山崎蒸溜所見学ツアー2026|抽選予約のコツと料金・内容

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山崎蒸溜所見学ツアー予約困難。ショップ限定ウイスキーは定価で買えるか

大変人気の高い山崎蒸溜所の見学ツアーに、2026年5月に参加してきました。
ただ、ここで最初に知っておいてほしいのが、2023年のリニューアルでツアーの内容・料金・予約方法がすべて一新されたということです。かつての「1日5回・1,000円」といった情報は、もう通用しません。現在は抽選制の有料ツアー2種と、予約制・無料の山崎ウイスキー館見学という3本立てになっています。
この記事では、2026年最新の料金とツアーの種類、抽選予約の取り方と当選のコツ、当日の見どころ、そしてツアー参加者限定で購入できた山崎のボトル(NV700mlと蒸溜所限定180ml)まで、実際に参加した体験をもとに紹介していきます。
なお今回はちょうど蒸溜所のオーバーホール期間と重なっており、思いがけず通常より多くのボトルを購入できるという嬉しい出来事もありました。その経緯も後半で詳しくレポートします。
※この記事を書いた運営者のプロフィール
 

結論:山崎蒸溜所のツアーは2023年に全面リニューアル【料金・種類一覧】

山崎蒸溜所の見学ツアー(2023年リニューアル後)
かつて開催されていた「シングルモルトウイスキー山崎 誕生の物語」(約1,000円・80分・1日5回)は現在は終了しています。
2023年5月の改装休止を経て同年11月にリニューアル再開し、現在は次の3つのプログラムが用意されています。

プログラム 料金 所要 特徴
ものづくりツアー 3,000円 約80分 製造工程の見学+構成原酒のテイスティング。オリジナルグラスのお土産付き。抽選制
ものづくりツアー プレステージ 10,000円 約120分 通常ツアーに加え、限定エリアと専用ゲストルーム「The YAMAZAKI」でのテイスティング。抽選制
山崎ウイスキー館 見学 無料 自由 展示・ショップ・ラウンジを利用可能。要予約・先着順

今回私が参加したのは、3,000円の「ものづくりツアー」です。以下、その体験をもとにレポートしていきます。
山崎蒸溜所の公式ページを確認する
 

山崎蒸溜所の見学ツアー予約方法【抽選制に変更】

最大の変更点が予約方法です。有料ツアーは「当日早押し」ではなく「抽選制」になりました。

有料ツアーは月1回の抽選で受付

ものづくりツアー・プレステージはいずれも抽選制で、毎月決められた申込期間内に応募し、当選した方のみが参加できます。
申込はサントリー山崎蒸溜所の公式サイトから行います。
※2024年7月申込分からは、当選後にキャンセルが出た枠は、落選者を対象に再抽選される仕組みに変わりました。

公式LINEで予約開始日の通知を受け取るのがコツ

予約開始日を逃さないために、公式サイトから予約開始日にLINEで通知が届くよう設定しておくのがおすすめです。人気が非常に高く競争率も高いため、申込期間を見逃さないことが当選への第一歩になります。

無料の山崎ウイスキー館見学は先着順

有料ツアーとは別に、無料の「山崎ウイスキー館見学」も用意されています。こちらは抽選ではなく先着順の予約です。ショップやテイスティングラウンジの利用のみでも事前予約が必要なので注意してください。
予約受付期間を公式サイトで確認する
 

山崎蒸溜所ものづくりツアーの見どころ【体験レポート】

山崎蒸溜所ものづくりツアーの見どころ
※創業者 鳥井 信治郎とサントリー第2代社長の佐治 敬三
ここからは実際のツアーの流れと見どころを紹介します。

受付〜山崎ウイスキー館

受付では有料ツアーと無料見学の列に分かれ、冊子と入場パスを受け取ります。ツアー開始までの時間は、2階の展示物を見学したりショップで買い物ができます。
1923年創業、約100年の歴史を物語る初期のボトルやラベルなどの展示は、見ているだけでも引き込まれます。

サイト運営者 秋山
サイト運営者 秋山
山崎蒸溜所ショップでは、限定ウイスキーや山崎NV700mlが定価で購入できることを知りました。売り切れにならないか心配でしたが見学の際に荷物になるのでその後、購入することができました。
山崎蒸溜所ショップに展示された山崎シングルモルトと限定販売コーナー

仕込・発酵室(リニューアルで発酵室も見学可に)

仕込・発酵室
仕込・発酵室に入ると室内は暖かく、麦汁の香りが広がります。
モルトウイスキーの原料は水と大麦麦芽。二条大麦を発芽・乾燥させて麦芽にし、細かく砕いて仕込み水とともに仕込槽へ移します。
麦芽
麦芽中の酵素の働きでデンプンが糖に分解され、ろ過して澄んだ麦汁になり、甘みが出てきます。
リニューアル後の新しいツアーでは、次の工程である発酵室にも入れるようになりました。ドアを開けた瞬間、甘みのある香りとほのかな酸味が感じられます。

蒸溜釜(ポットスチル)

蒸溜釜(ポットスチル)
仕込・発酵室よりさらに熱気があり、夏場はさらに暑くなるとのこと。
ポットスチルはすべて形が異なり、これによって多彩な味わいの原酒を生み出しています。

山崎蒸溜所の写真撮影について

蒸溜室の中は撮影NGですが、入口の外からは撮影OK。扉の前で撮影時間を用意してくれます。それ以外はツアー内は動画撮影・録音以外、写真撮影はOKでした。

貯蔵(熟成)庫

貯蔵(熟成)庫
貯蔵庫に入ると奥までびっしりと木樽が並ぶ光景は圧巻です。

天使の分け前とは

天使の分け前
貯蔵中、ウイスキーは蒸散により年間およそ2〜3%ずつ減っていきます。これを天使の分け前と呼びます。

6つの樽と最古1924年の樽

6種類の樽

  • バーレル
  • ホッグスヘッド
  • パンチョン
  • ミズナラ
  • シェリー樽
  • ワイン樽

形も大きさも違うさまざまな樽があり、アメリカ・スペイン・日本などさまざまな国のオークが使われ、できる原酒も変わります。ブレンダーはこれらをブレンドして製品にしていきます。
山崎蒸溜所最古1924年の樽
こちらは蒸溜所内で最も古い1924年から貯蔵されていた樽。現在は維持のため別の原酒が入れられています。
1979年から貯蔵されている樽

サイト運営者 秋山
サイト運営者 秋山
ガイドさんいわく、現在ここにある一番古い樽は1979年のもの。「生まれ年の樽を探してみてください」と案内してくれます。
また別のスタッフさんに質問すると貯蔵庫は蒸留所内(4棟)のほか、滋賀県にもあると教えて頂きました。

山崎蒸溜所の庭園

山崎蒸溜所の庭園
貯蔵庫を出ると庭園に案内されます。桜や紅葉、天然記念物のモリアオガエルも生息し、四季で表情が変わります。

ツアー最後のテイスティング+ハイボールの作り方

山崎蒸溜所テイスティングラウンジで4種類の原酒を飲み比べるテイスティングセット
ものづくりツアーでは、テーブルにワイン樽原酒・スパニッシュ樽原酒・ミズナラ樽原酒などの構成原酒(非売品)と、おつまみ・チョコレートが用意されます。加水用の水もあり、加水による変化も楽しめます。
ガイドさんがブレンダーのようなテイスティング方法を教えてくれ、最後に山崎で作る美味しいハイボールの作り方も伝授してくれます。
山崎をテイスティングして苺とさくらんぼの香りを楽しむ様子を描いたイラスト

イラスト制作、赤松 かおり(公益社団法人日本漫画家協会が主催、第55回日本漫画家協会賞 最終候補)
赤松 かおり公式サイト
そしてツアー終了後には、山崎オリジナルのテイスティンググラスをお土産に持ち帰れます。
退出時に緑の札(ストラップ)を頂きました。後ほど紹介する山崎NV700ml購入の引換にもなる、大切なアイテムです。

前回(2022年)と比べて試飲の仕組み・値段はどう変わった?

山崎蒸溜所テイスティングラウンジのウイスキーメニュー
今回のリニューアル後ツアーで印象的だったのが、試飲の仕組みと価格が以前と大きく変わっていたことです。
前回2022年に訪れた際は、山崎の原酒が15ml=100円という破格で試飲でき、「超長期熟成ウイスキー体験セット(山崎18年・白州18年・響21年 各15ml)」が計2,400円で楽しめました。当時はメニューによっては山崎25年(15ml)を3,700円ほどで味わえその時に試飲するべきだと痛感しました。
それが現在は、後述のテイスティングラウンジで山崎12年30ml=1,000円、山崎18年30ml=3,400円といった単品制に。提供量も価格も当時とは様変わりしており、ウイスキー人気と原酒の希少化をあらためて実感しました。
 

ツアー参加者限定!山崎のボトルは買えた?【2026年5月・購入レポート】

「山崎はどこにも売っていない」と言われますが、ツアー参加者には嬉しい特典があります。
現在はものづくりツアー参加者限定で、ツアー終了後に年数表記なしの「シングルモルト山崎(NV・700ml)」を定価で購入できます。通常は1人1本までです。

オーバーホール期間と重なり、1人2本まで購入できた

今回訪れたタイミングは、ちょうど蒸溜所のオーバーホール(点検・整備)期間で、一部の工場設備が止まっていました。
そしてツアーの最後に緑の札を受け取り、通常は1人1本のところ、1人2本まで購入できるという案内がありました。おそらくオーバーホール期間中の特別対応だったのだと思います。
おかげで今回は、NVの山崎700mlを合計4本(1人2本)と、蒸溜所限定の180mlボトルを購入することができました。

実際に購入したもの(2026年5月20日時点・税込)

購入した山崎NV700ml・蒸溜所限定180mlなどボトル一式の写真

購入品 価格 数量
シングルモルト山崎 NV 700ml 8,250円 4本※2人分
山崎蒸溜所限定 180ml 3,850円 2本※2人分

かつて販売休止だったフルボトルが、こうしてNV700mlを定価8,250円で購入できるのは、ツアー参加者ならではの大きな魅力です。蒸溜所限定の180mlボトルも、ここでしか手に入らない一本です。

ショップでは限定グッズやおつまみも

山崎蒸溜所ショップで限定ウイスキーを購入したレシート
ボトル以外にも、ツアーのテイスティングで出てきた樽燻ミックスナッツ(1,200円)やオリジナルピュアチョコレート(1,560円)、山崎コースター(6枚セット 1,560円)や切り絵コースター、各種ピンバッジなど、山崎蒸溜所ならではの限定グッズが揃っています。

サイト運営者 秋山
サイト運営者 秋山
山崎が定価で、しかも2本も買えたのは本当にラッキーでした。オーバーホール期間という巡り合わせに感謝です。
 

有料テイスティングラウンジでは何が飲める?

山崎・山崎12年・山崎18年を飲み比べできる山崎蒸溜所のテイスティングセット
ツアーとは別に、有料のテイスティングラウンジ(カウンター)でも、山崎の各銘柄を単品で味わえます。
たとえば山崎12年(30ml 1,000円)、山崎18年(30ml 3,400円)など、複数の銘柄をグラス単位で注文できます。注文はお一人様3品までです。
※提供量・価格・ラインナップは変更されることがあるため、最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
 

山崎25年は飲める?定価と市場価格【2026年最新】

山崎25年の定価と市場価格
ツアーやラウンジでも基本的に手が届きにくいのが、最高峰の山崎25年です。
定価そのものが近年大きく改定されており、2024年4月に税込396,000円へ、さらに2026年4月出荷分から税込456,500円へ値上げ予定です。
市場価格は2022年のピーク(約185万円)から調整が入り、現在はおおむね100万円前後で推移しています。
試飲では山崎25年が30ml 25,400円となっており、定価換算ではやや高めです。ただ、そもそもボトルを定価で購入するのが非常に難しい銘柄のため、一度味わってみる価値はあるでしょう。

山崎25年の価格推移(目安)

時期 定価(税込) 市場価格の目安
2022年 約193,600円 約185万円(ピーク)
2023年 約193,600円 約160万円
2024年4月〜 396,000円 約135万円
2025年 396,000円 約100〜115万円
2026年4月〜 456,500円 約100万円前後

※市場価格は流通・状態・付属品により大きく変動する目安です。最新の実勢は各販売店・オークション等でご確認ください。

サイト運営者 秋山
サイト運営者 秋山
山崎ではなくても現在は飲まなくなったウイスキー等がもしあれば是非、お酒買取の査定依頼をしてみてください。
もしかすると思いがけないくらいの高額で買い取ってくれるかもしれませんよ。

 

アクセス:JR山崎駅から徒歩約10分

JR山崎駅の構内には、山崎蒸溜所までの行き方を示す看板もあります。
JR山崎駅

山崎蒸溜所までのアクセス

■大阪方面から
JR大阪駅から山崎駅まで約26分
阪急梅田駅から大山崎駅まで約30分
駅から山崎蒸溜所まで徒歩約10分
 
■京都方面から
JR東海道本線で京都駅から山崎駅まで約15分
駅から山崎蒸溜所まで徒歩約10分
山崎蒸溜所へ徒歩約10分
路地は少し狭いので車に気をつけてください。JR線の踏切を超えると山崎蒸溜所です。
所在地:〒618-0001 大阪府三島郡島本町山崎5丁目2-1

おすすめのランチスポット

ヒロさんでお昼ご飯
JR山崎駅を降りてすぐの「ヒロ」というお店でハンバーグ定食をいただきました。夜はバーを営業されており、山崎・響・白州などのボトルがずらりと並びます。
山崎/ダイニングバー – ヒロ – 食べログ
住所:京都府乙訓郡大山崎町字大山崎小字西谷4-1
 

よくある質問(FAQ)

Q. 山崎蒸溜所は予約なしで見学できますか?

A. いいえ、完全予約制です。有料ツアー・無料見学・ショップやラウンジの利用、いずれも事前予約が必要です。

Q. 見学ツアーの料金はいくらですか?

A. 「ものづくりツアー」が3,000円、「ものづくりツアー プレステージ」が10,000円、「山崎ウイスキー館見学」は無料です(2026年時点)。

Q. 抽選にはどうやって応募しますか?

A. 有料ツアーは抽選制で、毎月1回の申込期間に公式サイトから応募します。予約開始日にLINEで通知を受け取る設定にしておくと申込を逃しにくくなります。

Q. ツアーで山崎のボトルは買えますか?

A. ものづくりツアー参加者限定で、ツアー後に年数表記なしの「シングルモルト山崎(NV・700ml)」を定価8,250円(2026年5月時点)で購入できます。通常は1人1本までですが、訪問時の状況により本数が変わる場合があります。

Q. 山崎蒸溜所へのアクセスは?

A. JR東海道本線「山崎駅」から徒歩約10分です。京都駅から約15分、大阪駅から約26分でアクセスできます。

Q. 山崎25年はいくらで買えますか?

A. 定価は2024年4月に税込396,000円へ改定され、2026年4月からは税込456,500円に値上げ予定です。市場価格は現在おおむね100万円前後で推移しています。
 

まとめ

山崎蒸溜所の見学ツアーは、2023年のリニューアルで料金・内容・予約方法がすべて新しくなりました。
現在は抽選制の「ものづくりツアー(3,000円)」「プレステージ(10,000円)」と、無料の「山崎ウイスキー館見学」の3種類。有料ツアーは競争率が高いので、公式LINEで予約開始日の通知を受け取り、申込期間を逃さないことが当選への近道です。
製造現場の熱気、樽がずらりと並ぶ貯蔵庫、構成原酒のテイスティング、ウイスキー好きなら一度は体験したい贅沢な時間でした。お時間があれば、ぜひ山崎蒸溜所の見学ツアーに参加してみてください。

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