残波

残波(沖縄の地酒・泡盛)残波ホワイト・ブラック・プレミアム五年古酒の特徴や美味しい飲み方を分析

泡盛の歴史

沖縄のお酒といえば「泡盛」が思い浮かぶのではないでしょうか。「泡盛」は、西アジアから中国、タイを経由して、海沿いに製法が伝わったお酒といわれています。琉球王朝の時代には厳重に管理され、首里三箇だけに製造が許されていたそうです。明治になり、酒造が免許制になると、多くの酒蔵が設立され、その味わいを競うことになりました。
しかし、太平洋戦争により多くの酒蔵は失われました。特に沖縄本島では、「鉄の雨」とよばれた激しい攻撃により、壊滅的打撃を受けました。戦後、沖縄県民の熱意と酒造に携わる人々の想いで復興の道を歩み始め、現在にいたっています。

泡盛の特徴

「泡盛」の特徴は、黒麹で醸すということです。太平洋戦争の最中、多くの黒麹は失われましたが、さまざま場所に保管されていた黒麹により、再び味わうことができるようになりました。
もうひとつの特徴として、原料に使われる米があげられます。「泡盛」の製造に用いられる米は、日本酒で用いられる酒米や、日常の食事で食べているお米とは異なります。日常的に食し、よく目にするお米は粒が丸いジャポニカ種といわれるお米。ですが、「泡盛」造りに使用されるのは、最近は輸入食材店などで見掛けるようになった、細長いお米、インディカ米です。もっとも、近時は地産地消のもとジャポニカ米で醸造する「泡盛」も造られています。でも、「泡盛」の原料といえばタイ米というのが一般的です。

泡盛のスタンダート、「ザンシロ」を醸す比嘉酒造の泡盛

泡盛『残波(ざんぱ)』は沖縄県中頭郡読谷村の「有限会社比嘉酒造」が蔵元です。
太平洋戦争で壊滅的な被害を受けた泡盛造りですが、戦後の物資不足の中で「泡盛」造りをはじめた中に比嘉酒造があります。創業より『安全でより美味しい泡盛を皆様にお届けしたい』の理念のもと泡盛造りに勤しんできました。伝統の製法をもとに最新の機器を導入し、丁寧でしっかりとした製造することに定評あるある泡盛の蔵元で、代表銘柄「残波」を醸造じています。
泡盛を注いだ琉球ガラスのグラス
1948(昭和23)年に創業者の比嘉寅吉氏は《沖縄県民に良い泡盛を提供したい》との思いから、「南部酒造組合」を設立しました。当時の沖縄は太平洋戦争後で物資が不足するまっ最中で、酒の代わりに危険なメチルアルコールを飲む人がでるような状況でした。
そんななかで《安全でより美味しい泡盛を皆様にお届けしたい》という理念の元に、泡盛を造り始めました。
1953(昭和28)年に「比嘉酒造」と改名し、当時のアメリカ民政府から酒造免許を取得し、正式な創業となります。
この頃作っていた泡盛は『マルタカ(○のなかに高の表記)で、この銘は地元の地名である〈高志保〉に由来しています。
2代目の比嘉健氏は、それまで男性の飲むアルコール度数の高いの酒といったイメージのあった泡盛を、《女性や泡盛が苦手な方にも美味しく飲んでもらえる泡盛を作りたい》との想いから新しい泡盛造りの試行錯誤を重ね、1980(昭和55)年に『残波』を発売しました。
1985(昭和60)年には「比嘉酒造」を有限会社化し、「有限会社比嘉酒造」となりました。
1990(平成2)年には、泡盛の為にオリジナルの蒸留器を開発、完成させました。

残波ホワイト25度

「残波ホワイト25度」は、「ザンシロ」の愛称で広く県民に知られた銘柄。沖縄の居酒屋などのお店に行けば、間違いなく出会える泡盛の定番といって過言はないお酒です。透明に近いボトルに、薄緑と淡い黄色のツートンカラーで描かれた残波岬に荒々しい残波の2文字の泡盛は、泡盛のスタダート商品とすらいえるでしょう。
さて味わいの方ですが、スッキリとしてクリア、フルーティーな飲みやすい軽快な味わいに仕上がっており、非常に飲みやすい泡盛になっています。泡盛初心者や苦手な人にも抵抗なく愉しんでいただける味わいでしょう。ストレートで飲むのも全然OKですが、ロックや水割りで、ラフテーなどの沖縄料理とあわせて愉しむのはもちろん、中華料理やしっかりとした味わいの和食とあわせても、美味しく愉しめます。
ちなみに、こちらのお酒はモンドセレクションで3年連続で金賞に輝いたこともあり、その味わいには国際的な定評もあります。

減圧蒸留という、40~50度の低い温度でもろみを蒸留した泡盛です。フルーティーでスッキリとした飲み口で、泡盛初心者や女性にも飲みやすくおすすめです。
『ザンシロ』と呼ばれ、飲み口のよさから 地元沖縄県ではどこの居酒屋でもおいている定番となっています。

  • モンドセレクションにて13年連続金賞を受賞
  • 2019年 iTQi(国際味覚審査機構)にて二ツ星受賞

残波ブラック30度

「残波ブラック30度」は、先にご紹介しました「ザンシロ」に対して、「ザンクロ」とよばれるお酒。こちらもモンドセレクション銀賞の受賞歴があります。
「ザンクロ」は、飲みやすさを追求した「ザンシロ」とことなり、泡盛の原料、黒麹の持つ本来の風味を大切にして、前面に出したお酒です。キリット厚みのある黒麹由来の力強い味わいは、飲み飽くことなく、泡盛の愛好家には堪らない味わいです。30度とアルコール分が高いので、水割りやお湯割りで愉しむの定番ですが、氷うぃギッシリ詰めたピッチャーに「ザンクロ」を注いで、氷水で割ったものは、真夏の宵にはお勧めの飲みかたです。

『ザンクロ』と呼ばれ親しまれる定番の泡盛です。芳醇な香りでコクのあるバランスの良い泡盛で、キリッとした飲み口で黒麹本来の味わいが楽しめます。

  • モンドセレクションにて13年連続金賞を受賞
  • 2019年 iTQi(国際味覚審査機構)にて二ツ星受賞

泡盛界のスタンダート商品を2つ紹介しましたが、次にご紹介します。

残波プレミアム五年古酒

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残波
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「残波プレミアム五年古酒」はそれらと一線を画すお酒です。泡盛は、じっくりと長期に寝かせるほど味わいがまろやかで、独特の香気がでてくると言われています。こちらの「残波プレミアム五年古酒」は、5年醸造の古酒になります。
長期に寝かすことにより、芳醇な香りと深いコクは、時間を掛けたお酒だからこそ醸し出されるもので、口に含むとスタンダートの泡盛とはまったく異なる味わいが口に広がります。どっしりとした深い味わいは、ロックでゆっくりと波の音を聴きながら味わいたい一本に仕上がっています。当然、水割りやお湯割りで愉しんで十分にお酒の魅力は現れます。泡盛のとがった味わいが苦手な人も愉しめるのではないでしょうか。少しお高めですが、この味わいと製造の手間を考えると、逆にリーズナブルと思える泡盛です。

『残波プレミアム』シリーズ

熟成すること五年の古酒(クース)泡盛です。
青ボトルの『残波プレミアム30度』と緑ボトルの『残波プレミアム5年古酒35度』があります。

残波プレミアム30度

『残波プレミアム30度』は、地下の古酒蔵にて5年熟成させた古酒を60%ブレンドした泡盛です。ブレンドにより古酒の持つ甕貯蔵の独特の風味を味わえます。バランスの良い香りと味わいで、初めての古酒泡盛におすすめです。

  • モンドセレクションにて8年連続金賞を受賞
  • 2019年 iTQi(国際味覚審査機構)にて三ツ星受賞。三ツ星を9度受賞、ダイヤモンド味覚賞受賞

残波プレミアム5年古酒35度

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『残波プレミアム5年古酒35度』は地下の古酒蔵にて5年熟成させた古酒の中から、さらに選ばれた古酒泡盛です。

  • モンドセレクションにて6年連続金賞を受賞
  • 2019年 iTQi(国際味覚審査機構)にて二ツ星受賞

残波ゆずスパークリング

『残波』をベースに高知県産のゆずが香る低アルコールのスパークリングです。
泡盛が苦手な人でもスルスル飲めるリキュールとなっています。
モンドセレクション4年連続金賞受賞

残波青切りシークヮーサー

沖縄県やんばる産の青切りのシークヮーサーを加え、爽やかな香りでスッキリとした果実酒です。
アルコール度数12度で食前酒にもおすすめです。

  • モンドセレクション3年連続金賞受賞
  • インターナショナルハイクオリティトロフィー受賞

残波梅酒

梅の里とも言われる和歌山県みなべ町産の南高梅を『残波』で漬け込んだこだわりの梅酒です。樹上にて完熟させた梅のみを使用し、あらごしの梅の香りと果肉の楽しめる梅酒です。
モンドセレクション4年連続受賞

以上、「残波」のなかから3本の泡盛紹介しました。泡盛はどこか取りつきにくいお酒として敬遠されている方もおられるでしょう。また、高いアルコール度数に抵抗のある方もおられるでしょう。しかし、全然そんなことはありません。まずは「ザンシロ」をロックや水割りで味わってください。きっとその魅力を感じてもらえるはずです。まずは、飲んでみましょう。

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