「鳳凰美田」をご存知ですか?「鳳凰美田」は、栃木県小山市にある小林酒造の造るお酒。純米吟醸や純米大吟醸を中心にラインナップしている看板商品です。

さにあらず、「鳳凰美田」の「鳳凰」は、小林酒造創業から作り続けられている名酒、「鳳凰金賞」からとったものだとのこと。さらに「美田」も、美しい田の広がる美田ではなく、酒蔵の所在する清らかな伏流水と優れた米の産地である「美田村(みたむら)」から命名されたとのこと。
※この記事を書いた日本酒ライターdencrossのプロフィール

鳳凰美田の歴史や特徴について
栃木県の小林酒造で造られている日本酒が鳳凰美田です。リーズナブルな価格で購入できますが、厳選されたお米や水を使用していてこだわりが高いお酒として知られています。
小林酒造は明治5年創業の酒蔵ですが、鳳凰美田が誕生したのは5代目の蔵主になってからで平成になり完成した日本酒となります。酒米は地元で収穫されている「若水」や「亀の尾」と呼ばれるものが完成当初から使用されていましたが、近年は他のお米も使い造られています。
全国新酒鑑評会において、平成13年、14年、24年に金賞を受賞している日本酒です。
鳳凰美田の風味や飲みごたえ
鳳凰美田は近年では需要に対して生産が追い付かないほど人気が出ており、そのフルーティーな味わいから日本酒初心者や女性にも飲みやすく人気が出ています。
風味は、良くフルーツの香りなどで例えられることが多いですが、特に火入れしていない生酒や初しぼりと呼ばれる新酒はマスカットのような香りが特徴の日本酒で味わいはすっきり爽やかです。
甘みや旨味も際立ちつつ、わずかな苦みとほどよい酸味ですっきりと切れていくところも人気のようです。 口に入れた瞬間に香りとともに甘口な味が広がっていきますが、徐々に軽い酸味が残るのでスッキリします。
丁寧に造られている日本酒の為、購入してしばらく保存していたとしても風味が落ちないと言われています。
冷凍保存していなくても風味が落ちないのはありがたいですね。伝統的な造り方を守りながらも、新しい手法も取り入れてこだわりのある酒造りをされています。
鳳凰美田のおいしい飲み方は?

鳳凰美田はどのように飲んだら美味しくいただけるのでしょうか。鳳凰美田はやや辛口になっていますので冷やして飲むと一番美味しく飲む事ができると言われていますが、実は冷やに限定せず、熱燗や常温でも美味しくいただけます。温度による味の変化も楽しむ事ができます。
鳳凰美田はいくつか種類がありますのでおすすめをご紹介します。
鳳凰美田 純米大吟醸 山田錦五割磨き
山田錦は酒造適合米の王様です。山田錦を使用している鳳凰美田は、お米の風味を楽しめてフルーティーな香りが感じられる日本酒になっています。鳳凰美田の中でも王道とされている日本酒です。
鳳凰美田 初しぼり 無濾過本生 純米吟醸酒
フレッシュさは初しぼりだけの味わいとなっています。
鳳凰美田 純米吟醸 雄町 生
まろやかな口当たりの日本酒です。お米は五百万石を使用していて低温でしっかり熟成させ造られています。
ゴールドフェニックス・ホワイトフェニックス・ブラックフェニックスの3種からなり、純米吟醸・純米大吟醸酒となっており、ワイングラスで楽しめるようなフルーティーな香りが特徴です。
鳳凰美田 純米吟醸 ブラックフェニックス 無濾過本生
無濾過なので酸味を感じますが華やかな香りと酸味のバランスがとても取れているお酒になります。
鳳凰美田飲み比べセット
鳳凰美田に合う料理とは?
鳳凰美田にはどのようなお料理が合うのでしょうか。美味しくいただくには甘めに味付けされたお料理やお刺身がおすすめです。お刺身は魚介類が特に美味しくいただけます。
しっかり味付けされているお料理は豚の角煮や鶏の手羽先煮なども良いでしょう。
柑橘系の食材とも相性が良いので、柚子胡椒を使ったお料理などもおすすめです。柚子胡椒で味付けした焼き鳥などはいかがでしょうか。
合わせるお料理によってお酒の味も変わってきますので色々試してみてください。
マスカットのような甘い香りが楽しめる鳳凰美田は、日本酒を飲み慣れていないという人でも美味しくいただけると言われています。ぜひ飲んでみてくださいね。
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こだわりの製造 しずく絞り
吟醸酒を中心にラインナップする「鳳凰美田」。小林酒造は、吟醸酒醸造にこだわりをもって挑んでいます。ほとんどのお酒を、手間の掛る「しずく絞り」をもちいて製造されています。「しずく絞り」とは、醪を袋に詰めてタンクに吊るして、文字通り雫を集める方法です。重力以外の何者の力を使わずに搾りとるため、雑味は一切に酒に雑じることなく繊細でクリアな味わいに仕上がります。
昔ながらの和釜で米を蒸し、また醪を絞る工程では特にこだわりを持ち、佐瀬式の酒槽で ゆっくり優しく圧縮を行う舟搾りや布袋に入れて自然に落ちる雫だけを取り出すしずく搾りといった伝統的な手法を用いています。ほとんどの酒を大吟醸と同じ「しずく搾り」という方法で搾ることで、味や香りの面でも大吟醸の雰囲気を持たせることで高品質に仕上げています。反面、機械化することができず人の手だけで行われるため、大量に生産する事はできません。
他にも「舟絞り」という方法で作られる商品もあります。こちらも、高い技術力がなければ作る事のできないお酒になります。
こうして絞られた「鳳凰美田」は、商品によって若干の違いがありますが、概ね芳醇旨口に仕上がっています。最近は、端麗辛口の人気が高く需要が多いようですが、それだけが日本酒ではありません。米の旨味をしっかりと残した優しい甘味と旨味、爽やかに絡まる酸味、上品に立ち上る、フルーティな吟醸香の三つが混然一体となったしっかりとしたお酒なのです。
芳醇旨口の「鳳凰美田」は、「鳳凰」の冠に恥じないお酒です。「美田」も美田村からとったとのことですが、芳醇な米の味わいは、やはり美田ひろがる日本人の持つ原風景を呼び起こす力があります。美田村だけではなく、美田に掛けているのではないでしょうか。
鳳凰美田を美味しく飲む方法とは
鳳凰美田は果物の様な爽やかで甘さの香りを持ち、癖の無いのが特徴となっています。しかも濃厚でしっかりとした味わいを持ちながら、フルーティーで爽やかな飲み心地です。
酸味も程良く、後味として強く残る事がないため、さっぱりとした飲み口で頂ける点も嬉しい所だったりします。
この様に爽やかな飲み心地なので、日本酒が苦手な女性でも無理なく飲む事が出来る点も魅力的です。
更に後味がすっきり目とはいえ、日本酒らしい余韻はしっかりと楽しめるので、日本酒好きな人にもおすすめ出来るお酒となっています。
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鳳凰美田も例外ではなく、さっぱりと飲みたい人は冷やで、まろやかさを味わいたい人は熱燗で、常温ならその中間の味わいを楽しむ事が出来ます。
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なので鳳凰美田を美味しく飲みたいなら、まずは冷やを試してみる事がおすすめです。日本酒を美味しく飲むためには、相棒となるおつまみの選定も重要だったりします。
鳳凰美田は基本的に日本酒らしい、さっぱりとした味わいを楽しめるお酒です。そのさっぱりさを存分に引き出すためには、少し濃厚な味付けで甘みのあるおつまみがおすすめ出来ます。
具体的には焼き鳥をタレで食べるか、甘塩っぱい味噌で頂く田楽といった物との相性が良い感じです。

















