村上春樹も愛飲したカティサーク。飲んでうまいかまずいか評価した

村上春樹も愛飲したカティサーク。飲んでうまいかまずいか評価した

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カティーサークというウイスキー銘柄をご存知でしょうか?
スコッチウイスキーの銘柄の一つであるカティーサークは、帆船の絵柄が描かれたキュートなボトルで人気があります。コストパフォーマンスに優れていることから、デイリーウイスキーとして世界中のお酒好きの間で親しまれています。

お酒ライターAnchan
お酒ライターAnchan
今回はそんなカティーサークについて解説していきます。ウイスキー好きのがきちゃんによるレビュー評価も紹介するので、ぜひウイスキー選びに迷った際の参考にしてみてください。
※この記事を書いたお酒ライターAnchanのプロフィール
 

村上春樹の小説にも登場する「カティーサーク」

カティーサークはどんなウイスキー?

カティーサーク(CUTTY SARK)は、スコットランドで作られるスコッチウイスキーの銘柄です。ブレンデッドウイスキーの一種で、スコッチの中でもバランスの取れた味わいとお手頃な価格で人気があります。世界的にも知名度の高い銘柄であり、デイリー向けのウイスキーとして各国で親しまれています。
日本でカティーサークの知名度が高まったのは、かの有名な小説家村上春樹の影響が大きいと言われています。『1Q84』『ねじまき鳥クロニクル』といった村上春樹の小説の中にはカティーサークが登場することが多く、カティーサークといえば村上春樹を思い浮かべる方も多いほどです。
 

19世紀に活躍した快速帆船カティサーク

19世紀に活躍した快速帆船カティサーク
カティーサークは元々ゲール語で“短い袖”という意味です。
19世紀の1869年、カティーサークという名を冠した帆船がスコットランドで進水されました。紅茶輸送のために造られたこの帆船は非常にスピードが速く、一躍話題となったという歴史があります。

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ウイスキー「カティーサーク」は、この帆船をイメージして1923年に作られました。そのままカティーサークの名前が付けられ、ラベルにも帆船の絵が描かれました。
 

カティーサークのキーモルトと味わいについて

カティーサークは複数の原酒を組み合わせたタイプのブレンデッドウイスキーです。
使われている原酒の中でも、特に味わいのメインとなっている5つのキーモルトがあります。
ここからは、カティーサークのキーモルトを紹介します。
 

キーモルト1:グレンロセス

カティーサークの中でも一番配合率の高いキーモルトなのがグレンロセスです。スコットランド・スペイサイドで作られるウイスキー銘柄であり、マッサンで有名になった竹鶴政孝氏が修行に行った蒸留所としても有名です。
シェリー樽熟成による爽やかな香りが特徴で、カティーサークの香りの要素の一部になっています。
 

キーモルト2:ザ・マッカラン

マッカラン
高級ウイスキーとして世界的な知名度を誇るザ・マッカランもカティーサークのキーモルトとして使われています。「シングルモルトのロールスロイス」という愛称でも親しまれていて、リッチな味わいを生み出すポイントとなっています。
 

キーモルト3:ブナハーブン

ブナハーブンはスコッチのうち、アイラ島で作られるアイラモルトの一種です。個性豊かなアイラモルトの中では非常にライトなテイストで、飲みやすいのが特徴です。
 

キーモルト4:タムドゥー

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タムドゥーもスペイサイドの蒸留所です。柔らかく爽やかな味わいは、多くのブレンデッドウイスキーのキーモルトとして活躍しています。
 

キーモルト5:ハイランドパーク

ハイランドパークは、スコットランドのシングルモルト蒸留所の中でも最北端に位置しています。厳しい環境で生まれる深みのあるテイストと華やかさが特徴で、奥にはピートの香りもあります。
 

実際のカティーサークの味わいは?

実際のカティーサークの味わいは?
キーモルトの種類をみても分かる通り、カティーサークはスコットランド・スペイサイドの爽やかなウイスキーをベースに作られています。豊かな香りと穏やかな飲み心地のウイスキーを絶妙なバランスでヴァッティングさせているため、強い個性は少なく初心者でも非常に飲みやすい点に魅力があります。
ライトテイストのウイスキーであり、柑橘系のような香りとキレ味を感じることができます。ストレートのほか、ハイボールやカクテルのベースにも使われることが多いのがポイントです。
 

カティーサークのラインナップ紹介

カティーサークのラインナップ紹介
カティーサークにはいくつかのシリーズがあり、それぞれ味わいやアルコール度数が異なります。
代表的なラインナップを紹介していくので、ウイスキー選びの参考にしてみてください。
 

1.カティーサーク オリジナル

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  • アルコール度数:40%
  • 価格:1,000〜1,500円

ライトな口当たりで非常に飲みやすさを感じるブレンデッド・スコッチウイスキーです。1923年の発売より、定番ボトルとして長く親しまれてきたシリーズでもあります。
着色をしていないナチュラルな色合いで、濃いウイスキーが苦手な方にも親しみやすいです。ハーブやバニラのような香りと、ほんのりフルーティーな余韻を堪能できるバランスの取れたウイスキーです。
 

2.カティーサーク ストーム

  • アルコール度数:40%
  • 価格:4,500円程度

カティーサークストームは、オリジナルよりも長熟のハイランドパーク・マッカランなどの高品質なモルトを多めに使用しているのがポイントです。カティーサークらしい爽やかさを保ちつつも、高級ウイスキー由来のリッチな味わいが堪能できます。レーズンのような甘味とカラメルのような味が特徴で、コクを感じられます。
終売となっていた時期もあるためオリジナルよりやや入手困難ですが、高級さを求めるときにおすすめのボトルです。
 

3.カティーサーク プロヒビション

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  • アルコール度数:50%
  • 価格:3,200円程度

禁酒法廃止から80周年を記念して作られたシリーズです。禁酒法時代をイメージするため、力強さを感じる50%のアルコール度数でボトリングされています。
シトラスやハチミツのような香りの中に、スパイスの複雑さも感じることができます。
 

4.カティーサーク 12年 デラックス

  • アルコール度数:40%

12年以上熟成させたモルト原酒・グレーン原酒をブレンドすることで作られた、12年表記のカティーサークです。熟成により深みが増していて、レーズンのような酸味と甘味、ライムやプラムのような香りを堪能できます。ビターさも顔を出しており、カカオのような渋めのニュアンスも感じ取ることができます。
レギュラーボトルの上位互換品として親しまれていましたが、残念ながら既に終売となっています。旧ボトルは希少なので、手に入れられた方は非常にラッキーです。
 

5.カティーサーク 25年

  • アルコール度数:45.7%

カティーサークはブレンデッドウイスキーと紹介しましたが、カティーサーク25年はグレーン原酒が使われておらず、モルトのみがブレンドされています。いわゆるヴァテッドモルトウイスキーであり、濃厚な旨味を堪能できます。
酒齢25年以上の原酒のみが使われていて、キーモルトの中にはマッカランやグレンリベットなども含まれています。ウィスキー・マガジン・ライブ2003で最高得点を獲得したこともあるほど、非常に評価の高い1本です。
 

カティーサーク オリジナルを飲んで評価レビューした

カティーサーク オリジナルを飲んで評価レビューした
ウイスキー好きがきちゃんが「カティーサーク オリジナル」をストレート・ロック・ハイボール別に飲み評価レビューをしていきます。

カティーサーク 容量700ml alc.40% 定価約1,000円

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  • ・・・薄い緑茶の様な色
  • 香り・・・白ワインビネガー、薬品、ハーブ香、若草

 

ストレート

カティーサークストレート
アルコールのピリピリ感はあります。

ウイスキー レビューライターがきちゃん
がきちゃん
柑橘系の味わいが強くて甘さもあるけど苦さもある。複雑すぎ(笑)
値段の安さから避けてきましたが意外と飲みやすいかも!

 

ロック

カティーサークロック
アルコール感は弱まりますが、苦みが強く出てきます。
なかなか美味しいのではないか?ただこれはなかなか表現が難しいですね(笑)
でも正直苦手(笑)
 

ハイボール

カティーサークハイボール
何に例えればいいかわかりませんが、あっさりとしたハイボールです。
トニックの後味に似たような感じがありますね。
ライムとか入れたら合うかも。
 

個人的評価

うん!思っていたよりは美味い!!
でも正直苦手(笑)

“初心者におすすめです!”なんて言葉をよく見かけますが・・がきちゃん的にこれをウイスキー初心者にすすめるかと聞かれると答えはNOですね。

ウイスキー レビューライターがきちゃん
がきちゃん
理由はもしこれが初めて飲むウイスキーになっていたらハマらなかったと思うので(笑)
カティサークをすすめるなら少し高くても“デュワーズ”や“グレングラント10年”をおすすめしますね。
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カティーサークはどこで入手できる?終売品や復活の噂は?

オリジナルならドンキで1000円以下!

カティーサークは、オリジナルボトルであれば比較的容易に入手ができます。酒販店で取り扱いがあり、ドン・キホーテなどの量販店での購入報告も多く見受けられました。
Amazon価格では1,000〜1,500円程度のカティーサーク オリジナルですが、お店によっては1,000円未満で購入できるケースも多く非常にお得です。

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実際にドン・キホーテなどでは、880円ほどで買えたという報告もありました。
カティーサークは高級ウイスキーに飲み慣れている方にとっては物足りなさを感じることがあるかもしれませんが、デイリー向けのお手頃ウイスキーを探している方にとってはコスパ・買いやすさ共に魅力的だと言えます。飲んだことがない方は、ぜひトライしてみてください。
 

終売品は入手困難なため注意

オリジナルボトルの買いやすさ・価格の安さに注目が集まっているカティーサークですが、終売品も多いので気をつけておきましょう。「カティーサークストーム」や「カティーサーク12年デラックス」などのボトルは既に終売となっていて、以前よりも希少価値が高まっています。Amazonなどでも完売状態となっているため、カティーサークの旧品を探すのは困難です。
それでもカティーサークの旧ボトルを飲んでみたいという方は、在庫の残っている居酒屋やバーを探してみると良いでしょう。レアなウイスキーに強いバーなら、終売となったカティーサークを飲める可能性もあります。
 

カティーサーク12年が復活する噂は本当!?

カティーサークは1923年創業であるため、まもなく100周年を迎えます。100周年の記念に、カティーサークの12年ものが再リリースされることが決定しています。
新たなカティーサークの12年ボトルには、バーボン樽・シェリー樽で12年以上熟成された原酒がブレンドされています。口当たりなめらかで、ドライトロピカルフルーツやスパイス、生姜といったニュアンスも楽しめるとのことです。
新商品としてリリースされるカティーサーク12年は、アルコール度数40%、700ml・1000mlの2種類のボトルが発売予定と噂されています。おそらく日本でも高い人気となることが予想されているので、以前からカティーサークが好きだったという方はもちろん、これを機に試してみたいという方もぜひチェックしておいてください。
 

人気ウイスキー「カティーサーク」はお酒買取へ

人気ウイスキー「カティーサーク」はお酒買取へ
世界的な愛好家の多いブレンデッドスコッチ「カティーサーク」は、お酒買取市場でも人気のアイテムです。未開封ボトルであれば買取対象となるので、自宅に飲まないカティーサークのボトルがある方はぜひお酒買取専門店の利用も検討してみてください。
特にカティーサークストームなど、終売となったボトルは高額買取も期待できます。
ただしカティーサークのようなウイスキーを売る場合は、リサイクルショップのようなお店に売ることはおすすめしません。なぜなら正しい市場価値を理解してもらえず、思ったよりも値段がつかなかったという事態も起こり得るからです。
カティーサークの買取依頼なら「福ちゃん」「バイセル」といったお酒買取に強い専門業者をおすすめします。当サイトではお酒買取専門店の比較も紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。

 

まとめ

帆船のラベルでキュートな「カティーサーク」は、飲みやすいブレンデッドウイスキーとして評価されている銘柄です。オリジナルボトルであれば安価で入手もしやすいので、ウイスキーが好きなら試してみる価値があります。ストレートが苦手という方も、この値段であればカクテルなどにも使いやすいかと思います。まずはぜひ挑戦してみてください。

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