埼玉県のお酒・お土産にも最適なおつまみ10選(肉・お菓子・珍味)

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秩父しゃくし菜漬

東京に隣接し、ベットタウンのような印象を持たれがちな埼玉県。そして文化的にも東京に近く、食文化も東京のものと共通なのではと言う偏見も時に見られるこの埼玉県ですが、実は伝統的な料理やユニークなB級グルメが多くあるエリアなのです。もちろん魅力的なお酒の相棒を見つけることもできます。

おつまみライターランニングフリージー
ランニングフリージー
今回、この埼玉県についておすすめのお酒に合うおつまみをまとめました。この記事を読めばきっと埼玉のお酒に合うおつまみを知ることができるでしょう。

※この記事を書いたライターランニングフリージーのプロフィール

東松山のやきとり

埼玉のやきとりは一味違う!東松山のやきとり

やきとりと言うとお酒のおつまみの定番、そんなイメージを持っている方も多いはずです。わざわざ埼玉のおつまみで紹介する必要はないのではと思われがちですが、東松山市のやきとりは、鳥の代わりに豚肉が串に刺さっています。
とりと付いているのに豚肉と言うユニークでインパクトがあるこの東松山のやきとりについて少し解説していきましょう。東松山市のやきとりは、豚のカシラ肉を炭火でじっくり焼いたものです。そして一般的なやきとりに漬けるしょうゆベースのたれや塩ではなく、辛みの利いた味噌ベースのたれを使用します。こういったスタイルは特定の数店舗と言うわけではなく、東武東上線東松山駅を中心に約50軒も存在するのです。
そんなユニークなやきとりで是非一杯飲んでみてください。

栃もち

埼玉の山の幸!栃もち

栃もちは森林に自生している栃の実をもち米と供に蒸し上げ、餅つきのように突いて餅にしたものです。埼玉県は秩父の山々など山村文化も存在するエリアであり、栃の実を使ったこのお菓子も伝統料理として食べられています。
作るのに手間がかかるものの、その香ばしい粘り気の少ない餅の風味は、お菓子だけでなくお酒にも合います。自分で作るには大変ですが、お菓子屋さんで作ったものが売られているので、購入して家飲みで楽しむというのもおすすめです。きっとその風味に新鮮な感覚を覚えるのではないでしょうか。

しゃくし菜漬け

秩父地方の地野菜漬物!しゃくし菜漬け
秩父しゃくし菜漬
埼玉の山間部、秩父地方は厳しい寒さや粘土質の土壌など、特徴的な環境を持っています。そんなエリアで盛んに栽培されているのがしゃくし菜(雪白体菜(せっぱくたいさい))で、これは野沢菜のような雰囲気の葉物野菜です。外見が杓子(しゃくし)に似ていることから名づけられました。
塩漬けにしたものが漬物として作られ、埼玉各地で目にすることができます。味わいは程よい酸味と控えめな塩気で、近年の減塩志向にもあう漬物です。漬物で飲みたいけど、塩分が気になるという方にもおすすめしたい逸品と言えます。食べやすくてどんどん杯が進むこともありますから、食べ過ぎに注意して楽しみましょう。

おなめ

埼玉の珍味!おなめ
おなめ
おなめは金山寺味噌のような大豆の形が比較的残った「なめ味噌」です。秩父地方では伝統食として食べられており、味の良さから端まで「なめる」という言い伝えがそのまま料理の名前になりました。
ご飯との相性も良くお酒との相性も最高。春先は刻んだフキノトウ、夏はきざんだミョウガといったように季節の味を練り込んだその味わいはきっとお酒もなめるように飲んでしまうことでしょう。箸を持ったご飯がどんどん進む旨味のあふれる「おなめ」。お酒もどんどん進みます。

新井武平商店 秩父ヤマブ味噌〈秩父おなめ(箱入400g)〉

いがまんじゅう

赤飯を使った独特な容姿!いが饅頭
埼玉名物いがまんじゅう
いが饅頭は通常のまんじゅうに赤飯を乗せた饅頭です。埼玉県の平野部、利根地方に伝わる和菓子でもあります。
こしあんのたっぷり入った饅頭に赤飯をまぶすようにのせてあり栗のイガイガを連想させることから、いが饅頭の名前が付きました。もともとおめでたい日のお菓子でしたが、徐々に普通の日も食べられるようになったのです。
お酒にもよく合う甘味のユニークな名前のいが饅頭ですが、誕生にも変わったエピソードがあります。それは饅頭と赤飯と一緒に食べたかったという希望を叶えるために生み出されたというもの。収穫のお祝いに一軒は赤飯、もう一軒は饅頭を持ち寄って生まれたというものです。そして手間を省くため同時に蒸したといったものです。
いずれにしても愛着の持てそうなエピソードですから、そんな面白い由来を思い出しながら一杯飲むのも良いかも知れません。

埼玉の食の文化や郷土料理について

長瀞渓谷を走る秩父鉄道
埼玉は群馬県と接する北端の北部エリア、西部の山間部の秩父エリア、そしてその南部に位置し東京と接する西部、南西部、南部、東部そして栃木県と接する利根エリアや県の中央部にある県央、川越比企と様々なエリアに細分化されます。これらには様々な伝統料理や文化がはぐくまれているのです。
そんな各エリアでは、ここまで紹介してきた以外にも多くの魅力ある料理、そしておつまみがあります。ここまで充実しているのは東京(江戸)に近いという地理的な条件以外にも、一年を通じて晴天の日が多く、農業に適した環境であったというのも理由の一つです。
利根川の流域は低地となっておりその地形を生かした米の栽培や江戸や東京が拡大するに伴い野菜生産や畜産など、食糧庫としてその機能を担ってきました。そういった背景を知っていただき、次のおつまみも見ていきましょう。

草加せんべい

せんべいもおつまみになる!草加せんべい
草加せんべい
草加せんべいは、豊富に収穫される埼玉の米を使って生まれたせんべいです。もともと地元では保存食として利用されていましたが、徐々にお菓子として認知されるようになりました。
通常のせんべいとの違いは、より硬くパリッとした食感です。歯ざわりから出る香ばしさは、お酒にもよく合う風味と言えます。そして、この質の高さから、商標登録を行う前は美味しいせんべいの代名詞として全国各地で販売されるほどの評判を呼びました。
現在でもその実力は健在ですから、きっとお酒と一緒に飲めば、草加せんべいも一枚二枚とどんどん進むことでしょう。食べ過ぎと飲み過ぎに注意が必要なおせんべいです。

秩父ホルモン

豚のホルモンを満喫!秩父ホルモン
秩父ホルモン
秩父はホルモンを扱う焼肉店がとても多いエリアです。むしろ焼肉よりもホルモンをメインにしているお店が多いと言っても過言ではありません。そんな秩父エリアのホルモンを埼玉では秩父ホルモンと呼んでいます。
特徴は、豚の様々な部位を旨味のあるタレに漬け込んで、炭火で転がしながら、キャベツをかじりつつ食べるという点です。話をしながら、あるいはお酒を飲みながら、ホルモンを炭火で焼いて食べるというスタイルで楽しみます。
ホルモンとお酒、定番ともいえるコンビですから合わないはずがありません。胃もたれ予防にしっかりとキャベツを食べながらお酒に秩父ホルモンにと楽しんでいきましょう。

みそポテト

じゃがいもの天ぷらの発展形!みそポテト

埼玉は関東の穀倉地帯でもあります。そんな埼玉の農業に従事する方がおやつに食べていた芋の天ぷらが発展して生まれたのがこのみそポテトです。
小さく切ったジャガイモを天ぷらにして甘いみそだれをかけるというスタイルで、お酒のおつまみにもなります。お店によっては串に刺しているので、串をかじりながらお酒飲むということも可能です。そんな特徴から埼玉県のB級グルメ大会においてグランプリを獲得した実績を持つ実力派のおつまみです。

ゼリーフライ

なぜこの名前?ゼリーフライ
ゼリーフライ
ゼリーフライは、おからを素揚げした揚げ物です。おからにはジャガイモやネギ、にんじんなどの野菜をふんだんに入れているので、コロッケのような風味を持っています。別名おからコロッケとも呼ばれ、お酒との相性もいいおつまみにもなる料理です。
そんなゼリーフライの名の由来は、生菓子のゼリーではなく銭(ぜに)。もともと小判のような形にまとめられて作っていたことから「銭富来(ぜにふらい)」と呼ばれていました。それが年月を経てゼリーフライに変化したようです。もともと中国の野菜饅頭をヒントに開発されたという経緯も持ち、由緒正しいグルメでもあります。そんなゼリーフライで一杯はいかがでしょうか。

十万石まんじゅう

実は戦後生まれの銘菓!十万石まんじゅう

埼玉 行田市 十万石まんじゅう 5個入
十万石まんじゅうは、つくね芋と米、小麦の生地でこしあんを包んだ小ぶりな饅頭です。そんな十万石饅頭ですが、昔埼玉には10万石を誇る忍藩(おしはん)と呼ばれる藩があったことから、一見この十万石饅頭もその頃からあったのではと思われる方も少なくありません。しかし、誕生したのは1950年代と近現代に入ってからです。
十万石ふくさやと言う和菓子店が創業と共に目玉のお菓子として「十万石まんじゅう」を製造したのが始まりで、忍藩のあった行田市の名物にしたいという意気込みから命名されました。そんな意気込みが伝わるだけでなく、かつては「うまい、うますぎる !」という版画家の棟方志功が手掛けたキャッチフレーズを使う等、徹底したマーケティングを行い、埼玉名物としての地位を築いたのです。
実際に質の高いお饅頭で、おつまみにもしやすいので是非お店の意気込みと共にお酒を飲んでみてください。
 

まとめ

全国には様々なおつまみがあります。一見地味だとか、あまり印象のない県、そんな偏見を持っているエリアであってもインパクトのあるおつまみは多く存在するのです。今回紹介した埼玉も、ある映画で揶揄(やゆ)されることもあるほど東京の影響を強く受けたエリアでもあります。
そんな埼玉であっても、ここでは紹介しきれないほど多くのおつまみが存在しているのです。自分の日常生活と馴染みのないエリア・印象の薄いエリアにもし足を運ぶ機会があればありきたりのおつまみで一杯飲むのも良いですがこのようなインパクトがあるおつまみを頼んでみてはいかがでしょうか。
埼玉はまさにそんなインパクトあるおつまみの宝庫でもあります。もし、埼玉に行く機会があればこれらのおつまみを楽しんでみてはいかがでしょうか。きっと今まで知らなかった埼玉、ひいては日本を知るはずです。

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