旦は、笹一酒蔵株式会社さんがつくった新しいブランドです。笹一酒造さんは、山梨県大月市にあり、古くから日本酒を作り続けてきた由緒ある酒蔵です。

笹一酒蔵さんは、もともと山廃づくりには定評のある酒蔵ですが、笹一酒蔵さんのこれまで培ってきた技を惜しみなくつかわれているのが今相取り上げている「旦」なのです。
※この記事を書いた日本酒ライターdencrossのプロフィール
旦の歴史や特徴について
笹一酒造は寛文元年(1661年)より、甲州街道の笹子峠の麓、笹子で創業した老舗の酒蔵です。看板銘柄は屋号と同じ「笹一」。
創業当時は「花田屋」という屋号でした。もともと、知名度も伝統もあったため、のれんの上にあぐらをかいていても、たくさん売れる日本酒を作り続けてきた笹一酒造も、このままでは時代に取り残されてしまうのではないかといった懸念を抱き始め、満を持して新しいブランドを立ち上げました。それが、言わずもがなの、ブランドが『旦(DAN)』です。
「旦」には、すべての始まりといった意味をはじめ、富士山から見た日の出の姿との思いが込められているという。
日本酒の原点に立ち返ってどんな料理にも合う究極の食中酒を目指したコンセプトが大ウケ、華やかな香りを特徴としながらも、食事ともよくマッチする味わいの調和がとれており、料亭やレストラン、ホテルなどといった高級店のシェフたちから一目置かれる存在としてその名を轟かせることとなりました。
旦の美味しい飲み方とは?

「旦」は特約店限定販売のお酒。入手はなかなか困難かも知れません。しかしそれも一昔前までのお話。現在ではネット検索でお近くの特約店が探せるほか、ネット通販でお取り寄せも簡単にできます。
旦にはいくつかのラインアップがあります。美味しい飲み方と合わせてご紹介します。
旦 だん 山廃純米吟醸 備前雄町 無濾過生原酒
優しく穏やかな香りが楽しめる1本です。口に含むとマスカットのような香りが広がっていきます。滑らかな口当たりですが、口の中でお米の旨味や甘み、そして酸味も感じられるお酒です。ぬるめの温度で飲むのが美味しいです。
旦 だん 純米吟醸 愛山
酒米ではちょっと稀少な「愛山」を55%まで磨いて仕込んだ吟醸酒です。酒蔵渾身の山廃仕込みと長時間発酵により、濃厚でコクのあるどっしりとしたお酒に仕上がっています。
旨口のお酒で落ち着いた味わいです。メロンのような優しい香りも楽しめます。
上品でさっぱりした味わいのお酒です。インターナショナル・ワイン・チャレンジでGOLDメダルを受賞したお酒です。
旦 純米吟醸 無濾過生原酒
文字取り原酒の「旦」。白いラベルが目印です。
山田錦を55%まで磨き上げて仕込まれたお酒を、搾りたてのまま瓶詰された商品。グラスに注ぐと立ち上がる香りはジューシーでフレッシュなメロンのようです。
口含むと米の甘味が溢れてくるような感覚の中にしっかりとした旨味が存在します。喉越しはスッキリとしており、濃厚なべたつく甘さではないことが明らかです。深いコクと濃醇な米の甘さを感じるお酒です。
旦 だん 純米吟醸 無濾過生原酒
生酒の美味しさを楽しめます。柔らかな口当たりのお酒でしっかりした味ですが最後に優しい味わいに代わっていきます。余韻の残るお酒です。冷酒でもお燗でも美味しくいただけます。
旦に合うお料理は?

旦はお食事に合うお酒として造られています。世界でも認められているお酒でインターナショナル・ワイン・チャレンジのSKAE部門でも評価されていますし、全米日本酒酒歓評会でも賞を受賞しています。
和食にも洋食にも合うお酒となっています。旦は限られた販売店でしか入手できませんが、こだわりを感じられるお酒なので美味しいお料理と一緒にいただきたいですね。
おススメしたい旦にある料理なのですが、それは揚げ物です。かなり意外だと思われたかもしれませんが、揚げたてのコロッケやから揚げ、ポテトなどと一緒に一度飲んでほしいと思います。
一度試してみれば、もしかするとビールはもう必要ないと思ってしまうかもしれません。
お酒がお料理の邪魔をしないですし、お料理の美味しさが引き出されます。
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笹一酒造 酒遊館
まとめ
1919年創業の笹一酒造株式会社は300年以上も酒造りを行っている歴史ある蔵元です。
社名の笹一は日本一の酒造りをしたいという想いを込めて命名されたと言われていて、清酒を意味する【笹】と日本一の【一】から名づけられました。
笹一という銘柄のお酒も販売されています。
旦は2014年に誕生した銘柄なので比較的新しく歴史は浅いです。
しかし様々な想いから新たに誕生したお酒ということもあり、日本酒の良さを伝えてくれる銘柄となっています。
「旦」の歴史
笹一酒造は2013年に大きな決断を行います。大量生産することができる設備を全廃撤去。古くからの手作りによる酒造りへの回帰するとともに、最新の知見や技術も導入、根幹の酒造りは手作りの古来からの方法で行い、それを支える枝葉の部分に最新鋭の機械を導入しました。
そんな笹一酒造が、持てる経験と技術の投入したこだわりの新ブランド立ち上げました。「旦」と書いて「だん」。笹一酒造の伝統的な麹菌と酒母を組み合わせた新たなブランドです。
笹一酒造では、日本酒の需要にこたえるために大量生産できる設備を導入していた時期がありましたが、日本酒の伝統的なつくり方に戻そう、原点に戻り日本酒造りを見直そうとこれらの設備をすべて廃止し誕生したのが旦でした。
大量生産はできませんが、本当においしい日本酒を届けている蔵元です。
おつまみ
そんな「旦」に合うおつまみには、山梨の郷土料理である「ほうとう」をはじめ、「馬刺し」、全国を制覇したB級グルメとして知る人ぞ知る「鳥もつ煮」は欠かせません。
もちろん、海鮮や魚介系と合わせても一献であり、意外にも、「麻婆豆腐」や「よだれ鶏」といった中華の辛い四川料理にも負けない強さを持ち合わせています。
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