日本酒処といえば、多くの方が新潟県を思い浮かべるかと思います。実際に、新潟県は日本地の生産地として、数多くの有名ブランドのお酒を造ってきた歴史があります。

日本酒に詳しくない人でも、一度はその名を耳にしたことがあるのが、「八海山」ではないでしょうか。
ちなみに、八海山は古くから霊峰として知られる越後三山の一つですが、まさに日本酒「八海山」は山岳の雄大さや風光明媚な景色を連想させてくれる魅力を存分に持ち合わせていると言えます。まさに八海山の名に恥じない、素晴らしい日本酒です。
※この記事を書いた日本酒ライターdencrossのプロフィール
八海山歴史や特徴
大正11年創業の八海醸造は、八海山系の伏流水「雷電様の清水」を使って仕込むことだけにこだわってきました。
美味しいお米のとれる米どころは、日本酒も美味い。日本一の美味しいお米ともいわれる「南魚沼産コシヒカリ」のとれる新潟県南魚沼市で日本酒を醸す八海醸造は、創業大正11年とまもなく創業100周年を迎える酒蔵です。
米・水・醸造どれをとっても他の追随を許さない八海山の特徴は、何と言っても「すべてが吟醸造り」であることです。
ここまでクオリティーの高いお酒を提供するに当たっては、これまで数々の課題をクリアしてきたことが容易に想像できます。
伏流水と酒米
「八海山」は、「食に寄り添いながら、食事の邪魔をしない」酒を目指して、清冽で豊かな八海山の伏流水「雷電様の清水」と、選び抜いた酒米、丁寧に作られた麹、そして継承され続ける伝統の技法を用いて仕込まれています。
「清酒 八海山」は、いわゆる普通酒。酒米「五百万石」を60%まで磨き、低温発酵で造られたお酒。スタンダートな清酒でありながら、美味しいお酒。鮮やかな吟香は纏っていませんが、飲み口淡麗であと味スッキリ。燗にしてもクセがないので、食事のおともに晩酌にと、普段使いに飲める美味しいお酒です。
日本酒はお米を原料にして作られています。日本人の主食であるお米から作られているのでとても身近に感じられるお酒ですよね。 日本酒はお米が原料になっていますが、どんなお米でも日本酒を作れるわけではありません。日本酒を作るのに向いているお米とそうでないお米があります。またどのようなお米を使って日本酒を作...
八海山の種類

実際に八海山と一口に言っても清酒、特別本醸造、吟醸、純米吟醸、大吟醸、純米大吟醸から、各種の生原酒、その他の個性的な種類など本当に色々な種類があります。
八海山 特別純米原酒
掛米に山田錦を加えることで、こっくりとした味に仕上がっており、ついつい飲み過ぎてしまいそうになるほど後から後から旨味を感じることができます。
「特別純米原酒」のおいしい飲み方は、やはり冷酒です。温度の変化によって、その後の味の変化を楽しむことができるので、じっくりと時間を掛けて味わうことをおすすめいたします。
この「特別純米原酒」をすし屋のカウンターで、「鯵のなめろう」や「焼き穴子」、「つぶ貝の刺し身」など肴とともにいただきましたが、なんとも、お料理を引き立てながら、自らの存在感をアピールしてくる八海山。これは、確かに粋なお酒だと感心させられてしまいました。
純米吟醸 八海山
「八海山」を語るのに「純米吟醸 八海山」外せない一本でしょう。掛米には山田錦、美山錦、五百万石と人気酒米の顔見世のようなラインナップで仕込まれたお酒は、どこまでも澄んだ、ピーンと張りつめたような空気感があります。
クリアで華やかな香りは控えめながら吟醸酒であることを表しています。味わいは、ふくらみのあるコメの旨味が水平に広がっていきます。喉越しはスッキリとキレがあり、旨味と甘み、酸味の微妙なバランスが心地よく感じられます。食事にも相性がよく、そっと料理の味を引き立てる、そんなお酒です。
八海山 吟醸
淡麗辛口な味わいがありお手頃なのは清酒や特別本醸造ですが、お米の味わいがしっかりと出ているのは吟醸などの精米歩合が低くなっているものです。
八海山の吟醸は麹米を山田錦を使っており、お米本来の味わいや旨味、まろやかさが大変良く出ており、日本酒を初めて飲む方にこそおすすめです。特に日本酒は辛口がダメという方には、八海山の吟醸を飲むとイメージが覆されると思うので、贈り物などをする際には吟醸の種類を選ぶのをおすすめします。
清酒 八海山
端麗辛口といわれていますが、そこまで辛口ではなく、むしろ甘さが引き立つ感じがします。どちらかというと、普通のお酒を上品な味わいにした感じのお酒で、晩酌には丁度いいんじゃないでしょうか。
八海山といえば純米酒が美味しいのですが、こちらはおいているお店が少ないようです。
清酒八海山は燗で、純米吟醸も燗で(40代後半男性Dさん)
この純米吟醸の八海山を燗酒で飲むとまた別の味わいがあるとの事なので、一度試してみました。
何か勿体ない感じがしますが、ものは試しです。ぬる燗にしてるつもりが熱燗に近くなってしまいましたが、飲んでみると、甘さが立っている感じがします。
実際は、甘さを感じますが、辛口のお酒ですので、きっちり辛さがやってきますが、一口目の甘さが印象に残ります。例えが丸いですが、辛いカレーの一口目が「甘いやん」のあと、じわー辛さがくるような感じとでもいいましょうか、口は甘く喉越しが辛口とでもいいましょうか。
他の純米酒や純米吟醸酒の燗酒を飲んだことがありますが、全般的に甘さが膨らんで、立ってくる感じは共通しているようです。まぁ、勿体ない感じと、お店でしてくれるところが少ないので、自宅で楽しんでもいいと思いますが、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。特別純米原酒の八海山ではようやりませんけど。
暖冬だと今年は言われていますが、やっぱり寒い! そんな時にソッと身体を暖めてくれるのはやはり日本酒の熱燗だと言っていいでしょう。 ひとくちに熱燗と言っても温度によってその呼び方も変わりますが、日本酒の味、薫り、口当たりも変化します。 今回は家でできる美味しい熱燗の入れ方やその種類、温度に合う日...
八海山 雪室貯蔵三年
八海山には雪の中で寝かせたお酒があるそうです。雪室で三年寝かしてあるお酒とのことです。
日本酒は新しい方が美味しいお酒というのが定説ですし、実際そうだと思います。良いお酒を置いておくと、素晴らしい古酒になる事があるそうです。ただ、置いておいてどんなお酒ができるのかは誰にも分からない、天の配材いがいの何者でもなです。
雪の中に3年も寝かした日本酒はどんなお酒になっているのか。機会があれば飲んでみるのも面白いと思います。
八海山 発泡にごり酒
最近では新しい種類として炭酸が入っている発泡にごり酒などは、女性でも楽しめる味と口当たりになっているのでおすすめです。
八海山 甘酒
「八海山」の造った甘酒を紹介します。麹に一家言をもつ「八海山」が、国産の米を高い技術で精白し、じっくりと発酵させた甘酒です。麹と米の優しい甘さを最大限に引き出した甘酒です。
色々な種類があるのが八海山の良いところなので、贈答品にもおすすめです。まずは飲み比べセットを買ってみると良いですよ。
八海山に合う料理とは?
日本酒は独特な風味や味わいがあり、単独で飲んでも美味しいものから料理の味を引き出すものなど種類によっても違う楽しさがあります。
新潟はお米の名産地も多くそれだけ種類の違った日本酒があるのですが、新潟県の魚沼産のお米で作られる八海山は淡麗辛口な味わいもあり、色々な料理に合うことで有名です。
たとえば、濃いめの味付けの「ぶりの照焼き」「酒盗」から、さっぱりした「酢の物」や「おから(卯の花)」まで海のもの・山のもの問わず、マリアージュをお楽しみいただけます。
日本食にも合いますしその他の濃いめでスパイシーな料理にも合うので、飲み比べるのが楽しいのも嬉しいですね。
お酒を飲むときに欠かせないのがおつまみです。美味しいおつまみと合わせれば、いつものお酒がより美味しく感じられるようになるでしょう。 ※この記事を書いたお酒ライターAnchanのプロフィール お酒におつまみを合わせるコツ おつまみとお酒には相性があります。もちろん自分が好きな食べ物を選ぶ...
チーズとトマトをベースとしたピザを食べながら、八海山を一口飲む瞬間は、まさに至極の瞬間といっても大げさではありません。
チーズの風味をより引き立ててくれる感じがします。八海山は、清酒から大吟醸まで色々な種類がありますので一度試してみてほしい日本酒です。
50代後半男性Sさんの感想
日本酒を飲まない人でも一度は聞いたことがある米どころ新潟の銘酒「八海山」。私のお気に入りの銘柄のひとつでもあります。これまでも時々、購入して飲んでいましたが、この夏、知人から「八海山のみくらべ」を贈り物でいただきました。
この商品は、普通種、本醸造、吟醸酒、純米吟醸、大吟醸の300ミリリットル瓶がセットにているものです。
5種類のお酒に共通するのは淡麗辛口。どれも癖がなくまろやかな味わいですが、それぞれに個性を感じました。
私の一番のお気に入りは純米吟醸です。すっきりした口当たりは、どんな料理にも合い毎日の晩酌にぴったりと合います。マグロの中トロとサーモンをおつまみにいただきましたが、お刺身の脂の味を引き立ててくれました。八海山は燗で飲む方がうまいという話を聞きますが、冷でもほんとうに満足できました。
純米吟醸と対象的なのが大吟醸です。なんとも言えない香りと飲んだ後に口の中に残る旨みが病みつきになる逸品です。つまみがなくてもお酒だけで十分に満足感を得ることができます。仕事が休みの日の夕方に飲むのにぴったりのお酒です。
八海山の魅力は、知名度、品質ともに日本トップレベルのお酒でありながら、価格が手が届く範囲にあることではないでしょうか。いくら有名なお酒でも、手が届かないような価格であれば、なかなか楽しむことができません。ちょっとした贅沢品として日常的に飲むことができるのが八海山の大きな魅力だと思います。
30代後半男性Tさんの感想

大学生のときに、新潟出身のOBの先輩が私のアパートに来て、6人ほど集まったときに『八海山』を飲ませてもらいました。
まだ、日本酒にはまる前でしたが、『八海山』という名前は知っていたので、どれほどおいしいのかと心躍らせながらみんなで乾杯して常温で飲んだのを覚えています。
そのとき飲んだのは清酒の『八海山』だったのですが、とてもすっきりとしていて飲みやすかったです。
社会人になってからは日本酒にはまり、晩酌でいろいろと日本酒を飲むようになりました。
そこで昔にOBの先輩から飲ませてもらった『八海山』をまた飲みたくなり、ネットで調べると清酒以外にもいろいろな種類の『八海山』があったので、思い切って大吟醸を注文してみました。
届いてさっそく飲みましたが、大吟醸の『八海山』はまず香りが全然違います。
甘露な香りが広がり、さすが大吟醸といった感じです。
それに口当たりがとてもやさしいので飲みやすいのも良かったです。
いつもは日本酒は常温で飲んでいるのですが、夏場だったので趣向をこらして冷やで飲んだところ、とても爽やかな口当たりでとてもおいしかったです。
値段は高くなりますが、さすが『八海山』さすが大吟醸と思いました。
おつまみは、『八海山』の大吟醸はやはり甘い香りと爽やかな飲み口を活かしたいので、白身魚の刺身など淡泊な薄い味付けのものが合うと思いました。
『八海山』は日本酒好きなら誰でも飲んでみたいお酒だと思います。ちょっと贅沢をしたいなというときなどにおすすめです。
まとめ
八海山は新潟県南魚沼市にある「八海山」のふもとの蔵元で作られる日本酒です。
日本一の米どころである新潟県の魚沼地区の自然豊かな環境が育んだ「自然の恵み」を感じさせてくれるような、優しい味わい、変な癖のない飲みやすさ、後味スッキリな、まさに日本酒の代名詞的な存在です。
米どころである魚沼、さらに自然豊かで日本酒造りに最適な環境のなかで作られた、新潟だけでなく日本を代表する日本酒のひとつと言っても過言ではないでしょう。一般的な720mlのほかにも、300mlのボトルも発売されているため、家庭でちびちび飲みたいときや大勢で囲みたいとき、ひとりでちょい飲みしたいときに合わせてサイズを選べる日本酒としても人気です。
八海山は、癖がなく飲みやすいのが特徴。ふだんあまり日本酒を飲まない人や、初めて日本酒にチャレンジしたい人にもすっと入りやすい口当たりになっています。
癖のない八海山は、素材の風味を楽しめるおつまみとの相性がぴったりです。冷やならお刺身やお寿司などの魚料理、豆腐料理など、素材そのものを味わうものがおすすめです。和食はもちろん、洋食ならカルパッチョやカプレーゼ、ローストビーフなどが合います。
熱燗にすれば同じく熱々の料理と相性ぴったり。海鮮やちゃんこ鍋、すき焼き、湯豆腐、しゃぶしゃぶなどの鍋料理がおすすめです。また、加熱した魚介類との相性も良いため、あさりの酒蒸しやさざえのつぼ焼き、あじやホッケの干物、いかの塩辛や酒盗などにもよく合います。
四季を通じて、冷やでも熱燗でも楽しめるお酒なので、カップルや夫婦、ご家族、一人のみとシーンを選ばす楽しめます。

















