望

望bo:(栃木益子の日本酒)とちぎの星・ひとごこち・玉栄の特徴や美味しい飲み方を分析

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望(bo:)は、栃木県益子町で造られる日本酒の銘柄のひとつです。
公式サイトに「嗜好品としての日本酒、文化としての日本酒など明日の日本酒への挑戦として立ち上げた新コンセプトの日本酒ブランド」と記載されているとおり、味へのこだわりと努力を極めた上質な味が特徴です。
数々の受賞歴をもつほど評判の高いこの銘柄について、詳しく説明していきます。日本酒ファンの方は必見です。
※この記事を書いたお酒ライターAnchanのプロフィール

望とは

望を造っているのは、益子町にある「外池酒造」です。2012年から立ち上げられた、比較的新しい日本酒の銘柄です。このお酒は伝統的な杜氏の技術だけでなく、データ管理や最新技術などを駆使しており、品質が高いのがポイントです。
透明感と、淡麗で芳醇な甘みのバランスがとれた味わいが特徴で、キレのある酸で食中酒としても楽しめると人気が高いです。日本酒好きの方やプロの中でも評価が高く、ブランド立ち上げから数年にもかかわらず「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」や「SAKE COMPETITION」といった数々のコンテストで受賞しています。

ネーミングやラベルも特徴的

望は「ぼう」と読みます。ルビに「bo:」とありますが、公式サイトによるとこれはイタリア語でbouno=美味しいという意味も持っているそうです。
ラベルは筆で「望」と大きく書かれた達筆な字がたいへん印象的です。こちらは「黒の魔術師」という愛称で呼ばれる、前衛的な書道家の金田石城氏が手がけたものになっています。
味の良さはもちろんですが、名前やラベルといった細部にまでこだわりを感じられる銘柄です。ご自分用としてだけでなく、手土産やギフトにも楽しめるでしょう。誕生日やお祝いの席のお酒として選んでみてもいいですね。

酒造の歴史

さてここからは「外池酒造」がどんな酒造であるのか、その歴史について触れていきます。
「望」自体が造られたのは最近のことですが、酒販店としての歴史は1829年からはじまっています。現在の酒造が創業されたのは1937年で、造り酒屋外池荘五郎商店の5男として育った外池逸五郎氏が分家という形で益子町に酒造をスタートさせました。はじめの銘柄は「八千代鶴」、しばらくして「燦爛」という銘柄のお酒が作られるようになりました。

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伝統をもとにさまざまなチャレンジをしている蔵としても有名で、日本酒以外にも米焼酎やリキュール、コスメの販売も手がけています。酒造の見学受け入れなども積極的に行っており、観光酒造として年間7万人もの人が訪れるそうです。
新ブランドの立ち上げや海外への積極進出など、今後もますます目が離せない魅力的な酒造です。

外池酒造店の酒蔵見学
住所:栃木県芳賀郡益子町大字塙333番地1

「望」の評判について

銘柄デビューからわずか数年にもかかわらず、「望」の人気は瞬く間に広まりました。望は蔵元では直接販売されておらず、信頼のおける限られた酒販店で購入できる流通限定商品です。近年その酒販店の数が増えており、北は北海道から南は九州まで、全国で愛されていることがわかります。

お酒ライターAnchan
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また国内に留まらず、イタリアやフランス、アメリカ、韓国などにも輸出されています。全世界から好まれるほど、飲みやすさにも定評があります。

シリーズ紹介

日本酒
ひとことで望といっても、使われている酒米や醸し方はさまざまで、その味も異なります。ここからはそれぞれのシリーズについて、特徴やオススメの飲み方をご紹介していきます。

望 特別純米 美山錦

望シリーズのなかでも定番として通年出荷されているボトルです。美山錦由来のスッキリと軽快な味わいが特徴の純米酒で、食中酒としても親しみやすい味わいです。冷や~お燗まで幅広く楽しめ、何杯でも飲めてしまうような飲みやすさがあります。定番は火入れですが、火入れを行っていない生酒タイプもあり、そちらは3月のみの限定出荷となっています。

  • 原料米:美山錦
  • 精米歩合:60%
  • アルコール度数:16度

望 辛口純米 とちぎの星

とちぎの星を原料米とし醸されたこちらのお酒は、名前の通りシャープな辛口が特徴です。味わいは奥深く、お燗にすることでさらに旨みが増すでしょう。「全国燗酒コンテストプレミアム熱燗部門」で数回の金賞経験があるシリーズです。燗酒が好きな方、辛口が好きな方はぜひ飲んでみてください。
  • 原料米:とちぎの星
  • 精米歩合:65%
  • アルコール度数:16度

望 純米吟醸 ひとごこち

こちらは望シリーズのなかでも期間限定で出荷されるという、特別感のあるシリーズです。火入れタイプは6月のみ、生酒タイプは1月のみの出荷となっています。柑橘系の爽やかな香りと酸味が特徴のスッキリとしたお酒で、冷や~常温でいちばん楽しめます。ひとごこちは、「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」にて3年連続金賞を獲得しています。ぜひお気に入りのワイングラスに注ぎ、特別感を味わってみてください。

  • 原料米:ひとごこち
  • 精米歩合:53%
  • アルコール度数:16度

望 純米大吟醸 雄町

雄町は多くの酒造が取り入れている、酒米のなかでも大変有名なブランドです。「オマチスト」と呼ばれるファンもいるほどの酒米で、これを使用して造られたお酒は芳醇でコクのある、しっかりした味わいに仕上がります。この酒米を低温でじっくり醸すことで、広がりのある旨味と華やかな香りが生み出されています。こちらのボトルは冷やして飲むことで、吟醸香を楽しむことが出来ます。スッキリめがお好きな方は冷蔵庫でよく冷やして、ボリューム感を味わいたい方は10度くらいまで待ってから飲むと良いでしょう。

  • 原料米:雄町
  • 精米歩合:50%
  • アルコール度数:16度

望 初搾り 純米吟醸 玉栄

日本酒における初搾りとは、秋に収穫される酒米を初めて仕込んで、初めて絞ったもののことを言います。12月にのみ限定出荷されるこちらのボトルは、甘みと酸味の調和が取れたバランスの良さがポイントです。クセのある日本酒が苦手な方でもスイスイ飲めてしまうほど、上品でやさしい香りです。特別な日にも飲みたくなるような、品質の高いお酒です。

  • 原料米:玉栄
  • 精米歩合:55%
  • アルコール度数:16度

おつまみは何を選んだらいいの?

明太子

お酒ライターAnchan
お酒ライターAnchan
日本酒を飲む際には銘柄や飲み方はもちろんですが、合わせるおつまみも気になるところです。ひとことで日本酒といっても、特徴によって相性の良いおつまみ・料理は異なってきます。おつまみをうまく選べば、日本酒をさらに楽しむことができるでしょう。
「望」シリーズはすべて無添加で、素材の良さを楽しめるのがポイントです。またキレのある酸味が特徴で、料理との相性が良いこともメリットとして挙げられます。
そんな望シリーズにおすすめしたいおつまみは、塩辛やたこわさ、明太子といった程よく刺激のある食べ物です。おつまみの程よい刺激とお酒の旨み・酸味がうまくマッチし、いつまでも飽きることなく飲むことができます。
また料理に合わせる場合には、豚の角煮や焼き鳥などしっかりした甘辛の味と相性がいいです。料理のこってりとした味わいを程よい辛口のお酒がまとめあげてくれるでしょう。ほかには煮物や塩魚など和食との相性もいいので、ぜひいろいろ試しながら好みの組み合わせを探してみてください。

「望」を飲んでみよう

「望」は程よい酸味と口当たりで、食中酒としても楽しめる前衛的なお酒です。日常はもちろんちょっとしたお祝いやパーティにも相応しい、みんなに愛される味わいです。シリーズもさまざまありますので、きっとお好みの味が見つかるでしょう。見かけた際にはぜひチャレンジしてみてください。

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