広島県の有名な地酒の銘柄
広島県の山間部にある神石高原町にある三輪酒造は1716年の創業で、神雷は地元に愛されています。酒米は山田錦以外に千本錦も使用し、仕込み水に井戸水を使ってしっかりとした吟醸香があり食中酒に最適です。
賀茂鶴は西条の地酒の代表銘柄で、吟醸づくりを行う酒蔵のパイオニアで良い水や米、杜氏を土台として長い歴史にプライドがあります。オバマ大統領が来日時に飲んだ酒として有名で、旨味と香りがバランス良くキレがある飲み口が特徴です。
三次市甲奴町にある山岡酒造は江戸時代に創業した老舗の蔵元で、瑞冠は幻の酒米の亀の尾を100%使っています。芳醇な辛口でコクを楽しめ、有田湧水と亀の尾を使うなど幻のお酒としても注目度が高いです。
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広島県の地酒の歴史
広島県の地酒といえば日本の三大酒どころの西条があるため注目され、日本酒の生産ランキングでは8位になっています。西条における酒の歴史は江戸時代末期と兵庫県の灘や京都府の伏見よりも浅いですが、1675年創業の白牡丹酒造があり古い製法を引き継いで地元で飲まれていました。
西条は周囲を山に囲まれた盆地にあり特有の気候が酒造りの発酵や貯蔵に適し、おいしい水が採れるため本格的な地酒が造られ蔵元が多い地域です。西条の水は軟水で灘のようにミネラル豊富な硬水ではなく、発酵が思うように進まず甘い酒しかできなくて腐りやすくて苦労しました。酒どころは西条以外に瀬戸内海に面した安芸津があり、おいしい酒造りに行き詰まり灘や伏見で酒造を一から研究し直して水質が重要だと突き止めたものです。軟水で酒造りをする時は麹をしっかりと育てないといけませんが、1898年になってようやく完成して杜氏の育成を行いました。明治40年に東京で開かれた第1回全国清酒品評会で広島の酒は灘や伏見を制し、日本の酒どころとして有名になりました。
広島県の地酒の味わい
広島県の地酒は西条駅周辺にレンガ作りの煙突が並び、懐かしい雰囲気を感じる酒蔵で毎年10月に酒祭りが開かれています。県内の酒蔵は安芸津や竹原などにありますが、大正時代と比べると激減しているものの安芸杜氏の酒造りが続いていることが特徴です。
酒の味わいは軟水を使うためまろやかな味わいで、芳醇で旨味のあるのが特徴です。酒造りは新しい酵母や酒米の研究を行い、技術指導を行うことで飲みやすくなるように仕上がっています。
広島県の酒米は八反錦が中心で、雄町系のこいおまちや山田錦系の千本錦などがあり酒造好適米としても人気です。県内の酒蔵は見学などを頻繁に行い、試飲などをしてもらうことで酒の良さをアピールしています。酒はアルコール度数が低いと初心者でも飲みやすく、純米酒は米の旨味を味わえるため飲みごたえがあって人気が高いです。
雨後の月
徳富蘆花の小説から命名された大吟醸酒
雨後の月の由来は徳富蘆花の小説である自然と人生にちなみ、澄み切ったお酒ということで命名されています。使用する水は超軟水のため飲みやすく、酒米は兵庫県産の特Aの山田錦や岡山県赤磐の雄町などこだわっていることが特徴です。
酒は透明感がある透き通った味わいのため、キレの良い辛口で旨味の余韻が長く魚などに会います。上質の酒米を100%使用したフルーティーな味わいが特徴で、香りに連動した甘みがあるために飲みやすい大吟醸酒です。
精米歩合は40%でアルコール度数は17度で、使用酵母は協会901号など飲みやすくなるように仕上げています。
徳富蘆花の小説にちなんで付けられた
上質の酒米を使用したフルーティーな味わい
キレの良い辛口で旨味の余韻が長い
- 酒造
- 相原酒造
- 酒蔵住所
- 広島県呉市仁方本町1-25-15
- 電話番号
- 0823-79-5008
- 価格帯
- 648円~12343円
- ホームページ
- https://www.ugonotsuki.com/
軍港で発展した呉市。その南側に仁方という港町があります。オールドの鉄道ファンなら、「かつて鉄道連絡船で四国と繋がっていた港町だ」と、思い出される方もおられると思います。この仁方の地は三方を山に囲まれ海に面した土地。この辺りの地質は花崗岩層で、浸透した水は時間を掛けて良質の軟水となります。 ...
賀茂鶴
オバマ大統領と安倍首相も酌み交わした歴史ある広島の銘酒
吟醸づくりに代表される同酒蔵の歴史は常にパイオニア(先駆者)であり続けました。明治の時代より革新的な精米技術を取り入れ、戦後には全国に先駆けて大吟醸造りの清酒を世に排出してきました。
良い米、良い水、良い杜氏を土台として長く育まれた歴史にプライドを感じます。そんな、賀茂鶴酒造の代表銘柄といえば、やはり吟醸づくりの王道である大吟醸「双鶴」です。
手間暇かけて磨かれた日本酒は雑味のない澄んだ味わいと、旨みを醸し出す香り深い飲み口は唯一無二ではないでしょうか。また、大吟醸「特製ゴールド賀茂鶴」はオバマ大統領が来日時、安倍首相との会食で酌み交わされたことでも一躍「時の酒」となりました。
革新的な歴史を持つ酒蔵の代表格「大吟醸」
旨みと香りがバランス取れつつ、キレもある飲み口が特徴
トップ外交にも登場した実績ある酒蔵
- 酒造
- 賀茂鶴酒造株式会社
- 酒蔵住所
- 広島県東広島市西条本町4番31号
- 電話番号
- 082-422-2121
- 価格帯
- ¥500~10,000
神雷
備後地方が誇る、ぶちうめぇ日本酒
広島県東部、岡山県境にある神石高原町に神の名を冠する日本酒があります。江戸の中期1716年から300有余年、地元に愛され「信頼して飲んでいただきたい」との思いが込められた銘酒「神雷」です。
特に山田錦を使用した大吟醸については精米歩合40%と近年の大吟醸としては比較的標準的であり、アルコール度数も17度~18度と若干高いものの、その口当たりは柔らかく口に含むと同時に丸く豊かな吟醸香が広がります。その香りは喉を過ぎた後も余韻を残します。
大吟醸のほかにも広島県独自栽培酒米「千本錦」を使用した純米大吟醸酒や八反錦を使用した純米酒などバラエティ豊かにリリースをしています。
井戸水を仕込みに使い口当たりが柔らかく豊かな味わいです
しっかりとした吟醸香ですがイヤらしさはなく食中酒に最適です
地元の寄り合いや祭りでも出され地元に愛されているお酒です
- 酒造
- 三輪酒造
- 酒蔵住所
- 広島県神石郡神石高原町油木乙1930
- 電話番号
- 0847-82-0630
- 価格帯
- 1500円~5000円
- ホームページ
- http://shinrai-1716.com/
幻
リンゴ酵母を使い皇室の新年御用酒として有名なお酒
幻はリンゴ酵母を使って皇室の新年御用酒になり、ファーストクラスのお酒として使われるなど高級酒としても人気です。純米酒のまぼろしは山田錦を使用し柔らかい酸味や甘みがあり、純米吟醸酒の中でも飲みやすいです。
お酒の特徴はリンゴの皮から発見された「発酵力」や「酸味の質」や「香りの高さ」において優れた酵母菌を使用し、手作業で丁寧に作って高級な味わいに仕上げています。
麹造りはじっくりと時間をかけているため芳醇な味わいになり、全米日本酒鑑評会で金メダルを受賞するなど実績がありアルコール度数は16度と飲みやすいです。
全米日本酒鑑評会で金メダルを受賞
リンゴ酵母を使う皇室の新年御用酒として有名
麹造りにじっくりと時間をかけ本格的な味に仕上げている
- 酒造
- 中尾醸造
- 酒蔵住所
- 広島県竹原市中央5-9-14
- 電話番号
- 0846-22-2035
- 価格帯
- 1404円~16200円
- ホームページ
- http://www.maboroshi.co.jp/
賀茂金秀
井戸水や県産の酒米を作って作られた純米酒
使用する酒米は広島県産の雄町や八反錦で、仕込み水は鉄分が少なく澄んだ井戸水を選ぶなどスッキリした味わいに仕上げています。
蔵元は東広島市黒瀬町乃美尾にあり1880年から140年に渡って伝統の製法を用い、地元に愛されるお酒作りを行っていることが特徴です。アルコール度数は16度とスッキリ飲みやすく、精米歩合は50%で辛口で吟醸香が強いです。
蔵元は山に囲まれた場所にあるため酒作りに向いている環境で、広島県の地酒でもトップクラスの人気があります。純米酒とはいえマスカットのような爽やかさがあり、喉越しが良いことが特徴です。
鉄分が少ない井戸水を使うため飲みやすい
広島県産の酒米を使うなど味にこだわっている
精米歩合50%で吟醸香が強く爽やかさがある
- 酒造
- 金光酒造
- 酒蔵住所
- 広島県東広島市黒瀬町乃美尾1364-2
- 電話番号
- 0823-82-2006
- 価格帯
- 1350円~10800円
- ホームページ
- http://www.kamokin.com/
日本三大銘醸地として日本酒の歴史には欠かせない広島。 その中でも西条といういう地区がとりわけ有名ですが、そんな西条から少し離れたところに賀茂金秀という今広島のお酒の中でも注目度が高いお酒を醸す酒蔵があります。 その酒蔵のすぐ近くには黒瀬川という川が流れ、その豊富な水源によりその周辺は農業振興地域...
富久長
激レアな酒米「八反草」で仕込んで造る
「八反草」を仕込んだお酒を造っているのは、広島県東広島市安芸津にある今田酒造本店。創業が明治元年(1868年)の老舗の酒蔵。安芸津の地は古くから広島杜氏で知られたところ。広島杜氏伝統の技とこだわりが詰まったお酒を醸造している酒蔵です。
さて、激レアな酒米「八反草」ですが、広島酒米の系統のルーツとな酒米といわれています。しかしいつしか酒造りの舞台から消えていた品種でしたが、2001年暮、広島県農業ジーンバンクにその種もみが保存されていることがわかり、地道な栽培を重ね、再び酒造りが可能になりました。その「八反草」を唯一仕込んだお酒を醸造するのは「富久長」だけなのです。
瀬戸内海の魚と合うように作られたお酒
瀬戸内海に面した東広島市安芸津町にあり、蔵元が魚介類と合うように白麹を使用したクエン酸が高いお酒です。ハイブリッド酵母造りはこの蔵でしかない独特の製法で、広島の風土を生かして瀬戸内の食材を意識して酒作りを行っています。酒米は広島県産の八段草を使うなどこだわっているため、米の旨味を引き出して飲みやすくて人気です。
味わいは純朴な旨味があり軽やかでスッキリしているため、やさしい甘みや酸味があり初心者にも安心して飲めます。明治時代からの歴史や伝統を守って酒作りが行われ、全国新酒鑑評会でも高い評価を受けていることが特徴です。
瀬戸内の魚介類と合うように作られている
酒作りは明治時代からの歴史や伝統を守っている
酒米は広島県産の八段草を使うなど味にこだわっている
- 酒造
- 今田酒造本店
- 酒蔵住所
- 広島県東広島市安芸津町三津3734
- 電話番号
- 0846-45-0003
- 価格帯
- 1350円~5400円
- ホームページ
- http://fukucho.info/
「富久長(ふくちょう)」は、昔から杜氏の郷としても知られる広島県東広島市安芸津町三津に蔵を構える今田酒造本店の日本酒です。この辺りは古くから酒造りが盛んな地域で、「広島杜氏」のルーツである「安芸津杜氏(三津杜氏)」が生まれた場所でもあります。 杜氏集団の「安芸津杜氏(三津杜氏)」を育てたのが、「吟...
瑞冠 こわっぱ
江戸時代創業の老舗蔵元が作る芳醇な酒
「瑞冠 純米吟醸 こわっぱ」は、地元生産組合が作る幻の酒米「亀の尾」を100%使用している。「亀の尾」は漫画「夏子の酒」の「龍錦」のモデルになった酒米だ。
なぜ「亀の尾」が幻の酒米かといえば、その成長過程に秘密がある。「亀の尾」は成長すると背が高くなる。そのため倒れやすくなり、また虫による被害も増える。
その結果、通常の酒米に比べ、収穫量が3分の1ほどにしかならない。これが「亀の尾」が幻の酒米の酒米と呼ばれる所以である。その幻の酒米を100%使用した酒は、芳醇な香りとコクが楽しめる酒となっている。ぜひ、ご賞味あれ。
食事のお供にうってつけな洗練された味とコク
有田湧水と亀の尾を使用して製造した酒
小童のようにのびやかで生意気な芳醇な辛口酒
- 酒造
- 山岡酒造
- 酒蔵住所
- 広島県三次市甲奴町西野489-1
- 電話番号
- 0847-67-2302
- 価格帯
- 720ml 1,380円 1800ml 2,850円
- ホームページ
- http://wp1.fuchu.jp/~zuikan/
宝剣
蔵内に湧く名水が名前の由来になった純米吟酒
広島県差の八反錦を酒米として使い、水は蔵内に湧く宝剣名水を使用し味覚の天才と呼ばれる杜氏が仕掛ける吟醸純米酒です。
杜氏は20代の若さで酒造組合主催の杜氏が集う全国利き酒選手権でチャンピオンになるなど実績があり、米の旨味を味わいながら飲みやすくなるように仕上げています。
八反錦の味わいを感じながらジューシーに飲めるため、キレが良くて食事と合うことが特徴です。酒造りは甑で米を蒸して麹を手作りで行い、穏やかな香りと奥深い味わいになっています。後味はスッキリとして透明感があるため、食中酒として親しまれています。
広島県差の八反錦を使い米の旨味を味わえる
蔵内に湧く名水から酒の名前が付けられた
酒作りは甑で米を蒸し麹を手作りで行っている
- 酒造
- 宝剣酒造
- 酒蔵住所
- 広島県呉市仁方本町1-11-2
- 電話番号
- 0823-79-5080
- 価格帯
- 1350円~6780円
龍勢
甘いような酸っぱいような余韻が残る不思議な金色のお酒
龍勢の夜の帝王という商品を居酒屋でいただきました。初めに酸味がきて最後のほうに米の甘味がきます。酸っぱいような甘いようななんか余韻が残る不思議な味です。
これが日本酒だっていうような感じの味ではないですが、これはこれで美味しいし飲みやすいなと思いました。色も少し金色っぽくてとても綺麗でした。名前は夜の帝王と少しチャラい名前ですが味はチャラくはありません。
今若い人向けに飲みやすい日本酒を作っている酒造が多くなってきているなと感じますが、この商品も若い人向けの飲みやすい少し酸味のある日本酒なのかなと感じました。
少し酸味がありますが、嫌な酸味ではなく、飲みやすい。
黄色というか金色っぽい他ではあまり見ることのない綺麗な色です
初め酸っぱくて後味が甘い。不思議な感覚でまた飲みたくなります
- 酒造
- 藤井酒造
- 酒蔵住所
- 広島県竹原市本町3丁目4-14
- 電話番号
- 0846-22-2029
- 価格帯
- 1227円~21600円
- ホームページ
- http://www.fujiishuzou.com/
亀齢
酒作りで有名な西条で150年の歴史があるお酒
酒の名前は「鶴は千年亀は万年」ということわざにあやかり、長命と繁栄を願って付けられていることが特徴です。
酒の味わいは辛口でキレが良く、1868年の創業から150年の歴史があります。使用米は中生新千本で食用米として広島でも人気が高く、精米歩合80%で仕込む純米酒として人気です。
仕込み水は龍王山の伏流水を井戸で汲み上げているため、スッキリとした本格的な味わいを堪能できます。全国新酒鑑評会では金賞を受賞することが多く実績があり、蔵元は煉瓦煙突が立ち並ぶ酒蔵通りにあり観光名所として観光客に注目されていることが特徴です。
酒の名前はことわざにちなみ長命と繁栄を願っている
酒の味わいは辛口で150年の歴史がある
使用米は中生新千本で仕込み水は龍王山の伏流水
- 酒造
- 亀齢酒造
- 酒蔵住所
- 広島県東広島市西条本町8-18
- 電話番号
- 082-422-2171
- 価格帯
- 972円~13608円
西條鶴
酒作りが盛んな西条で115年の歴史がある吟醸酒
1904年に東広島市西条で創業して、煙突を使って酒を作るなど昔ながらの手法にこだわっています。軽さとあと切れの良さをモチーフに酒作りをしており。良質の吟醸香としてモンドセレクションで9年連続で金賞を受賞していることが特徴です。
酒は品質にこだわっているため少量になり、品切れになりやすいですが注目されている銘柄です。純米吟醸酒として米の旨味を味わえ、酸味とのバランスが良くて酒米として千本錦を使っています。
精米歩合40%で辛口のため飲みやすく、さらりとした飲みごたえがあるため料理と一緒に味わうと効果的です。
酒米に千本錦を使い米の旨味を感じる
純米吟醸酒で酸味とのバランスが良くて飲みやすい
モンドセレクションで9年連続で金賞を受賞
- 酒造
- 西條鶴酒造
- 酒蔵住所
- 広島県東広島市西条本町9-17
- 価格帯
- 1123円~12100円
- 通販
賀茂泉
地元の名水にちなんで付けられた純米酒
1912年に創業して100年以上の歴史がある蔵元で、地名の賀茂と蔵が所有する山林にある名水である茗荷清水を汲んで使っていたため名付けられました。
使用米は国産の酒造米で精米歩合は75%で、アルコール度数は15度でやや辛口であることが特徴です。ふくらみのある柔らかな米の旨味を感じてキレが良い酸味があり、軽快な飲みごたえにしています。
2015年にスローフードジャパン燗酒コントストで金賞を受賞し、はじめて口にする入門酒として定番です。映画でも登場した酒蔵のため注目度が高く、食中酒としてスッキリ飲めます。
スローフードジャパン燗酒コントストで金賞を受賞
地名と蔵が所有する山林にある名水から名付けられた
米の旨味を感じてキレが良い酸味が特徴
- 酒造
- 賀茂泉酒造
- 酒蔵住所
- 広島県東広島市西条上市町2-4
- 電話番号
- 082-423-2118
- 価格帯
- 1080円~31500円
- ホームページ
- https://www.kamoizumi.co.jp/
- 通販
桜吹雪
華やかな味わいが特徴の大吟醸酒
酒米は千本錦を40%使用し、アルコール度数は16度と飲みやすく仕上げています。数々の鑑評会や品評会で賞を頂いているため実績があり、吟醸酒として華やかな香りと上品な甘みを味わえてスッキリ飲めます。
精米歩合は50%でおすすめの飲み方はそのまま味わうと良いようで、千本錦や酵母の風味が出ていることが特徴です。上品なフルーティーな香りが特徴で、酸味を感じつつバランス良くスッキリ飲めるように作られています。
生タイプは数量限定のため小ロットの販売になるため、入手が困難な酒ですが本格的な米や麹の旨味が味わえます。
上品なフルーティーな香りと甘さが特徴
酒米は千本錦を40%使い飲みやすい
数々の品評会や鑑評会で賞を頂いている
- 酒造
- 金光酒造
- 酒蔵住所
- 広島県東広島市黒瀬町乃美尾1364-2
- 電話番号
- 0823-82-2006
- 価格帯
- 1317円~2245円
- ホームページ
- http://www.kamokin.com/
- 通販
白鴻
白い大きな鳥が大空に舞い上がる気概を名前として付けたお酒
酒の名前の由来は白い大きな鶏の総称で、大望を抱いて大空に舞い上がる気概を表現しています。1887年の創業から130年の歴史があり、食中酒としておいしく味わえるようにこだわりを持って作っています。
仕込み水は超軟水を使い杜氏伝統の手法を用い、飲むほどに味わいがあるように作られていうことが特徴です。軟水は野呂山のミネラルが少ないものを選び、米の旨味を引き出せるため本格的な味わいになります。
使用する酒米は良質の山田錦を50%まで磨き上げ、広島の酒のようにキレがあってふくよかな味わいになるように仕上げているため人気です。
酒の名前は白い鳥にちなんで付けられた
ミネラルが少ない超軟水を使用するため旨味がある
酒米は良質の山田錦を使用しキレがある味わい
- 酒造
- 盛川酒造
- 酒蔵住所
- 広島県呉市安浦町大字原畑44
- 電話番号
- 0823-84-2002
- 価格帯
- 1296円~5400円
- ホームページ
- http://morikawa-shuzo.com/
- 通販
華鳩
貴醸酒といわれるほどの定評がある高級酒
華鳩は貴醸酒としても定評があり、貴腐ワインに比較されるタイプの高級日本酒であることが特徴です。
仕込み水の代わりに純米酒を使うなど個性的な製法で、酵母のアルコール発酵がゆっくり進むため濃密で風味豊かな酒に仕上がります。
IWCのSAKE部門古酒の部で連続5年、通算7度の金賞を受賞し、シェリー酒のようなトロリとした甘みがあり味の層が深いために評価が高いです。
酒に合う料理はチーズやフォアグラ、豚の角煮などこってりしたタイプになり、好みに合わせてアイスクリームにかけてもおいしくなるなど独特で華やかな風味を味わえます。
貴醸酒としても定評があるため高級感がある
IWCのSAKE部門古酒の部で金賞を受賞
仕込み水の代わりに純米酒を使っている
- 酒造
- 榎酒造
- 酒蔵住所
- 広島県呉市音戸町南隠渡2-1-15
- 電話番号
- 0823-52-1234
- 価格帯
- 1188円~15750円
- ホームページ
- http://hanahato.ocnk.net/
- 通販
一代弥山
厳島の主峰にちなんで付けられた清酒
日本三景の一つとして有名な厳島の主峰である弥山は宮島のシンボルとして有名で、対岸に蔵元があり名前を付けて清酒を醸しています。
アルコール度数は11度と低くマスカットや桃のようなやさしい吟醸香が特徴で、和食の前に乾杯をするために飲めるように仕上げていることが特徴です。
酒米は八反錦を使用し米の旨味を味わえ、クセのないスッキリした飲みやすくて初心者にも向いています。フルーティーな香りと米の旨味を両立させているためにふくよかな味わいが特徴で、飲み飽きないあと切れの良さが特徴の純米吟醸酒として地域に根付いています。
フルーティーな香りと米の旨味を両立できる
厳島の主峰である弥山にちなんで付けられた
酒米は八反錦を使用しおいしく飲める
- 酒造
- 中国醸造
- 酒蔵住所
- 広島県廿日市市桜尾1-12-2
- 電話番号
- 0829-32-2111
- 価格帯
- 972円~3240円
- 通販
天寶一
神の辺りと呼ばれる神辺で100年の歴史がある御神酒
福山市神辺町は名前の通り神の辺りで、100年の歴史がある蔵元で御神酒と呼ばれる日本酒を作っています。
仕込み水には岩盤を二つ超えた地下200メートルの古代水を用い、水と米の味わいを最大限に引き出す造りを追求しおいしく飲めるように仕上げています。
超軟水と丁寧な絞りが生み出す柔らかな酸が、フレッシュなキレの中に心地良い余韻を運んできます。酒の飲みごたえは瀬戸内の小魚などと相性もよく、味を引き立てる上ではかかせない食中酒としても定番です。酒米は八反錦を使用しピリッと辛い味わいで、淡麗で飲みやすくて人気があります。
地元に愛されるように名付けられたお酒
酒米は八反錦を使い超軟水を使用し旨味がある
食中酒として料理と一緒に味わうと効果的
- 酒造
- 天寶一
- 酒蔵住所
- 広島県福山市神辺町大字川北660
- 電話番号
- 084-962-0033
- 価格帯
- 1080円~10800円
- ホームページ
- http://www.tenpo1.co.jp/
- 通販
醉心
上品できめ細やか味わいを堪能できる吟醸酒
創業は1860年と160年の歴史がある三原市にある蔵元で、上品できめ細やかな味わいになるように作られた味吟醸です。使用する水は軟水のため米の旨味を味わって飲みやすく、アルコール度数は15度で精米歩合は60%に仕上げています。
料理と一緒に味わえるように上品できめ細やさがあり、辛口の正統派のお酒として地域に根づいていることが特徴です。麹米と掛米に良質の山田錦を用いて軟水で仕込むことでコクのある仕上がりになり、四季を通じて飲めます。
三原の酒は万葉集の歌に吉備の酒と詠まれ、古くから酒作りが行われた場所としても有名です。
上品できめ細やかな味を堪能できる
軟水で仕込むため米の旨味を味わえる
麹米と掛米として良質の山田錦を使う
- 酒造
- 醉心山根本店
- 酒蔵住所
- 広島県三原市東町1-5-58
- 電話番号
- 0848-62-3251
- 価格帯
- 1010円~10800円
- 通販
誠鏡
竹原の地に根付いたこだわりの地酒
竹原は大正時代に酒作りに適した環境や塩田によって潤う地域経済が相まって発展し、地元に愛される酒として定着しています。酒米は竹原の雄町にこだわるなど本格的な味を追求し、江戸時代に発見された最も古い品種です。
アルコール度数は15度で精米歩合は55%で、9号系の酵母を使用してやや辛口に仕上げています。お酒の味を左右する米麹造りは手間や暇をかけているため本格的な味わいになり、冷酒で味わうとスッキリ飲みやすいです。
風味の特徴は華やかな味わいと米の旨味を引き出しているため、料理に合うお酒として定着しています。
酒作りが盛んな竹原で地元に愛されている
酒米は竹原の雄町にこだわり本格的な味
麹造りにこだわってやや辛口に仕上げている
- 酒造
- 中尾醸造
- 酒蔵住所
- 広島県竹原市中央5-9-14
- 電話番号
- 0846-22-2035
- 価格帯
- 570円~19440円
- ホームページ
- http://www.maboroshi.co.jp/
- 通販
本州一
広島の酒造好適米の千本錦にこだわった純米酒
酒米は広島の酒造好適米である千本錦を使用し、広島吟醸酵母で仕込むなど本格的な味わいになるように仕上げています。
アルコール度数は17度でフルーティーな香りとスッキリとした味わいを堪能でき、無濾過の純米酒として人気です。味は辛口で料理を選ばずに飲めることが特徴で、2016年にIWCゴールドメダルを受賞するなど実績があります。
水は岩滝山の仕込み水を使うなどこだわっているため、コメ本来の旨味が出るなど飲みやすいです。酒蔵は安芸区の山間部に近い場所にあるため酒作りをしやすく、本格的な風味のお酒に仕上げています。
酒造好適米の千本錦を使用し米の旨味がある
仕込み水は岩滝山の水を使いスッキリ飲める
2016年にIWCゴールドメダルを受賞
- 酒造
- 梅田酒造場
- 酒蔵住所
- 広島県広島市安芸区船越6-3-8
- 電話番号
- 082-822-2031
- 価格帯
- 1080円~10800円
- ホームページ
- http://www.honshu-ichi.com/
- 通販
まとめ
広島県は西条を中心に酒造りが盛んで、伏見や灘と並んで酒どころとして注目されてきました。酒造りは硬水ではなく軟水のため発酵が難しくて苦労しましたが、19世紀の終わりにおいしく造れる方法が開発されてから発展していることが特徴です。西条は盆地にあり特有の気候が酒造りに適しているため、昔ながらの蔵元が多く10月になると酒まつりが開かれています。
広島県の地酒は第1回清酒品評会で1位になったことで注目され、伏見や灘とともに日本最大酒どころとして有名です。県内は山々が多くおいしい水なども採水され、八反錦などの酒造好適米を栽培して酒造りの原料として使われています。
人気の地酒は海外の要人にも親しまれるなど注目度が高く、安芸杜氏などが酒造りの技術を生かして作っています。酒の味わいは芳醇な辛口でコクがあると飲みやすく、食中酒としてもおいしくなることが特徴です。酒造りの歴史は伏見や灘と比べて浅いですが、軟水を使って酒造りをするなど個性があります。