佐賀県鹿島市に所在する富久千代酒造が醸造する清酒「鍋島」。

「地元民に親しまれる日本酒を造りたい」という思いが強く込められているのも、鍋島ブランドの特徴といえるのではないでしょうか。1998年に誕生した鍋島ブランドは、多くのスタッフによって支えられています。
※この記事を書いた日本酒ライターdencrossのプロフィール
鍋島の歴史や特徴
鍋島の名前は、江戸時代に300年もの長い間、佐賀県を統治していた「鍋島家」に由来しています。そんな歴史に恥じることがないようにと、職人たちの努力は続きます。
佐賀県で「鍋島」といえば幕末に大活躍した「閑叟さん」こと鍋島直正など、幕末から明治にかけて偉人を輩出した肥前藩藩主の家系。佐賀の古い人には特別の誇りがあります。その名をブランドに起用して、佐賀の米と水で高い品質の日本酒を造り守り続け、その名に恥じない仕事を続けるという決意をあらわしているかのようです。
「鍋島」は、その名に恥じない仕事をやってのけました。「鍋島 大吟醸」がIWCの日本酒部門の最優秀賞 ”チャンピオン・サケ”に選ばれたのです。その名は一気に知られることになりました。
酒造りの基本ともいわれる麹造りも完全な手作業で行うという徹底ぶりです。鍋島の製造に深く関わる杜氏 の飯盛直喜も、並々ならぬ覚悟と信念を持って臨んでいます。
既に日本酒のトップブランドの仲間入りを果たした現在でも、まだまだ満足することなく、更なる高みを目指しているのです。そんな、造り手の飽くなき思いが、鍋島人気の原動力なのかもしれません。
鍋島の美味しい飲み方とは?
「鍋島」の純米酒のほとんどは、山田錦や雄町、きたしずく、五百万石というふうにお米ごとに醸造する酒造りをしています。酒米の種類によって異なる風味を十分に感じることができるようにでしょう。
日本酒はお米を原料にして作られています。日本人の主食であるお米から作られているのでとても身近に感じられるお酒ですよね。 日本酒はお米が原料になっていますが、どんなお米でも日本酒を作れるわけではありません。日本酒を作るのに向いているお米とそうでないお米があります。またどのようなお米を使って日本酒を作...
鍋島にはいくつかラインアップがあります。美味しい飲み方と合わせてご紹介します。
鍋島 特別本醸造
甘さとキレのバランスがとても取れているお酒として人気があります。
甘すぎることはなくさわやかな味わいです。燗で飲むと甘みを感じやすくなっています。デザート酒としても楽しめるお酒です。お料理を堪能したあとに1杯いかがでしょうか。
鍋島 清酒肥州
超辛口のお酒になっています。山田錦を使用したお酒で辛口ですがお米の旨味もしっかりと感じることができます。ジューシーな味わいで飲んだ後はキレがありすっきりします。辛口ですがフルーティーさがあります。
鍋島 特別純米酒
鍋島の中で有名なお酒で上品な味わいです。お食事に合わせやすく特に魚介類との相性が良いお酒となっています。
鍋島 特別純米 生酒
季節限定の生酒。吟醸酒ではありませんが、「鍋島」魅力を感じるのに十分なお酒。フッと立ち上がる香りは上品でフレッシュ。
口に含むとさらっとした感じながら、甘みと旨味が湧きあがってきます。影に微かに調和のとれた酸味と苦みが感じられ、喉越しキレのよい甘い余韻がスーッと消えていきます。ガス感もあり、冷やして飲むと、ついつい杯を重ねてしまいそうな一本です。
鍋島 大吟醸
インターナショナルワインチャレンジ2011で最高賞であるチャンピオン・サケを獲得しているお酒です。お米の旨味をしっかりと感じることができ豊かな甘みが口の中に広がります。ジューシーなお酒です。上品なパッケージなので贈り物にも最適です。
鍋島 純米吟醸 雄町
岡山県産の赤磐雄町を使用して造られているお酒です。お米の濃厚なうま味を感じることができ、キレもあります。濃厚な味わいなのにキレがあるという点で日本酒好きから人気があります。
鍋島 純米大吟醸 きたしずく
北海道産の酒米「きたしずく」を40%まで磨き上げ、佐賀多良岳山系からの良質な地下水で仕込んだお酒です。しっかりとした甘みというか旨味が感じられながらも、優しい余韻がスーッと溶けていくような、どこか色気を感じる事ができるお酒です。
旨味や酸味などのバランスが取れている日本酒でとても飲みやすいといわれています。クリアなお酒でフレッシュな味わいです。口の中でだんだんと旨味が広がっていき余韻も残ります。
鍋島 純米吟醸 五百万石
みずみずしくすっきりした味わいのお酒です。酸味と旨味のバランスが良くお料理に合わせやすくなっています。
鍋島 純米大吟醸 愛山
女性にも人気があるお酒です。ジューシーな味わいで旨味のあるお酒です。
フルーティーな味わいでやや甘口です。
鍋島 純米吟醸 サマームーン
夏向けに販売されているお酒で夏にぴったりの軽い味わいです。フレッシュな甘さと香りで飽きずに飲み続けることができる1本です。しっかり冷やして飲めば暑さも吹き飛ぶのではないでしょうか。
鍋島に合うお料理やラインアップとは?
鍋島は色々なお料理に合わせることができます。食中酒だけでなく食後にデザート酒として味わえるものもあり楽しめます。
お料理は和食だけでなく洋食にも合うのでお好みの食材やおつまみに合わせて楽しんでみてください。
お酒を飲むときに欠かせないのがおつまみです。美味しいおつまみと合わせれば、いつものお酒がより美味しく感じられるようになるでしょう。 ※この記事を書いたお酒ライターAnchanのプロフィール お酒におつまみを合わせるコツ おつまみとお酒には相性があります。もちろん自分が好きな食べ物を選ぶ...
まとめ
富久千代酒造で造られているお酒の中で有名な銘柄が鍋島です。
鍋島は唯一無二のお酒とされていて、数多くの賞も受賞していて国内だけでなく海外でもファンが多い日本酒となっています。
鍋島が完成したのは2000年以降となっていて比較的新しいブランドです。小さな酒蔵で少数精鋭で造られているこだわりの日本酒となっています。
鍋島ブランドのラインナップを知る方法として、ショールームに赴くという方法があります。ショールームでは、まるでアート作品のように鍋島が展示されており、観る人をワクワクさせます。鍋島はスッキリとした味わいにも定評がありますが、見た目の良さも忘れることはできません。ラベルには赤色や紫色、ピンクなどとかわいらしいカラーリングのものが目立ちます。ここにも支持される理由があります。
富久千代酒造ショールーム















