鳥飼

吟香鳥飼(熊本の米焼酎)価格や値段の話・歴史・特徴・美味しい飲み方を分析

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日本酒、気になる事調べものライターdencross
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焼酎はさまざまな原料で醸造されています。サツマイモを原料に醸造される芋焼酎をはじめ、蕎麦や麦からつくられる焼酎が代表的なものとなっています。熊本の人気焼酎「鳥飼」は、米を原料に造られる米焼酎です。

※この記事を書いた日本酒ライターdencrossのプロフィール

すっきりとした飲み口の中にフルーティで飲みやすい

ところが、「鳥飼」は通常の焼酎の香気とは違って、洋ナシやトロピカルフルーツのようなフルーティでフレッシュな甘い香り魅力の米焼酎に仕上がっています。焼酎党を自認する御仁の中には、「焼酎に甘い香りやフルーティな香りは期待していない」と仰る方もおられますが、若い女性などからは「フルーティで飲みやすい」と人気があります。
「鳥飼」の醸し出すフルーティさは香りだけではありません。味わいも焼酎のすっきりとした飲み口の中にフルーティで芳醇な甘みがありながら、焼酎のピリッとした辛味を感じられる味わいです。同じコメを原料とする日本酒とは明らかに違う、口当たりです。やはり焼酎であることを意識する仕上がりになっています。

鳥飼の歴史

球磨川
「鳥飼」の独特な香り味わいは、醸造する鳥飼酒造の400年におよぶ酒造りによる経験と技術に裏打ちされて可能になったものです。
「鳥飼」は自家培養の麹を用いて醸造されます。この独自の麹を「吟醸麹」とよび、醸造される焼酎はまるで吟醸日本酒のような、フルーティで芳醇な香りを纏います。そして味わいも上品で華やかでフルーティに仕上がります。現在鳥飼酒造では、「吟香鳥飼」の製造に注力しています。
鳥飼家は、平安時代に京都から人吉地方に移って以来、綿々と続いてきた名家です。現在、製造しているのは米焼酎「吟香 鳥飼(ぎんか とりかい)」ただ一つです。一つの製品に全力を注ぐことで、類まれな高品質の焼酎を作り出しています。
「吟香 鳥飼」は、熊本工業大学教授である上田誠之助氏の協力により、1991年にその原型が誕生しました。現在の「吟香 鳥飼」は、その3年後に完成しました。モンドセレクション国際食品コンクール96でグランドゴールドメダルを受賞しています。

鳥飼の特徴や製造方法

上品で華やかな香り

その最大の特徴は、吟醸酒のような上品で華やかな香りです。
香り高さの秘訣は、精米歩合58%まで磨き上げた吟醸麹です。この工夫によって、華やかな香りとまろやかな味わいが誕生しました。
鳥飼酒造は焼酎を生産している蔵元の中でも特に有名で世界で認められている焼酎を生産しています。15年かけて生まれたとされる鳥飼は鳥飼酒造の代表的な焼酎です。
鳥飼酒造はこだわりをもった焼酎造りをしていて、伝統的手法を守り抜き徹底した品質管理のもとで鳥飼を生産しています。
「吟醸麹は含水率誤差1%以内」「温度の誤差はプラスマイナス1度以内」という厳しい基準を保っています。
焼酎造りには自然の恵みも必要となってきますので、焼酎造りを支えてくれる自然環境への取り組みも行っています。地元の自然を守るための取り組みは、地域の人々からも信頼を得ていて鳥飼酒造はそういった点でも有名な酒蔵です。
1つ1つ丁寧に作られている鳥飼はお食事にも合わせやすい焼酎となっています。

吟香 鳥飼の美味しい飲み方とは?

吟香 鳥飼は、米が原料となっている米焼酎です。麹は吟醸麹を使用しています。自家培養により生まれた酵母を使用し他には無い味わいに仕上げられています。
アルコール度数は25度で、減圧蒸留法で完成させています。
味の特徴は、フルーティーな香りが楽しめてすっきりした味わいの中にほのかな甘さも感じられる焼酎です。
華やかな香りを楽しみ、口に含むと甘みを感じます。飲んだ後はすっきりした感じなので飲み飽きませんしお料理の邪魔をしません。

吟香鳥飼を美味しく飲みたい場合は、オンザロックにすると良いでしょう。香りもしっかり楽しめておすすめです。
ロックが良いのは、冷たくなると口当たりが良くなるからです。特に夏は美味しいのではないでしょうか。
ロックにすることでアルコール度数も下がるので飲みやすくなります。
吟香鳥飼の香りは特に華やかさがありますのでしっかり冷やして飲みたいですね。使用する氷も良いお水で作ったものを選ぶとより美味しくいただけます。
自宅の製氷機の氷でも良いのですが、水道水でつくられているものではなく、天然ミネラルウォーターの氷のほうがより美味しくなります。
コンビニで購入できる氷を買ってきても良いですね。美味しいオンザロックにしてください。

鳥飼に合うお料理とは?

「吟香 鳥飼」は、米と水だけで作られ、クセがありません。
鳥飼は、どのようなお料理に合わせても美味しく飲めるようにと作られている焼酎なので、基本的にどんなお料理にも合わせることができます。
甘みがあって透明感があり、上質な吟醸酒や白ワインのような感覚で楽しむことができます。
和食も美味しくいただけますし、焼酎ですがワインのような風味を楽しめることから、フレンチやイタリアンにも合わせる事ができる焼酎とされています。
お料理をより美味しくしてくれるのが鳥飼です。魚介類とも合わせることができますし、肉料理も合います。他にもチーズを使ったお料理や大豆製品なども美味しくいただけます。
お好みのお料理と合わせて飲んでみてください。
焼酎好きな人だけでなく焼酎をあまり飲まないという人でも美味しく飲めるのが鳥飼です。

吟香 鳥飼を飲んだ感想(40代後半女性Pさん)
最近、知人からお土産に頂いた焼酎、「吟香 鳥飼」。初めて飲むので、飲む前にどんなものなのかちょっと調べてみました。
熊本県の「鳥飼酒造」で製造されている米焼酎だそうです。米焼酎って今まで飲んだことがないので、どんな味なのかが気になります。
『華やかな香り、そしてまろやかな味わい』『吟醸酒のような風味』という感想を見かけ、日本酒好きな私はロックオンしました。日本酒の吟醸酒なみに米を磨いて造られているんだそうです。なんと皇太子妃雅子様がご愛飲されてる焼酎として有名なんだそうです。(すごい!)
1996年には、「モンドセレクション国際食品コンクール」でゴールドメダルを獲得したそうです。色々調べていくうちに、期待が高まり、待ちきれずに早速いただいてみました。焼酎なので、アルコール度数は25%ありますが、香りが華やかでフルーティーな味わいなので、ストレートでもすいすいと飲めてしまいます。こんな美味しい焼酎を知らなかったなんて、今までの人生損してた気分です。
「吟香 鳥飼」は、米と水だけを原料に造られる「球磨焼酎」なんだそうです。和食にも洋食にも合うと思いますが、個人的には、からしレンコンや辛子明太子をつまみながらいただきたい焼酎ですね。イタリアンなら、タコのカルパッチョや、エビのフリットにも合いそうです。
製造元の「鳥飼酒造」では、周囲の自然林や小川の手入れをされているそうです。素晴らしいですね。
熊本の自然に囲まれた蔵元によって、丹精込めて作られている米焼酎「吟香 鳥飼」。良い焼酎を造るためには決して妥協しない。その真摯な姿勢が米焼酎「吟香 鳥飼」に表れている。そんな気がしました。美味しい米焼酎を造ってくださりありがとうございます。

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