郷乃誉

郷乃誉(茨城の日本酒)白ラベル・黒ラベル・生もと純米大吟醸酒の特徴や美味しい飲み方を分析

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日本酒、気になる事調べものライターdencross
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郷乃誉(さとのほまれ)』の蔵元「須藤本家株式会社」は、茨城県笠間市にあり、平安のこの地が常陸の国と呼ばれた時代から、850年以上の歴史があります。

現在当主は55代目という日本最古の蔵元で、正確な創業年は不明ですが、1141年に酒醸造を祈願したお札が残っていることから、それ以前の創業とされています。
須藤家はこの地の豪族であり、年貢米を使って酒を作ったのが、酒業の始まりと言われています。
本業を武士とし、当主は武士名としては武左右衛門、酒造りにおいては、源右衛門と二つの名を使い分けていたようです。
※この記事を書いた日本酒ライターdencrossのプロフィール
笠間稲荷神社

酒造の環境

蔵のある敷地内には、未だに古い平城(ひらじろ – 平地に建てた城のこと)の土塁の跡が残り、樹齢600年をこえる古木、ケヤキの木々に囲まれ、地元では古くから「杜の蔵」としても親しまれています。
予約制ではありますが、蔵見学も行っており、歴史と伝統のある建物を、スタッフが酒造りの行程等の説明とともに案内してくれます。
茨城県笠間市小原2125

酒蔵見学 須藤本家株式会社
蔵には代々の教えとして、「木を切るな」、との言葉が伝っており、その教えの元、自然であること、自然の懐の中で醸す(かもす)ことにこだわり、造りは厳寒の冬のみとしています。

丁寧に醸される日本酒は、全て純米大吟醸、そして炭素濾過していない無濾過で、ほとんどが生酒というこだわりを持った酒蔵です。
水は現在、外井戸が一つ、内井戸が二つあり、質・量ともに安定していることから、昔は遠方の蔵元が水を求めて訪れることもありました。
「須藤本家」では、水と米の関係を大事にしており、米の育つ水と仕込む水をほぼ同じであることを良しとし、地元笠間産の亀の尾系コシヒカリのみ、しかも刈り取り後5か月以内の新米を使用し、日本酒の仕込みをおこなっています。

「郷乃誉」の実績

主な銘柄は『郷乃誉』の他に、『花薫光(かくんこう)』、『山桜桃(ゆすら)』、『霞山(かざん)』、『雪の舞』等で、それぞれに特徴を持った素晴らしい日本酒で、国内外の数々のレセプションでも供されており、不動の評価を得ています。
古い蔵元でありながら、輸出にも早くから力を入れており、作る日本酒の2割は海外へ輸出されています。海外での評価も高く、IWCにても日本酒部門での初代金賞受賞をし、その後も多くの賞を受賞し続けています。なかでも花薫光』はロマネ・コンティ社長のオーベルド・ビレーヌが70万円の評価を付けるという、高級酒として評価の高いものとなっています。

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「郷乃誉」はIWCで数々の受賞歴を誇るお酒です。同じ蔵元の醸造する「花薫光」は2014年首相官邸賓客用のお酒として、さらに2016年には伊勢志摩サミット総理夫人主催夕食会に供する日本酒に採用されるという栄誉に浴しました。

笠間産コシヒカリで造られる日本酒「郷乃誉」3選

笠間産コシヒカリで造られる日本酒「郷乃誉」3選
数々の受賞歴を誇る「郷の誉」ですが、他のお酒と一線を画す特色がある日本酒としても知られています。日本酒は通常、酒造好適米といわれる品種のお米を使用します。酒米ともいわれます。「山田錦」や「雄町」など、多種多様の品種が全国で育成されています。
しかし「郷乃誉」は、いわゆる酒米を使用せず、普通に食される「コシヒカリ」を使用して醸造しています。もっとも、ただの「コシヒカリ」ではありません。蔵元の長年の試行錯誤の末に工夫された、酒米「亀の尾」の流れを汲んだ「亀の尾系コシヒカリ」を地元笠間で育成し、仕込み米として醸造しています。

「郷乃誉」のレギュラー商品には、3つの製品があります。

郷乃誉 白ラベル

「郷乃誉」白ラベルは、純米大吟醸酒。地元笠間市産「亀の尾系コシヒカリ」を55%まで磨いたものを全量使用して仕込まれた大吟醸の一本。
大吟醸ながら、穏やかで落ち着いたクリームを思わせる香りが軽く鼻腔をくすぐります。口にすると広がりのあるやさしい甘さとふくらみのある米の旨味がジンワリと口一杯に溢れてゆくようです。喉越しに優しい酸味がパッと余計な部分を消し去り、サッパリとキレの良いお酒に仕上がっています。くどくどした濃醇な味ではなく、大吟醸ではあまりないキレる淡麗辛口となっています。雪冷えに冷やした冷酒で愉しむのが常道ですが、常温で飲むのもまた美味しいと思います。

郷乃誉 生もと 純米大吟醸酒

レベルシリーズ以外からも一本。「郷乃誉 生もと 純米大吟醸酒」は高級感あるボトルにラベル。無濾過の生もと純米大吟醸酒です。精米歩合40%まで磨いた「亀の尾系コシヒカリ」を仕込んだお酒は、華やいだ香りが派手に立ち上がらず、そっと広がる穏やかな印象。
口に含むとしっかりとしたふくよかな米の旨味と甘み。あと味はサッパリとくどさがなく、キレのある喉越しは料理を引き立てる食中のお酒に最適です。冷酒や常温はもちろん、日向燗あたりにしてみると、また違った顔を見せてくれます。

郷乃誉 黒ラベル

「郷乃誉」黒ラベルはラインナップの中で一番純米大吟醸酒らしい酒質。
華やかな青リンゴや洋梨のようなフルーティな香りが愉しめる一本です。口の中に広がるしっかりとした米の旨味とふくらみのある甘み、上品な酸味が調和した大吟醸酒然とした鮮やかな味わい。喉越しに適度な余韻を残し、喉奥へ消えてゆくキレのよさも飲み味のよさにつながっています。

他にも「郷乃誉」赤ラベルやブルーのボトルが爽やかな「郷乃誉 活性にごり」など、一度は試してみたい商品が多数あります。機会があれば、是非とも味わいたいお酒です。

まとめ

郷乃誉の蔵元「須藤本家株式会社」は、茨城県笠間市にあります。
敷地内に未だ樹齢600年以上の木がある欅の木々に囲まれている事から地元では杜の蔵として親しまれています。
歴史と趣きが感じられることからか、海外からの観光客も多く訪れています。酒・米・土・水・木の家訓からぜひ肌で感じることができます。
杜の蔵のこだわりは木を切るなという教えがありその代々の教えを守り自然の中で醸すという事をこだわって造られました。
当時常陸の国と呼ばれていた現笠間市に須藤本家を創業させました。
敷地内には先ほどお教えした平城の土塁の跡が残っており名前も2つあり武士名は武左右衛門、酒造りでは源右衛門を名乗っていたようです。
須藤本家は日本で初めて生酒・冷やおろしを出したのがこの蔵元です。

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