終売になる前にダルモア12年をロック・ハイボールで飲んで評価した

終売になる前にダルモア12年をロック・ハイボールで飲んで評価した

牡鹿のロゴが印象的なウイスキー「ダルモア」は、スコットランドで生産されているシングルモルトの代表的な銘柄の一つです。個性溢れるスコッチの中ではクセが少なく飲みやすいため、初心者にもおすすめのウイスキーとしてしばしば紹介されています。

お酒ライターAnchan
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今回はそんなダルモアについて、詳しく解説していきます。ウイスキー好きがきちゃんによる「ダルモア12年」の評価も載せているので、ぜひウイスキー選びの際の参考にしてみてください。
※この記事を書いたお酒ライターAnchanのプロフィール
 

北ハイランドの人気シングルモルト「ダルモア」

ダルモアとは?シェリー樽ベースのこだわりウイスキー

ダルモアはスコットランドで生産されるスコッチウイスキーの銘柄です。一つの蒸留所で作られる大麦麦芽(モルト)の原酒による、シングルモルトウイスキーに該当します。
ダルモアはスコットランドの中でも特にウイスキー生産が盛んな北ハイランド地方で作られている銘柄であり、世界的な知名度を誇るブランドでもあります。主にシェリー樽による熟成がメインで、柑橘系のさっぱりした風味と甘みの調和が取れた、程よくスパイシーな味わいが魅力です。またシェリー樽のほか、マディラワインやポートワインなどさまざまなワイン樽も採用されています。
そんなダルモアはシングルモルトにしては強烈なクセがないので、スコッチに不慣れな方にもおすすめしやすいです。ストレートのほかロック、トワイスアップなどさまざまな飲み方に適していて、飲み方によってそれぞれ異なる味わいが楽しめる点もポイントです。
 

牡鹿の描かれたボトルが目印

牡鹿の描かれたボトルが目印
ダルモアといえば、牡鹿のロゴが描かれたボトルが目印です。これは、蒸留所のある場所が“鹿狩り”で盛んな地域にあることに由来しています。
ダルモア蒸留所はスコットランドのパースシャー郡・ピトロッホリーの街にあります。創業は1839年と、180年以上の歴史を持つ老舗の蒸留所でもあります。歴史の中では戦争の影響による生産停止、アメリカの禁酒法の煽りによる経営危機など何度ものピンチがありましたが、それでも負けずに生き残っているという古くから万人に愛されるスコッチです。
1960年にはホワイト&マッカイの傘下となり資本を得たことで、蒸留器スチルが従来の2倍である8基にまで増設され生産数が増えました。さらに2014年にはフィリピンのブランデー大手であるエンペラドール社に買収されており、現在でも安定した供給が続いています。
知名度の高い銘柄、そしてボトルもおしゃれということもあり、ダルモアはギフトなどに選ばれることも多いです。ウイスキーファンとしては押さえておきたい銘柄の一つでもあるので、ぜひ機会があればトライしてみてください。
 

ホワイト&マッカイの原酒にも使われている

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ダルモアはシングルモルトとしてリリースされているだけでなく、多くのブレンデッドウイスキーの原酒にも採用されています。特にホワイト&マッカイのキーモルトであることは世界的にも有名です。
ホワイト&マッカイはコスパ優秀なブレンデッドスコッチウイスキーであり、IWSCで金賞を獲得したことがあるほどの人気銘柄です。柑橘系のような酸味とビター感があり、ボトルによっては1,000円台で購入できるものもあることから人気が高いです。
ダルモアの味わいが好みの方から評価の高いウイスキーなので、「ダルモアが気になっている」「デイリーに飲みやすい銘柄を探している」という方はぜひホワイト&マッカイも調べてみると良いでしょう。
 

ダルモアのオークション人気について

ダルモアは海外オークションでも高額落札される人気ウイスキーとして知られています。なぜならダルモアは前述した通り長い歴史を持つ蒸留所であり、定番ボトルだけでなく長熟品のレアなボトルが多く残されているためです。
2017年に62年もののダルモアが約1,700万円で落札されたことに始まり、2018年には59年ものが約1,250万円、2019年には49年ものが約1,540万円にて落札されました。現在ヒートアップしているウイスキー投資の先駆けともなったブランドであり、「ザ・マッカラン」や「ボウモア」といった人気銘柄と並んでオークションの常連にもなっています。

 

ダルモアのシリーズ品を紹介

ダルモアにはさまざまなシリーズ品があります。ダルモアのシリーズ品の中で人気の高い商品を紹介していきます。
 

1.ダルモア12年

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最もスタンダードなボトルで、酒齢12年以上の原酒を使用したダルモアです。バーボン樽85%、シェリー樽15%を使用しヴァッティング、さらにシェリー樽での追熟を加えています。
レーズンチョコとオレンジマーマレードの香りの中に、シナモンやナツメグのスパイスを感じることができます。リッチなコクを楽しみたい方におすすめのボトルです。
 

2.ダルモア15年

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バーボン樽85%、シェリー樽15%を使用しヴァッティング、酒齢15年以上の原酒を使用したダルモアです。熟成が長い分、12年ものよりもさらに深いコクが生まれています。
レーズン、黒蜜、バニラカスタードといった熟した甘い香りの中に、シトラスのような爽やかさも感じ取ることができます。ドライでスパイシーな味わいと、心地よく続く余韻が魅力です。
 

3.ダルモア18年

14年以上バーボン樽で熟成させた原酒を、さらにオロロソシェリー樽で4年追熟したという長期熟成のダルモアです。プラムを感じるような味わいに、コーヒーのような香りを堪能できます。
オレンジピールやカカオのような適度な渋みもあり、複雑で奥行きのある味を感じられます。サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティションでの複数の受賞歴があるなど、世界的に認められたウイスキーであることがわかります。
 

4.ダルモア シガーモルトリザーブ

ダルモアはベーシックな熟成ボトルのほか、コンセプトのもと作られたボトルもあります。そのうちの一つがダルモア シガーモルトリザーブで、シガーによく合うモルトとして作られています。
シガーの風味に寄り添う強いコクがポイントで、ビターな味わいが楽しめる銘柄となっています。もちろんシガーなしのシーンで楽しむのもOKです。
 

5.ダルモア ドミニウム

ダルモアの中には、免税店限定でリリースされている商品もあります。「ザ・フォーテュナ・メリタス・コレクション」と呼ばれるシリーズ品で、2015年から販売がスタートしました。
ダルモアドミニウムはスペインのゴンザレス・ピアス社のマツサレムのファーストフィルを使って後熟しているのが特徴で、はちみつやキャラメルを感じさせるような香りと甘さがあります。
 

6.ダルモア ルチェロ

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ダルモアルチェロも、免税店向けコレクション「ザ・フォーテュナ・メリタス・コレクション」のラインナップの一つです。こちらは後熟にゴンザレス・ピアス社のアポストルス・シェリー樽というものを使用しています。
長期熟成のシェリーの香りが移りやすく、リッチな香りとチョコケーキのような甘さを感じられます。ジャムのような甘酸っぱさもあり、ゆっくりと贅沢なひとときを過ごしたいシーンにおすすめです。
 

シリウスなど希少なダルモアも

安定した供給量で世界的にシェア率の高いダルモアですが、中には希少品と言われるボトルも存在します。代表的なのが「シリウス」と呼ばれるボトルで、最も古く希少価値が高いストックから集められた原酒による選び抜かれたウイスキーです。なんとこちらは世界に12本しかないと言われていて、グラス1杯だけでも50万円の値がついているほどです。
このほかにもダルモアには「キングアレキサンダー3世」や「コンステレーションシリーズ」といった限定品もあります。これらはなかなかお目にかかれるものではありませんが、覚えておくとバーや飲み会での小ネタになるでしょう。
 

がきちゃんが「ダルモア12年」を飲んで評価してみた

ダルモアストレート

ダルモア12年(alc.40% 容量700ml)を飲んでいきます。

コスパ3.5 out of 5 stars (3.5 / 5)
ストレート4 out of 5 stars (4 / 5)
ロック4 out of 5 stars (4 / 5)
ハイボール4 out of 5 stars (4 / 5)
  • ・・・オレンジと赤みが強い琥珀色
  • 香り・・・黒糖、黒蜜、梅酒、ダークチョコ、薄っすら酸味のあるコーヒーのよう、削った木材、様々なスパイス

 

ストレート

ストレート4 out of 5 stars (4 / 5)

ダルモアストレート
まず感じるのはシトラスのような爽快ですっきりとした甘みとオレンジマーマレードのような洋菓子を思わせる甘み。フィニッシュにかけて優しいスパイシーさも現れます。
アルコールの嫌な刺激はないので初心者の方にもおすすめですね。
全体的に甘いウイスキーなので甘党の方は気に入るのではないでしょうか。食後の一杯やゆっくりと一人の時間を過ごす時に良いと思います。
 

ロック

ロック4 out of 5 stars (4 / 5)

ダルモアロック
ロックにするとシトラスっぽさと春に咲く花のような華やかさが現れます。
さらにアルコール感も薄まってかなり飲みやすくなりました。またロックにすると現れやすいえぐみも感じることなく美味しく味わえました。
 

ハイボール

ハイボール4 out of 5 stars (4 / 5)

ダルモアスハイボール
ハイボールでも美味しい。
シェリー感がほんのりありつつもくどくないハイボールです。甘すぎるわけでもなくすっきり過ぎるわけでもないので万人受けしそうな味わいですね。

コスパ3.5 out of 5 stars (3.5 / 5)

ダルモア12年は現在も一般的に流通しているのでネットや店舗でも購入できると思います。

ウイスキー レビューライターがきちゃん
がきちゃん
プレ値でなくても購入できるので一度は購入してみても良いと思います。

美味しさは保証できるので興味のある方はこの機会にぜひ飲んでみて下さい

ダルモア
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ダルモアの価格や入手方法について

シリーズ Amazon・楽天など
ダルモア 12年 約8,000円
ダルモア 15年 約11,000円
ダルモア 18年 約22,000円
ダルモア シガーモルトリザーブ 約13,000円

ダルモアの入手難易度はボトルの種類によって異なります。比較的入手しやすいのは「ダルモア12年」「ダルモア15年」「ダルモア18年」「ダルモア シガーモルトリザーブ」あたりです。
ダルモアは定番ボトルの12年ものでもAmazon価格で8,000円〜と、比較的高級なウイスキーに該当します。ただし元値は高い反面、急激な高騰化などはみられず比較的安定した相場の範囲で入手することができます。

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定番ボトルのダルモア12年などは、イオン系など大型の酒屋での販売報告が見受けられます。酒屋の場合はAmazonなどのネット価格より安い5,000〜6,000円程度で売られているので、まずはよく行く酒屋で在庫を探してみると良いでしょう。
またダルモアは、バーでの取り扱いも多い銘柄です。「ボトルごと買う前に少し試してみたい」「一杯だけ飲んでみたい」という方は、ウイスキーを豊富に扱っているバーに訪れてみるのもありです。
 

余ったダルモアはお酒買取専門店で売れるの?

余ったダルモアはお酒買取専門店で売れるの?
ダルモアは日本国内のみならず、東南アジアを中心に世界的に人気があるウイスキーです。海外にも安定した市場があるので買い手が多く、そのぶんお酒買取専門店でも値段がつきやすいです。
特にダルモアの中でも、免税店限定ボトルなど入手が難しいものは高額査定が期待できます。もし自宅に未開封で今後も開ける予定のないダルモアが余っている方がいるなら、ぜひお酒買取専門店の利用も検討してみてください。
なおダルモアを売る場合は「福ちゃん」や「バイセル」といった、ウイスキーに詳しく多くの販路を持った業者に依頼するのがおすすめです。おすすめ買取専門店についてまとめた記事もあるので、ぜひ参照してみてください。

 

まとめ

スコットランド、ハイランド地方を代表する「ダルモア」を紹介しました。
程よい甘みとバランスの良さで人気のダルモアは、ストレート派、ハイボール派とさまざまな方に楽しんでもらえるウイスキーです。
やや値段は張りますがウイスキー好きなら試してみる価値があるボトルです。ぜひチェックしてみてください。

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