北陸(富山・石川・福井)でキラリと光るおすすめ地ビール7選とお土産・おつまみ・地ビール館の情報

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ビール

北陸では発泡酒製造の規制緩和ののち、早くから数多くの地ビールが生産されてきました。立山をはじめとする険しい山々がもたらす雪解け水にめぐまれ、もともと冬の降雪が厳しく、夏は蒸し暑い気候だったこともあり、古くから日本酒造りが盛んにおこなわれ、そこで培った技術が今日の地ビール産業の発展につながったのです。
北陸の地ビールの特色として挙げられるのはフレーバーが豊富であるということ。定番のラガーやピルスナーはもちろん、日本酒の酵母を使ったものや柑橘系、さらには生姜を使ったジンジャーエール風のものまで、味の工夫が見受けられます。
また、「北陸といえばグルメ」といわれるように、日本海がもたらす豊かな海産物と海沿いで栽培される新鮮な野菜、厳しい気候がはぐくんだ味の良い米を使った料理が盛んで、お酒と一緒に味わうのも楽しみの一つです。

北陸地方(富山・石川・福井)のおすすめ地ビール

 

お土産におすすめの地ビール

金沢百万石ビール

金沢百万石ビール
地元の農業法人がはぐくんだ味が気軽に楽しめる
金澤百万石ビールは、花火大会で知られる能美郡川北町の農業法人が生み出した地ビールです。休耕田を再活用して大麦を栽培するだけではなく、麦芽加工から醸造、販売まで自分たちで行う「第六次産業」を目指そうということで地ビールの一貫生産を始めました。
味もビールではなかなか味わえないゆずや瀬戸内レモン、さらには石川県でしか栽培されない新品種のお米「ひゃくまん穀」など、個性派が目白押しです。JR西日本のコンビニでも流通していますので、北陸を訪れた帰りに最適でしょう。

北陸地方の地ビールを楽しめる場所5選

瓶ビールを注ぐ女性

宇奈月麦酒館

温泉地で見て味わう新鮮な地ビールとビールをアレンジした食事
宇奈月温泉を抱え、数多くの観光客がやってくる宇奈月。そこにあるのが宇奈月麦酒館です。
新鮮な立山の水と酵母を生かした、必須アミノ酸やビタミンが豊富な宇奈月ビールの製造過程を見学することができる施設です。また、開放感のあるレストランでは、出来上がったばかりの宇奈月ビールとともに様々な食事メニューが楽しめ、中には黒ビール「カモシカ」を使った「ビールカレー」なんてものもあります。

掲載ページ宇奈月麦酒館
住所:富山県黒部市宇奈月町下立687

城端麦酒 直売所

古さと新しさが入り混じった館内で楽しむ自分に合った量り売り
あの異彩を放つ地ビールの城端麦酒が、工場を移転したのを機に直売所をオープンしてより気軽に手に入れやすくなりました。モダンな建物は実は伝統的な棟梁の技術によるものです。
その古さと新しさが入り混じった空間で楽しめるのは今までにはなかった「量り売り」で樽から自分で好きな分だけ買うことができるのが魅力的です。また、直売所の目の前にはホップが栽培されており、実際にビールができるまでの様子を体感できます。

住所:富山県南砺市立野原東688

日本海倶楽部

奥能登が誇る日本海の絶景をどうぞ
日本海倶楽部は日本海に面する能登内浦の高台に位置し、地ビール工房やビアレストラン、牧場、プライベートビーチがそろうリゾートです。中でも注目なのがレストランから見える絶景。特に1階のテラスと2階のバルコニーからは雄大な内浦町九里川尻湾の景色が遮るものなしに1年じゅう見渡せます。
日本海倶楽部の世界大会で入賞したビールはもちろん、フードメニューも多彩で、地元の小木漁港と宇出津港で取れた海鮮料理や、名物の自家製ナンを使ったピザなど面白い料理がそろっています。

掲載ページ日本海倶楽部
住所:石川県鳳珠郡能登町字立壁92

オリエンタルブルーイング

古民家でいただく自家栽培ホップ使用の新鮮な地ビールとピザ
金沢有数の繁華街の片町エリアに隣接し、レトロな街並みが人気のひがし茶屋街にたたずむ小さなビアパブ。スクラッチタイルと2階の丸窓が印象的な外観が目印です。
カウンター9席、テーブル12席のこじんまりした店内では、8種類のタップから自前のこだわりのビールはもちろん、各地からのよりすぐりの地ビールも楽しめます。特に富山県小矢部産のハト麦や加賀棒茶を使ったものがおすすめ。フードメニューも釜焼ピザやグリル料理が評判です。

掲載ページオリエンタル ブルーイング(食べログ)
住所:石川県金沢市東山3丁目2−22

千鳥苑

全国の地ビールと旬の地の海鮮のコラボ
若狭湾に面するドライブイン千鳥苑は、海辺で実際に地ビールを製造しています。クラフトビールの本場北米から輸入した機械を使い、カナディアンロッキーの名水で育ったモルトとワシントン山脈産のホップ、そしてここ若狭の湧水を使った新鮮な若狭ビールを生産する過程をガラス越しで見学できます。
敷地内には若狭湾の絶景を眺めながら旬の海鮮が楽しめるバイキングレストランや自家製ベーカリーや足湯も用意されているので、併せて楽しめます。

掲載ページ千鳥苑(食べログ)
住所:福井県三方郡美浜町坂尻43

北陸地方の地ビールにあうおつまみ2選

河内屋のスティックかまぼこ「棒S(ボウズ)」


「北陸の小京都」として栄えてきた金沢では、京都のしきたりと新鮮な地のものの海産物が織りなす食文化がはぐくまれてきました。
河内屋はその中でもかまぼこの老舗で、長らくスティックかまぼこで知られてきましたが、そのスティックかまぼこが「棒S」として生まれ変わりました。
チーズ・揚げかまチーズ・白えび・ブラックペッパーの4種類があり、地ビールやワイン、日本酒などジャンルを問わずお酒に合い、デザインもおしゃれで味のみならず見た目も楽しめます。

へしこジャン

福井県の若狭地域では魚の糠漬けのことを「へしこ」と呼んでいます。サバやイワシ、サンマやイカなど様々な地のものの海産物を長期保存できるようにするとともに、熟成させてうまみを引き出す方法として長らく親しまれてきました。そのへしこから「へしこジャン」が生まれました。
魚を塩と糠につけ、秘伝のたれで仕込み、そこからさらにコチュジャンで味付けするというレシピが編み出されるまで、なんと10年近くかかったこの商品。もともとのへしこのうまみと唐辛子味噌の辛さがうまい具合にバランスよく合わさり、適度な塩辛さはどんなお酒にも合います。

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まとめ

以上、北陸に行ったら絶対味わうべきおすすめの地ビールを紹介しました。
北陸のビールといえば、新規参入組が勢いを伸ばしたり、他方で日本酒造りの伝統を生かして地ビールを始めた老舗のメーカーや地元の大学や研究機関と一緒に盛り上げたり、いろいろな面白さがありますね。
北陸ではビールづくりに欠かせない澄んだ水資源が豊富なので、地ビール製造に参入しやすい土地柄だからではないでしょうか。
また、北陸ではお酒のみならず食文化も豊かで、新鮮なお米や魚介類が手に入り、それらをふんだんに使ったこだわりの料理が楽しめます。グルメの一大拠点だからこそ、お酒もより楽しめるはず。手間暇かけた地ビールと料理を味わうという楽しみが北陸の大きな魅力でしょう。

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