「シャトー・ムートン・ロートシルト」のものです。ただしヴィンテージが異なり、この回に紹介されたのは1959年のヴィンテージものでした。1959年のムートンは特に評価が高く、ロバート・パーカーも100点をつけるほどのクオリティとなっています。高級ホテルなどでは、1本100万円を超える値段で提供されています。
そんなシャトー・ムートン・ロートシルト1959の特徴として、非常に力強いフルボディワインであること、100年の熟成にも耐えうるポテンシャルがあることが挙げられます。製造からは60年以上経ちますが、まさに今が飲み頃となっています。
なおムートンのワインは味わいもさることながら、著名な画家たちが手がけた特徴的なラベルデザインを採用しており、コレクターが多いことでも有名です。1959年のムートンは彫刻家であるリチャード・リッポルド氏がデザインを行なっています。

5千円のワイン・・・テーブルワイン

一方で安価なワインとして紹介されたのは、5,000円のテーブルワインでした。この年の5,000円ワインは産地などの情報も明かされていませんが、味が似ているということからコクのある辛口ワインであることが予想されています。

 

2018年は“神話の象徴”と言われる少量生産のワイン

1本100万のワイン・・・シャトー・ペトリュス 1995年

2018年に紹介された高級ワインは「シャトー・ペトリュス1995」です。このワインはポムロール地区の小さな土地にあるシャトーから生み出されたものとなります。ポムロール地区はメドックのように格付けを行なっていないため、ランキングのようなものには挙がってこないものの、シャトー・ペトリュスはボルドーワインの中でも5大シャトーに負けないほど、高級ランクのワインとして扱われています。
シャトー・ペトリュスの特徴として、畑がポムロールの中でも特に高い場所にあり、黒粘土と呼ばれる膨潤性のある特殊な土壌であることが挙げられます。この土壌のおかげで、特に質の良いメルローが育ちやすく、安定したクオリティのワインが出来上がります。あまりのクオリティの高さから、ロバート・パーカーが“神話の象徴”と賞賛したほどです。
そんなシャトー・ペトリュスは非常に生産量が少なく、年間でワインは4,500ケースほどしか造られないため市場への流通量も極端に少ないです。そのため高い希少価値があり、1本あたりの値段が非常に高額になっています。

5千円のワイン・・・フランス・ボルドー産のテーブルワイン

一方5,000円の安いワインは、フランス・ボルドー産のテーブルワインが選ばれています。著名人も100万円ワインと間違えるほどのクオリティで、中尾彬氏は“スミレの香りがする”と述べています。銘柄は明らかにされていませんが、スミレ香ということでメルローだけではなくカベルネ・フランがブレンドされたワインであったことが予想されています。

 

2017年は最古の歴史を持つ5大シャトーのエレガントなワイン

1本100万のワイン・・・シャトー・オー・ブリオン 1928年

2017年の高級ワインには、ボルドー最古の歴史を誇る「シャトー・オー・ブリオン」が選ばれています。シャトー・オー・ブリオンはグラーヴ地区にあるシャトーで、クオリティの高さからメドック外の地区であったにもかかわらず格付けの1級に選出されたほどです。
そんなシャトー・オー・ブリオンの特徴は、5大シャトーのワインの中でも一段とエレガントであることが挙げられます。まろやかでしなやかな味わいであり、若いうちからでも熟成させても美味しく飲めるのがポイントです。
1928年はシャトー・オー・ブリオンの中でも、非常に希少なボトルであり入手すら難しいのが現状です。入手できたらラッキーと言えるレベルで、5,000円ワインとは比較にならないほどの市場価値があります。

5千円のワイン・・・フランス産のテーブルワイン

一方で安いワインとして提供されたのは、5,000円のフランス産テーブルワインです。
比較対象に選ばれるほどクオリティが高いものであることは予想できますが、5,000円ワインでは1928年ものの高級ヴィンテージワインが持つような圧倒的な香り、味わいは再現できていないでしょう。ただの口当たりだけでなく、香りや味わいの複雑さから高級ワインを探すのが見極めのポイントと言えます。
 

2016年はデリケートな優しさを持つ長期熟成のヴィンテージ

1本100万のワイン・・・シャトー・ラフィット・ロートシルト 1923年

2016年のワインは「シャトー・ラフィット・ロートシルト」です。シャトー・ラフィット・ロートシルトのワインは2021年にも紹介されていますが、こちらはなんと1923年のヴィンテージという、90年ものの長期熟成ボトルになります。
長期熟成ということもあり、非常にデリケートなアロマがゆっくり優しく広がるのが特徴です。柔らかい甘味と美しい色合いから感じ取れる円熟さが、ワインが高級品であることを証明しています。

5千円のワイン・・・テーブルワイン

これに対し紹介された安いワインは、ボルドー産の5,000円程度のテーブルワインです。かつてシャトー・ラフィット・ロートシルトを飲んだことがある石坂浩二氏も騙されたほどのもので、ファンの中では「ドメーヌ バロン ド ロートシルト ポイヤック レゼルブ スペシャル」ではないかという予想もされています。
 

2015年は白ワインの最高峰が登場!

1本100万のワイン・・・モンラッシェ/ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(DRC) 2004

モンラッシェ/ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ」は、ロマネコンティで有名なDRC社が手がける世界最高峰の白ワインです。グランクリュ(特級畑)のシャルドネを使った2004年ものの白ワインは、美しい黄金色と優雅な香りが特徴で、濃厚な深みを感じることができます。
モンラッシェ/ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ2004の飲み頃は2008年〜2034年だと言われており、ちょうど番組放映の時期から今が味わうのにベストなタイミングです。なお生産本数がロマネコンティよりも少なく希少なボトルであり、今は高騰化が進み100万円以上の価値がついています。

5千円のワイン・・・カリフォルニア産のテーブルワイン

これに対し紹介されたのは、カリフォルニア産のテーブルワインです。カリフォルニア産のワインは低価格でも美味しい“コスパワイン”であると知られています。

 

2014年は“ロマネコンティの弟”と言われる赤ワイン

1本100万のワイン・・・ラターシュ/ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(DRC) 2005

ラターシュはロマネコンティで有名なDRC社が単独所有するグランクリュ(特級畑)のワインです。ロマネコンティの腕白な弟と呼ばれることもあり、色濃く凝縮された味わいが特徴です。何百万という価値のあるロマネコンティほどでは無いものの、1本が100万円単位で取引されるようなシリーズとなっています。
2005年はそんなラターシュの中でも、特に当たり年と言われ評価が高いです。豪華でエレガントな味わいであり、生き生きとした果実味を感じることができます。後味も美しく、飲んだ時の満足度が高いです。
なお番組が放映されたのは2014年だったこともあり、放映時に飲んだGACKT氏はラターシュを「若すぎる」と表現しています。未開封のまま今まで眠らせているラターシュは、番組放映時よりも熟成が進み、価値が上がっていると考えられています。実際にラターシュ2005年の市場価格は、放映当時の2014年よりも今の方が高くなっています。

5千円のワイン・・・米国産テーブルワイン

ちなみに2014年に安いワインとして紹介されたのは、米国産の5,000円ワインです。米国にはいろいろなワインがありますが、フランス産よりもコスパの良いものが多い傾向にあります。ワインファンの間では、この時の銘柄は「オー・ボン・クリマ」ではないかとの予想がされています。
 

2013年は「シャトー・ラトゥール」の1949年

1本100万のワイン・・・シャトー・ラトゥール 1949年

2013年の高級ワインは、2020年にも登場した「シャトー・ラトゥール」の1949年ものです。安定したクオリティーを持つラトゥールの中でも評価の高いヴィンテージであり、個性のある凝縮感を楽しめるリッチなボトルとなっています。
5大シャトーということもあり、知名度も相まって高い値段がついています。特に高級なレストランやホテルなどで頼むと、100万円を超えるような金額で提供されます。

3千円のワイン・・・カリフォルニア産のテーブルワイン

一方でこの年の安いワインには、カリフォルニア産の3,000円のテーブルワインが選ばれています。3,000円ほどになると、デイリーやちょっとした贈り物にも選びやすいので親しみ感があります。
3,000円ほどのランク帯のワインでは5大シャトーのような壮大さ、長期熟成のような凝縮感は無いものの、口当たりが軽快で飲みやすいワインも多数存在しています。
 

格付けチェック登場の高級ワインをお持ちの方はお酒買取へ

格付けチェック登場の高級ワインをお持ちの方はお酒買取へ
格付けチェックに登場した高級ワインは、「5大シャトー」や「グランクリュ(特級畑)」と言われる超高級品ばかりです。ヴィンテージによる値段の違いはありますが、どれも高額取引の対象になることが多いです。特にワインは希少価値が上がるほど値段も跳ね上がるため、番組で紹介された時よりも値段が上がっているようなボトルもあります。
もし自宅にこれらの飲まないワインがあれば、「お酒買取」に出してしまうのも一つの手です。

お酒の買取専門店に査定依頼すれば、“不要になったワインコレクション”や“飲まずに無駄にしてしまっているワイン”をお得に現金に変えることができます。お酒専門の業者を利用すれば、ワインに詳しくない方でも安心して買取ができます。
お酒買取を行う業者はいくつかあり、業者によって「店頭買取」「出張買取」「宅配買取などいろいろな方法でお酒を買い取ってくれます。忙しい方でも利用できる仕組みがあるので、ぜひ自分に合ったお酒買取業者を探してみてください。
 

まとめ

今回は「芸能人格付けチェック」でピックアップされた高級ワインを紹介しました。
高級ワインは非常に奥が深く、今回紹介したもの以外にも多くのシリーズがあります。また同じ名前であっても、造られた年代によって味が異なり、値段も大きく変わってきます。
高級ワインはなかなか日常生活ではお目にかかれるようなワインでは無いかもしれませんが、ワイン好きなら知っておきたい銘柄ばかりなのでぜひチェックしてみてください。

関連記事

  1. キリン・アサヒ・サッポロ・オリオン等おすすめビール工場見学ツアー5選

    キリン・アサヒ・サッポロ・オリオン等おすすめビール工場見学ツアー5選

  2. ハイボールにおすすめの炭酸水計9選

    お酒:炭酸水の量の比率とは?ハイボールにおすすめの炭酸水計9選

  3. 日本酒・ウイスキー・ワイン高級酒

    日本酒・ウイスキー・ワイン別高級なお酒の種類と高級酒9選

  4. 焼酎

    清酒と日本酒の違いとは?飲み方・味わい・度数やカロリーを検証

  5. ウイスキー投資はカスク・投資信託?今後投資おすすめ銘柄はコレ

    ウイスキー投資はカスク・投資信託?今後投資おすすめ銘柄はコレ

  6. 日本酒

    初心者におすすめワインのようなフルーティーな人気の日本酒9選