ウイスキーアランモルトの定価購入は?21年の評価と人気ボトル9選

ウイスキーアランモルトの定価購入は?21年の評価と人気ボトル9選

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1995年の蒸留所オープンから、ウイスキーブームの流れも受け人気の高まっている「アラン蒸留所」のウイスキー。豊富なラインナップが特徴で、日本にもじわじわブームが訪れています。ウイスキーファンやプロからも評価の高いアランは、話題の新参ウイスキーという立ち位置ではなく、確かな実力派として認められるようになってきています。

お酒ライターAnchan
お酒ライターAnchan
今回はそんなアランのウイスキーについて解説していきます。ウイスキー好き”がきちゃん”による実際の「アラン21年」の評価レビューも載せているので、ウイスキー選びの参考にご覧ください。
※この記事を書いたお酒ライターAnchanのプロフィール
 

アランとは?こだわりの樽熟成を感じる爽やかなスコッチ

アランとは、「アイル・オブ・アラン蒸留所(ロックランザ蒸留所)」にて作られるウイスキーのことです。“アランモルトウイスキー”と呼ばれる、スコッチウイスキーの銘柄の一つです。
シーバスブラザーズ社の代表取締役を務めていた、スコッチウイスキーの重鎮であるハロルド・カリー氏がスタートしたウイスキーブランドで、シングルモルト作りに力を入れているのが特徴です。
 

豊富なラインナップで味の違いを楽しめる

豊富なラインナップで味の違いを楽しめる
アランのウイスキーは一言で表現することは難しいです。なぜなら豊富なラインナップがあり、それぞれに異なる味わいを楽しめるからです。アラン蒸留所のウイスキーには定番ボトルのほか限定ボトルも豊富にあり、樽熟成や製法による違いなどを堪能できるようになっています
全体的には麦芽のモルティーな甘さ、そして柑橘系の爽やかな風味が特徴で、リッチで爽やか、透明感があり飲みやすいという印象を受けます。フレッシュなシトラス、そして樽熟成ならではのウッディなアロマを楽しむこともできます。
 

2020年にはボトルを一新したことも話題に

アラン蒸留所のシングルモルト「アランモルト」は、2020年よりデザイン及びコアレンジが一新されたことも話題になりました。新ブランドのデザインは“A Breath of Fresh Arran”をタイトルに掲げ、蒸留所のあるアラン島・ロックランザにフォーカスを当てた表現が取り込まれています。アラン島をかたどったロゴデザインや仕込み水にも使われる水源“ロッホ・ナ・ダヴィ”の波紋が表現されるなど、味はもちろんボトルを眺めているだけでも楽しめるようなウイスキーで、コレクター心をくすぐるブランドでもあります。
 

アラン蒸留所の歴史と特徴

アラン島160年ぶりの蒸留所

アランモルトを製造するアイル・オブ・アラン蒸留所は、1995年にオープンしたという比較的新しい歴史の蒸留所です。場所はスコットランド・アラン島の北岸にあるロックランザ村のはずれにあります。
元々アラン島には、古くにラッグ蒸留所と呼ばれるウイスキー蒸留所がありました。しかしラッグ蒸留所は1836年に既に閉鎖しており、長らくの間アラン島ではウイスキー作りが行われていませんでした。そんな中、アランの蒸留所が開設され、なんと160年ぶりに島でのウイスキー生産が始まりました。
当時は今のようなウイスキーブームはまだ訪れておらず、新設の蒸留所も少なかったためアラン蒸留所の稼働開始は非常に話題となりました。そこからは、いわゆるクラフト蒸留所のパイオニア的存在として、ウイスキーブームの到来とともに成長していき、知名度も高くなっていったという歴史があります。
 

シングルモルトウイスキーに力を注ぐ

シングルモルトウイスキーに力を注ぐ
アラン蒸留所は独立資本であり、あくまでもブレンデッドウイスキー用の供給ではなく“シングルモルトの生産”を重要視している蒸留所となっています。
現在展開されているスコットランドの蒸留所の多くは、ブレンデッドウイスキーへのモルト原酒供給をメインに行なっています。どうしても日常的に売れるような流通量の多いウイスキーは、安価なブレンデッドウイスキーがメインであるためです。資本の提供を受けた先にモルト原酒を提供する、そのようなビジネス的な背景が感じられる銘柄が多いものです。
しかしアラン蒸留所はあくまでも、ブレンデッドのためではないシングルモルト作りに尽力しています。シングルモルトへのこだわり、これがアランの美味しさの秘訣と言っても過言ではありません
 

新蒸留所の建設も

アランのブランドは、今でも成長中です。2016年には20周年を迎え、2019年にはアラン島南岸に「ラッグ蒸留所」を建設しました。またそれに伴い、既存のアイル・オブ・アラン蒸留所を「ロックランザ蒸留所」へと改名しました。
2つの蒸留所ができたことで、より細かな原酒の作り分けができるようになったアラン。新たなラッグ蒸留所の原酒は、ピーテッドモルトを使用したウイスキーが主体となっています。フェノール値50ppmのヘビーピーテッドウイスキーは“ラッグ蒸留所”にて、フェノール値20ppmのマクリムーアは“ロッグランザ蒸留所”にて生産するという作り分けも発表されています。
 

アランのラインナップ9選

アランのウイスキーには、定番ラインナップとして「アランモルト」シリーズ、「ロバートバーンズ」シリーズがあります。さらに定番ボトルの他にも、限定リリース品が多いことでも有名です。
ここからはアランの代表的なウイスキーについて、紹介していきます。
 

1.アラン バレルリザーヴ

  • カスクタイプ:バーボンバレル
  • アルコール度数:43%

アラン バレルリザーヴはアランモルトの定番商品です。エントリーモデルとして親しみやすいノンエイジの商品で、フルーティーさ、ウッディなスパイスに特徴があります。
なおノンエイジ表記ではあるものの実際には7〜8年熟成の原酒を使っていて、軽やかでもアランの魅力を十分に感じられます。
 

2.アラン シェリーカスク

  • カスクタイプ:シェリーホグスヘッド
  • アルコール度数:55.8%

ファーストフィルのシェリー樽で熟成した、リッチなフレーバーのアランモルトです。こちらも定番商品であり、入手はしやすいです。
加水せずボトリングするというカスクストレングスのウイスキーで、フルボディのリッチな味わいを堪能できます。

 

3.アラン クオーターカスク

  • カスクタイプ:バーボンバレル、クオーターカスク(小樽)
  • アルコール度数:56.2%

アラン定番商品シリーズのうち、こちらのボトルはクオーターカスク(125リットル小樽)で2年追熟を行ったものになります。小さな樽で追熟することにより、オークの風味がより一層味わえるのが特徴です。ベーシックなアランモルトよりもスパイシーな味わいで、飲みごたえがあります。

 

4.アランモルト10年

  • 熟成年数:10年
  • アルコール度数:46%

こちらはアランモルトの定番ラインナップのうちの1本で、名前の通り10年以上熟成した原酒を使ったシングルモルトとなります。ファーストフィルのバーボン樽原酒をメインに、シェリーホグスヘッドの熟成酒をバランスよくヴァッティングさせています。
ハチミツや砂糖漬けのシトラスの甘味、そしてリコリスなどの風味も感じます。アランらしい清らかさ、そしてフルーティーさを堪能できるフラグシップボトルです。

 

5.ロバートバーンズ ブレンド

  • タイプ:ブレンデッドウイスキー
  • アルコール度数:40%

ロバートバーンズ ブレンドは、アランモルトを主体とするブレンデッドウイスキーです。ロバートバーンズはスコットランドの国民的詩人で、日本でも知られる「蛍の光」を作詞したことで有名です。
ロバートバーンズの名を冠するこのブレンデッドウイスキーは、ドライでスムースな口当たりが特徴です。軽やかで飲みやすく、ハイボール・水割りなどと相性が良いです。
 

6.ロバートバーンズ シングルモルト

  • タイプ:シングルモルト
  • アルコール度数:43%

ロバートバーンズの名を冠するウイスキーのうち、こちらはシングルモルトタイプの商品となります。さまざまな年数のアランモルト原酒を組み合わせることで、まろやかな味わいが表現されています。
定番商品で価格もリーズナブルなため、トライしやすいのが魅力でもあります。
 

7.アランモルト18年

  • 熟成年数:18年
  • カスクタイプ:シェリーカスク、バーボンカスク
  • アルコール度数:46%

アランモルトシリーズの限定商品で、18年熟成のリッチな味わいが魅力です。シェリーホグスヘッドの熟成酒にファーストフィルのバーボンバレル原酒をヴァッティングさせています。
シロップ漬けのアプリコットやトーストしたオークのような香ばしいニュアンスに、キャラメリゼしたオレンジ、焼いた桃、ブラウンシュガーなどを思わせる深い味わいがあります。
 

8.アランモルト21年

  • 熟成年数:21年
  • アルコール度数:46%

こちらもアランモルトの限定品で、いわゆる21年熟成のボトルになります。ファーストフィル・セカンドフィルのシェリーホグスヘッドで熟成した原酒のみをバランスよくブレンドしています。
シェリー由来の芳醇で甘美な香りに特徴があり、ダークチョコレートのようなアクセント、ジンジャーのような香りもあります。年1度だけボトリングされる貴重な1本でもあります。
 

9.マクリー・ムーア

  • アルコール度数:46%

マクリー・ムーアは、フェノール値20ppmのピーテッド麦芽を使用したシングルモルトです。アランの西海岸にあるピート湿原の名から、このネーミングが付けられました。
パイナップルや桃、ココナツのようなトロピカルなフルーツ香、そしてバニラやミントのようなニュアンスもあります。潮を感じる柔らかなピートもあり、アランモルトとの飲み比べも楽しめます。
 

アラン21年を飲んで評価レビューした

アラン21年を飲んで評価レビューした
ウイスキー好きがきちゃんが「アラン21年」をストレート・ロック・ハイボール別に飲み評価レビューをしていきます。

アラン21年

  • 価格・・・20,000円~
  • alc.・・・46%
  • 容量・・・700ml
  • 蒸溜所・・・ロックランザ蒸溜所
コスパ3.5 out of 5 stars (3.5 / 5)
ストレート3.5 out of 5 stars (3.5 / 5)
ロック4 out of 5 stars (4 / 5)
ハイボール5 out of 5 stars (5 / 5)
ウイスキー レビューライターがきちゃん
がきちゃん
アラン21年はファーストフィル、セカンドフィルのシェリーホグスヘッドで熟成させた原酒のみをブレンドした21年熟成のシングルモルトウイスキーです。

化粧箱は正面開きでマグネットで閉まるタイプになっています。
アラン21年外観
アラン25年と比較すると見劣りしますが、外観から美しく所有欲を満たしてくれるに違いないデザインとなっています。

中はこんな感じです。豪華!
アラン21年
ではさっそくテイスティングといきましょう。

  • ・・・綺麗な琥珀色
  • 香り・・・全体的にエレガントな甘さ、ナッツ、ダークチョコ、ドライフルーツ、シトラス

 

ストレート

アラン21年ストレート

ストレート3.5 out of 5 stars (3.5 / 5)

開栓したては正直あまり感動はしなかったです。
約1ヶ月経ってから改めて飲んでみると新鮮なフルーツやモルトの甘さが引き立ってきたなという印象です。
エレガントで繊細な感じが増したように感じます。
フィニッシュにかけてジンジャーや甘いスパイスが現れて消えていきます。
余韻の長さは、ほどほどに長い感じで21年熟成にしてはアルコールの刺激を感じるように思いました。
 

ロック

アラン21年ロック

ロック4 out of 5 stars (4 / 5)

ロックにするとジンジャーや甘いスパイスはそのまま残るがフルーツ感は薄くなった印象
少し苦みや渋みも現れるので飲みにくいと感じる人もいるかもしれないです。
個人的にストレートよりは好みでした。
 

ハイボール

アラン21年ハイボール

ハイボール5 out of 5 stars (5 / 5)
コスパ3.5 out of 5 stars (3.5 / 5)
ウイスキー レビューライターがきちゃん
がきちゃん
んん・・・!
このハイボール美味い。強炭酸がおすすめです!
全く癖がなくほんのり甘くて麦感もしっかりと感じられるハイボールです。

ただコスパが悪いのが難点ですね。

 

アランの購入方法は?入手はできるが価格に注意!?

アランを扱う酒販店を探してみよう

アランのウイスキーは近年人気が高まっていて、入手がやや困難になっています。生産自体はされていますが、入荷するたびに完売するような状況が続いているため、いつでも自由に店頭で買えるというわけではありません。アランを卸売するウィスク・イーのホームページなどを見ても、常に欠品状態となっていることから人気の高さがうかがえます。
そんなアランのウイスキーを入手したいなら、スコッチなど海外ウイスキーに強い酒販店を探し、入荷情報をこまめにチェックすることが重要です。うまくタイミングが合えば、アランを適切な価格で入手できることがあります。
 

Amazonや楽天市場は価格に注意

Amazonや楽天市場などのネットショップ、そしてメルカリなどでもアランは販売されています。しかし流通価格が相場よりも高いケースが多いので注意しておきましょう
特に定番商品よりも、限定品ボトルは値段が上がりやす傾向にあります。例えば「アランモルト10年」「アラン バレルリザーブ」などの定番ボトルは5,000円程度でも購入できますが、「アラン18年」になるとおよそ25,000円程度、「アラン21年」になるとおよそ40,000円程度までAmazon価格は跳ね上がってしまっています。

アラン21年の元々の価格は24,000円程度なので、流通価格が高騰している状況であることがわかります。
アランは美味しいけれどコスパが良くないといった報告もあるので、アランを買う際には値段にも注意しましょう。特に熟成期間の長い希少品を購入する際は、できるだけ定価に近い価格で買えるような酒販店を狙う方が安心です。
 

限定品も人気のアランは高額買取も可能

限定品も人気のアランは高額買取も可能
アランのウイスキーはクラフトウイスキーブームの後押しも受け、今国内で人気が上昇中です。特にアラン18年、アラン21年といった熟成ボトルは入手も難しくなってきており、市場価格が高騰してきています。
徐々に価格高騰が進むアランのウイスキーは、お酒買取専門店で高額買取の対象となることがあります。未開封のアランをお持ちの方は、ぜひ無駄にしてしまうのではなく、お酒買取専門店の利用も検討してみましょう。

 

まとめ

シングルモルト作りへのこだわりがあるアランのウイスキー。近年ではリニューアルや新たな蒸留所のオープンもあり、ますます話題性が増しています。
ストレートだけでなくハイボールや加水でも楽しめる味わいは、スコッチ好き、ウイスキー好きならぜひ試してみる価値があります。ただしボトルによってはコストがかかるので、お財布と相談しつつ、ぜひチェックしてみてください。

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