地ビール(クラフトビール)とはこだわりの製法やご当地の食材を原料にして醸造されるビールです。
最近では全国の各地で個性溢れる地ビールが誕生していて地ビールに注目している人も多いと思います。
日本で初めて地ビールが作られたのは1994年で、新潟県にある「エチゴビール」が全国初の地ビール醸造をスタートさせました。
そんな新潟県では、「ビールで地域活性化」を目標として地元密着の小規模のブルワリーが数々誕生していきました。
新潟県は日本酒の醸造も盛んなので、お酒にはこだわりが強いかもしれませんね。
地ビール発祥の地の誇りを持って製造される新潟の地ビール、手軽にお取り寄せできる地ビールもたくさんありますので取り寄せて、また取り寄せが難しいものはぜひ新潟県を訪れて堪能してほしいと思います。
個性的なクラフトビール6選
胎内高原ビール ヴァイツェン
女性からの人気が高いフルーティーなビール
胎内高原ビールは、ドイツ産の最高級麦芽ホップと胎内高原の水を使用し、ドイツのビール純粋令の製造技術の基つくられているビールです。ヴァイツェンは苦味が少なく、バナナやクローブのようなフルーティーな香りを持つビールで女性からも人気があります。
2015年のワールドビアアワードで日本部門銀賞、2016年のアジアカップ金賞などを世界的なコンペティションでの受賞実績があります。
醸造所:新潟ビール醸造株式会社
住所:新潟市中央区西堀通3番町790番地
スワンレイクビール ポーター
世界が認めた旨さを追求したビール
瓢湖屋敷の杜ブルワリーのスワンレイクビールは「新潟から世界へ」をコンセプトとして、水と良質な素材にこだわり、最高の品質を追求してつくられました。
ビールのオリンピックと言われている「ワールド・ビア・カップ」で、日本メーカーとして初めての金賞に輝いたビールです。
ポーターは、苦味と甘み、フルーティさがバランス良く絡み合ったビールで、スワンレイクビールの中でも特に多くの受賞実績を持ち、世界から認められています。
醸造所:瓢湖屋敷の杜ブルワリー
住所:新潟県阿賀野市金屋345-1
妙高高原ビール ピルスナー
妙高高原の自然環境と湧き水で丁寧に仕上げらたビール
妙高高原ビールはプラハ郊外の老舗のブルワリーがプロデュース、チェコのザーツホップを使用しています。
妙高高原アルペンブリックリゾートの地ビール工場「妙高高原ビール園タトラ館」で醸造され、四季折々移り変わる自然環境の中で丁寧につくり上げられたビールです。
絹を思わせる細やかでコシの強い泡とモルトの香ばしい旨味が特徴で、濃厚ながらすっきりとした味わいとなっています。
醸造所:妙高高原ビール
住所:新潟県妙高市池の平温泉
ライディーンビール アルト
日本酒の八海醸造がプロデュースこだわりのビールブランド
ライディーンビールは、日本酒「八海山」の八海醸造がプロデュースするビールブランドです。ブランド名は地元の名水である「雷電様の清水」からつけられ、ライディーンビールでもこの名水が使用されています。
ライディーンビールアルトは麦芽のコクの中に、ほのかな甘みバンラスよく交わり、すっきりとした味わいのビールです。ライディーンビールには、アルト、ヴァイツェン、IPA、ピルスナーのほか、季節限定品も味わえます。
醸造所:猿倉山ビール醸造所
住所:新潟県南魚沼市長森193-1
ゴールデンスランバーペールエール
自家純粋培養の酵母でつくられる個性的なビール
ゴールデンスランバーペールエール。直営のストレンジブルワリーの製品。イングリッシュペールかな、バランス良い。 pic.twitter.com/l2xYXX9fmP
— Hira(手洗い励行を!)@ビール好きの怪しいオヤヂ (@hhhira) January 25, 2020
ストレンジブルーイングは、ビール酵母を自社培養している培養技術を有しているブルワリーです。
平成27年に酵母免許を取得以来、20種類以上の酵母を常時し、新鮮な酵母と自家栽培したホップでビールがつくられています。
ゴールデンスランバーペールエールは、飲みやすさを追求したビールです。
イングリッシュスタイルのエールタイプで、ローストチキンやフィッシュ&チップスのほか和食にも合うビールです。
掲載ページ:ゴールデンスランバーペールエール
醸造所:STRANGE BREWING
住所:新潟県南魚沼市黒土新田79-5
荒波IPA
発酵の町でつくられる無加熱・無濾過のビール
荒波IPAというネーミングに惹かれるなど(使われてるポップが4種類なのがポイント高い pic.twitter.com/ImoWmH7CBj
— せっきー (@BxsekkiexB) September 15, 2019
沼垂ビールは、味噌や日本酒など発酵の町沼垂でつくられているクラフトビールです。無加熱、無濾過によって活きたままの酵母によって深い味わいとなり、本来のビールの味わいと芳香な風味を楽しめます。
荒波IPAは4種類のホップの香りと苦味が日本海の荒波のように力強く、深いコクとともに口の中に広がります。
沼垂ビールでは、2種類のボトリング、8種類の樽生のほか、地域の食材とコラボしたビールも味わえます。
掲載ページ:荒波IPA
醸造所:沼垂ビール
住所:新潟県新潟市中央区沼垂東1-6-1
暑い日、美味しいビールが自宅で飲めたら幸せですよね。缶ビールそのままもいいけれど、やっぱりサーバーから出したてのビールは一味違います。ビールサーバーがあれば、きめ細かな泡で喉越しが良いビールを飲むことができます。
お土産におすすめの地ビール
新潟の地ビールは数多くありますが、お土産には日本初の国内製造クラフトビール「エチゴビール」がおすすめです。
エチゴビールはヨーロッパで演劇家として活躍していた創業者が、新潟から日本に広めたいと考えたことから誕生しました。
エチゴビールのトレードマークのヤギは絵本作家によって描かれたもので、おしゃれな缶のデザインはお土産にも最適です。
クラシックスタイルのラガー「ピルスナー」からやわらかい口当たりでフルーティーな「ヴァイツェン」など7種類の缶ビールが取り揃えられています。
新潟県の地ビールを楽しめる場所4選
にいがたクラフトビールランド
地ビール文化を全国へ
見附ローカルブルワリー D-H IPA (新潟)
にいがたクラフトビールランドに来ています。各地のビアフェスやビール屋さんでお会いする方々と合流してのんびり。 pic.twitter.com/S5nIgMrGLe— はらえい (@jim_har) June 23, 2019
開催日は3日間、入場料無料で楽しむことができます。
海の見える場所で美味しいクラフトビールを楽しむイベントとなっています。
地ビール発祥の地である新潟より地ビール文化を全国に発信すべく、県内外からブルワリー約30社、飲食店15社が集結します。
新潟県より参加するブルワリーは
- スワンレイクビール
- 見附ローカルブルワリー
- 妙高高原ビール
- 胎内高原ビール
など、6社が参加します。
新潟のイベントに来たならば新潟地ビールは制覇してみたいですね。
掲載ページ:にいがたクラフトビールランド
住所:万代島多目的広場「大かま」(新潟市中央区万代島4-2)
胎内高原ビール園
本場のビールが楽しめる
胎内高原ビール園では、ガイドの説明を聞きながらクラフトビールが作られる工程を学べます。本場ドイツのマイスターより製造方法を学んで作られ25年以上の歴史があります。
ぜひ本場のビールの味を堪能してみて下さい。見学に参加した人には、ビール1本のお土産付きです。
世界で最も愛されるピルスナー、濃厚な麦芽の風味とポップの苦みが特徴のアルト、小麦麦芽を50%以上を使用したフルーティーな香りのヴァイツェンの中から1つ選べます。
胎内高原ビール園でランチタイム🍽
ビールで煮込んだロコモコ💓
胎内高原ビール シトラヴァイツェン💓中沢「ステーキみたいなハンバーグ😍😍!!」
#新潟県内ケミカリスト増殖計画 pic.twitter.com/62tBybi4yF
— 曽我沙也加(ケミカル⇄リアクション) (@s__115) August 16, 2017
掲載ページ:あ
住所:新潟県胎内市熱田坂670
妙高高原ビール園タトラ館
出来立てビールを味わう
夏は避暑地、冬はウィンタースポーツを楽しむ人でにぎわう妙高高原では、手付かずの豊かな自然の中で妙高山麓の天然水そして良質な原料を使って仕込んだ妙高高原ビールが丁寧に醸造されています。
そしてビール工場併設のレストラン「タトラ館」では約100種類のバイキング料理と共に、できたてのビールを楽しむことができます。
妙高高原ビール飲み放題(90分)プランでは一人1,620円でピルスナー、ヴァイツェン、ダークラガーの3種の味を楽しむことができます。
ビール工場兼ねバイキングー (@ 妙高高原ビール園 タトラ館 in 妙高市, 新潟県) https://t.co/Oh9HyegNZk pic.twitter.com/0hj5jxlrkr
— 無(む)っ。さん:貯金Moossun (@TaumiArai) March 3, 2020
掲載ページ:妙高高原ビール園タトラ館
住所:新潟県妙高市池の平温泉2457-2
新潟オクトーバーフェスト
県下のクラフトビールが大集合
2014年に最初に開催して以来、毎年開催されている人気のフェスです。
本場ドイツビールが飲め、新潟県内からは11社のブルワリーが参加する新潟地ビールを楽しみたいなら必ず参加したいイベントの1つです。
各社の個性的で多彩なクラフトビールが味わえます。
またこのビアフェスでは新潟の自慢である「食」もテーマにしたイベントなので新潟の旬を存分に楽しむことができます。
子供から大人まで楽しめるぜひ家族で足を運んで下さいね。
新潟オクトーバーフェストにて
妙高高原 ベイクドトマトスパイシーエールグリルしたトマトが使われたビール!
エールのフルーティーな香りに加えて、僅かにトマトの香りが。
じわっとくるトマトの酸味と旨味が美味しい!
塩胡椒を振ると旨味が強まりました! pic.twitter.com/m05znznBl9— クラフトビールタイムズ (@craftbeertimes7) October 14, 2019
掲載ページ:新潟オクトーバーフェスト2019
住所:新潟県新潟市中央区古町通7番町モール
新潟県の地ビールにあうおつまみ2選
枝豆
ビールのおつまみの定番の枝豆。
新潟県西区で黒崎地方は美味しい枝豆が取れると有名な地でもあります。枝豆に適した土壌、気候に恵まれているからです。
その黒崎地方で作られ特に8月に収穫される「くろさき茶豆」は県内外から高い評価されていて有名なブランド枝豆です。
くろさき茶豆は芳醇な香り、優雅な甘みに加えてしゃきっとした歯ごたえが特徴的で、一度食べたらやみつきになること間違いなしです。
越後のお惣菜 クリームチーズ粕漬
ワインに合わせるのも良さそうですがぜひビールとも合わして欲しいのが「酒楽の里 あさひ山」「越後のお惣菜 クリームチーズ粕漬」です。
最高級のチーズを製造しているデンマーク生まれのナチュラルチーズを朝日酒造の酒粕の漬床で寝かせて作った最高のおつまみです。
濃厚なチーズに、うまみが効いた酒粕の味わいが絶妙にマッチしたおつまみです。味がしっかりとしているので、少しずつ食べながらグイッとビールを流し込むのが最高です。
チーズだけでそのまま食べるも良し、また自分なりのアレンジをして食べても美味しいです。特におすすめなのは塩昆布をトッピングして食べる食べ方です。
新潟の地酒の特徴 日本酒と言えば新潟というほどに新潟の日本酒は有名で知名度があり、またさまざまな種類を取り揃えての豊富な品揃えです。新潟県のお酒は「端麗辛口」ということが特徴として挙げられます。爽やかで飲みやすくサラッと喉を潤すお酒で、飲む人を飽きさせません。 各地域でお酒が造られていることにも...
まとめ
米の産地として有名な新潟県は、約90もの酒蔵を有しており日本酒の一大産地でもあります。
また、日本酒消費量も全国1位となっており、お酒が地元に根付いている地域です。
新潟県から誕生した地ビールは、今では全国に広がっています。
新潟県には大手のビール醸造所をはじめ、地元に根付いた小規模なビール醸造所が多数あります。
新潟の美味しい水や新潟産のお米を使ったビール、自家製のホップを使ったビールなど、個性的なビールも多くあり、ビールの国際大会で金賞を受賞したクラフトビールも楽しめます。
ブルワリーの中には、バーなどの施設を併設しているところもあるので出来立てのビールを味わえます。
新潟県に立ち寄った際には、新潟県の地ビールを楽しんでみてはいかがですか。