ウイスキー1000円~2000円台。安い美味しいおすすめ銘柄14選

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ウイスキー1000円~2000円台。安い美味しいおすすめ銘柄14選

ブームが続き、何かと話題に上がることの多いウイスキー。高級なウイスキーもいいけれど、毎日の晩酌に楽しむなら安くて美味しいウイスキーをチェックしておきたいところです。

お酒ライターAnchan
お酒ライターAnchan
そこで今回は、2,000円以下で楽しめるような安いウイスキーの中から、味わいにも定評のあるおすすめボトルを紹介します。ぜひウイスキー選びの参考にしてみてください。
※この記事を書いたお酒ライターAnchanのプロフィール
 

安いウイスキーの上手な選び方

味わいのバランスで決める

味わいのバランスで決める
安いウイスキーも、決して高級ウイスキーに比べて質が悪いというわけではありません。高級ウイスキーを手がけているような有名な蒸留所からリリースされる安いラインのボトルもたくさんあり、値段が安くとも安心して楽しむことができます。
ただし安いウイスキーは、高級なウイスキーに比べ熟成年数が短いという特徴があります。ノンヴィンテージや短めの熟成が基本になるので、角が取れたまろやかな味である高級なヴィンテージウイスキーに比べるとウイスキーごとの個性が出やすく、時に強い刺激や苦味・渋みを感じることがあります。
このような安い価格帯のウイスキーから飲みやすく美味しい銘柄を探す場合は、味わいのバランスに注目してみましょう。安いウイスキーの多くは複数の原酒をブレンドする「ブレンデッドウイスキー」が中心なので、銘柄ごとに飲み比べてみて自分の好きなバランスの味わいを探すのがおすすめです。
 

ウイスキー産地の違いを知っておく

ウイスキー産地の違いを知っておく
ウイスキーは世界各地で製造されています。産地によって蒸留方法や原料に違いがあるので、特徴を知っておくと自分好みのウイスキーを探しやすくなります。
世界5大ウイスキーと言われる産地のウイスキーの特徴は以下の通りです。

  • スコットランド:「スコッチ」と呼ばれるウイスキーの産地で、世界にも流通量が多い。スモーキーな味わいのものが多く、ドライな味が好きな人におすすめ。
  • アイルランド:「アイリッシュウイスキー」の産地で、最も歴史がある。ピートを使わないのが基本で、スモーキーさが苦手な方でも飲みやすい。
  • アメリカ:ケンタッキー州で製造される「バーボン」などが特に有名。とうもろこしを原料にしたものが多く、独特の甘みや力強い味わいがある。
  • カナダ:「カナディアンウイスキー」と呼ばれ、5大ウイスキーの中でも最もライトな酒質をしている。軽快で飲みやすく初心者にもおすすめ。
  • 日本:「ジャパニーズウイスキー」と呼ばれ、スコッチに近い味わいを持つ。高騰化している銘柄も多いが、低価格帯にはハーボール向けのウイスキーが多数。
 

アルコール度数もチェックしよう

アルコール度
ウイスキーはアルコール度数が40%に近い、いわゆる“強いお酒”です。選ぶ場合には、アルコール度にも注目してみましょう。
基本的には40%のものが多いですが、日本のウイスキーなら37%と若干アルコールが低めのものも存在します。逆に刺激が強い方が好きな方は、45%、50%と度数の高いアルコールのタイプの銘柄を選んでみましょう。
なお、いずれの場合も悪酔いを防ぐためには必ず水も一緒に飲むのを忘れないようにしましょう
 

安いのに美味しいおすすめウイスキー14選

1.サントリーウイスキー 角瓶

  • 種類:ブレンデッドウイスキー
  • 産地:日本
  • アルコール度数:40%
  • 定価:700ml 1,749円(税込)

デイリー向けのウイスキーとして、最も親しまれているといっても過言ではない1本です。山崎蒸溜所、白州蒸留所のバーボン樽原酒をバランスよくブレンドした、甘やかな香りと厚みのあるコクが特徴的です。後味はキレが良くドライで、ハイボールにしても美味しいです。
角瓶で作るハイボールは「角ハイボール」の相性で親しまれています。居酒屋・飲食店などでも提供されていることが多いためチャレンジしやすいウイスキーでもあります。
 

2.サントリーウイスキー トリス クラシック

  • 種類:ブレンデッドウイスキー
  • 産地:日本
  • アルコール度数:37%
  • 定価:700ml 990円(税込)

優しく甘い香り、丸みのある滑らかな味わいが特徴のウイスキーです。角瓶に比べて爽やかなスッキリめの味わいで、特にハイボールにするのに人気があります。700mlは1,000円以下で購入可能と、コスパ面でも非常に魅力的です。
また700mlボトルの他、1,800ml、4,000mlのような大容量ボトルもあります。ウイスキー好きの方やパーティーシーンでも楽しみやすい銘柄になっています。
 

3.ブラックニッカ クリア

  • 種類:ブレンデッドウイスキー
  • 産地:日本
  • アルコール度数:37%
  • 定価:700ml 990円(税込)

サントリーに並ぶ人気メーカーとして有名なニッカウイスキーの代表的な銘柄です。「ノンピートモルト」であり香りのクセが少ないため、ウイスキー独特のスモーキーな香りが苦手な方でも親しみやすいです。
柔らかな甘さがあり、どんな飲み方でも美味しく飲み飽きしないのがポイントです。コスパも良く、気軽にお酒を楽しみたい時におすすめです。
 

4.合同酒精 ウイスキー 香薫(こうくん)

  • 種類:ブレンデッドウイスキー
  • 産地:日本
  • アルコール度数:37%
  • 定価:600ml 731円(税込)

しそ焼酎「鍛高譚(たんたかたん)」で知られるメーカーが手がけるウイスキーです。厳選した3種類のウイスキー原酒をブレンドすることにより、芳醇な香りを楽しめるようになっています。ほのかに香るウイスキーフレーバーには杏香やウイスキーらしいほんのりとした苦味もあります。
600mlボトルのほか大容量ボトルもあるので、味が気に入った方は大きめサイズで購入するのもおすすめです。
 

5.バランタイン ファイネスト

  • 種類:ブレンデッドスコッチ
  • 産地:スコットランド
  • アルコール度数:40%
  • 定価:700ml 1,529円(税込)

バランタイン ファイネストはスコッチウイスキーの人気銘柄です。国内ではサントリーが販売を行っており、購入しやすい銘柄となっています。
卓越したブレンド技術を駆使し、40種類以上のシングルモルトを巧みにブレンドしているのがバランタイン ファイネストのポイントです。バニラやハチミツを思わせるバランスの良い香味が特徴で、豊かで滑らかな味わいでクセが少なく非常に飲みやすいです。余韻も複雑で滑らかであり、満足度が高めの1本です。
 

6.ジョニーウォーカー レッドラベル

  • 種類:ブレンデッドスコッチ
  • 産地:スコットランド
  • アルコール度数:40%
  • 定価:700ml 1,000〜1,500円(税込)前後

ジョニーウォーカーはISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)での金賞受賞経験もあり、世界的に認められているウイスキーブランドです。最もポピュラーなスコッチウイスキーとして、100年以上の歴史があります。
ジョニーウォーカーはラベルの色でランクが分かれていて、最も安い価格で挑戦しやすいのがレッドラベルの通称「ジョニ赤」です。スパイシーで刺激的な香りの中にフレッシュ果実のようなフルーティーな甘味、そしてスコッチらしいスモーキーな余韻があります。
ジョニ赤で味が好みであった方や、よりリッチな味わいを楽しみたくなった方には12年熟成のブラックラベル(通称:ジョニ黒)もおすすめです。ジョニ黒は700mlを2,500円〜3,000円程度で購入できます。
 

7.デュワーズ ホワイトラベル

  • 種類:ブレンデッドスコッチ
  • 産地:スコットランド
  • アルコール度数:40%
  • 定価:700ml 1,200〜1,600円(税込)

「ハイボールに合うなめらかな味わいのブレンデッドスコッチ」として売り出されている人気の商品です。1899年に初代マスターブレンダーのA.J.キャメロンが手がけた銘柄で、100年以上の歴史を誇ります。
フローラル、ヘザー、ハチミツの香りで甘みがありますが、甘ったるいだけでなくスコッチならではのスモーキーな風味も堪能できます
 

8.ジムビーム

  • 種類:バーボンウイスキー
  • 産地:アメリカ
  • アルコール度数:40%
  • 定価:700ml 1,694円(税込)

ジムビームはアメリカのバーボンウイスキーの中でも最も有名な銘柄です。200年以上の歴史があり、1973年以来世界売上No.1を誇るバーボンでもあります。
大粒で高品質のデントコーンを原料に使うことで、バーボンらしい甘みとバランスの取れた味わいをしています。原酒は4年以上熟成、口当たりも良く初心者の方でも飲みやすいです。
 

9.I.W.ハーパー ゴールドメダル

  • 種類:バーボンウイスキー
  • 産地:アメリカ
  • アルコール度数:40%
  • 定価:700ml 1,500〜2,000円(税込)

I.W.ハーパーは多くのコンクールで金賞受賞経験のあるバーボンウイスキーです。高級バーボンの草分けとなったような存在で、バーボンの中でも都会的でスタイリッシュな味わいが印象的です。
I.W.ハーパーは原料のうちの9割近くにトウモロコシを使用しており、日本やスコットランドのウイスキーにはない独特の甘みがあります。炭酸と合わせた「ハーパーソーダ」や、カクテルにして飲む方法も人気があります。
 

10.オールドクロウ

  • 種類:バーボンウイスキー
  • 産地:アメリカ
  • アルコール度数:40%
  • 定価:700ml 1,540円(税込)

オールドクロウは1835年に誕生した歴史あるバーボンウイスキーです。俳優の松田優作が愛したウイスキーと言われていて、国内でも人気があります。
オールドクロウはバーボンらしいフルーティーな甘みと飲みやすい口当たりが特徴で、ストレートやロックでも楽しみやすい銘柄となっています。バーボンの質を安定させた“サワーマッシュ製法”を取り入れた最初のウイスキーとしても有名です。
 

11.ジェムソン スタンダード

  • 種類:ブレンデッドアイリッシュウイスキー
  • 産地:アイルランド
  • アルコール度数:40%
  • 定価:700ml 1,500円〜2,000円(税込)

大麦とモルト、グレーンという3つの原料を使用して作られた、ブレンデッドタイプのアイリッシュウイスキーです。3回蒸留ののち3年熟成させていて、軽快かつまろやかな味わいをしています。
アイリッシュウイスキーらしくノンピートであるため、スコッチなどのピート香を敬遠していた方にもおすすめです。ジンジャエールで割って飲むほか、コーヒーと組み合わせた「アイリッシュコーヒー」の飲み方も人気があります。
 

12.ブッシュミルズ

  • 種類:ブレンデッドアイリッシュウイスキー
  • 産地:アイルランド
  • アルコール度数:40%
  • 定価:700ml 1,969円(税込)

世界最古の蒸留所と言われる、アイルランドのブッシュミルズ蒸留所にて製造されるウイスキーです。3回蒸留をしたモルト原酒とグレーン原酒を組み合わせていて、とにかくマイルドでスムースな口当たりをしています。モルト原酒は50%使用されていて、フレッシュな果実のような味わいを楽しむことができます。バニラやクリームブリュレのような香り、そしてハチミツのような穏やかな甘さがあります。
 

13.カナディアンクラブ

  • 種類:カナディアンウイスキー
  • 産地:カナダ
  • アルコール度数:40%
  • 定価:700ml 1,529円(税込)

「C.C.」の相性で知られる、知名度の高いカナディアンウイスキーです。カナダのウイスキーは軽快で飲みやすい味わいのものが多く、カナディアンクラブも軽い飲み心地で初心者に人気があります。ライ麦ベースのクリーンな味わいは、スムースでバランスも良くしなやかです。
2016年にはISCにて金賞受賞していたりと、世界的な評価も高い銘柄となっています。
 

14.カナディアンミスト

  • 種類:カナディアンウイスキー
  • 産地:カナダ
  • アルコール度数:40%
  • 定価:750ml 1,507円(税込)

蜂蜜のような琥珀色が印象的なウイスキーです。3回蒸留による軽快さとホワイトオーク樽熟成で生まれるまろやかさが印象的で、甘さの中にほんのりとした苦味があります。
甘味のあるスイーツとも相性が良く、バニラアイスやチョコと組み合わせて楽しむ方法が人気です。
 

安いウイスキーを美味しく飲む方法・飲み方

ハイボールにして楽しむ

ハイボールは、ウイスキーを炭酸で割って飲む方法です。爽やかな飲み心地が魅力で、初心者から上級者まで幅広く楽しめます。
ウイスキー:炭酸=1:3のバランスがおすすめですが、ウイスキーの濃さや好みによって割合を変えてもOKです。
 

カクテルベースにもおすすめ

安い値段のウイスキーは、カクテルベースにして楽しむのもおすすめです。高級ウイスキーでは勿体無いと感じる飲み方も、低価格だからこそ気軽にチャレンジできます。お気に入りのリキュールやジュースに合わせて、豊かなバリエーションを楽しんでみてください。
シェイカーで作る本格的なカクテルだけでなく、ただ単純にジンジャエールやコーラなどで割るのもありです。レモンやライムを添えると、見た目も味わいも本格的になるのでおすすめです。
 

オン・ザ・ロックで軽快に

ウイスキーごとの味の違いをより深く堪能したいなら、ストレートやロックで飲む方法がおすすめです。特に氷を入れて楽しむ「オン・ザ・ロック」なら、爽やかさが増し雑味が感じにくくなるので安いウイスキーを堪能する方法としておすすめです。
ロックにする際は、大きめの氷を使うのがミソです。自宅で作る氷よりも、市販のロックアイスを使用する方が氷が溶けにくく味も薄まりにくいです。
 

まとめ

ウイスキーは安い価格でも美味しいものがいっぱいあります。デイリーに楽しむなら、安くてコスパが良いウイスキーをぜひチェックしてみてください。
安いウイスキーなら、ハイボールやカクテルにしてアレンジも自由に楽しめます。ビールの代わりに選ぶお酒としてもおすすめなのでぜひチャレンジしてみてください。

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