和歌山は山もあり海もあり、様々な食材に溢れています。そんな和歌山で作られている地ビールには様々な地元の食材を副材料として使用しているものが多くあります。例えば和歌山の夏みかんを使用したHEIWA CRAFTの夏みかんエールといった地ビールであったり、和歌山の梅を使用したブルーウッドブリュワリーの紀州プラムエールといった地ビールが作られています。
このように麦芽やポップといった従来のビール製造で使われているものとは別の原料も加えることによって、新たな地ビールの味わいが生まれることになりますし、私たちも今まで飲んだことのないような地ビールに出会うことができるのです。いわば和歌山の地ビールには新たな境地に挑戦しているものがたくさんあります。
和歌山らしい地ビール6選
HEIWA CRAFT
和歌山の恵み
HEIWA CRAFTは日本酒の製造も行っている平和酒造から販売されている地ビールです。日本のお酒を作っている酒造だからこそ、日本人でも飲みやすい地ビールとなっています。また、地ビールを作る際には和歌山にある高野山の麓、貴志川の伏流水を使用していたり、和歌山産の甘夏を使用した地ビールも製造されており、和歌山でしか生まれない味わいとなっています。
醸造所:平和酒造
住所:和歌山県海南市溝ノ口119番地
AGARA CRAFT
三種類で味わいが全く違う
AGARA CRAFTには三種類のビールがあります。一つはペールエール。麦の味わいや香りが濃く、ビールらしさを楽しめる一品です。二つ目はヴァイツェン。ヴァイツェンは麦の香りだけでなく、フルーツの香りも加え、新しいビールの味わいが生まれています。三つ目はIPA。IPAはヴァイツェンよりもビールの味わいを強く感じる事ができ、パンチの効いた一品です。
醸造所:和歌山麦酒醸造所 三代目
今日は有志送別会で、久しぶりに和歌山へ。「和歌山麦酒醸造所 三代目」さんで乾杯です!
ハートランド、一番搾りの他、お店で醸造しているこだわりのクラフトビールが楽しめもす。 pic.twitter.com/N4UPzwx3sv
— 山氏@安芸★寺漢_20年東京国際合唱コンクール出場♪ (@yamashi_aki) November 28, 2019
和歌山麦酒醸造所 三代目では和歌山で作られている様々な種類の地ビールを楽しむことが出来ます。和歌山麦酒醸造所 三代目の店内で醸造されているAGARAの他にも、ナギサビールや海南HEIWAといった地ビールも取り揃えられています。
地ビールは日持ちさせるため、殺菌されているものも多く、殺菌した分風味も落ちてしまいます。しかし、AGARAは店内で製造されており、すぐ提供出来るからこそ殺菌は行っておらず、より濃くビールの香りが残っています。
住所:和歌山市十一番丁54
ブルーウッドブリュワリー
甘いお酒でもビールらしさをしっかりと残す
地ビールを作る際は一つの製造方法にこだわる場合も多いのですが、ブルーウッドブリュワリーでは素材に合わせて製造方法を変えています。だからこそ一種類一種類のビールの一番最適な味わいを堪能出来るのです。さらに果物の宝庫、和歌山のお酒だからこそ果物を使用した地ビールも多く作られているのですが、果物の味だけでなく、ビールの味わいもしっかりと感じられるように工夫されているので、甘いお酒が苦手な方も飲みやすくなっています。
I'm at ブルーウッドブリュワリー in 有田郡, Wakayama https://t.co/m8cxuGC7uz pic.twitter.com/Qr6Vve3kJl
— 純生 (@gmg_666) October 25, 2019
掲載ページ:ブルーウッドブリュワリー
醸造所:ブルーウッドブリュワリー
住所:和歌山県有田郡有田川町天満67
ボイジャーブルーイング
種類が豊富
Voyager Brewingからは様々な種類のビールが発売されています。ビールらしさを抑えてフルーティな味わいとなっているものから、ビールの風味を強く出し、ビールらしい風味や辛さを堪能できるものまで取り揃えています。そのため好みに合わせて選べるので、甘いビールが好きな方にもパンチのあるビールが好きな方にも楽しんでいただける地ビールとなっています。
醸造所:VOYAGER BREWINGCo.
住所:和歌山県田辺市上の山1丁目9番20号
オリゼーペールエール
新しい地ビール製造法
日本の地ビールはビールの本場ドイツの製造法を参考にしているものが多く、主な原料は麦芽です。しかし、ORYZAE PALE ALEで作られているビールは麦芽の代わりに麦麹を使用しており、日本独自の地ビール製造法を確立した一品なのです。そうした製造法で作られたORYZAE BREWINGは2019年にインターナショナルビアカップという大会で銅賞に輝いており、名実とも認められている地ビールとなっています。
醸造所:ORYZAE BREWING
住所:和歌山県和歌山市舟大工町3 きのしたビル
NOMCRAFT IPA
世界のビールの知識を集めた
Nomcraft Brewingで作られているビールは日本人だけでなく、アメリカ人やポートランド人も製造に携わっており、様々な世界のビール知識が詰まった本格派の地ビールとなっています。さらにNOMCRAFT IPAという地ビールはビール本来の味だけでなく、和歌山らしくオレンジの香りも感じられます。今まで味わったことのないような新しい地ビールの味を堪能出来ます。
掲載ページ:NOMCRAFT IPA
醸造所:Nomcraft Brewing
住所:和歌山県有田郡有田川町長田546番地1
暑い日、美味しいビールが自宅で飲めたら幸せですよね。缶ビールそのままもいいけれど、やっぱりサーバーから出したてのビールは一味違います。ビールサーバーがあれば、きめ細かな泡で喉越しが良いビールを飲むことができます。
お土産におすすめの地ビール
ナギサビール
大量生産されているビールは日持ちさせるために一度熱処理されます。しかし、熱してしまうとその分ビールが持っている香りや風味まで失われてしまいます。
和歌山で製造されているナギサビールは熱処理やろ過をしないため、香りや風味も損なわれず、より濃いビールの味わいを堪能できます。また、ラベルには和歌山の白浜の地図も描かれており、見た目からも和歌山らしさを感じられることから旅行の際などのお土産にも最適な一品です。
和歌山県の地ビールを楽しめる場所4選
NEST craftbeer&coffee
様々な種類の地ビールに出会える
ネストでは和歌山だけでなく日本各地から地ビールを集めています。お店に何度か通う場合、毎回同じラインナップしか取り揃えられていないと楽しみも半減してしまいます。
しかし、ネストは日本各地から様々な種類の地ビールを集めているからこそ、タップの中のビールが無くなる度に違う種類のビールを繋ぐようにしており、行くたびに新しいビールに出会えますし、何度行っても楽しめるお店です。
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— My Secret Wakayama (@mswakayama) December 26, 2018
掲載ページ:NEST craftbeer&coffee
住所:和歌山市新雑賀町24 1F
ナギサビール株式会社
出来たての地ビールが飲める
ナギサビールは和歌山で作られている地ビールです。そんなナギサビールの工場見学が無料で体験出来るのです。さらに、工場にはバーカウンターも併設されており、工場で作られた出来たての地ビールを頂くことも可能です。
工場を見学する前と後ではビールの味もまた一味違って感じるかもしれません。このように様々な貴重な体験が出来る工場見学となっています。
ナギサビールの工場見学
めちゃくちゃアドリブで面白かった比重計で毎日度数割り出してるとか
タンク間の操作がほぼタッチパネルだったりとか、濃色ビールのモルトの比率の話とかいろいろ聞けた、和歌山旅行は帰りにノムクラフト寄れなかったのが悔やまれるな〜 pic.twitter.com/6PyIeGTDkt
— がびある (@Gazelle_334) April 11, 2020
掲載ページ:ナギサビール株式会社
住所:和歌山県西牟婁郡白浜町2927-220
GOLDEN RIVER
地ビールを日常に
GOLDEN RIVERには常時8種類の地ビールが取り揃えられています。取り揃えられている地ビールたちは全てマイスターが厳選したこだわります。
定期的に常備している種類も変えているので様々な地ビールを楽しめます。GOLDEN RIVERは地ビールから日本に新しいライフスタイルを提示しておりその店内も異国情緒たっぷりです。
有田川のGolden Riverでクラフトビールを飲んできたべ
さっぱりして美味しかった😋🍴💕 pic.twitter.com/xSyevULmDW— ゆうちゃんちゃん (@hop_step_jaaaap) March 14, 2020
掲載ページ:GOLDEN RIVER
住所:和歌山県有田郡有田川町長田546-3
ボイジャーブルーイング
工場を上から見学
ボイジャーブルーイングさんは一階に地ビールが飲めるバーカウンターと地ビールを作っている工場があり、二階からは一階に併設されている工場を一望出来ます。
普通の工場見学なら横から工場を見ることが多いですが、ボイジャーブルーイングさんのように上から工場を覗き込むように見れるのはなかなか珍しいことですし貴重な経験になること間違いなしです。
和歌山・田辺で昨年出来たばかりの醸造所、ボイジャーブルーイングに行ってきた 結構目立たない場所にあるけど、とてもおしゃれな雰囲気 限定のイングリッシュIPAもうまかった! pic.twitter.com/SmzN0lBjG8
— aPony (@aPony) December 17, 2017
掲載ページ:ボイジャーブルーイング
住所:和歌山県田辺市上の山1-9-20
和歌山県の地ビールにあうおつまみ2選
鯨の竜田揚げ
和歌山産 鯨の赤身が入荷!
竜田揚げでご用意致しております!
身は柔らかくまるで上質なレバーのような食感 合わせる酒は少し熟したまろやかな日本酒が良い! 揚げ物なので燗酒が更に良し👍 pic.twitter.com/vesTn4j5fn— 我流たつみ (@garyu_tatsumi) November 20, 2019
和歌山の地ビールにあうご当地グルメは鯨の竜田揚げです。鯨の竜田揚げは和歌山の伝統郷土料理で給食の定番メニューでもあるそうです。
味付けはしょうがと醤油でパンチのある一品です。よって油との相性の良い地ビールとはマッチすること間違いなしですし、生姜ビールという商品があるくらいしょうがとビールの相性も確実なので、鯨の竜田揚げと地ビールは良いコンビネーションを見せてくれるはずです。
梅チーズトリュフ仕立て
放送大学和歌山学習センター近くで気になってた梅の新製品、梅チーズ トリュフ仕立てを買いました~他にもここ限定の梅パウンドも目に入り買ってしまった(笑) pic.twitter.com/Fjcjsp67TK
— きむいさ (@kimuisa) May 24, 2017
もう一つの地ビールに会うご当地グルメは和歌山の勝僖梅から発売されている梅チーズトリュフ仕立てです。和歌山は紀州の梅干しに代表されるように梅干しの生産が盛んです。そんな梅は梅酒があるくらいお酒との相性はバッチリです。
地ビールとも合わないわけがありません。そんな梅を使ったおつまみが「梅チーズトリュフ仕立て」です。梅チーズトリュフ仕立ては梅干しのピューレにチーズを練り合わせたもので、チーズもお酒のおつまみの定番なのでおつまみに持ってこいの組み合わせです。
まとめ
和歌山はみかんや桃の生産量も日本で一位を誇っており、まさに果物の宝庫です。そんな和歌山らしさは和歌山の地ビールにも取り入れられており、主な原料である麦芽に加えて果物も使用して製造されている地ビールが多くあります。
果物を加えることによって、フルーツの香りが含まれ、フルーティな味わいとなりますが、その分ビール本来の味わいが消えてしまいがちです。しかし、和歌山の地ビールたちはビールの製造法にもこだわっており、果物が加えられたビールであってもしっかりとビールらしさも感じることができます。
ビールが苦手な方にも果物が加えられていることによって飲みやすくなっていますし、ビールが好きな方もしっかりと本格的な味わいを堪能することができます。