三重県の酒器6選。萬古焼などお酒にあうグラス・骨董品の紹介

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伊勢神宮、熊野古道といった長い歴史を持つ場所が点在する三重、この三重では様々な文化が息づき、現在もその文化に触れる機会が多くあります。
もちろん食文化においても三重は豊かな文化を持ち、伊勢海老や松阪牛など高級な食材も数多く、それらを用いた料理も魅力です。

豊かな食文化があるというのは、それだけお酒の文化も豊かで、お酒を注ぐ酒器も様々な製品が生み出されています。

おつまみライターランニングフリージー
ランニングフリージー
今回は三重の酒器をテーマに、この地域にある魅力的な酒器を紹介していきまとめました。きっと興味深い酒器に出会えるのではないでしょうか。

※この記事を書いたライターランニングフリージーのプロフィール

伊賀焼の焼酎サーバー


丈夫で長期使用にも耐えられる焼酎サーバー
伊賀焼は、忍者で有名な三重の西部、伊賀で焼かれている陶器です。滋賀の信楽焼に通じる風合いを特徴としており、素朴な色合いと丈夫な質感の焼き物です。江戸時代には茶器としても注目され、同地を治めていた筒井定次や藤堂高虎古田重然といった有力者が自らの茶器を作らせるべく伊賀焼の保護や指導を行い、より力強くたくましい風合いの焼き物として成長しました。また、技術の高さから職人が他の地域にも移住し、三重に限らず伊賀焼を焼く例もみられます。
高い技術を持つ伊賀焼は、焼酎を蓄え、日用遣いとして頻繁に利用される目的に最適です。実際のこの焼酎サーバーも肉厚で堅牢です。加えて現代的な技術も導入し、ラジウム系鉱石を内部に施しています。それによって、容器からは半永久的にマイナスイオンが発生し、中に入れた水やお酒の味をまろやかにするというメリットも生み出しています。

 

万古焼のミュンヘンジョッキ


ドイツの風合いを持つ日本の焼き物
このビールジョッキはドイツの焼き物のような絵付けを施し、日本の焼き物とは思えない風合いを出しているのが特徴です。ドイツのお土産と言われても違和感のない、その風合いを持ちながら万古焼の特徴である半磁器や絵付けの技術が随所に用いられています。このように外国の陶磁器のような雰囲気を持つ、三重の焼き物でドイツビールをゆったり飲んでみませんか。

 

伊賀焼の徳利


日常遣いに最適な徳利の1つ
高い強度を持つ伊勢焼、この伊勢焼は炊飯の釜やおひつ、そしてご飯茶碗など、頻繁に使用される場面で特に強みを発揮している焼き物です。
この徳利を手掛けている企業は、江戸時代から伊勢焼を製造しており、「日常の器だからこそ、こだわりたい。作り手は真の使い手であれ!」をモットーに現在も活発な伊勢焼を手掛けています。毎日使う晩酌用の徳利だからこそ、飽きさせないデザイン、丈夫さ、愛着の持てる機能的な形状にこだわっている徳利です。開発者は「呑んべえ」を自任し、「呑んべえ」のために作りだした徳利と宣言しているのもうなずける酒器といえます。

 

可得(かえる)工房のぐい飲み

奥熊野で焼かれている心温まる酒器
三重の山中へ伸びていく世界遺産の熊野古道、この道の近くで多くの焼き物を手掛けているのが可得工房です。そう聞くとアクセスが難しい印象を受けますが、実は熊野市駅の近くにギャラリーがあり、作品を手にしやすいといえます。
制作環境よりも注目すべきはその風合い、土の自然な温もりがあるあたたかく、厚みがある柔らかい作品が定評であり、ぐい呑みもどこか癒される雰囲気を醸し出しています。一つ一つ手書きで絵付けされており、1つ1つ個性があるのも、この酒器の魅力です。仕事につかれて癒されたいと感じる方におすすめしたい酒器です。
 

キンミヤのグラス


居酒屋のスターの提供するグラス
キンミヤ焼酎という言葉を聞いた経験がある方は、居酒屋がお好きな方かもしれません。すっきりとした飲み口やホッピーなどの割り材とも非常に相性が良い焼酎として知られている焼酎で、各地の居酒屋でよく目にします。このキンミヤ焼酎は、三重の四日市で製造されており、今も全国へ発送されています。
そんなキンミヤのロゴが入った酒器がこのグラスです。居酒屋でおなじみのロゴが中央に配されて雰囲気は抜群、家のみが居酒屋気分になるタンブラーがこのキンミヤオリジナルのグラスです。

 

尾鷲ひのきの枡

紀伊山地の恵みを枡に
紀伊山地は、日本でも有数の豊かな森林を有しています。この紀伊山地の入り口である尾鷲には尾鷲ひのきと言われる銘木が生産されています。古くは江戸時代に紀州藩が林業を奨励したきっかけにより尾鷲も林業の一大産地として成長しました。
日本農業遺産第一号に認定された実績も持ち、名実ともに銘木として知られているひのきは、豊かな香りと丈夫さで全国でも高い評価を得ています。実は伊勢志摩サミットの政府首脳が座った椅子もこのひのきで作られていました。
そんな尾鷲ひのきを枡にしたのがこの酒器です。ひのきの香りが程よくお酒を包み、お酒が進む酒器としてとても魅力を持っています。三重の地酒を注いでこの地方を堪能してみてはいかがでしょうか。
 

まとめ

三重は様々な焼き物や豊かな林業によって魅力的な酒器が多く生み出されています。また豊富な食材は様々な料理を生み出し、お酒を楽しむ環境が整った地域でもあります。そんな三重の酒器を今回紹介しましたが、まだまだ知られざる酒器も数多く存在します。
今回は紹介できませんでしたが、中京工業地帯の一角にあることから金属の酒器も作られているのです。このように焼き物から木器、ガラス器、金属など様々な素材で酒器を作っている三重の酒器を見直してみるのも良いかもしれません。

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