皆さんは愛媛県のお酒に合う食べ物を口にしたことがありますか?海の幸では、じゃこ天やちりめんじゃこ、いわし、ミミイカなどを使用した名産品が多く見受けられます。お肉関係では松山赤どりの手羽先唐揚げやカナダビーフ館のお肉、いのしし肉のウインナーなど、おつまみになりそうな商品が多く確認できます。
お酒に合う食べ物といえば、全体的に見れば味の濃い、味がしっかりしている食べ物が多いです。特にお肉はその傾向が強く、食感がしっかりしているものや揚げ物などのガッツリ食べられるおつまみが多いと感じます。
海鮮系
あぶり焼き小いわし
スナック感覚でやめられない!とまらない!
山田のじゃこ天
愛媛で練り物といえばコレ
練り物ですが小魚を使用しているので、海の幸として入れさせていただきました。宮城県の仙台では笹かまぼこをわさび醤油で食べる光景を居酒屋などで見た方もいるかもしれませんがこちらはその愛媛版かと言わんばかりにそのままお皿に出すだけですぐにおつまみになります。小魚を使用しているのでザクザクとした食感もアクセントになります。
野沢菜ちりめん
箸休めやご飯のお供にも
ミミイカ
ちまちま飲むのに最適!
今回は通常のいかではなく、ミミイカという小さめのいかをおすすめします。特に味付けもされていないシンプルにいかだけの商品になるので、味付けは自由に用途も幅広く活用することができます。おつまみとしていかの煮物のような料理にも使えますし、ご飯と一緒にお酒を飲むのであれば、炊き込みご飯の具としても使用できます。
お肉系
松山赤どりセンザンキ
デカくてうまい!
Bグルハントvol.493
桃介(松山市)
かわ焼・せんざんき串に刺さず鉄板で焼く今治焼鳥。「かわで良い?」と半ば自動的。鉄板で焼ける音が食欲を刺激。カリッとした食感と甘みとトロみ強いタレが衝撃的だが次第に舌も慣れる。
せんざんきは大振りサクッとジューシー。かわ焼とのギャップに麦酒も進む。 pic.twitter.com/2vmb2wF9Un— maverick_s (@maverick_s1977) November 9, 2021
いわゆる手羽先の唐揚げですが、その大きさは市販されてるような小さくてまとめて売っているような手羽先とは少し違います。大きさはおそらく普通に売られているものの倍はあるかと思われるような大きさで見るからに食べ応えがあることを期待させられます。唐揚げなのでビールと組み合わせて食べると最高に美味しいです。
あらくれポーク ウインナーソーセージ
食感がしっかり、ドッシリ
あらくれポーク!インパクトありすぎて吹く!(笑) >「みかん農家の笑顔怖すぎ」と話題のあらくれソーセージ 笑顔の裏に隠されたイノシシ活用隊の思い – BIGLOBEニュース https://t.co/rl9g28RWzx pic.twitter.com/YxdAqiK5oc
— kata46🔞 (@katasiro1) October 18, 2016
ウインナーといえば通常市販されているものといえば豚肉の腸詰めをイメージされる方もいるかと思いますが、この商品は愛媛産のいのしし肉を使用しているという非常に珍しいウインナーとなっています。下味にコショウが使われているので、味付けをしなくても茹でるか焼くかの簡単調理で食べることができます。食感がハッキリしているので食べ応えも抜群です。
カナダビーフ館のおつまみ牛タン
コリコリ食感がたまらない!
愛媛県の食の文化や郷土料理について
愛媛県は瀬戸内海に面していて太刀魚やタイ、イワシ、クルマエビが全国でも漁獲量がトップレベルで魚のすり身をすり潰し天ぷらにしたじゃこ天や、鯛めしと呼ばれるタイの刺身をご飯にのせたものなど海鮮ものが有名です。お味噌汁に甘い麦味噌を使用するのが食文化で、ほとんどのご家庭で食されていて、さつま汁というタイのすり身と麦味噌をご飯にかけて食べる郷土料理もあります。
果物ではかんきつ系の出荷量が日本一で温州みかんはブランドみかんとして全国でも有名です。あまり知られてないですがキウイフルーツも日本一の生産を誇っており給食ではキウイフルーツを半分に切ったものがデザートで出されるくらいです。伊予柑の生産量も全国一で伊予柑を使用したジュース、ポンジュースは全国でも有名です。筆者もポンジュースは一週間に一回学校で出されたので、よく飲んでいました。
その他
いもたき
日本酒に合ういもたき
いもたきー!!
※愛媛県の郷土料理
具材は里芋と鶏肉が一般的だが
各家庭によって様々なのです( ・∀・) pic.twitter.com/y6cEtAWPrs— ニンフ♡3m (@ankd1028) September 27, 2019
いもたきという愛媛県の間で親しまれており秋になると河川敷にゴザを敷いて、里芋や鶏肉、こんにゃくなどをいりこ出汁などで甘く煮た鍋をみんなで囲んで食べる風習があります。
甘く煮た里芋と日本酒がとてもよく合います。夜の秋で少し肌寒いときでも、こちらのいもたきと日本酒を頂けば体の芯から温まります。是非愛媛県に行かれた際には参加して頂きたいイベントの一つです。
そら豆の丸焼き
濃厚な味わいのそら豆にビール
愛媛県はそら豆の生産量が全国でも上位で県内の至る所で栽培しているところを見かけます。そのそら豆をさやごとオーブンやグリルで焼いたあと塩を振り掛けて食べます。
身がほくほくでそら豆の味が逃げることなく、さやの中で濃縮されておりとても美味しいです。塩味をきかしたそら豆の濃厚な味わいと独特な食感は、とてもビールに良く合います。
ひしお
ひしおをかけてビールのおつまみに
ひしおとは愛媛県の特産品で、はだか麦と小麦と炒めた大豆で作った麹を醤油に漬け込み熟成させたおかず味噌です。ギノーみそ株式会社が製造したものが有名で、価格もお手頃で種類も豊富にあり1パック90~300g程度で小分けされており、お土産にも最適だと思います。
食べ方は簡単にご飯にかけたり醤油の代わりとして冷奴や焼き魚にかけたり、また様々なひしおを使用した料理が紹介されていて食べ方は無限大です。中でもシンプルにきゅうりにかけたり、焼き茄子にかけたりしたものはビールに良く合いビールがすすむこと間違いなしです。
松山あげ
トースターでサクサク美味しいお揚げの大葉しょうが醤油
愛媛県人なら誰もが知っている長年愛されている油揚げです。愛媛県のスーパーマーケットに行けばどこでも置いていると言っても過言ではありません。普通の油揚げとは違い余分な水分をギリギリまで取り除き油で揚げているため、調理の際に油抜きが必要なく90日程度も日持ちし、いつでも美味しく頂けます。
とてもサクサクフワフワに仕上がっており、みそ汁にそのまま手で割って入れるだけで美味しいです。タイトル通りトースターで焼いた松山あげに大葉のしょうが醤油をかければ簡単絶品のお酒のおつまみの出来上がりです。
緋のかぶら漬け
縁起の良い漬物
愛媛のご飯のお供といえば「緋のかぶら漬け」!
正岡子規も俳句で
「緋の蕪や膳のまわりも春景色」と詠んでいるくらい。
「そーとー美味しいけんたべとぉーみー」
(伊予弁で「とっても美味しいから食べてみてねー」という意味です) #ZIP朝ごはん #愛媛 pic.twitter.com/KrJT0WIQyg— BEAT (@y_beat) August 27, 2019
愛媛県ブランドである伊予緋かぶというかぶを柑橘のお酢で漬けたものです。見た目は赤くとても縁起が良いものとして県内で愛されています。一切着色料は使用していないのに珍味と呼べるのに相応しい、とても鮮やかな緋色をしています。
酢が柑橘のものを使用しているため、爽やかな香りがして甘酸っぱく、昆布出汁が効いていて奥深い味わいとなっています。かぶ独特のパリッという食感もよくお酒のおともに最高です。
愛媛県の地酒の歴史 愛媛県といえば、『酒』という印象をもつ方はそれほど多くないでしょう。米処の新潟、秋田、山形、蔵元の有名な京都や兵庫、奈良と比べると知名度は残念ながら低い印象です。しかし愛媛の酒の歴史は古く400年前の徳川幕府の伊予大洲藩主、加藤貞泰の頃にまで遡り、伊予道後酒として既に中央にまで...
まとめ
以上愛媛県のお酒に合うおつまみをご紹介させて頂きました。筆者はどのおつまみも愛媛在住時にはよく食べた思い出があり馴染み深いものばかりです。それでは簡単にご紹介したおつまみを振り返りたいと思います。
①いもたき
里芋が主役の煮物で秋になると河川敷にゴザを敷き、みんなで鍋を囲みます。出汁の甘い香りがお酒をそそります。
②そら豆の丸焼き
愛媛ではそら豆の栽培が盛んです。そんなそら豆を丸焼きにすると普通に茹でるよりも濃厚な味わいになりビールに良く合います。
③ひしお
醤油に漬け熟成されたおかず味噌です。醤油のように様々なおかずに合います。きゅうりやなすにかけると簡単にお酒のおつまみの出来上がりです。
④松山あげ
愛媛で有名な油揚げです。余分な水分を取り除いた後、油で揚げているためいつでもサクサクフワフワです。トースターで焼いて大葉のしょうが醤油をかければ、簡単絶品のおつまみになります。
⑤緋のかぶら漬け
愛媛で栽培されているかぶのお漬物です。赤いのが特徴で甘酸っぱく出汁が効いていて、お酒のおつまみに最適です。
以上愛媛のおつまみの紹介でした。いかがでしたか?愛媛へ来られた際は是非一度食べて頂きたいと思います。また通販で購入可能なものばかりですので、お取り寄せ頂いても食べることも出来ます。美味しい愛媛の名物をあてにしたらお酒がすすむこと間違いなしです。