緊急事態宣言解除で飲み会はどう変わる?自粛後のお酒の付き合い方

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緊急事態宣言解除後の飲み会

長らくのあいだ多くの都道府県にて発令されていた「緊急事態宣言」および「蔓延防止等重点措置」が解除されました。全国どの地域にも宣言および重点措置が発令されていないのはなんと半年ぶりのことで、徐々に飲食業界や飲み会事情に変化が出てくることが予想されます。
しかし日々変わりゆく状況の中で、「飲み会は本当に参加していいの?」「飲み会時に気をつけることは何?」と疑問を抱いている方も少なくないでしょう。

お酒ライターAnchan
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そこでこの記事では、緊急事態宣言が解除された後の飲み会で気をつけるべきことをまとめました。これから飲み会への参加を控えている方や検討されている方はぜひ参考にしてください。
※この記事を書いたお酒ライターAnchanのプロフィール

緊急事態宣言・蔓延防止が全面解除に!飲み会事情はどう変わる?

コロナ対策で発令されていた19都道府県の緊急事態宣言および8県への蔓延防止等重点措置(通称:まん防)は、9月いっぱいで解除となりました。10月1日より、どの地域にも宣言および重点措置が出されていない状況に変化しています。
飲食店の中には、今までの休業状態から営業を開始するお店や、時短の緩和をする店舗も増えており、久しぶりの「飲み会」を楽しみたいと考える方が段々と増えてきています。
世の中の状況も、「飲み会は避けるべき」と考えていた方が多かった状態から、「少しの飲食ならあり」と判断する方が多くなっている傾向にあります。ただし完全にコロナウイルスの流行前の状態に戻ったというわけではないので、外食や飲み会はマナーやルールに注意しつつ、感染症対策に気をつけて参加することが大切です。
 

飲食店の営業時間や酒類の提供は?人数は何人まで?

コロナ禍
緊急事態宣言・まん防が解除されることにより、飲み会に対する規制が緩和しています。飲食店の営業時間制限も解除され、酒類提供も再開しています。ただし全てが元通りというわけではなく、あくまでも徐々に気をつけながら提供を開始するお店がほとんどです。
例えば東京都の場合、「リバウンド防止措置」として10月24日までは時短営業を要請・協力依頼しています。東京都の要請内容は以下の通りです。

【東京都におけるリバウンド防止措置の内容】

1.都から「感染防止徹底点検済証」の交付を受けている場合

  • 営業時間:5時~21時
  • 酒類提供時間:11時~20時
  • 入店制限:1グループにつき原則4名まで

 

2.点検済証の交付がない、もしくは提示していない場合

  • 営業時間:5時~20時まで
  • 酒類提供や持ち込みは自粛

東京都の場合は、酒類提供が始まっていますが20時までとしているところが多いです。また1グループの人数は4名以下とされており、大人数の飲み会はまだ受け付けていないお店がほとんどです。さらに引き続きマスク着用のお願いや消毒・検温の徹底をしているところが多く、感染症に気をつけながら「少人数・短時間での飲食を楽しみましょう」というスタンスをとっています。
細かなルールは地域によって異なりますが、基本的には深夜営業や長時間の利用、大人数での利用は断っているというお店が多いです。お店ごとのルールに従いながら、地域の決まりを守って飲食店を利用すると良いでしょう。
 

緊急事態宣言解除後の飲み会で気をつけたいこと

コロナが完全収束していない現状で、飲み会に参加するにはどのような点に気をつけるべきなのでしょうか。ポイントを7つまとめてみました。
 

1.マスクや消毒のエチケットを守る

マスクや消毒のエチケットを守る
飲食店以外でも共通のルールとして、マスクの着用やこまめな消毒をお願いしているところが多いです。感染症予防に非常に有効なので、マスク着用および消毒はしっかりと行うようにしましょう。
マスクの着用およびこまめな消毒は、自分がコロナウイルスにかからないというだけでなく、他人にうつさないための対策にもなります。エチケット・マナー的な要素もあります。
なおマスクを着用する場合、できるだけ不織布のマスクを使用しましょう。不織布マスクはウレタンマスクや布マスクよりも飛沫量を抑えられると言われているため、予防効果が高いです。さらに替えマスクを持ち歩いていれば、飲食店で汚れてしまった場合でも取り替えればOKです。
 

2.検温を徹底、少しでも体温が高い時は飲みに行かない

検温の徹底
次に注意しておきたいのは、検温です。飲食店の多くは入り口で検温を実施しているため、協力に応じてから入店しましょう。
また飲食店以外でも、飲み会に行く前に自宅で検温するようにしておくと安心です。高熱時に飲みに行かないのはもちろんですが、微熱など少しでも不安がある場合も飲み会はやめておきましょう。
 

3.大人数での会話に注意

久しぶりの飲み会となると、積もる話も多くなるでしょう。しかし飲み会中の会話は、それだけ感染リスクを増やすことになるので注意しましょう。できるだけ不要な会話をさけ、静かな食事を心がけてください。
ただし久しぶりに食事を共にする友人がいる場合など、全く会話しないというのは無理があるかもしれません。その場合、会話時にはマスクをする、周囲の人に迷惑をかけないよう個室を予約して対応するなど工夫して、感染リスクを減らしましょう。
 

4.できれば予約をしてから入店するのがオススメ

予約をしてから入店するのがオススメ
飲み会に行く場合、できるだけ予約をしてから入店することをおすすめします。
なぜなら飲食店の中には、コロナ対策として入店制限を行なっているお店が多いためです。客同士の距離を保つために全ての席に人を入れていないという店も多く、通常営業時に比べて入店できる人数が少なくなっています。予約をしていればお店に入れないということもなく、待ち時間を減らせるのでその分感染リスクも減らすことができます。
 

5.2時間程度で切り上げて帰宅しよう

深夜営業はいまだに自粛しているお店が多く、あくまでも飲み会は早めに切り上げて帰宅することが推奨されています。長時間飲み歩くとそれだけ感染リスクも高まるので、あまり長時間飲み歩くのはおすすめしません。
外でお酒を飲む時間が長くなればなるほど、気分が高揚し注意力が散漫になりやすいです。できるだけ飲み会の時間は2時間以内にしておき、終了後はすみやかに帰宅するように心掛けてください。
 

6.心配なら宅飲みやリモート飲みも視野に入れる

オンライン飲み会
ここまで説明したとおり、飲み会の現状はまだまだ元通りというわけにはいきません。特に大人数や長時間の飲み会はいまだタブー視されており、企業によっては従業員の飲み会を規制しているところも多いです。
コロナの患者数はピーク時よりも減少傾向にあるものの、飲み会に行けばそれだけ感染するリスクは高まります。もし少しでも心配なら、宅飲みやリモート飲みも視野に入れながら飲み会との付き合い方を考えるようにしましょう。

 

7.久しぶりの飲み会は飲み過ぎに注意

飲み会で注意したいのはコロナの感染だけではありません。久しぶりの飲み会は飲み過ぎてしまうリスクが高いので、お酒の飲み方にも注意しておきましょう。
特に自宅ではあまりお酒を飲まず、久々にお酒を飲むという場合、自分が想定しているよりも早く酔いがまわってしまうことがあります。あくまでも飲み会に参加する際は、ペースを守って節度ある飲酒を心がけましょう。

 

カラオケや旅行はどうなる?

カラオケや旅行はどうなる?
緊急事態宣言解除を受けて、飲食店だけでなくカラオケや旅行などの娯楽も徐々に緩和されてきています。ただしカラオケ店や旅行先の旅館では酒類が提供されることもあるため、あくまでも節度を持った行動を心がけましょう。基本的には飲食店利用時と同様に、「長時間の飲酒は避ける」「マスク着用や消毒で予防をする」「深夜まで遊ぶのは避ける」といった点に気をつけておきましょう。
緊急事態宣言が解除されたぶん、明確なルールがなくなり行動は自己責任となる範囲が増えます。ハメを外して後から後悔することのないよう、ルールを守った上で遊ぶようにしましょう。
 

心配点や不安な点がある場合は行かないという決断も

行かないという決断も
少しでも微熱がある場合や、喉の不調など体調に気になる点がある場合は飲み会に行くのは避けましょう。また自分の体調はもちろん、コロナ感染に対して少しでも不安がある場合は飲み会に行かないという選択肢を選ぶことも重要です。
飲み会への参加時にはよく検討した上で、「人に言われたから参加した」「無理矢理誘われたから仕方なく参加した」ということのないように気をつけましょう。例えば会社の上司などから飲み会を誘われた場合も、不安があるのであれば勇気を持って断ることも大切です。
そして自分が誘う側の立場の場合、他人に飲み会に来るように強制させるのはNGなので覚えておきましょう。
 

ワクチン接種の証明で割引が受けられる居酒屋もある

感染症対策として有効だと言われているのがワクチン接種です。居酒屋によっては、新型コロナワクチンの2回接種を終えた方に割引サービスを実施しているところもあります。
これはワクチン接種促進および飲食店の景気回復のための施策であり、ワクチンの2回接種を証明できる書類があれば使用できるサービスです。気になる方はぜひ利用してみましょう。

 

ルール・節度を守って久しぶりの飲み会を楽しもう

緊急事態宣言・蔓延防止等重点措置が解除され、少しずつ飲み会が楽しめるように変化してきています。大切なのは自分が感染症にかからないこと、さらに人にうつさないための対策をきちんと行うことです。
長らく自粛ムードの続いていた飲み会ですが、決して飲み会そのものが悪なわけではありません。ルールや節度を守って利用し、友人や仲間、家族とのコミュニケーションを楽しんでみてはいかがでしょうか。
 

まとめ

緊急事態宣言解除後の飲み会の楽しみ方や注意点について解説しました。なおここで述べたルールや注意点に関しては、今後また状況によって変化する可能性もあります。
自治体や地域によっても細かなルールが異なる場合があるので、こまめに状況を調べつつ柔軟に対応してください。

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