日本酒の飲み方は基本的に常温や冷や、熱燗などストレートで飲むのがメジャーとされています。ただしアルコール度が15%ほどある日本酒は、お酒に弱い方からするとややきつい印象があるかもしれません。そこでおすすめなのが「水割り」で飲むことです。ここでは、プロも推奨する水割り日本酒のポイントをご紹介します。
目次
日本酒の水割りって邪道じゃないの?
日本酒=ストレートで飲むものというイメージが強く、水で割るのは邪道だと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。ですが、実は日本酒の水割りは杜氏も推奨するほどの飲み方なのです。
もともと日本酒は原酒に水を加える、「加水」という過程を経て作られています。そのため水との相性がよく、風味を損なわずに味のバランスを調整することができます。
日本酒を水で割るメリット
日本酒を水で割る最大の利点は、アルコール度数を調整できることです。アルコールに弱い方はもちろんですが、その日の体調やお酒の種類、合わせる食事などで飲み方を決めても良いでしょう。
特に加水されていない「原酒」には水割りがおすすめです。原酒はアルコール度数が18~20度ほどと高いため、水で割ることで飲みやすい濃さに調整することが可能です。はじめは原酒のまま飲み、だんだんと水を加えていくといった味の変化を楽しむこともできます。
水で割ると、アルコールの強さが抑えられスッキリとした飲み口になります。のど越しが良く、料理を邪魔しないというメリットもあります。
どのような水があうの?
日本酒の水割りを作る場合には、割り水にもきちんとこだわりましょう。どんなに美味しいお酒でも、水が美味しくなければせっかくの風味が損なわれてしまいます。
日本酒に適しているのは、「軟水」と呼ばれる水です。
軟水とは、“硬度”つまりカルシウムやマグネシウムの含有量が少ない水のことです。WHOは硬度120ml未満の水を軟水としており、日本で出来たミネラルウォーターは軟水であることが多いです。なめらかでさっぱりとした風味であるため、日本酒の味わいを邪魔することなく楽しめるでしょう。
ちなみに硬水は上級者向けの味にはなりますが、使用していけないわけではありません。硬水はマグネシウム由来の独特の苦みや風味があるため、辛口のお酒と合わせると面白い味が楽しめる場合もあります。いろいろな味を試してみたいという方は挑戦してみてください。
日本酒:水の割合は8:2がおすすめ
日本酒はもともと15~16度のアルコール度数が一番おいしく飲み頃といわれており、加水処理が施された日本酒は多くの商品がこちらの濃度で販売されています。
もしゆっくり飲みたい場合などは、アルコール度数を12度くらいまで落とすように薄めると良いでしょう。具体的にはお酒:水=8:2ほどの割合になるように水を加えるといいです。黄金比率と呼ばれることもあるほどで、日本酒の水割りに初めて挑戦する方はまずこの割合で作ってみると良いでしょう。
ただし正解は無いので、ご自身でお好みの濃さに調節するのが一番です。濃い目に作っておいて、氷を浮かべ、溶ける段階で味が変化していくのを楽しむのも一つの手です。
美容と若さを保つ最近話題の「シリカ水」をご存知でしょうか?
ミネラルの一種「ケイ素(シリカ)」を含んでいる水が、シリカ水です。
ケイ素は美容や健康にも期待ができる効果が多くあり赤ちゃんのみずみずしい肌や若さの源でもあります。
元々体内には「ケイ素(シリカ)」があるのですが0歳児に比べ30~40歳時には半分以下にまで落ちると言われています。
ケイ素は穀類や野菜の含有率に低いので補う為にはシリカ水を飲めば効率よく体内に補うことができます。
日頃お酒をよく飲まれる方も注目の「霧島天然水のむシリカ」を試して見てはいかがでしょうか?
飲みすぎには注意が必要ですが健康のお水「のむシリカ」を水割りにしてお酒を飲んでもいいですね。
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皆さんは「シリカ水」の存在を聞いたことがありますか? シリカ水とはズバリ「ケイ素水」のことです。ケイ素は腎臓や内臓を構成するのに必要だと言われている物質であり、今巷で非常に話題になっています。 ですがシリカ水の名前を聞いたことがあっても、効能や摂取方法について詳しく知らないという方も多いでし...
水割りのちょうどいい温度は?
比率の次に気を付けたいのが水の温度です。日本酒は「冷や」「熱燗」など温度を変えて楽しむことが多いお酒ですが、実は温度によって香りが大きく変わってきます。
初心者の方でも一番飲みやすいのは“冷や”と言われる温度で、だいたい5~8度くらいです。もし水を加える場合には、水の温度も同じように5~8度にしておくと良いでしょう。
一番簡単で間違いないのは、軟水のミネラルウォーターを冷蔵庫で冷やしておく方法です。こうすればお酒が飲みたくなった時に、すぐに水割りを作ることができます。ウォーターサーバーがご自宅にある方はそちらの利用もおすすめです。
日本酒はビールなど他のお酒と異なり、0℃から60℃とさまざまな温度帯で楽しむことができ、さらに温度で香味まで変わるという、世界でもとてもめずらしいお酒です。焼酎も「お湯割り」「水割り」などがありますが、日本酒はお酒そのものを温めたり冷やしたりするのが、焼酎との大きな違いです。今回は、冷酒についてご紹...
「水割り燗」とは?
水割りを飲む場合におすすめしたい飲み方の一つが「水割り燗」です。
水割り燗とは名前の通り、水割りのお酒をお燗につけたものです。温度が上がることにより口あたりがまろやかになり、旨味が引き立ちます。寒い季節にぴったりの飲み方で、身体にも優しい飲み方です。お燗にすると飲むペースもゆるやかになるため、悪酔い防止にもなります。
温度はお好みで調整して大丈夫です。35度くらいの人肌や40度くらいのぬる燗など、ご自身にあった温かさを探してみても良いでしょう。飲んでいくうちに体があたたまり、リラックス効果も得られます。
暖冬だと今年は言われていますが、やっぱり寒い! そんな時にソッと身体を暖めてくれるのはやはり日本酒の熱燗だと言っていいでしょう。 ひとくちに熱燗と言っても温度によってその呼び方も変わりますが、日本酒の味、薫り、口当たりも変化します。 今回は家でできる美味しい熱燗の入れ方やその種類、温度に合う日...
水割り以外の割り方
ここまで日本酒を水で割っても良いと説明してきましたが、じつは水割り以外にもさまざまな割り方があります。アレンジはいろいろありますので、ぜひご自宅などで挑戦してみてください。
お湯割り
水割りの次に定番なのがお湯割りです。割合は水割りと同じ8:2が目安で、柔らかな味わいが楽しめます。水割り燗とも似ていますが、気軽に作れるところがポイントです。
ソーダ割(ハイボール)
大発見‼️
日本酒ハイボール。
日本酒の炭酸割りねっ✨
これは飲みやすくてこれからの熱い時期には持ってこいっ❗️
日本酒好きとしては、炭酸で割るなんて、少し邪道感が漂うが、実際これは美味い😋
美味い日本酒をグビグビいきたい私としては、これは嬉しい😊
これにソフトサラダで一杯🍶健康で✨笑 pic.twitter.com/NrJlr32GPN
— のん ✨あかとあお最高でした😆✨ (@nonaimer) July 19, 2020
ウイスキーで良く知られるこの飲み方ですが、日本酒でも是非試していただきたいです。炭酸の爽快感が心地よく、暑い夏や油ものの料理にぴったりです。
目安は日本酒:炭酸水=5:5ほどの割合で、良く冷やして飲むのがおすすめです。お好みでライムやレモンを足してもいいでしょう。
乳酸飲料
カルピスなどの乳酸飲料とお酒を混ぜると、まろやかな味わいになります。カクテルが好きな方やきついアルコール感が苦手な方はぜひお試しください。混ぜるお酒はお好きなもので大丈夫ですが、あえて辛口のお酒に甘い乳酸飲料を混ぜることで、味のバランスが楽しめます。
日本酒ってなんだか苦手だな・・・という人もいるのではないでしょうか。 銘柄によってかなり癖が強いものもありますので、飲みなれていないとなかなか飲みたいと思わないかもしれません。 でも美味しく日本酒を楽しめる方法があるとしたら試してみたくありませんか? ここでは自宅で手軽に楽しめる日本酒カクテル...
水割りにおすすめの日本酒5選
水で薄める水割りでは、お米の味わいがしっかりと感じられるような重みのあるお酒がおすすめです。一方フルーティーなお酒や風味を売りにしているお酒は、水で薄めてしまうとせっかくの香りが失われ、ややぼやけた印象になりがちです。選ぶ際には、純米酒や山廃仕込みと呼ばれるようなものを選ぶと良いでしょう。以下にて水割りにしても楽しめる日本酒をご紹介いたします。
風の森 純米 雄町
「風の森」は奈良県の油長酒造でつくられている銘柄です。無濾過かつ無加水のお酒で知られています。重圧な甘みとささやかな炭酸感のある一本で、水で割っても薄く感じません。詳細情報
奈良県御所市にある油長酒造株式会社は1719年創業の老舗酒蔵です。奈良県は日本清酒発祥の地とされていて、現在の日本酒製造技術のはじまりとされています。 dencross 奈良の寺院の僧侶たちによって様々な酒造りの手法が誕生しました。油長酒造では、代々伝わっている技術をさらに進...
天狗舞 山廃仕込 純米酒
詳細情報
dencross 日本酒「天狗舞」は、石川県の白山市にある車多酒造でつくられているお酒です。 石川県白山市に蔵を構える車多酒造が醸造する酒「天狗舞」。地酒ファンなら知らぬ者がないほどの知名度を誇るお酒です。 ※この記事を書いた日本酒ライターdencrossのプロフィ...
酔鯨 特別純米酒
詳細情報
高知県にある酔鯨酒造株式会社で造られている日本酒が酔鯨です。 dencross 酔鯨は、お米にこだわって造られている日本酒です。全国各地から酒米を取り寄せてそれぞれのお酒には同一品種のお米だけを使い、そのお米の旨味が十分に引き出されるように仕込みをしています。 商品ごとに使...
八海山 貴醸酒
貴醸酒とは仕込みの最終段階にて通常は水が使用されるところを、代わりに清酒を使用したものです。琥珀色が特徴的な、上品な甘さが魅力の一本です。アルコール度は17.5%とやや高いので、水で割るとたいへん飲みやすくなります。詳細情報
日本酒処といえば、多くの方が新潟県を思い浮かべるかと思います。実際に、新潟県は日本地の生産地として、数多くの有名ブランドのお酒を造ってきた歴史があります。 dencross 新潟県は、おいしい日本酒に欠かせない米と、水、機構の要素を見事にクリアしているエリアなのかもしれません...
多満自慢 純米無濾過
石川酒造によって作られている銘柄です。純米酒のなかでも正統派といえるほど、お米の香りや旨味を感じるしっかりとした味わいが特徴です。調和のとれた味わいが魅力で、水を加えてもしっかりと風味がのこります。まとめ
日本酒の水割りはなんといっても飲みやすさが魅力です。疲れていてゆっくりお酒が飲みたい時、いつもと違う味を試したい時など、ぜひ日本酒の水割りに挑戦してみてください。身体にやさしい飲み方で、リラックスしながらお酒を楽しめるでしょう。