福島県は日本の東北地方に位置する県で日本の中でも3番目に広い面積を誇っています。
福島県は主に3つのエリアに分かれていて太平洋に面している「浜通り」地域では海の幸が有名で、「中通り」地域は商業の町、歴史や文化を伝える跡が数多くある「会津」地域です。
明治維新以降、各地の行き来がそれまでよりも頻繁に行われることにより、それぞれの地域の郷土料理が入り混じるようになりました。
各エリアの地域食が薄まったものの地域の慣習や特産品の違いは残しつつ愛される郷土料理が広まっていきました。
郷土料理は勿論のことB級グルメなども多く出てきて目が離せないエリアの1つになりつつあるのではないでしょうか。
福島県内ではたくさんの郷土料理、B級グルメを食べれるお店があるのでたっぷりと堪能してくださいね。
3つのエリアの個性が広がる福島県のご当地おつまみ
福島県は全国3番目の面積をもち、人口は東北地方で仙台についで2番目の県です。
福島県は大きく分けて「会津」「中通り」「浜通り」と3つのエリアに分かれています。
厳しい気候風土と肥沃な大地の「会津」エリアでは独自の食文化が発達し会津伝統野菜を中心とした郷土料理や日本海から入る塩蔵や干物が多いのが特徴です。
「中通り」エリアでは、凍み餅・凍み豆腐・凍み大根という三大凍み文化の土地柄と他の地域よりも山から吹き下す風が強く冷たく乾燥しています。
「浜通り」エリアは太平用の新鮮な魚が手に入るので海の幸もそして山の幸も豊富なエリアです。
明治維新までは各エリアでの行き来が少なく各エリアの郷土料理が根強くありましたが、明治維新以降各エリアの交流が深まりエリアの特色が薄まりましたが今でもそれぞれの地域の慣習や特産品があり、さらに新しいご当地グルメやB級グルメが楽しめるのが特徴です。
海鮮系
うにの貝焼き
生ウニとは一味違う食感
漁師が海に潜って集めてきた「ムラサキうに」の殻を割り、汚れやスジを丁寧に取り除きホッキ貝の殻に生のうにを重ねて、炭火の上で蒸し焼きんして仕上げます。
1つのホッキ貝に3〜5個分ほどのうにをふんだんに使った贅沢な一品です。
生ウニとは全く違った食感で、磯の香りもしてしっかりとした甘みが感じられる品です。
醤油やわさび醤油をつけて食べるのもまた一層美味しく感じられます。
さんまのぽーぽー焼
いわき市の郷土料理
⚓︎いわき大物産展2017より。いわき水産物「常磐もの」のコーナーより さんまのポーポー焼きとメヒカリの開き焼き。ポーポー焼きはネギとポン酢とさんまの含有率でうまく臭みを抑えた素晴らしい商品と思う。メヒカリは旨味が凝縮されてやっぱり焼きたてホクホクの時が美味い。#福島 #いわき市 pic.twitter.com/VckmRfk5s2
— ばにら咖啡 (@niconiconikon) September 30, 2017
さんまの身をふんだんに使用しミンチ状にし、そこへ味噌・ネギ・生姜などを混ぜ込み焼いたいわき市発祥の郷土料理です。
漁師が船の上でナメロウを焼いて食べようとしたところ炭火に脂が落ち「ぽーぽー」と火が出たことからぽーぽー焼きの名前がつきました。
ご飯のお供やお弁当のおかずとしても大人から子供まで大人気の郷土料理です。ご飯はもちろんですがお酒のあてにもぴったりです。
にしんの山椒漬け
山椒の香りが堪らないお酒のお供
内陸部であった会津では身欠きにしんを殺菌効果のある山椒や酢を使って調理し保存食として食べてきました。
山椒がにしんの臭みを無くすとともに、山椒の香りが広がりなんとも美味しい一品です。
お酒のお供に、特に日本酒との相性は抜群ですよ。いろんなお店が独自の配合やこだわりを持って作っているので、自分好みの一品を見つけるのもおすすめです。
いか人参
福島の郷土料理
スルメイカの細切りと醤油で味付けした人参を合わせ昆布やカツオの出汁とイカの旨味が滲み出た一品です。
人参が苦手という人も食べれるほど、イカの食感と人参のコリコリとした食感がマッチしたご飯のお供にも、お酒のおつまみとしてもぴったりです。大人のおつまみとしても、子供のおかずとしても大人気の一品です。
福島では大人気で各家庭で味が違うのでお袋の味として親しまれている一品です。
お肉系
馬刺し
福島で刺身といえばコレ
熊本、長野、そして会津は日本で馬刺しが有名な地です。
特に会津で「刺身」といえば「馬刺し」が出てくるほど親しまれています。
会津の馬刺しは赤身が柔らかく美味しいと定評で会津に来たら馬刺しを食べずして帰れません。わざわざ馬刺しを食べに会津に足を運ぶ人もいるほど美味しいのが特徴です。
会津では辛味噌と醤油をつけて食べるのが主流で、馬刺しを一口食べお酒をぐいっとやってみて下さい。
福島餃子
ニンニクが効いた円盤餃子
今日は福島餃子部‼️
福島市 満腹✨
円盤餃子発祥店‼️ pic.twitter.com/jxAF0vWOzA— ishi245v2 (@ishi2453) February 1, 2020
福島の餃子はフライパンに円盤型に並べて焼かれた餃子です。
きつね色の焼き色とパリパリとした食感と、たっぷりのニンニクが効いた一品です。
野菜たっぷりの餡と溢れる肉汁が堪りません。
一皿20〜30個で出てくるスタイルのお店が多いのですがニンニクの風味が効いているので箸が止まらず一人でペロりと食べてしまう人がほとんどです。冷えたビールとの相性は抜群です。
ソースカツ丼
ソースがたっぷり絡んだカツが最高
一般的なかつ丼は卵でとじご飯の上に乗っている物ですが、会津地方のカツ丼といえば熱々あげたてのカツは各店秘伝のタレにつけてカツにソースがたっぷりと絡んだ物を指します。
ご飯の上にキャベツとソースカツを乗せて食べるのがお馴染みですが、ビールとの相性もバッチリです。
ソースのみのお土産もあるので、家でカツをあげてソースに絡めてお酒のおつまみとして食べるのも良いです。
その他
福島県産エゴマ入り とうちゃん漬
パンチある漬物
福島りょうぜん漬(とうちゃん漬)を購入〜ピリッと辛いにんにく醤油で福島県産エゴマ入りきゅうりの美味しいこと、美味しいこと…オススメです😊#福島りょうぜん漬 #とうちゃん漬 pic.twitter.com/ow4Tm4yfSo
— フーゴ814 (@de9b3e353b854e7) August 26, 2016
発売より50年経っても多くの人に愛されている熟成発酵させた漬物です。
福島県産のきゅうりを使用し、にんにく醤油で漬けているのでパンチの効いた味がなんとも堪りません。
また小さく切られた大根が入っていて、食感のアクセントとなっています。
製造元の「森藤食品工業」では、漬物専門のメーカーなので他にも様々な漬物を製造しているので他もぜひチェックしてみて下さい。
そのまま食べても良し、アレンジしても良し様々な食べ方で楽しめます。日本酒との相性がバッチリなのでぜひお試し下さい。
長久保のしそ巻
手間をかけた自慢の漬物
1934年に発売されてから、福島県民に長年愛され続けているいわき市の名物の漬物です。完成するまでに手間がかかっています。
1年間塩漬けした大根に、半年から1年間塩漬けしたしその葉を巻き、さらに醤油にしっかりと付けて作ります。
長い時間かけて作ることで、重量感ある深い味わいが生まれるのが特徴です。
塩や醤油をたっぷり使っているので塩辛さが際立ち、日本酒やビールとの相性が抜群です。製造より賞味期限が90日と長く楽しめるのもポイントです。
duo de raisins(国産大粒高級枝付き干しぶどう 巨峰)
福島の太陽の光をたっぷりと浴びて育った、大粒の高級品種のぶどうを使用
弊社ファームステッドプロデュース「duo de raisins」が「2016年度 グッドデザイン賞」を受賞! https://t.co/gYDVZMaKYO#farmstead… https://t.co/SEcYS1dIjU pic.twitter.com/TrfehhZiWM
— 長岡淳一 農と食と地域をデザインする 12/13発売 (@junichi_nagaoka) September 29, 2016
枝付きのまま乾燥させて作った、甘みがつまった贅沢な干しぶどうです。
着色料、保存料を使用せずただ干しただけというシンプルな作りで小さなお子様から大人まで安心して食べて貰えます。
干したぶどうは栄養価が高くカルシウムやマグネシウム、鉄分、ビタミンB群がバランス良く含まれていて食物繊維も豊富です。
女性には嬉しい成分がたっぷり入っています。あらゆる飲み物のお供として、またワインと一緒にぜひ食べてみてはいかがでしょうか。
KURA-DAIGO クリームチーズの味噌漬
味噌とチーズのコラボネーション
クリームチーズを味噌に漬け込んで作ったKURA-DAIGO 蔵醍醐はクリーミーな食感と濃厚な風味、程よい塩気と味噌の香りがマッチした良いとこ取りした美味しいチーズです。
ワインのおつまみとして、クラッカーに乗せて、サラダのトッピングとしても相性抜群です。お酒好きやチーズ好きには堪らない一品です。
オリジナルのおつまみを作って楽しむのも良いですね。
喜多方ラーメン生大福
変わり種、ラーメン大福
喜多方ラーメン生大福なるもの食した! pic.twitter.com/CoYANCJqUJ
— ウメみ (@umeumegohanmori) June 22, 2015
福島県の喜多方といえばラーメンの町としても有名でどこへ行ってもラーメンを見かけるほど。そんな福島の定番グルメ喜多方ラーメンが大福になってしまいました。
ラーメンと大福?と思う人も多いはず、珍しい一品です。
大福の上にはナルトが乗り、もっちり食感の中にはラーメンのスープの味がする餡と生クリームが入っていて、しょっぱさと甘クリームが絶妙にマッチしていてくせになる美味しさです。
一見驚かれる大福ですが、お土産には楽しみもあり美味しさもありおすすめですよ。
皆さんは、福島県の地酒についてご存知でしょうか。お酒に精通している方のウワサでは福島県のお酒は日本で一番おいしいと言われているそうです。そんな福島県の地酒について今回は、細かい情報を紹介します。 福島県の地酒の歴史 福島県のお酒の歴史はかなり古く、福島にある酒造では300年にもなる酒蔵が...
まとめ
福島県と一言で行っても3つのエリアごとに風土や気候が全く異なり、広がった食文化も違うので様々なおつまみや郷土料理が楽しめるのが大きな特徴ではないでしょうか。またシンプルな仕上がりや、シンプルな作り方のおつまみが多く食材本来の味を楽しみつつ、味を引き立てる美味しいおつまみがあるのが特徴的ですね。
その一方でご当地グルメのラーメンを大福にするという斬新なおつまみを作るなど攻めたおつまみがあるのも良いですね。また福島県は日本の有名な酒蔵も多く日本酒の製造が盛んな地域なので、ビールやワインが好きな人よりも日本酒の方が馴染みがあり好きな人が多いようです。そのためおつまみはシンプルでお酒を引き立てる物が多いのかもしれませんね。
福島県を訪れたなら日本を代表する日本政府は酒とそれに合うおつまみをぜひ楽しんで欲しいと思います。