霧島酒造と言えば、九州の人気焼酎メーカーとして知られています。
そんな霧島酒造の人気銘柄の一つに赤霧島があります。
今回、この赤霧島についてその特徴や魅力を紹介し、どのような銘柄であるのかをお話ししていきまとめました。

それでは、赤霧島の製造元、霧島酒造についての紹介していきます。
※この記事を書いたライターランニングフリージーのプロフィール
目次
酒造の特徴について
赤霧島を製造する霧島酒造は、宮崎県都城市に本社及び工場を置く酒造メーカーです。

霧島という名称から鹿児島をイメージしますが、宮崎県を代表する焼酎の酒造メーカーとして地元では大変な知名度を誇ります。
そんな霧島酒造の特徴ですが、長い伝統、宮崎へのこだわり、芋焼酎、業界ナンバーワンというものです。
組織として見なければ、もっと以前から焼酎を製造しており、その期間の長さによって焼酎に対する造詣を深め、様々なノウハウを蓄積していったのです。
これは、他の酒造メーカーもそうですが、霧島酒造の場合特に長いものと言えます。
宮崎へのこだわりも特徴です。
酒造メーカーがある程度の規模になると流通性の便利さから、地元に近い環境の県外に工場を構えるというケースがあります。
県内製造のこだわり
しかし、霧島酒造は規模が大きくなっても県内製造のこだわりを持っており、本社工場、志比田工場の二つの事業所が共に県内の都城市にあるのです。
これはいたずらに似た環境を求めるのではなく、ノウハウがある同地で腰を据えて製造するということを示しています。
芋焼酎へのこだわり
芋焼酎にもこだわっています。
創業当時から、焼酎の中でも芋焼酎に力を入れているという点です。
確かにラインナップには本格麦焼酎「博多うまいものはうまい」、本格米焼酎「花懐石」、本格そば焼酎「そば作」、それに地ビール製造なども手掛けていますが、本業はあくまで芋焼酎であり、ラインナップの大半を霧島系のものが占めています。
これも霧島酒造の特徴と言えるのです。
業界ナンバーワンも特徴と言えます。
県内限定で製造しているメーカーでありながら、焼酎メーカーとしては、売り上げにおける業界内順位が2012年から1位をキープしています。
霧島酒造と赤霧島の歴史
霧島酒造と赤霧島の歴史についてお話しします。
霧島酒造の歴史は、創業者の江夏吉助が、明治の末に味噌・醤油を製造する本家より分家し、商いの中でも取り扱い商品の中でも鹿児島の焼酎が好評であったことから、酒造参入を決意したことが始まりです。
その後1916年(大正5年)5月に前身の「川東江夏商店」で本格焼酎の製造を始めるに至ります。
1933年(昭和8年)には自社の焼酎のブランド化として「霧島」を商標として登録、戦後1949年(昭和24年)に「霧島酒造株式会社」と組織を改め江夏順吉が後を継ぎました。
順吉は東京大学で応用化学を学んだ学者肌であり、自社の焼酎の近代化に着手します。
そして、ブレンドを自ら行い焼酎に利用する蒸留器を改良するなど品質の工場に務めました。
3代目社長の江夏順行が後を継いだ後も霧島酒造の品質へのこだわりは変わることがなく、後の大ヒット商品である黒霧島を誕生させるまでに成長したのです。
この黒霧島は全国的に非常に好評であり、2000年代の焼酎ブームの火付け役にもなります。
そして、この黒霧島の上位版として2003年(平成15年)に誕生したのが赤霧島です。
人気の黒霧島を超える品質であることや手ごろな価格設定が話題を呼び、発売当初は入手困難でプレミアがつく程の人気となりました。
それからも霧島酒造の顔として黒霧島とともに主力製品となっています。
これら2つの霧島の検討によって霧島酒造は2012年には売上高が初めて500億円超を達成したのです。
長らく本格焼酎業界のトップランナーであった麦焼酎「いいちこ」で知られる三和酒類を抜いて、本格焼酎メーカーで売上高日本一になり、現在に至ります。
「赤霧島」が人気になった3つの理由
赤霧島の人気の要因は、3つあります。
1.元々の知名度があった
それは元々の知名度、黒霧島ゆずりの飲みやすさ、そして材料へのこだわりによる風味の良さです。
知名度は、黒霧島が切り拓いた霧島酒造の知名度をそのまま引き継ぎ、黒霧島の姉妹商品的な位置づけであることから多くの飲食店や消費者に受け入れられやすかったことがその理由の一つとして挙げられます。
これが全く異なる名前であったら、ここまで人気が出なかった可能性も否定できません。
2.黒霧島の良い部分を忠実に踏襲し、向上させた
次に黒霧島の良い部分を忠実に踏襲し、向上させているという点です。
黒霧島は、芋焼酎の臭みを押さえつつ味わいの良さを残したことで成功した芋焼酎になります。
そんな黒霧島の臭みの少なさをきちんと残しながらも、味わいの良さを更に高めたということで人気を呼んだという面もあるのです。
3.材料へのこだわり
※紫芋
最後の材料のこだわりですが、紫優(ムラサキマサリ)というむらさきいもを原料にしていることでとても風味がよくなっているというものになります。
この芋は、鹿児島県の山川町で発見されたむらさきいもである「山川紫」と味わいの良さで定評がある黄金千貫を掛け合わせた品種であり、でんぷん価が黄金千貫より高く、華やかな香りを持っていることが特徴です。
これによって、より芋焼酎に適した品種として認知され、黒霧島の製法によってとても風味豊かで飲みやすいものとなっているのが人気の理由と言えます。
ちなみに赤霧島の名の由来は、この芋を使って焼酎を作ると、製造過程で燃えるような赤色に変化することから名づけられており、これが赤い霧島、赤霧島となっているのです。
また、毎年春と秋のみに出荷される少量生産も人気の秘密となっています。
赤霧島の味わい
赤霧島の味わいは、飲みやすさのほのかな甘みです。
キャッチコピーの「みやびにするっと」の通り、ムラサキマサリの華やかな香りとその祖先の小金千貫の甘さを継承したものとなっています。
そのため、焼酎に飲みなれない方でも抵抗なく美味しく飲める味わいとなっているのが特徴です。
おいしい飲み方(ロック・お湯割りなど)

おいしい飲み方ですが、赤霧島の魅力である甘みを感じたいのであれば、お湯割りが良いといえます。
また、飲みやすさを楽しみたいのであれば、常温でストレート、夏場であればロックにして徐々に加水された風味の変化を愉しむというものおすすめです。
このような飲み方をオススメしますが、元のクオリティが高いため安易に炭酸で割ったり、梅干しやキュウリ、レモンなどを入れるというのは、よほどそれらの飲み方が好きな方でなければ避けることをおすすめします。
赤霧島の値段について
赤霧島の値段ですが、標準価格が1800mlの一升瓶で税抜き2,230円、900mlが税抜き1,175円です。
ネットではもう少し安いこともありますが、年末年始やお酒の場が多い春先などはプレミアがついてしまうこともあるため、値段が安定している時期に購入することをおすすめします。
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赤霧島 金霧島 黒霧島 白霧島 茜霧島の違いは?
霧島のブランドについて違いを中心にお話しします。
赤霧島
金霧島
冬虫夏草の深い香りが特徴です。
黒霧島
白霧島
白霧島は、もともと霧島酒造がつくっていた元祖・霧島になります。芋焼酎の香りを抑えた黒霧島以降の霧島とは異なり、芋の香りを意識した甘みのあるものとなっています。
茜霧島
オレンジ芋「タマアカネ」を原料としており、これがフレッシュではなやかな香りを与えています。
各銘柄の受賞歴や実績
霧島酒造の各銘柄の受賞歴や実績は非常に多くあります。
ここ数年の実績だけでも、
香港インターナショナル ワイン&スピリッツ コンペティション(HKIWSC)銀賞(赤霧島 黒霧島 白霧島 茜霧島 黒霧島EX)、インターナショナル レビュー オブ スピリッツ 金賞・2018ベスト焼酎(茜霧島)・金賞・ベストバイ(黒霧島)・金賞(黒霧島EX)・銀賞(白霧島 赤霧島)、サンフランシスコ ワールド スピリッツ コンペティション(SFWSC)最高金賞・ベスト焼酎(白霧島)・金賞(赤霧島)・銀賞(黒霧島EX)・銅賞(黒霧島、茜霧島)、インターナショナル ワイン&スピリッツ コンペティション(IWSC)銀賞(赤霧島 金霧島 黒霧島 白霧島 茜霧島)・銅賞(黒霧島EX)、インターナショナル スピリッツ チャレンジ(ISC)最高賞・優秀金賞(茜霧島)、銀賞(赤霧島 黒霧島 白霧島 黒霧島EX)です。
このように海外から高い評価を受けていますし、国内でも熊本国税局 酒類鑑評会で優等賞(赤霧島 黒霧島 白霧島 黒霧島EX)を受賞しています。
このように実績十分な焼酎が霧島という銘柄なのです。
合う料理やおつまみ
赤霧島は華やかな香りと甘みのある味わいから生ハムやプロセスチーズの旨味や塩味やチョコレートの甘みや濃厚さとの相性がよく、公式サイトでもおすすめしています。
お酒を飲むときに欠かせないのがおつまみです。美味しいおつまみと合わせれば、いつものお酒がより美味しく感じられるようになるでしょう。 ※この記事を書いたお酒ライターAnchanのプロフィール お酒におつまみを合わせるコツ おつまみとお酒には相性があります。もちろん自分が好きな食べ物を選ぶ...
まとめ
赤霧島は黒霧島の原料をムラサキマサリにした芋焼酎です。
黒霧島の味わいを継承しつつ、華やかな香りになっているのが特徴で、その味わいや香りが評価されて国内外で多数の賞を受けています。












