国産山梨ワイン20選。ブドウやワイナリーから選んだおすすめ山梨ワイン

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木の机の上のぶどうとワイン

国産ワインのひとつ、山梨ワインをご存知ですか?世界からも注目され、数々の受賞歴があるワイナリーがある山梨県の山梨ワインは、海外産のワインとは違った魅力をもっています。和食にもよく合い、これまでとは違った楽しみ方もできる山梨ワインについて紹介します。

山梨ワインとは?

山梨県は、富士山に代表される自然豊かな都道府県です。サクランボやナシ、ブドウといった果物の名産地でも知られ、日本ワイン発祥の地でもあります。

色々な果物栽培が盛んな山梨県ですが、中でもブドウ栽培の歴史は古く800年に及びます。一日の気温差や、年間を通じた気温差が大きく乾燥しやすい土地柄はブドウの栽培にぴったり。中央高地式と分類される山梨県はブドウ栽培に適しており、質のよいワインを生み出す土地柄です。

70以上もあるワイナリーの数からも、ワイン生産が盛んな様子がうかがえますね。日本国内ではもちろん、世界でも注目を集める山梨ワインの魅力や歴史について、詳しく紹介します。

山梨ワインの魅力

山梨ワインは日本で初めてワインの地理的表示を受けています。そのため正式に「山梨ワイン」と呼べるのは山梨県で栽培された指定品種のブドウだけを使って、山梨県で製造した要件を満たすワインに限られます。正式に「山梨ワイン」と認められたワインには「GI Yamanashi」と表示されています。

この様に品質を保護された山梨ワインの特徴は、上品でさわやかな味わいです。口に含んだ後に残る、すっきりした後味や軽やかな風味が特徴。ワインでありながら、和食との相性が良いところも魅力です。

山梨ワインの歴史

ワイン樽
山梨ワインの歴史は明治時代にさかのぼります。鎖国が解かれた明治時代、国の殖産興業政策を受けフランスからワイン製造の技術を持ち帰ったことが始まりです。明治3年には甲州種と山ブドウを使った初めての国産ワインが作られました。
最初に醸造所が設立された勝沼地区には、今でも多くのワイナリーが存在します。最初にワインづくりに携わったのは山田宥教(やまだひろのり)と詫間憲久(たくまのりひさ)です。しかし、ワイン製造事業は初めから順調だったわけではありません。

1876年には二人が設立した醸造所は廃業を余儀なくされます。しかし、その後も山梨県では土地の気候に合ったブドウ栽培やワインづくりに力を入れ、日本の風土に合ったワインづくりが模索されてきました。特に山梨県の固有種とされる甲州種はワインづくりにも適しており、国産ワインを代表するブドウ種として知られています。

2010年には甲州種が「Office International de la vigne et du vin」と呼ばれる国際審査機関で品種登録されます。今では甲州種は世界でも広く知られるようになり、山梨ワインはますます注目されています。

山梨ワインの選び方

山梨ワインの選び方
山梨ワインを上手に選ぶには、どのような点に着目すればよいでしょうか?おすすめの山梨ワインの選び方を紹介します。

ブドウの品種から選ぶ

まずはブドウの品種から選ぶのがおすすめです。いちごのような甘みのある赤ワインを生み出すマスカット・ベーリーAは日本を代表する黒ブドウの新種です。カベルネ・ソーヴィニヨンは世界中で生産される有名な品種で、どっしりした味わいの赤ワインが楽しめます。すでにご紹介した甲州はすっきり軽やかな風味や酸味が特徴。繊細な味わいは和食との相性が良い白ワインになります。

ワイナリーで選ぶ

また、山梨ワインを選ぶときはワイナリーで選ぶのもおすすめ。受賞歴があるワイナリーや個性的な取り組みをしているワイナリーなど、それぞれのワイナリーから選ぶのもよいですね。

おすすめの赤ワイン10選

ミュール シャトーブリヤン 赤

ミュール シャトーブリヤン
国産辛口ワインの先駆者の作る最高峰赤ワイン
サドヤは対象6年創業の老舗ワイナリーであり、当時甘口が主流の中、他のワイナリーに先んじて辛口ワインの製造を行っていた辛口ワインの先駆者と呼べる存在です。そんなサドヤが製造している赤ワインの中でも最高峰のブランドである「シャトーブリヤン」を低価格で楽しめるように作られたセカンドラベルが「ミュール シャトーブリヤン」です。
熟成の際に使う樽を新しいものを使う比率を高めることで、熟成感の中に果実の香りなども楽しめるようになり、果実の香りと樽の香りが絡み合い、ヨーロッパのワインにも負けない力強さや厚みを実現しています。
造り手:サドヤ
味わい:辛口
度数:12.0%

マスカットベリーA 樽熟成 キュヴェ・オギハラ

サクラアワード2020ダブルゴールド受賞の選ばれたワイン
マスカットベリーA 樽熟成 キュヴェ オギハラ
女性審査員による国際的ワインコンペティションであるサクラアワード2020で2012年ヴィンテージのものがダブルゴールドを受賞し、世界でも選ばれたワインの1つとして評価されました。
使用されているブドウであるマスカットベリーA特有のキャンディ香が控えめで、その分熟したチェリーやイチゴ、ドライフルーツ、カラメルといった香りを複雑に楽しむことができます。力強い酸味や熟成された果実感を味わうことができ、肉料理やドライフルーツといったものから、ジビエ料理やブルーチーズといった風味の強い食べ物と合わせやすくなっています。
造り手:シャトー酒折ワイナリー
味わい:ミディアムボディ
度数:12.0%

月の城 マスカット・カベルネ

ワイン初心者でも楽しめる甘口ワイン
月の城 マスカット カベルネ
月の城は飲みやすさを追求して作られた赤ワインです。タンニンが強く、重厚な味わいで飲みごたえのあるワインの原材料となるカベルネ・ソーヴィニヨンとマスカットをブレンドすることにより、赤ワインに慣れていない初心者でも飲みやすいように作られています。
そのまま飲んでももちろん楽しむことができますが、氷で割る、レモンやオレンジを絞り入れるなどの方法でも楽しむことができます。そのため、ジュース感覚で気軽に楽しむことができるワインとなっています。
その多様な味わい方から、バーベキューと共に味わうのがおすすめです。
造り手:シャトー酒折ワイナリー
味わい:甘口
度数:11.0%

山梨 マスカット・ベリーA

マスカット・ベリーAを存分に味わうことができるワイン
山梨 マスカット・ベリーA
「山梨 マスカット・ベリーA」は、太陽の光をたっぷりと浴びてた熟度の高い山梨県産マスカット・ベリーAの中でも高品質な厳選されたものを使用した赤ワインです。そのことは品質保証のための地理的表示である「山梨」の名を冠していることが証明しています。
さくらんぼやラズベリーなどの華やかな香りキャンディの甘い香り、タンニンの柔らかな味わいによりマスカット・ベリーA種の醍醐味を存分に味わうことができます。
醤油やみりんといった甘辛い和食の味や香草やスパイスといった香りが強めの料理まで幅広く合わせることができます。
造り手:シャトーメルシャン
味わい:辛口
度数:12.5%

マルスセラー赤

老舗焼酎酒造が作る日本人向け赤ワイン

マルスセラー赤
「マルスセラー赤」は、鹿児島県の老舗焼酎酒造である本坊酒造がワイン造りのために作ったマルス山梨ワイナリーで作られています。その中でもマルスセラーというシリーズは、長い歴史の中で培った日本人の味覚に合わせて作られた日本人向けのワインとなっています。
カベルネ・ソーヴィニヨンとマスカット・ベリーAの2種類のブドウを原材料としていて、渋みや酸味、コクが調和し、ベリーのさわやかな香りと少しの渋みを味わうことができる本格的なワインです。
低価格なため手ごろな値段で本格的なワインを楽しむことができ、ワインに慣れてきて甘いワイン以外も楽しみたいという人にもおすすめです。
造り手:本坊酒造 マルス山梨ワイナリー
味わい:ミディアムボディ
度数:12.0%

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登美の丘<赤>

有名飲料メーカーの作る山梨ワイン
登美の丘
「登美の丘<赤>」を作っている登美の丘ワイナリーは、有名飲料メーカーであるサントリーが山梨県甲斐市に作ったワイナリーです。登美の丘はこのワイナリーの代表銘柄で、その品質は、ANAの国際線のファーストクラスでも提供されるなど、広く知られています。
メルローを中心としてカベルネ・ソーヴィニヨン、プティ・ヴェルド、カベルネ・フランがブレンドされています。花やフルーツの香りの中に落葉やたばこが感じられ、エレガントさの中に甘い香りが楽しめ、ふくよかで酸味と渋みが調和した味わいがあり、多くの人が楽しむことができる一品となっています。
造り手:登美の丘ワイナリー
味わい:ミディアムボディ
度数:13.0%

ヤマナシ ド グレイス

軽い飲み心地の初心者にもおすすめの赤ワイン
ヤマナシ ド グレイス
「ヤマナシドグレイス」は、マスカット・ベリーAをメインとしてカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロをブレンドして作られた山梨ワインとなっています。3種のブドウのそれぞれの特徴を活かされていて、それをオーク樽で約8か月間熟成した後に瓶詰前にアサンブラージュすることにより調和された香りを楽しむことができます。
豊かな香りに対して味わいはしなやかな酸味ややわらかな渋み、豊かな果実実によるコクを感じながらも、軽やかな印象があり、親しみやすさを見出すことができるワインとなっています。そのため、ワイン初心者でも楽しみやすいものとなっています。
造り手:中央葡萄酒株式会社
味わい:ミディアムボディ
度数:12.5%

オリファン にごりワイン

ポリフェノールの高いにごったワイン
オリファン にごりワイン
「オリファン にごりワイン」は、発行を促す酵母をろ過せず、ワインの中に残したままのため、色合いが濁ったワインとなっています。ポリフェノールが同酒造の作っている通常のワインと比較すると約2.5倍もあり、美味しいだけではなく健康にも良い影響を与えてくれます。
ワインの中でも非常に飲みやすく、渋みや酸味があまり強くありません。アルコール度数も7%と低く、お酒が苦手な人でも楽しみやすくなっています。
飲み方としてはそのままでももちろん美味しく飲めますが、炭酸水で割ることによってスッキリとした味わいも楽しめます。夏場には特におすすめの飲み方です。
造り手:笹一酒造
味わい:甘口
度数:7.0%

マドゥーロヴィーニョ

ブランデーとブランドされたワイン
マドゥーロヴィーニョ
「マドゥーロヴィーニョ」は、ポルトガル語で「熟成したワイン」という意味を持つ赤ワインとなっています。65度の温度で温熱熟成したワインにブランデーを加え、フランス製の樽を使って樽熟成を行っています。それにより酒精を強化するだけでなく香ばしい香りを付けています。
酸味が非常に少なく、ほとんど感じられないため、チョコレートやケーキといった甘い食べ物に非常にマッチします。また、食通の間では極上の洋風料理酒として有名になっている一面もあります。
アルコール度数が17%とワインの中では高めで、開栓して空気に触れてしまった後でも変質しにくいため、毎日少しずつ飲むといった楽しみ方も可能です。
造り手:蒼龍葡萄酒
味わい:甘口
度数:17%

周五郎のヴァン

作家の愛した甘口ワイン
周五郎のヴァン
「周五郎のヴァン」は、中央葡萄酒で作られているデザートワインです。名前に付いている周五郎は、このワインを愛飲していた作家である山本周五郎氏から取られています。ラベルには周五郎氏がこのワインを賞賛した模様が描かれていて、題字も周五郎氏の直筆となっています。
マスカット・ベリーAと甲州をブレンドして作られたワインにフランスのコニャック地方産のブランデーを加えて数年熟成することにより、深い味わいを実現しています。その甘さから、ブルーチーズやアイスクリームと合わせたり、食後酒として楽しむのがおすすめです。
造り手:中央葡萄酒株式会社
味わい:甘口
度数:16%

おすすめの白ワイン10選

登美ノーブルドール

世界最高峰の甘口ワインを日本で
登美ノーブルドール
通常のワインに使用するブドウよりも糖度が高い貴腐ブドウを使っていて、帝王のワインとまで呼ばれる貴腐ワイン。そんな「登美ノーブルドール」ではそんな貴腐ブドウの中でもリースリング・イタリコが使用されています。黄金に輝く高貴なるものという意味を込めた「ノーブルドール」という名前にふさわしく、貴腐ワインにふくよかな香りや三つのような甘さを感じることができます。
他のワインに比べると高価な値段となっていますが、栽培のリスクが高い貴腐ブドウを使い、8年の熟成を経ているものであることから、適正な価格となっています。
造り手:登美の丘ワイナリー
味わい:甘口
度数:9.0%

アルガブランカ イセハラ

ANA国際線で提供される山梨県産白ワイン
アルガブランカ イセハラ
「アルガブランカ イセハラ」は、日本が誇る世界に認められた白ワインとして知られています。JALやANAの国際線のファーストクラスに機内酒として採用され、天皇陛下即位の礼でも提供されており、世界にその存在を知らしめました。
原材料は甲州産100%で、白桃や柑橘類などを感じさせる上品な香り、グレープフルーツなどの柑橘類を感じさせる若い酸味が調和し、重厚感や心地よい余韻からエレガントな印象を与えてくれます。
刺身や寿司、からすみ、魚の粕漬けなどといった和食料理と相性抜群となっています。
買ってすぐに飲んでもおいしく飲めますが、購入後数年熟成させるとさらなる驚きが得られます。
造り手:勝沼酒造
味わい:辛口
度数:10.0%

モンシェルヴァン 白

国産辛口ワインの元祖のロングセラー商品
モンシェルヴァン 白
「モンシェルヴァン白」の製造元であるサドヤは、甘口ワインが主流であった創業当時にいち早く辛口ワインの製造を始めた、国産辛口ワインの先駆けと呼べるようなワイナリーです。そんなサドヤでも50年以上にわたりロングセラー商品として人気なのが「モンシェルヴァン」です。山梨県産の甲州他数種類のブドウをブレンドしたワインに、サドヤが厳選した輸入ワインをブレンドすることにより価格を抑え、毎日楽しめるワインを作り上げています。
柑橘系やトロピカルを思わせる豊かな香りとさわやかな味わいが特徴で、カジュアルに楽しむことができる一品となっています。
造り手:サドヤ
味わい:辛口
度数:12.5%

ソラリス 古酒甲州

有名調味料製造企業のワイン
ソラリス 古酒甲州
ラテン語で「太陽の」という意味を持つ「ソラリス」。このワインを製造しているのは、醤油やみりんの製造メーカーとして有名なキッコーマンです。
数あるワイン用ブドウの中でも日本固有種である甲州のうち、特に出来の良い年のものを原料にしたワインを厳選し、グラスライニングタンクで10年以上にわたり熟成を行っています。その長い熟成により、深みのある色味や複雑な香り、甘さや苦みといったものが調和し、長期熟成ならではの味わいを楽しむことができます。
毎年作れるわけではなく、熟成にも時間がかかるため、数に限りがあるのでいつでも入手できるわけではありませんが、それだけの価値のあるワインとなっています。
造り手:キッコーマン食品株式会社
味わい:甘口
度数:10%

キスヴィン 甲州 レゼルヴ

勢いのある注目ワイナリーの白ワイン
キスヴィン 甲州 レゼルヴ
「キスヴィン甲州レゼルヴ」を製造しているキスヴィン・ワイナリーは、ドラマ化もされたワインが主題となっているマンガである神の雫にも登場した新進気鋭のワイナリーです。そんな今注目を集めているワイナリーの中でも日本固有種の甲州を原材料とし、長期熟成で作られたのがこのワインです。「今飲んでおいしく、寝かせるとさらに美味しい甲州を」という理念の元、上品な味わいのワインを作り上げました。
花の香りや樽由来のバニラの香りが感じられ、みずみずしい果実を思わせる甘みや酸味が口の中に広がります。
ワイナリーの理念にあるように、購入してするだけでなく、熟成してからも味わってもらいたい一品です。
造り手:キスヴィン・ワイナリー
味わい:辛口
度数:12.5%

桜沢シャルドネ

女神を模したラベルが特徴の白ワイン
桜沢シャルドネ
自社農園で栽培したシャルドネ100%を原材料に作られた白ワインである「桜沢シャルドネ」。「ワイン造りは質の高い葡萄から」という信念の元、自社農園で自然農法にこだわりながら高品質な葡萄を材料に作り上げています。ワイン・ヴィーナスシリーズとして女神を模したデザインのラベルが目印となっています。
オーク樽で半年間の熟成を経たことにより、ワインそのものが持つ柑橘類やハーブの香りに加え、バニラやナッツを思わせる香りが合わさり、複雑ながらも芳醇な香りを有しています。味わいは、酸味と果実のみずみずしさや甘み、ほのかな苦みが混ざり合い、リッチさを感じさせてくれます。
造り手:奥野田葡萄酒醸造株式会社
味わい:辛口
度数:12%

デラウェア おりがらみ

無濾過で葡萄の味わいを最大限に楽しめるワイン
デラウェア おりがらみ
「デラウェア おりがらみ」は、甲州市で作られた甲州を100%使用している白ワインです。その一番の特徴は、熟成後ろ過処理を行わず、無濾過で瓶詰めしていることです。そのため、薄く濁ったイエローの見た目になり、甲州そのものの味わいや酵母由来のうま味や香りといったものを最大限に味わうことができます。
柑橘系の香りに加え、リンゴや梨を思わせるフルーティーな香りが広がり、フレッシュさが感じられます。味わいはなめらかで、ほんのりと甘さも感じることができます。
そのさっぱりとした味わいから、和食だけでなく幅広い料理と合わせることができます。
造り手:塩山洋酒醸造株式会社
味わい:辛口
度数:9.5%

デラウェアおりがらみ 白 2019 720ml

ルミエール 光 甲州

皇室御用達にもなった老舗ワイナリーの白ワイン
ルミエール 光 甲州
「ルミエール光甲州」を製造しているルミエールワイナリーは、大正時代には皇室御用達にもなっている歴史ある老舗ワイナリーです。そんなルミエールワイナリーの中でも人気を誇るのがこの「光甲州」です。ワインを題材とする漫画である神の雫でもこのワインが紹介されたこともあり、ワイン好きの中では広く知られているワインです。
果実を凝縮したかのように思わせるフルーティーな香りやバターやナッツを感じさせる香りが力強さを感じさせ、そこに酸味や旨味が混ざり合うことにより、白ワインの中でも厚み楽しませてくれる一品となっています。
造り手:ルミエールワイナリー
味わい:辛口
度数:12.0%

フリージングワイン 白

100年以上の歴史を誇るワイナリーのデザートワイン
フリージングワイン 白
山梨県の勝沼で100年以上の歴史を持つ老舗ワイナリーである蒼龍葡萄酒株式会社。そんなワイナリーでデザートワインとして作られているのが、「フリージングワイン白」です。製造時に甲州の果汁を凍結させ、余分な水分を取り除く凍結濃縮を行うことによって、32度という非常に高い糖度の状態で発酵させるため、葡萄の芳醇な香りや凝縮された深いコクを楽しむことができる甘口のワインとなっています。
デザートワインなので、食事に合わせるのではなく、食前酒や食後酒として楽しむことができます。
飲み方は冷やして飲むだけでなく、氷を入れてオンザロックでも美味しく飲むことができます。
造り手:蒼龍葡萄酒株式会社
味わい:甘口
度数:8.0度

甲州ドライ

伊勢志摩サミットでも提供された辛口白ワイン
甲州ドライ
シャトー酒折ワイナリーが製造している辛口白ワインの「甲州ドライ」。2016年に合った伊勢志摩サミットで採用された山梨ワインの1つで、このワインは各国のファーストレディーの昼食で振舞われました。ジャパンワインチャレンジで2年連続で金賞を獲得するなど、ワイン好きには名前が知られています。
県内の3つの産地で作られた甲州を使っており、それぞれの土地故の特徴が調和し、飲み手にフルーティーさを感じさせながらすっきりとした口当たりを感じさせる表情豊かなワインとなっています。
ワインの自己主張がそれほど激しくないので、刺身や寿司、てんぷらといった和食や出汁や味噌といった調味料との相性が良いです。また、繊細な味付けに対しても主張しすぎないため、ともに楽しむことができます。
造り手:シャトー酒折ワイナリー
味わい:辛口
度数:12.4%

 

山梨のワイナリー4選

ブドウ畑
山梨ワインで知られる有名なワイナリーを紹介します。山梨ワインのワイナリーの多くは勝沼地区にあります。

白百合醸造

白百合醸造は昭和13年に創業した歴史あるワイナリーのひとつ。2016年に日本ワインコンクール金賞を受賞した経歴もあり、華やかな赤ワインで人気のワイナリーです。
掲載ページ白百合醸造
住所:山梨県甲州市勝沼町等々力878-2

まるき葡萄酒

まるき葡萄酒はユニークな栽培方法を取りいれていることで知られるワイナリーです。雑草を処理せず自然に近い環境で栽培したブドウを使ったワインが有名。創業者の土屋龍憲は日本で初めてワインづくりを学ぶために渡仏した人物としても知られています。
掲載ページまるき葡萄酒ワイナリーツアー
住所:山梨県甲州市勝沼町下岩崎2488

中央葡萄酒

世界のコンクールでも受賞歴がある中央葡萄酒も山梨ワインを代表するワイナリーのひとつ。大正12年創業の老舗ワイナリーです。自社農場もある家族経営のワイナリーで、「キュヴェ三澤」がフラッグシップワインです。テイスティングセミナーなども実施しているので、山梨観光の際に訪れるのもおすすめです。
掲載ページ中央葡萄酒
住所:山梨県甲州市勝沼町等々力173番地

丸藤葡萄酒

同じく工場見学できるワイナリーが丸藤葡萄酒です。こちらのワイナリーでは工場見学が無料で行われています、試飲は有料ですが、より山梨ワインについて詳しく知りたい方におすすめです。
掲載ページ丸藤葡萄酒
住所:山梨県甲州市勝沼町藤井780

この様に、山梨のワイナリーは歴史も古く、個性的なワイナリーがたくさんあります。よりよい山梨ワインを生み出すため、たゆまぬ努力を続けるワイナリーの存在が山梨ワインを支えていることがうかがえます。

山梨ワインの受賞歴・評判

山梨ワインのコンクール受賞歴の例を紹介します。
2019年の日本ワイナリーアワードでもいくつかの山梨ワインが受賞しています。勝沼醸造は小さなワイナリーですが、県内の甲州種に特化したワインを生み出すワイナリーとして五つ星を獲得しました。
キザンワインを製造する山洋酒工業東山梨地区で栽培されたブドウにこだわったワイナリーで、同じく五つ星を獲得しています。

また、ワインの銘柄でも受賞歴をもつものがあります。例えばまるき葡萄酒の「まるき 甲州」は日本のワインコンクールで毎年のように受賞している定番のワインのひとつ。中央葡萄酒株式会社が手掛ける「グレイス甲州」(Grase Koshu Private Reserve 2015)は2016年のデキャンタ-・ワールド・ワイン・アワードで白ワイン部門 プラチナ賞・ベストアジア賞を受賞しています。

この様に山梨ワインは日本国内はもちろん、世界でも注目され評価がされているワインです。日本食ブームもあり、和食と相性の良いやな増しワインの人気はますます高まるのではないでしょうか。

山梨ワインに合う料理やおつまみ

ワインのつまみ
山梨ワインは和食とよくあうワインです。そのため「和」のテイストがあるおつまみとは相性抜群。例えばクリームチーズにかつお節を振りかけだし醤油で食べるおつまみは白の山梨ワインにぴったり。

ほかにも鶏肉や、白身魚を柚子胡椒で味付けしたメイン料理もおすすめです。身近なお菓子「チーズおかき」や練り物とも相性が良く、気軽に手に入るおつまみで楽しめるところも魅力です。山梨ワインの赤には、ハーブが香るサラミがおすすめ。華やかさや心地よい香りが魅力の赤ワインに、うまみと香りが強いサラミはよくあいます。

山梨ワインで日本の味わいを満喫しよう

国産ワインの代表といえる、山梨ワイン。固有種甲州種にこだわり、山梨の気候風土を存分に生かしたワインは、まさに日本の味。和食ともよくあう上質な味わいは、日本のみならず海外でも評価されています。
ワインといえばヨーロッパとイメージしがちですが、国産ワインに目を向けてみてはいかがですか?中でも山梨ワインは国産ワインを牽引してきた歴史と自信、誇りにあふれています。日本の土地で生み出された山梨ワインで、日本の風土を舌で満喫してみましょう。

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