久米仙

久米仙(沖縄の地酒・泡盛)グリーンボトル・古酒ゴールドの特徴や美味しい飲み方を分析

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泡盛「久米仙(くめせん)」は、沖縄県那覇市に本社を構える「久米仙酒造株式会社」の造る泡盛です。似た会社名の泡盛酒造メーカーに「株式会社久米島の久米仙」がありますが、こちらの会社とは全く関係がありません。
久米仙酒造は伝統的な泡盛造りはもちろんのこと、新しい泡盛造りにも力を入れている酒造メーカーです。

日本酒、気になる事調べものライターdencross
dencross
沖縄県内だけでなく県外のもっとたくさんの人々にも泡盛の魅力を伝えようと、低アルコールの泡盛や泡盛リキュールなどの開発も続けています。

※この記事を書いた日本酒ライターdencrossのプロフィール

伝統だけでない、新たな泡盛造りも期待される酒造

久米仙酒造の創業は1952年(昭和27年)で、令和2年の時点で創業68年になります。創業時からのモットーは「伝統を大切にしながら、泡盛の新しい可能性を求めた一歩進んだ泡盛づくり」で、現在は3代目となる社長が沖縄の泡盛の文化を日本国内だけでなく世界中に発信しようと頑張っていらっしゃいます。

1989年(平成元年)樫樽貯蔵の泡盛を発売

新しいこともどんどん行なっている酒造メーカーで、1989年(平成元年)には泡盛業界で初めて樫樽貯蔵の泡盛を発売しました。この泡盛は「奴樽蔵(やったるぞう)」という、かなりインパクトのある名称です。この「奴樽蔵」が火付け役となり、樫樽貯蔵泡盛がブームとなりました。

1994年(平成6年)泡盛業界で初めて海外に生産拠点を建設

そしてなんと1994年(平成6年)には、これまた泡盛業界で初めて海外に生産拠点を建設したのです。この海外生産拠点があるのは中国内モンゴル自治区ウランホト市になります。
この久米仙酒造としても初の海外拠点となる工場の管理を任されたのが、現在の久米仙酒造の社長、比嘉洋一さんでした。内モンゴルへ赴任することになったのは、比嘉さんが久米仙酒造に入社してまだたった8ヶ月しか経ってない頃のことだったそうです。次の年には内モンゴル産の泡盛「響天(きょうてん)」が発売されました。

2008年(平成20年)コーヒーリキュール「泡盛珈琲」を発売

その後の2008年(平成20年)には、泡盛業界で初めてとなるコーヒーリキュール「泡盛珈琲」を発売します。

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2015年(平成27年)「美王(BIO)」発売

2015年(平成27年)には酵素のお酒「美王(BIO)」も発売しました。この「美王(BIO)」は、沖縄県産の88種類の植物発酵エキスが配合されたお酒になります。

久米仙の実績

2017年(平成29年)には那覇市長賞食品部門最優秀賞を受賞しています。

他にも受賞歴のあるお酒はいろいろとあります。最近のものですと、

  • 2018年 樫樽長期熟成古酒「G.E.M」が那覇市長賞食品部門最優秀賞を受賞
  • 2019年 熟成古酒「久米仙ブラック古酒43度」が全国酒類コンクール泡盛部門第一位特賞を受賞
  • 同年「久米仙グラック古酒35度」が上記コンクールにて泡盛部門第一位を受賞

などとなります。

泡盛造りに使われる原料

タイ米
泡盛造りに使われるお米はインディカ米で、通常はインディカ米の砕米が使われることが多くなります。これは砕米で生産をした方がお米の表面積が多くなるため、麹づくりやその後の管理がやりやすくなるためです。久米仙酒造でも以前は砕米を使った泡盛造りが行われていたのですが、最近は食用にも利用されるような良質なお米(丸米)を使うようになりました。
丸米を使って泡盛を造ると、砕米で造ったものよりもさらにお米の甘みを感じられるような味わいになるそうです。
そして最近の新しい取り組みとしては「日本泡盛」の生産です。泡盛というとインディカ米(タイ米)で造るお酒というイメージがありますが、新たに日本米で造る泡盛を生産、発売し始めたのです。
この原料となるのは熊本県産の「ヒノヒカリ」です。食味コンクールで特Aを取得したこともあるほど「食べて美味しい」日本米を使い、伝統的な泡盛の製法で造ったのが「日本泡盛」なのです。日本米で造ったからこその爽やかな香りとすっきりとした甘みがあり、今までの泡盛とは文字通り一味違う味わいがあります。お米本来の香りが感じられるでしょう。
現在は熊本県産「ヒノヒカリ」を使ったものだけですが、今後は日本全国の良質なお米を使った「日本泡盛」のシリーズ化を目指しているそうです。

創業昭和27年久米仙酒造株式会社の泡盛「久米仙」3選

沖縄のお酒、泡盛にもいろいろな銘柄があります。なかでも「久米仙」は、沖縄県外でも流通量も多く、泡盛の代表的なブランドの一つといえるでしょう。
「久米仙」は、那覇に本社を構える「久米仙酒造」の「久米仙」です。沖縄県外ではあまり目にすることはないお酒です。

久米仙25度

スタンダートな商品は「久米仙25度」。茶色い1升瓶に、黄色地に鮮やかな花が描かれたラベルが目印の1本です。タイ産米を黒麹で醸した泡盛。
熟れたバナナを思わせるフルーティな香りで、軽く柔らかい口当たりながら、黒麹本来のしっかりとしたコクのある味わい。喉越しは軽いながら、豊かな余韻があとを引きながら消えて行きます。泡盛初心者にも飲みやすい泡盛です。そのまま水割りやお湯割りで愉しむほか、炭酸で割ってレモンやグレープフルーツ、シークァーサーを軽く搾ったものもおすすめです。

久米仙グリーンボトル30度

久米仙グリーンボトル30度」は、名前の通り鮮やかなグリーンボトルに瓶詰されたお酒です。グリーンボトル以外にも、グリーンの紙パックに入った商品もラインナップされています。「久米仙グリーンボトル30度」は、久米仙酒造の商品ラインナップでは最古参の商品です。
こちらの商品から「久米仙」が始まったといっても過言ではありません。度数が30度と少し高め。キレのある味わいと、しっかりとした黒麹の風味がバランスよく調和した味わいは、食事や晩酌にもピッタリな泡盛です。
飲み方はスタンダートの水割りやお湯割りで愉しむのが一般的。柑橘系の果実を搾ってソーダで割って、泡盛ハイにしても美味しいでしょう。柑橘をシークァーサーにすると、より沖縄を感じることができます。また、氷をいっぱい詰めたグラスにストレートで淹れた、氷割りもキリッと冷えた喉越しが暑い夏にはピッタリです。

久米仙古酒ゴールド

久米仙古酒ゴールド」は、3年貯蔵の古酒。泡盛は長期に寝かして古酒にすることで味わいが落ち着き、甘い香りの味わい深いまろやかなお酒になります。当然、高価になりますが、こちらの「久米仙古酒ゴールド」は3年物の古酒でありながら、リーズナブルな価格を実現した商品です。
芳醇で豊かな香りと、しっかりとした濃厚で深いコクをもちながらも、バランスのよい旨味と甘みが絶妙な口当たりを生み出しています。ロックで愉しむと、深い味わいをしっりと愉しむことができおすすめです。当然、水割りで飲んでも旨味がしっかりと口に広がり、このお酒の魅力を味わうことができます。

ほかにも10年物の古酒などもラインナップされており、興味がある方は是非とも味わって欲しいところです。
泡盛は、どこか取りつきにくいところがあるイメージのあるお酒ですが、全然そんなことはありません。琉球料理にはもちろん、和食や洋食ともあわしても美味しく飲めるお酒です。とくに、「久米仙25度」は飲みやすく奥深い泡盛の味わいが愉しめるお酒なので、入門の泡盛にも丁度いいお酒でしょう。

2つのことなる「久米仙」

この代表的な泡盛ブランド「久米仙」には、2つのことなる「久米仙」があるこということをご存知でしたか?
おそらく沖縄県外の人の多くは知らないと思います。「久米仙」は2つ存在するのです。

ひとつは、沖縄本島の西100㎞、エメラルドグリーンの東シナ海に浮かぶ久米島に本社を構える「株式会社久米島の久米仙」が製造する「久米仙」です。株式会社久米島の久米仙は、おきんわ県内最大級の生産規模を誇る、泡盛の代表的な製造メーカーです。沖縄県外で流通している「久米仙」はほとんどが、この久米島の久米仙が製造する「久米島の久米仙」なのです。

もう一つの「久米仙」は、沖縄県那覇市に本社をおく、「久米仙酒造株式会社」が製造する「久米仙」です。こちらは県外の流通量が少ないため、沖縄県外で目にする機会はあまりないありませんが、沖縄県内では人気の泡盛です。
「久米仙」を製造する2つの会社ですが、全くの別会社で、何の関係もない会社だというのも驚きです。なぜ2つの「久米仙」があるのかは定かではありません。お酒の銘柄というのは会社の顔ですので、普通は商標登録などをして、類似商標の出現を防ぎます。どうもこの辺りが曖昧だったようで、2つの「久米仙」が併存することになっているようです。本当のところは、当事者や特許に詳しい弁理士などにお聞きしないと分かりませんが、審判や訴訟沙汰になっていないので、お互いに問題ないと思っているのでしょう。部外者がとやかく言うのは無粋というものでしょう。

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