神亀は、埼玉県蓮田市にある神亀酒造株式会社が製造している日本酒です。

埼玉の地酒「神亀」を醸造・販売している神亀酒造が創業したのは江戸時代の末期。長い歴史を持つ老舗の蔵元です。 酒蔵の裏にあった「天神池」に棲むといわれた 「神の使いである亀」が住むという言い伝えが地元にあり、これにあやかって「神亀」 と命名されたといいます。
※この記事を書いた日本酒ライターdencrossのプロフィール
日本国内でも珍しく純米酒だけを醸造
神亀酒造の大きな特徴は、日本国内でも珍しく純米酒だけを醸造しているということです。純米酒はアルコール添加で味を調整することをせず、米と水と麹だけで作るので、米本来の芳醇な旨味をしっかり味わうことができます。 故に、日本酒といえば純米酒と考える愛好家は多いのです。
酒米のこだわり
神亀酒造は 純米酒だけを造る蔵元だけに、米のこだわりは相当なものです。山田錦を始め酒造米として評価の高い米だけを厳選し、地下150 メートル から汲み上げた水で醸しています。
そのこだわりから、全国の酒の愛好家の中には、「純米といえば神亀」と信頼している人も少なくありません。
「酒は米から」と考え、よい米を求め続け、有機栽培の酒米へとたどりつきました。よい米を仕込んで、時の流れ委ねると酒の味は開花し、豊で香り高いお酒へと変わっていきます。
よい米と関東平野の地下を深く流れる荒川の豊かな伏流水だけ仕込まれたお酒です。「神亀純米清酒」は、普段使いもできるリーズナブルな価格に関わらず、山田錦を60%まで磨きこんで仕込まれた、キレがあるやわらかい味わいのお酒です。
日本酒はお米を原料にして作られています。日本人の主食であるお米から作られているのでとても身近に感じられるお酒ですよね。 日本酒はお米が原料になっていますが、どんなお米でも日本酒を作れるわけではありません。日本酒を作るのに向いているお米とそうでないお米があります。またどのようなお米を使って日本酒を作...
神亀の美味しい飲み方とは?

口に含むと熟成された米の濃厚な旨味が広がり、キレのある喉越しとともに、スーッと消えていきます。余韻にくどさが残さないため、食事のお酒にも最適のお酒になっています。
また、じっくりと熟成させることも神亀酒造の特徴の一つで、長期熟成により風味により深いまろやかさを加えているのです。こだわりのある純米酒ですから、やはりお燗にして、馥郁とした香りとともに味わうのが基本となります。
神亀にはいくつかラインアップがあります。美味しい飲み方と合わせてご紹介します。
神亀 純米清酒
神亀を初めて飲むという人におすすめのレギュラー商品です。ふっくらした旨味がありコクがあります。口に含んだ後はすっきりした味わいです。ぬる燗や熱燗で美味しくいただけるお酒です。
神亀 純米清酒(長期熟成)
こちらもレギュラー商品となっています。熟成させたことでふっくらした旨味になっていて様々なお料理に合わせることができます。ぬる燗や熱燗がおすすめです。熟成期間は2年以上となっています。
神亀 純米活性にごり酒
力強い味わいのお酒でシュワっとはじけるような味わいです。爽快感のあるお酒です。冷やがおすすめです。
神亀 純米搾りたて生酒(季節限定商品)
搾りたてのお酒で季節限定商品となっています。新酒の香りが楽しめてお米の旨味もしっかり感じられます。冷やか常温で美味しく頂けます。
神亀 純米ひやおろし(季節限定商品)
冬に造ったお酒を熟成させています。秋の味覚に合うように造られた季節限定のお酒です。ぬる燗、熱燗がおすすめの飲み方です。
神亀 「真穂人」純米酒
五百万石で作られたお酒です。しっかり深みのある味わいです。ぬる燗か熱燗がおすすめの飲み方です。
神亀 千穐楽 純米熟成酒
神亀酒造の前の杜氏原昭二さんの集大成のようなお酒。前杜氏のこだわりと技を惜しみなく注ぎ込んだ珠玉の1本。
低温でダンク熟成させたお酒は、水色こそ薄いものの、味の奥行きと深さが醸し出され、えも言われぬ仕上がりになっています。口に含むと、溢れる米の深い味わいが余韻を引きながら消えてゆく。軽いキレのある昨今のお酒に対して、ハッキリと主張がある美味い酒です。
神亀は温度による風味の変化も楽しめるお酒です。熱燗からぬる燗で美味しくいただけるものは、熱燗で飲みながら少しずつぬるくなっていく度に変化していく風味を楽しんでみても良いでしょう。
神亀酒造株式会社ではひこ孫というお酒も造っています。
こちらも人気のお酒なので神亀と飲み比べしてみても良いですね。
他にもバリエーションがあり、いろいろな場面で楽しめるお酒があります。さらに、熟成酒「ひこ孫」もラインナップが充実しており、飲み比べも愉しみなお酒が揃っています。
神亀に合うお料理は?
神亀はコクと旨味があるお酒ですがすっきり味わえるのでお料理にも合わせやすくなっています。
濃厚な味付けのお料理からあっさり系のお料理まで幅広いお料理に合うお酒です。
いろんな料理によく合うのも純米酒の特徴です。 味がまったりとしていて深い旨味があるので、味付けの濃い料理にも決して負けることはありません。
ぶりの照り焼きや豚の角煮、牛すじの煮込み、焼き鳥、カツオのたたき、おでん、お刺身など様々なお料理に合わせていただいてみてください。
熟成させて造られたお酒はお米の旨味をしっかりと感じることができお料理の美味しさも引き出してくれます。
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温度の違いよる飲み方
そんな神亀の飲み方ですが、日本酒らしく温度によって様々な味わいを楽しむ事が出来ます。
冷や
冷やで飲むと非常にさっぱりして、キレのある味わいを楽しむ事が可能です。
もっとも冷酒でも美味しくは飲めるのですが、神亀が持つ本来の純米の美味さを味わうには冷やして飲むのはいまいちだったりします。
熱燗
常温であればほんのりとした甘さにまろやかさが感じられ、米の美味さを感じる事は可能です。
ですが神亀が持つ純米のふくよかな旨みを存分に味わいたいなら、熱燗で飲む事をおすすめします。熱燗で飲む事で優しい甘みと同時に、まろやかな味が舌を包み込む様に濃厚に感じられるのです。
それでいて後味として甘みがくどく残る事はありません。ほんのりとした苦味により、熱燗でも爽やかな飲み応えを実現しています。
熱燗で飲んでもくどさや癖は強くなくさっぱりと飲む事が出来ます。そのためカツオのたたきやたこわさといったさっぱり系の食べ物は勿論、カレイの煮付けやチーズといったこってり感のある食べ物との相性も良いです。
暖冬だと今年は言われていますが、やっぱり寒い! そんな時にソッと身体を暖めてくれるのはやはり日本酒の熱燗だと言っていいでしょう。 ひとくちに熱燗と言っても温度によってその呼び方も変わりますが、日本酒の味、薫り、口当たりも変化します。 今回は家でできる美味しい熱燗の入れ方やその種類、温度に合う日...
まとめ
1848年に創業した神亀酒造は有機栽培されたお米にこだわって酒造りをしている老舗酒蔵です。
創業当初は伊勢谷本店という屋号でした。
1987年に仕込むお酒のすべてが純米酒にされていて、日本の酒蔵で一番初めにすべてのお酒を純米酒にした酒蔵です。
旨味とコクのあるお酒なのにさらりと飲むことができ飽きずに飲み続けられるお酒です。















