日本のウイスキーはここ10年ほどで人気が非常に高まっています。日本産のウイスキーは「ジャパニーズウイスキー」と呼ばれ、世界5大ウイスキーの一つとして認識されています。実際に世界的なコンクールで日本のウイスキーが表彰されることも多く、お酒のプロからみても価値の高いものだと評価されていることがわかります。
また国内では近年のハイボールブームや、連続テレビ小説「マッサン」にてウイスキーとその周辺を取り巻く出来事がテーマに取り上げられたことで、国産ウイスキーが爆発的な人気を集めるようになりました。その一方で急激な人気による原酒不足も相次ぎ、なかなか手に入らない銘柄も増えてきています。
目次
- 国産ウイスキーはどれぐらい高騰しているのか?
- 2024年4月には多くの国産ウイスキーが値上がりに
- ウイスキー投資でオークションの落札額もすごい
- 今買うべき銘柄はどれ?これから値上がりしそうな国産ウイスキー10選
- サントリーシングルモルトウイスキー 山崎25年
- サントリーウイスキー 響30年
- サントリーウイスキー 白州25年
- ニッカウヰスキー 竹鶴12年
- ニッカウヰスキー 余市20年
- ニッカウヰスキー 宮城峡NV(ノンヴィンテージ)
- ニッカウヰスキー フロム・ザ・バレル
- イチローズモルト&グレーン 505
- キリンウイスキー 富士山麓樽熟50°
- マツイピュアモルトウイスキー 倉吉18年
- ウイスキーが高騰して買取額もすごい
- まとめと今後の予測
国産ウイスキーはどれぐらい高騰しているのか?
国産ウイスキーはここ10年で非常に価値が上がっています。中でもサントリーやニッカウヰスキーなどの大手が作る高級ウイスキー、さらにその中でも熟成年度の高いヴィンテージものは特にその傾向が強いです。
たとえばサントリーのシングルモルトウイスキー「山崎25年」は、元々の定価が12万5,000円だったのに対し2024年の時点ではおよそ150〜200万円ほどの金額で取引されています。
山崎25年はジャパニーズウイスキーの世界的なブームが訪れたことで、国内外からの需要が増し一気に高額となりました。そこから買い手が殺到し原酒不足となったことで希少価値が高まり、いわゆるプレ値という価格がつけられるようになっていったのです。
他にも品薄からプレミアとなってしまったウイスキーはたくさんあります。たとえばサントリーのブレンデッドウイスキー「響30年」は定価12万5,000円に対し85万円ほど、シングルモルト「白州25年」も定価12.5万円に対し70万円ほどの金額で取引されていることがわかっています。
例えばニッカウヰスキーの余市20年は発売当初は2万円ほどで売られていたものの、終売となった今では約20倍の40万円以上の価格で取引されています。
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2024年4月には多くの国産ウイスキーが値上がりに
4月からウイスキーの値上ラッシュやん…
20%値上げとかたまらんわ無条件で給料20%上げろやw
— あんぎゅろん@whiskyおじさん (@angulon21) March 5, 2022
高騰化が常に話題となるウイスキーですが、2024年4月には流通価格だけでなく定価そのものも値上げすることが発表されました。2024年の値上げでは、主にサントリーとニッカウヰスキーの人気ブランドウイスキーの価格が改定されます。
サントリーの国産ウイスキーで値上げとなる銘柄・ブランドは?
銘柄 | 価格(税抜) |
---|---|
サントリーウイスキー 響 | <響30年> 160,000円→360,000円 <響JAPANESE HARMONY> 5,500円→7,500円 |
サントリーシングルモルトウイスキー 山崎 | <山崎25年> 160,000円→360,000円 <山崎12年> 10,000円→16,000円 <山崎NV> 4,500円→7,000円 |
サントリーシングルモルトウイスキー 白州 | <白州25年> 160,000円→360,000円 <白州12年> 10,000円→16,000円 <白州NV> 4,500円→7,000円 |
サントリーウイスキー 知多 | 4,000円→6,000円 |
SUNTORY WORLD WHISKY 碧Ao | 5,000円→6,000円 |
サントリーウイスキーのうち、2024年4月1日に値上げとなるのは響、山崎、白州、知多、そしてワールドウイスキーの碧Aoの5ブランドです。19品目ものボトルが価格改定となり、中には従来の2.25倍と、2倍以上の値上げになるボトルもあります。
価格改定の前から店頭で姿を消すボトルも多く、サントリーウイスキーがいかに人気であるかが伺えます。価格が変わった後は、流通価格もさらに値上げとなることが予想されています。
ニッカウヰスキーの国産ウイスキーで値上げとなる銘柄・ブランドは?
銘柄 | 価格(税抜) |
---|---|
竹鶴ピュアモルト | 4,500→7,000円 |
シングルモルト 余市 | <余市10年> 8,000円→12,000円 <余市NV> 4,500円→7,000円 |
シングルモルト宮城峡 | 4,500円→7,000円 |
スーパーニッカ | <700ml> 2,800円→3,200円 <500ml> 2,050円→2,350円 <50ml> 320円→380円 |
フロム・ザ・バレル | 2,800円→3,200円 |
ニッカ セッション | <700ml> 3,800円→4,200円 <180ml> 1,030円→1,150円 |
ニッカ 伊達 | 3,500円→4,000円 |
ニッカウヰスキーの価格改定も、サントリーと同じ2024年4月1日に行われます。ニッカウヰスキーでの価格改定は竹鶴・余市・宮城峡といった人気のジャパニーズウイスキーのほか、ザ・ニッカやスーパーニッカ、フロム・ザ・バレル、セッション、伊達といったウイスキーも対象となります。
ここ2〜3年で急激に姿を消したフロム・ザ・バレルのように、セッションやスーパーニッカなど今はまだスーパーで買えるようなボトルが急に値上がりする可能性も大いにあり得るでしょう。
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ウイスキー投資でオークションの落札額もすごい
国産ウイスキーの中でもハイクラスのものは、買取市場だけでなくオークションでの落札額も高まっています。たとえば「イチローズモルト」の限定品であるカードシリーズの54本セットは、2019年に開催された香港のオークションにておよそ9750万円という超高価格で落札されています。
香港「イチローズモルト」54本セット1億円で落札
日本産ウイスキー54本 “過去最高額”1億円で落札 https://t.co/cPsglgkD1f
はて🤔
アジアの女性収集家😆— hito (@ADK_D_hito1128) August 18, 2019
このシリーズはもともと10年間かけて徐々に販売された限定品で、定価は1本8,000円~13,000円程度のものでした。それが今では1本あたり180万円ほどの金額まで跳ね上がっていることから、ジャパニーズウイスキーの人気の高さが伺えます。
香港「山崎55年」1本8500万円で落札
山崎55年は300万が8500万かぁ
でも好きな人は飲んじゃうんだよね
昔山崎50年を飲んだのはひたすら自慢していこうhttps://t.co/6m0WgfjlWv— ジャッカル♪ (@jackallABEL) May 14, 2021
山崎55年が香港のオークションでなんと1本8500万円という超高額の値段が付けられています。
2020年抽選で100本限定にて定価税込330万円で発売されました。
20万通以上の応募がありメーカーとしては転売目的ではなく本当のウイスキー愛好家に届けたいという思いから購入条件として「作文3テーマ各400文字提出」という謎の条件まで付けられました。
このようなオークションに出されるのはいずれも数量限定で発売されたボトルであり、現在では手に入らないためプレミアがついていることがわかります。
2020年の春、サントリーのウイスキー「山崎55年」がオークションにて8500万円という超高額で落札されました。山崎55年はサントリーの長い歴史の中でも史上最高酒齢となるヴィンテージのウイスキーで、オリンピックを記念して造られたレアなボトルです。 このようにオークションでは、希少な国産ウイスキーが...
- ニッカ余市20年・サントリー響30年・希少なお酒複数・・・608,500円(バイセル買取実績)
- サントリー 響 30年・・・350,000円(福ちゃん買取実績)
- 竹鶴 25年・・・160,000円(ジョイラボ買取実績)
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今買うべき銘柄はどれ?これから値上がりしそうな国産ウイスキー10選
国産ウイスキーのすごいところは、ただ値段が上がったのではなく今もなお高騰し続けているという点です。そもそもウイスキーは製造するのに熟成期間を要するため、人気だからといって簡単に販売数を増やすことができるわけではありません。
国産ウイスキーは2024年以降もさらに高騰化が加速することが予想されます。高騰化しそうな銘柄とその特徴を以下にまとめて予測しています。
サントリーシングルモルトウイスキー 山崎25年
種類が豊富にあり、現行品の「山崎(ノンエイジ)」や「山崎12年」「山崎25年」のほか、すでに終売となってしまった「山崎10年」や本数限定で発売された「山崎50年」などがあります。
山崎25年はサントリーの中でも超高級酒の位置付けで、10年前ですら10万円を超える価格でした。そんな山崎ですが、ここ数年での価格の上がり幅がかなり激しく、2020年代に入ってからは100万円越えの値段がつけられるようになっています。
2024年には定価そのものも値上がりになるので、流通価格は200万円を超えてくるのではないかと予想されています。なおこちらは現行品の価格であり、旧ボトルと呼ばれる時代の古いものに関しては、さらに高値が付くこともあります。
※山崎25年Amazonの価格相場推移
2011年 | 105,000円 |
2012年 | 105,000円 |
2013年 | 148,000円 |
2014年 | 152,230円 |
2015年 | 360,000円 |
2016年 | 360,000円 |
2017年 | 468,000円 |
2018年 | 780,000円 |
2019年 | 799,900円 |
2020年 | 820,000円 |
2021年 | 1,470,000円 |
2022年 | 1,800,000円 |
2023年 | 1,800,000円 |
2024年末予想 | 2,000,000円 |
サントリーは国内のウイスキー市場でもっとも大手といわれています。そしてサントリーのなかでも特に高級なウイスキーとして人気を集めているのが「山崎」という銘柄のウイスキーです。 サントリーの山崎蒸溜所で造られるモルト原酒のみを使用したシングルモルトウイスキー山崎は、濃厚な甘みと深い味わいで非常に華やか...
ここ10年ほどで「ジャパニーズウイスキー」と呼ばれる日本のウイスキーの価値が高まっているのをご存知でしょうか。もともとウイスキーはスコットランド産のものなどが有名ですが、ここ最近では日本のウイスキーも世界5大ウイスキーの一つに名を連ねるようになり、実際に世界的な鑑評会などでも高い評価を受けています。...
サントリーウイスキー 響30年
また響は世界的なコンテストで多くの受賞経験がある有名ウイスキーでもあります。酒齢表記のない「響ジャパニーズハーモニー」のほか、表記のある「響12年」「響17年」「響21年」「響30年」などのシリーズがあります
響30年は国内のみならず、海外からの需要が高いことでも知られます。近年は投資や転売目的での購入対象にもなっています。
もともと10万円で購入できていたボトルも、今では85万円超えにまで値上がりしています。定価が2倍以上になることで、ここからの流通価格は100万を超えてくる予想です。
ちなみに響30年には花鳥風月という免税店限定のレアボトルも存在します。花鳥風月ボトルは100〜200万円に近い価格で取引されています。
※響30年(ギフトBox入り)Amazonの価格相場推移
2011年 | 100,000円 |
2012年 | 118,000円 |
2013年 | 168,000円 |
2014年 | 172,800円 |
2015年 | 288,000円 |
2016年 | 360,582円 |
2017年 | 386,000円 |
2018年 | 650,000円 |
2019年 | 527,000円 |
2020年 | 527,000円 |
2021年 | 850,000円 |
2022年 | 750,000円 |
2023年 | 850,000円 |
2024年末予想 | 1,000,000円 |
「響」はサントリーが作るブレンデットウイスキーです。国産のブレンデット・ウイスキーの中で最高峰と言われる銘柄で、日本国内での人気はもちろん世界中からも評価されています。 高い人気がある一方で、響は常に品薄状態となっていることでも知られています。特に年代物は休売となってしまったシリーズもあり、買取市...
サントリーウイスキー 白州25年
ノンエイジのほか「白州10年」「白州12年」「白州18年」「白州25年」などのボトルがありますが、いずれも入手がしづらく、中には終売・休売のボトルも存在しています。
白州25年は2021年以降、価格の上昇が落ち着き70〜80万円前後で推移していました。しかし2024年の値上げをきっかけに、再度高騰するのではないかと考えられています。
また熱狂的なファンの多い白州は、地域によっては山崎よりも手に入りにくいと言われることがあります。
※白州25年Amazonの価格相場推移
2011年 | 100,000円 |
2012年 | 105,000円 |
2013年 | ※品切れ等により販売なし |
2014年 | 148,000円 |
2015年 | 219,043円 |
2016年 | 293,413円 |
2017年 | 318,000円 |
2018年 | 500,000円 |
2019年 | 460,000円 |
2020年 | 500,000円 |
2021年 | 768,000円 |
2022年 | 740,000円 |
2023年 | 700,000円 |
2024年末予想 | 900,000円 |
「白州」はみずみずしい香りと軽快な飲み口で大きな人気を集めるサントリーのウイスキーです。ここ10年ほどのジャパニーズウイスキーの人気上昇にともない、白州は価値がとても高まっています。特に熟成期間の長い年代ものは、定価の何倍もの値段で取引されることが多いです。 今回は白州の買取にフォーカスを当て...
ニッカウヰスキー 竹鶴12年
NHKドラマ「マッサン」の影響を受け人気が爆上がりした銘柄でもあり、現在ではノンエイジ品である「竹鶴ピュアモルト」以外は全て終売状態、入手困難な状況が続いています。
竹鶴12年は再販の予定も今のところありません。そのため時間が経てば経つほど未開封ボトルの数が少なくなり、希少性の高さから価格も上がっていくと考えられています。
※竹鶴12年ピュアモルトAmazonの価格相場推移
2011年 | 2,265円 |
2012年 | 2,300円 |
2013年 | 2,298円 |
2014年 | 2,248円 |
2015年 | 10,000円 |
2016年 | 12,980円 |
2017年 | 15,480円 |
2018年 | 29,900円 |
2019年 | 22,800円 |
2020年 | 59,800円 |
2021年 | 69,800円 |
2022年 | 50,000円 |
2023年 | 55,000円 |
2024年末予想 | 60,000円 |
竹鶴はジャパニーズウイスキーの銘柄の一つです。NHK連続テレビ小説「マッサン」で話題となったニッカウヰスキーの創業者、竹鶴政孝氏の名を冠したウイスキーで、近年人気が爆上がりしています。数々の品評会で入賞経験があり、国内だけでなく世界的にも評価の高い銘柄となっています。そんな竹鶴は発売するとすぐに売り...
ニッカウヰスキー 余市20年
余市20年はそのなかでも、熟成年数が20年以上のモルト酒をあつめたというヴィンテージのウイスキーで、シリーズのなかでも高級ランクの位置づけです。もともとの販売価格も1万円をこえるような銘柄でした。
そんなシングルモルト余市20年ですが、現在では終売となっていて今では25倍もの価格で取り引きされています。20年というヴィンテージものはすぐに造れるものではないため、今後も高騰化が進むと予想されます。
※余市20年Amazonの価格相場推移
2011年 | 19,198円 |
2012年 | 17,158円 |
2013年 | 17,150円 |
2014年 | 18,800円 |
2015年 | 100,000円 |
2016年 | 115,000円 |
2017年 | 150,000円 |
2018年 | 228,000円 |
2019年 | 245,000円 |
2020年 | 300,000円 |
2021年 | 500,000円 |
2022年 | 494,000円 |
2023年 | 550,000円 |
2024年末予想 | 600,000円 |
ニッカウヰスキーの代表銘柄として知られる「シングルモルトウイスキー余市」は、ここ10年あまりの期間で爆発的な人気を集めています。あまりの人気ぶりに需要に対しての供給が追いつかず、終売となった商品もあるほどです。終売を受けて希少価値が高まったことで、余市は市場での価値が跳ね上がっています。 この...
ニッカウヰスキー 宮城峡NV(ノンヴィンテージ)
かつては10年、12年、15年などの年代物が販売されていましたが、今は終売となりノンヴィンテージのみが販売されています。
なお宮城峡は竹鶴や余市に比べると若干入手がしやすいと言われていて、流通価格も低めになっていました。しかし2024年の値上がりをきっかけに、これまで以上に高騰していくことが予想されています。
※宮城峡NV(ノンヴィンテージ)Amazonの価格相場推移
2015年 | 3,300円 |
2016年 | 3,400円 |
2017年 | 4,182円 |
2018年 | 4,000円 |
2019年 | 4,768円 |
2020年 | 5,136円 |
2021年 | 4,327円 |
2022年 | 4,898円 |
2023年 | 5,008円 |
2024年末予想 | 8,000円 |
宮城峡はニッカウヰスキーの造るシングルモルトウイスキーの一種です。軽やかで華やかな味わいのウイスキーで、飲みやすいと多くの方から高評価を受けています。特に近年ではジャパニーズウイスキーの人気上昇を受け、なかなか手に入らない希少なウイスキーとしても知られています。 初めてアルコールを売るという方...
ニッカウヰスキー フロム・ザ・バレル
そんなフロム・ザ・バレルはもともとコスパの良いウイスキーとして愛されており、2,000円台での購入が可能でした。しかし近年急激にその人気が高まり、ここ3年くらいのあいだに3〜4倍近い価格にまで高騰しているような状況です。
スーパーでの品薄も相次ぎ、今後さらに価格が高まっていくことが見込まれています。入手困難なことが話題となったことで、コレクターからの購入も相次いでいます。
そんなフロム・ザ・バレルは2024年4月以降、定価自体も値上げになります。
※フロム・ザ・バレルAmazonの価格相場推移
2018年 | 2,300円 |
2019年 | 2,600円 |
2020年 | 3,800円 |
2021年 | 3,800円 |
2022年 | 6,000円 |
2023年 | 6,800円 |
2024年末予想 | 9,000円 |
近年人気を集めている日本産のウイスキー。山崎や竹鶴といったウイスキーが有名ですが、これらの銘柄は高騰化していて入手も難しいのが現状です。そんな中、ニッカウイスキーの「フロム・ザ・バレル」は比較的入手しやすいとの噂で、日常的にウイスキーを楽しみたい方にもオススメできる銘柄の一つとなります。 ※こ...
イチローズモルト&グレーン 505
イチローズモルトはシリーズによって色が変わるオシャレなラベルが特徴で、プレゼントや贈答品としても人気が高いです。海外の品評会での入賞経験も多く、品薄状態が続いています。
そんなイチローズモルトシリーズの中で高騰化が進んでいるのが「505」と呼ばれる限定品です。もともとコロナ禍における居酒屋・飲食店を応援するために作られたという限定ボトルであり、一般発売されないことから希少価値が非常に高くなっています。
※イチローズモルト&グレーン505Amazonの価格相場推移
2020年 | 12,500円 |
2021年 | 20,000円 |
2022年 | 28,000円 |
2023年 | 21,980円 |
2024年末予想 | 30,000円 |
イチローズモルトは、秩父にある蒸留所で造られるウイスキーです。世界中から注目を集めるジャパニーズウイスキーの銘柄で、常に完売状態となっている幻のウイスキーとも言われています。 そんなイチローズモルトはその希少価値の高さから、しばしば買取専門店の高額買取対象品に名前があがっています。もし自宅に飲まな...
キリンウイスキー 富士山麓樽熟50°
ベーシックモデルの「富士山麓樽熟50°」のほか、「富士山麓Sighnature Blend」や年代表記のある「富士山麓シングルモルト18年」などのシリーズがありました。
しかし富士山麓樽熟50°はすでに終売となっているので、入手が難しくなっていて価格も高騰しているような状況です。
※富士山麓樽熟50°Amazonの価格相場推移
2016年 | 798円 |
2017年 | 4,980円 |
2018年 | 7,980円 |
2019年 | 9,980円 |
2020年 | 8,700円 |
2021年 | 7,700円 |
2022年 | 8,500円 |
2023年 | 8,500円 |
2024年末予想 | 9,000円 |
「富士山麓」と呼ばれるアルコールをご存知でしょうか。富士山麓は日本を代表するウイスキーの銘柄の一つです。キリンの子会社であるキリンディスティラリーの作るウイスキーブランドで、甘く柔らかな飲み心地で幅広い層から支持を得ている銘柄でもあります。 そんな富士山麓は、もともと「本格的なウイスキーを低価格で...
マツイピュアモルトウイスキー 倉吉18年
国内のウイスキー人気の影響を受け、今現在人気が高まってきている銘柄の一つです。世界的な品評会で受賞した経験や、さまざまなメディアに掲載されたこともあります。
上記で挙げたウイスキーのように終売となっているわけではないので現在は定価でも入手しやすいですが、人気上昇中のためこれから高騰化する可能性があります。特に2022年以降は2万円越えと、じわじわ価格が上がっているので注目してみましょう。
※マツイピュアモルトウイスキー倉吉18年Amazonの価格相場推移
2018年 | 12,960円 |
2019年 | 12,960円 |
2020年 | 12,283円 |
2021年 | 12,000円 |
2022年 | 24,000円 |
2023年 | 25,000円 |
2024年末予想 | 27,000円 |
ここ10年あまり、ジャパニーズウイスキーの人気が急激に高まっています。サントリーやニッカなどの有名な国産ウイスキーは原酒不足による終売が相次ぎ、市場価値が爆上がりしているのが現状です。 ではそのほかの国産ウイスキーの人気は一体どの程度なのでしょうか。実は日本国内には個性的なウイスキーが多数あり、大...
ウイスキーが高騰して買取額もすごい
これまで紹介したとおり、日本産のウイスキーは価格が非常に高騰しています。しかしこれだけ高騰しても買いたがる根強いファンが多いので、今後も人気はしばらく衰えないでしょう。
販売価格が高騰している分、買取専門店での査定額も跳ね上がっています。特に終売となってしまった希少価値の高いシリーズや、年代物のラベルの商品、そして数量・期間限定で販売されていたものなどは、定価よりも高い価格で売れることがあります。
蒸留酒の一つであるウイスキーは、世界各地で愛されている飲み物です。スコッチウイスキーやアイリッシュウイスキーをはじめ、日本のジャパニーズウイスキーも近年では世界トップレベルの人気を集めています。 もともと高級なイメージの強いウイスキーですが、特に近年ではブームも相まって高額買取の対象となることが非...
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 |
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ファイブニーズ | バイセル | ジョイラボ | 買取屋さんグループ |
4.7 ★★★★☆ | 4.5 ★★★★☆ | 4.3 ★★★★☆ | 3.9 ★★★☆☆ | 3.7 ★★★☆☆ |
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詳細を確認 | 詳細を確認 | 詳細を確認 | 詳細を確認 | 詳細を確認 |
まとめと今後の予測
ウイスキーの高騰の主な原因は、原酒不足による終売や欠品です。そのため今人気があるからといって、すぐに再販されるわけではありません。したがって、しばらくの間は今のように値段が高騰する傾向が続くと予想できます。
ちなみにこれだけ急激に価格が跳ね上がっているウイスキーは、飲むために買うのではなく投資目的で購入する方もいます。世界からも買取の需要があるので、売りに出すにも絶好の機会だと言えるでしょう。
2024年はサントリー、ニッカウヰスキーと大手のウイスキーメーカーが人気ブランドの値上げを発表しています。大幅な価格改定に伴い、流通価格もさらに値上がりするのではないかとみられています。
かつて10万円だったウイスキーが100万円越えとなるようなケースも珍しくありません。ぜひ価格の動向に注目してみましょう。