価格は安めボウモア12年700mlをロック・ハイボールで飲み評価した

価格は安めボウモア12年700mlをロック・ハイボールで飲み評価した

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ウイスキーファンから「アイラの女王」の愛称で親しまれるボウモア。スコットランドを代表するシングルモルトの一つで、長い歴史をもつ銘柄でもあります。スモーキーでスパイシーなボウモアの味わいは、ストレート派だけでなくロック派・ハイボール派の方にもおすすめできます。

お酒ライターAnchan
お酒ライターAnchan
今回はそんな「ボウモア」について、特徴や価格などを詳しく解説していきます。ウイスキー好き“がきちゃん”によるボウモア12年のレビューも掲載しているので、ウイスキー選びの参考にしてみてください。
※この記事を書いたお酒ライターAnchanのプロフィール
 

アイラモルトの代表格「ボウモア」

ボウモアとはどんなウイスキー?

ボウモアはスコットランドで生産されるスコッチウイスキーの銘柄の一つです。数あるスコッチの中でも、単一の蒸留所のみで生産されるシングルモルトウイスキーに該当します。
スコットランドのウイスキー名産地「アイラ島」で生産されるアイラモルトであり、ピート(泥炭)由来の心地よいスモーキーな香り、そして海を思わせるような潮の香りが特徴です。ほのかな甘さと奥深い味わいも持ち合わせていて、“アイラの女王”と称されることが多いです。
個性の強い銘柄が多いと言われるアイラモルトの中では比較的飲みやすく、アイラモルトの入口としてピッタリな銘柄です。ストレートで飲むほか、ロックやハイボールなどあらゆる飲み方で楽しめるのもポイントです。
 

アイラモルトとは?産地によるスコッチの違い

アイラモルトとは、スコットランドの中でもアイラ島で生産されるモルトウイスキーのことを指します。
スコットランドはウイスキーの名産地として世界的に有名です。スコットランドのウイスキーはスコッチと呼ばれ、世界のウイスキーの生産量のうちおよそ7割を占めるほどの人気を誇ります。そんなスコットランドのウイスキーは産地ごとに特徴が異なり、大きく分けて6つの地域に分類されます。

  • ハイランド・・・スコットランド北のハイランド地方で生産されるモルトをハイランドモルトと呼ぶ。面積が広く、多種多様なウイスキーが製造されている。滑らかでしっとりとした味わいのものや、フルーティーで軽めなボディのものが特に多い。
  • スペイサイド・・・ハイランド地方の東部にあるスペイ川周辺の地域。スコットランド最大のウイスキー生産地であり、かの有名な「マッカラン」の産地としても知られている。マイルドな口当たりで上品なものが多い。
  • ローランド・・・スコットランドの南東側に位置するエリアで、グレーンウイスキーの発祥の地としても有名。通常の2回蒸留ではなく3回蒸留することにより、穏やかな風味の味わいを生み出しているのが特徴。
  • アイラ・・・スコットランドの西にあるアイラ島。海辺に蒸留所が集中していて、潮風を受けることでヨード臭やスモーキーさが生まれるのがポイント。個性豊かでクセのある味わいが多く、熱狂的なファンがいることでも知られる。
  • キャンベルタウン・・・スコットランド南西に位置するキンタイア半島の先端にある都市。かつては30以上もの蒸留所があり、モルトウイスキー造りが盛んに行われていた。現代では衰退してしまっているが、残る3つの蒸留所で作られるウイスキーたちは伝統的な味わいで愛されている。
  • アイランズ・・・オークニー諸島・スカイ島・マル島・ジュラ島・アラン島に存在する6つの蒸留所を指す。それぞれに個性が異なり、潮っぽいウイスキーからピートの強いものまで存在する。

アイラのモルトは6つの地域の中でも特に個性豊かな銘柄が多く、正直人によって好みが分かれます。一口飲むだけで刺激を感じるほどの衝撃的な味のものばかりで、一度飲んだら忘れない味わいです。アイラモルトのうちボウモア以外の有名な銘柄には「アードベッグ」や「ラフロイグ」などがあります。
アイラモルトはなかなか個性派な味わいではあるものの、ウイスキー好きなら試してみる価値があります。特に燻製などのスモーキーな味が好きな方にはおすすめです。
 

ボウモア蒸留所の特徴

ボウモア蒸留所はアイラ島の浜辺にあります。海抜0mという海に囲まれた環境であり、潮風の影響をダイレクトに受けます。
そんなボウモア蒸留所ができたのは1779年のことです。200年以上もの間、伝統的にウイスキー造りをおこなってきており、「フロアモルティング」という製法で麦芽を作るのが特徴です。そしてラーガン川の仕込み水を水源とし、バーボン樽やシェリー樽を用いて熟成を行うことで優雅な甘さを生み出しています。
現在は蒸留所をサントリーが買収しており、日本にも多く輸入されています。そのため日本人にとっても、馴染みのあるスコッチと言えます。
 

ボウモアのシリーズ品を紹介

ボウモアのシリーズ品を紹介

1.ボウモア 12年

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数多くあるボウモアシリーズの中でも、最もスタンダードなボトルとして愛されるのがボウモア12年です。ピート由来のスモーキーさの中に、フルーティーな味わいが上品にマッチしているのが特徴です。
ボウモアらしい潮のような香りやハチミツのような甘味がありつつも、後味はすっきりめで飲みやすいです。ボウモアを初めて飲むという方は、まずはこちらのボトルからチャレンジしてみると良いでしょう。
 

2.ボウモア 15年

バーボン樽で12年熟成させた原酒を、さらにオロロソシェリー樽で3年間追熟することで生まれるボウモアです。赤褐色の見た目をしたウイスキーで、ウッディーで甘美な味わいをしています。
シェリー樽から生まれるダークチョコレートやレーズンのような味がポイントで、力強くも温かなウイスキーに仕上がっています。
 

3.ボウモア 18年

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シェリー樽で長期熟成したボウモアで、クリーミーな香りを堪能できます。しなやかでスイートな味わいは、ボウモアらしい潮の香りと優雅にマッチします。
熟成感がありフィニッシュも長く、ゆっくりとしたひと時を楽しみたい時におすすめのボトルです。レーズンやドライフルーツなど、甘めのおつまみとのペアリングが最高です。
 

4.ボウモア 25年

25年以上熟成のシェリー樽原酒・バーボン樽原酒を使用した、長熟タイプのリッチなボウモアです。複雑に重なる後味と、フルーティーな飲み心地が魅力です。長期熟成によりピートのスモーキーさは控えめになっていて、その代わりにウッディーさや華やかさが前面に出ています。
 

5.ボウモア No.1

ファーストフィルバーボン樽で熟成したモルトのみで香味設計されたボウモアです。海抜0メートルに位置するNo.1ヴォルト(第一貯蔵庫)モルトを主体にしていて、他のボトルにはないバニラのようなニュアンスを感じ取ることができます。
スモーキーな味わいにシトラスやシナモンのようなスパイス感があり、ハイボールで飲んでもおいしいシリーズとなっています。
 

レアコレクションなど希少なボウモアも

ボウモアのシリーズには12年、18年などの定番品のほかにも、50年ものなどレアな限定ボトルあります。希少な熟成ボトルは高額取引の対象であり、2022年にリリースされる「レアコレクション」は50年もので約540万円、40年もので約104万円、30年もので約30万円ほどの値段となっています。
過去にリリースされた限定のボウモアはオークションで高額がついたこともあり、ボウモアがいかに人気の銘柄であるかがわかります。長期熟成のレアボトルはなかなか気軽に手が出るものではありませんが、ウイスキーファンの方やコレクションに興味があるという方はぜひチェックしてみてください。

 

ボウモア12年はどんな味?がきちゃんが実際に飲んでみた

ボウモア12年はどんな味?がきちゃんが実際に飲んでみた

ボウモア12年のレビューをしていきます。
ボウモア12年 容量700㎖ alc.40%

  • ・・・中間的な琥珀色
  • 香り・・・ダークチョコレート、海の潮、樽香

 

ストレート

ボウモアストレート
12年熟成のおかげか舌先に当たると少しピリッとする辛さを感じるが、強すぎるほどではない。
舌の上で転がすと華やかで樽香も感じられる。
ほろ苦いような甘さと優しいピートもあり、アイラの女王と例えたくなる気持ちも分かります。
 

ロック

ボウモアロック
削った木材の様な渋さ、軽い潮気とレモンの様な酸味。シェリー樽の甘さも感じれる。
ロックにすると甘さが引き出されピートとのバランスも絶妙にマッチして心地よいです!
 

ハイボール

ボウモアハイボール
ボウモア12年のハイボールは甘すぎない、そして臭すぎない。
シェリー樽の甘さも感じられ、ピートのスモーキーさも感じられる。レモンのような酸味もあり飲みやすい。
「シングルモルト好きの方で苦手な人はいるのかな?」と思ってしまう程のレベル。ハイボールでもなかなか美味いですよ!
 

個人的評価

ウイスキー レビューライターがきちゃん
がきちゃん
今まで飲んでいませんでしたが、もっと早く飲めばよかったと後悔しました。

個人的にはロックがツボでした。
アイラウイスキーを初めて飲むという方にはボウモア12年のロックが良いのではないかと思います。
これを飲んで癖が強くて飲みにくいと感じるのであれば、アイラウイスキーはやめておく方がいいかなと思います。あくまで個人の意見なので参考程度に思っていてくださいね。
ボウモアはどこでも購入できますが、ネットだと実店舗より安く購入できますしポイントも付くのでお得だと思いますよ!

 

ボウモア休売・終売の噂は本当?価格はどれくらい?

ボウモアの価格について

シリーズ 希望小売価格 Amazon・楽天など
ボウモア 12年 4,840円(税込) 約4,800円
ボウモア 15年 8,800円(税込) 約8,200円
ボウモア 18年 9,600円(税込) 約20,000円
ボウモア 25年 59,400円(税込) 約80,000円
ボウモア No.1 3,850円(税込) 約3,600円

代表的なボウモアのシリーズ品の価格を調べてみました。ボウモアには前述した通り複数のラインナップがあり、ボトルによって値段が変わってきます。12年ものであれば5,000円未満の価格で購入しやすいという一方で、18年もの、25年ものと長期熟成ボトルになると1本で数万円の値段がつけられていることがわかります。

 

12年もの・15年ものなら入手は容易

12年もの・15年ものなら入手は容易
ボウモア12年やボウモア15年、そしてボウモアNo.1は流通量が多く、価格も定価から高騰していません。比較的多くのお店で取り扱いがあるので、無理せずとも簡単に見つけることができるでしょう。「やまや」のような酒屋や、「ビックカメラ」のお酒コーナーなどで入手したという報告も見受けられます。
販売元がサントリーということもあり、12年・15年・No.1のボウモアは特に休売にならない限りしばらくは入手がしやすいと考えられます。Amazonなどのネット価格も定価に近いものになっているので、すぐに手に入れたいという方はインターネットで購入するのもおすすめです。

 

ボウモア18年・ボウモア25年は休売で高騰

12年もの、15年ものなどが比較的気軽に購入できるのに対し、18年、25年もののボウモアは定価よりも価格が高騰しています。これはボウモア18年およびボウモア25年が休売となってしまったためです。
近頃ウイスキーは急激な人気を集めたことから、シングルモルトの長期熟成ボトルは供給が間に合わず、多くの銘柄が販売を中止せざるを得ない状況となってしまっています。ボウモアも例外ではなく、ボウモア18年・ボウモア25年が残念ながら休売と発表されています。あくまでも終売ではないため今後復活する可能性はありますが、再販時期についてはわかっていません。
なお休売になったのは2022年に入ってからと最近のことであるため、酒屋によってはまだボウモアの在庫が残っているところもあるようです。ボウモア18年・ボウモア25年をお探しの方は、今後さらに希少価値が上がってしまう前に早めに手に入れることをおすすめします。

 

飲まないボウモアはお酒買取専門店へ

飲まないボウモアはお酒買取専門店へ
ボウモアのような有名なモルトウイスキーは、安定した人気があるためお酒買取専門店でも値段がつきやすいです。特に限定ボトルや終売・休売ボトルなどレアなボウモアは高額買取の対象となるので、未開封ボトルを所持している方はぜひお酒買取専門店の利用も検討してみましょう。
なおボウモアを売る場合は、ただのリサイクルショップのようなお店ではなく、ウイスキーに詳しい業者を選んで査定してもらうのがポイントです。ウイスキー買取に強い業者なら、ボウモアの市場価値をきちんと把握した上での価格をつけてくれることでしょう。
近くにお酒買取専門店がないという方でも、「福ちゃん」や「バイセル」といった大手の業者を選べば、出張買取宅配買取で遠方からでもウイスキーを売ることができます。これらの業者はウイスキー以外のお酒にも対応しているので、コレクションの整理を検討されている方はぜひチェックしてみてください。

 

まとめ

アイラモルトの代表銘柄である「ボウモア」について紹介しましたが、いかがでしたか?
個性強めのアイラモルトの中では、ボウモアは比較的飲みやすく登竜門的な立ち位置としてもおすすめです。12年ものなら5,000円未満での入手ができるので、気になる方はまずトライしてみてください。

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中国白酒酉方(とりかた)




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