呉春

呉春(大阪の日本酒)「本醸造 本丸・特吟」の特徴や美味しい飲み方を分析

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呉春の特徴

呉春は大阪府池田市で造られている日本酒です。江戸時代から酒造りをしていた老舗酒蔵で造られているお酒になります。
池田市は江戸時代数多くの酒蔵がありましたが、現在では1つしか蔵元がありません。
伝統的な味を守りながら現代に美味しい日本酒を広めていこうとしている老舗酒蔵なのです。
呉春は関西で有名な銘柄となっていてお米と水にこだわりがあります。池田市には酒造りにとても適している地下水が流れていますのでそれを仕込みに使用しています。すっきりした味の日本酒が完成するのはこの仕込み水のおかげともいえるでしょう。
原料に使われるお米は栽培が難しいとされている貴重なお米で岡山県産の「赤磐雄町」です。低温発酵されているので旨味がしっかりと詰まっています。ラベルにもこだわりがあり、大きな「呉春」の文字が印象に残ります。

呉春の歴史

池田城跡公園
呉春の蔵元呉春株式会社は、大阪府池田市にあります。
お隣の兵庫県灘の酒の存在感が非常に大きいこともあって、大阪のお酒と言うとやや印象が薄い感じがしますが、その中にあって「呉春」は全国レベルで最もよく知られた地酒だということができるでしょう。
その歴史は古く、江戸時代の中期に人気を集めていた「池田酒」の伝統を引き継いでいるとされています。その味わいはというと、非常にバランスの良い調和のとれた仕上がりです。
とりわけ池田市は、江戸中期の最盛期には33軒もの酒蔵が密集し、地元をはじめ広く関西の酒好きから「辛口の池田酒」として愛されてきました。
今では酒造りを続ける蔵元が少なくなってしまった池田市ですが、こと「呉春」に関しては、その勢いは飛ぶ鳥を落とすほどに目をみはるものがあります。
創業は江戸元禄14年頃(1701年)と云われていますが、呉春の名が使われるようになったのは、天明以降の弘化4年(1847年)頃からと云われています。
呉春の名は、天明の頃に呉服(クレハ)の里と呼ばれていた池田に移住してきて、この地で名を呉春と改めた、江戸時代中期の絵師で四条派の始祖の松村呉春に由来します。
江戸中期、井戸から汲み上げられる五月山から流れる地下水脈の伏流水を仕込み水として使い、スッキリした味わいの池田酒は”辛口”と評され好評となり石数を増やしました。
小説家の谷崎潤一郎も愛飲していたと言われ、地元大阪にも多くのファンがいます。
バブル期に蔵の北側にマンションの建設計画がでた際には、水脈が途絶え呉春の酒造りに支障をきたす畏れがあるとして、愛飲家や住民の反対により計画が中止となり水脈が保たれることとなりました。

呉春の美味しい飲み方とは?

おいしい飲み方
呉春は日本酒に慣れていない人も美味しく飲めるお酒になっています。ビールを飲む事が多いという人やお酒はワインを選ぶことが多いという人も呉春は飲みやすいのでおすすめです。
日本酒は甘すぎたり辛口だったり、アルコール度数が高めでお料理に合わせにくいと思う人もいるかもしれませんが、呉春は甘さや辛さが丁度真ん中ぐらいのバランスになっていて、アルコール度数もほどほどなのでお料理にも合います。
中間に位置するお酒なので女性も飲みやすいと言われています。
呉春はラインアップが多くなく、基本的には3種類のタイプが一升瓶のみで販売されています。
他に季節限定や期間限定で発売されるものもあるようです。

呉春は、日本酒の好きな方にはスタンダードなサイズの1升瓶のみの販売になっています。
ラインナップは普通酒・本醸造・特別吟醸酒の3種に、2009年より限定として大吟醸酒が加わり4種となりました。

普通酒 呉春 池田酒

とても飲みやすい日本酒で甘すぎず、辛くない日本酒です。まろやかなお米の風味やうまみを感じられるお酒でお料理にも合わせやすいです。
普通酒の「呉春」は最もバランスが取れていて、お燗でも冷でも行けますし和食を中心に様々な料理に合います。
好き嫌いがあまり分かれない酒だといえるでしょうが、ごく平凡というわけではなく、すっきりした喉越しの中に米の旨味が確かに感じられます。

本醸造酒 呉春 本丸

本醸造は、旨みとまろやかさが感じられるのに、総じて辛過ぎることもありません。
何よりも燗酒に向くところに最大の特徴があり、どこか懐かしい、心を癒やしてくれる絶妙な素朴さを持ち合わせています。
すっきりした味わいの日本酒で後味もさっぱりしているので飲みやすくなっています。旨味が口の中でじんわりと広がっていきます。

特別吟醸酒 呉春 特吟

希少価値の高いお酒でなかなか入手できないです。「呉春」の中でも特別吟醸は、非常に素晴らしい風味を持っています。五月山の伏流水で醸造しているというこだわりの酒です。
幻の酒米と言われる「赤磐雄町」を約半分まで磨き低温発酵させて丁寧に造られた本当に特別の吟醸酒です。
その自信は、特別吟醸酒の札にある《呉春は池田の酒のこと。呉は池田の古い雅稱「呉服(くれは)の里」に由来し池田のこと。春は唐代の通語にて酒のこと。依って呉春は池田の酒。》との言葉からも伺えます。
吟醸酒ですからキリッと冷やして飲むのが一番。非常にコクが深く、米本来のまったりとした旨味が喉を通り抜け、その後ほのかな苦味が口の中に残ります。入手できる時期は一年の中でも数ヶ月と限られますが、酒好きなら是非一度はじっくりと味わってみたい一献です。

限定酒 大吟醸酒 呉春 大吟醸

幻の酒米を使用して造られたお酒です。お米の旨味をしっかり味わえるお酒になっています。
2009年より発売の『呉春 大吟醸』は「赤磐雄町」を『呉春 特別吟醸酒』より更に10%あげた40%で精米した大吟醸酒で9月~12月のみの蔵出しとなっています。

呉春 特吟 大吟醸酒 1800ml 2019年10月製造分 期間限定
呉春は優しい口当たりのお酒なのでぐいぐい飲めてしまうという声も多いです。冷やしてもでも美味しいので温度による風味の変化も楽しめますよ。飲食店でも提供されているのでお店でも味わうことができます。

呉春に合うお料理とは?

呉春に合うおつまみは、むしろ気取ったものではなく簡単なものの方がいいでしょう。
具体的には、白菜やきゅうりのお漬物・もろきゅう・焼き味噌・スジ煮込み・まぐろ納豆などは最高のマリアージュを楽しむことができます。
私が呉春の本醸造を呑んだのは、下町の立ち呑み処で、多くのサラリーマンで賑わいを見せているお店でした。
蕎麦猪口に並々注ぎ入れられたぬる燗の呉春を口に含むと、いわゆるアル添の嫌な感じもなく、パンチの効いた辛口の味わいとその後の余韻を楽しむことができました。
呉春のおいしい飲み方は、やはりぬる燗だと言えます。
お値段も決して高くないのに、このクオリティーとはまさに奇跡のような日本酒と言っても過言ではありません。

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