森島酒造の手がける「森嶋」という日本酒ブランドがあります。これは6代目の蔵元である森嶋正一郎氏が作り出したNEWブランドのお酒で、「自分ならではの味を持つ新しい日本酒」を目指して造られたという背景があります。
その味わいは、時代にうまくマッチングした飲みやすさが魅力で、どんな料理にでも合う食中酒として高い人気を集めています。
目次
茨城県日立市で生まれた老舗酒造の新たな日本酒ブランド
森嶋を手がけるのは、茨城県日立市にある森島酒造です。海にほど近い位置にあるこちらのは、なんと創業から150年以上の歴史を持つという超老舗の酒造です。もともとは「快哉」、そして「元旦正宗」といった日本酒から酒造りをスタートさせ、その後は「大観」などのブランドで地元を中心に人気を集めていました。
森島酒造のある日立市川尻町は太平洋を望む海岸部。「もっとも海に近い酒蔵」と呼ばれることもあるとか。森島酒造のこだわりは伝統の技術に裏打ちされた手作りの酒造り。 dencross 創業より酒蔵の立地する太平洋の潮風と阿武隈山地の伏流水が伝統の技術と出会って、素晴らしい日本酒にな...
そして震災をきっかけに、蔵は新たなチャレンジをすることになります。2015年に今までの「杜氏の季節雇用」という制度を廃止し、蔵元の杜氏と社員が一丸となったお酒づくりを開始します。その結果、2019年に6代目である森島正一郎氏とその下で働く社員の協力のもと、「森嶋」という新しいブランドが誕生しました。
醸造設備を一新し、繊細で豊かな香りのお酒が完成
森嶋を誕生させるにあたり、蔵は設備から全てを入れ替える決意をしたそうです。例えばこしきは、特注品の四角く大きなものを用意し、理想の蒸米の再現にこだわりました。また繊細な温度管理ができる麹室や、風味を損なわないための新たな冷蔵設備なども全て一新しています。
このようにして蔵そのものの設備を入れ替えたことで、今までよりもより繊細な香りの表現ができるようになったそうです。こうして生まれた新たなブランド「森嶋」は、豊かな香りを感じながらも雑味が少なく、口に溶け込みやすい透明感のある味わいとなっているのが特徴です。そして、フレッシュで程よい酸味が口の中をさっぱりとリセットしてくれるため、「食中酒」として高い人気を集めています。
今年の酒蔵見学は森島酒造
茨城で一番海に近い蔵
ちなみに直線で30m pic.twitter.com/kBpbAOPUyB— 月夜鳴 (@tukiyona5378) April 7, 2018
酒米の良さを最大限に引き出した味わい

森嶋には酒米によってさまざまなシリーズがあります。使っているお米は「雄町」、「ひたち錦」、「山田錦」、「美山錦」とどれも一級品の酒米として人気のあるものです。
日本酒はお米を原料にして作られています。日本人の主食であるお米から作られているのでとても身近に感じられるお酒ですよね。 日本酒はお米が原料になっていますが、どんなお米でも日本酒を作れるわけではありません。日本酒を作るのに向いているお米とそうでないお米があります。またどのようなお米を使って日本酒を作...
日本酒ファンの方や森嶋を飲んで美味しいと感じた方は、色々なシリーズの飲み比べに挑戦してみても面白いでしょう。その日の献立に合わせて、愉しむお酒を変えるといった工夫をしてみるのもおすすめです。
誇らしい受賞歴と評価の高さ。老若男女問わずに愛されるお酒
森嶋は2019年に発売された新進気鋭のブランドながら、すでに受賞歴があるなど各方面から評価されています。たとえば森嶋の「雄町 純米大吟醸(瓶燗火入)」には、以下のような受賞歴があります。
<2019年>
・IWC 【GOLD】 受賞
・SAKE COMPETITION 【SILVER】 受賞
・雄町サミット歓評会 【優等賞】 受賞
<2020年>
・Kura Master【金賞】受賞
<2021年>
・IWC 【SILVER】受賞
森嶋の特徴は、IWCなどの世界的なコンペティション・鑑評会で金賞などのレベルの高い賞を受賞しているというところです。飲みやすく雑味の少ない味わいで、万人受けするのが特徴です。海外の方や女性ファンも多く、老若男女問わずに愛されている銘柄となります。
そのためお酒を今まで飲んだことがない方でも、これから挑戦する際の銘柄として非常におすすめできます。合わせる食事も選ばず飲みやすいので、自分用だけでなくギフトや贈答品としてもおすすめできます。
日本酒は全国各地で造られています。あまりにたくさんの日本酒があるので、どの日本酒を選んだら良いのか迷ってしまうこともありますよね。 そこで参考にしたいのが日本酒の品評会・コンペティションです。品評会とは日本酒のランキングを決めるコンテストのようなもので、毎年お酒のプロたちが各酒造で造られた日本酒に...
森嶋のシリーズ商品紹介!酒米によって味わいや香りもさまざま
森嶋 雄町 純米大吟醸 瓶燗火入
ファンの多い、雄町を使ったシリーズの純米大吟醸です。雄町ならではの膨らみ感と、瑞々しく気品を感じられる味わいで、どんな食品とも合わせられるバランスの良さが魅力です。火入れをしているにもかかわらず、非常にフレッシュで飲みやすい1本です。香り高い純米大吟醸なので、よく冷やして飲むのがおすすめです。森嶋 美山錦 純米 新酒しぼりたて本生原酒
美山錦を使って造ったシリーズです。新酒を搾り、生の状態で瓶詰めした1本です。しぼりたて特有の程よいガス感と、爽快な酸味・キレ味がポイントです。天ぷらやお寿司などと合わせたい上質な1本です。ワイングラスに注いで、高級感を感じながら飲むのもおすすめです。
森嶋 ひたち錦 純米吟醸
キリッとした味わいの辛口のお酒で、お肉料理や油を使った料理とも相性抜群です。ドライな口当たりで、飲み飽きせずにずっと楽しめるのが嬉しいです。
森嶋のおすすめの飲み方
森嶋は繊細でバランスの取れた味わいと、お米本来の旨味を感じられるのが魅力です。お酒ごとの違いをしっかりと堪能するためには、できれば冷やして飲むのがベストです。特に「純米大吟醸」と書かれているボトルや「生原酒」「しぼりたて」のシリーズのものは、劣化しないように保存の段階からしっかりと冷やしておくと良いでしょう。
日本酒はビールなど他のお酒と異なり、0℃から60℃とさまざまな温度帯で楽しむことができ、さらに温度で香味まで変わるという、世界でもとてもめずらしいお酒です。焼酎も「お湯割り」「水割り」などがありますが、日本酒はお酒そのものを温めたり冷やしたりするのが、焼酎との大きな違いです。今回は、冷酒についてご紹...
あなたは日本酒を飲むときに何を使用して飲んでいますか。日本酒といえば徳利やお猪口のイメージがありますよね。 自宅にある器でちょうど良いサイズの物を何気なく使用されている人も多いかもしれませんが、日本酒の味に酒器が関係しているってご存知でしょうか。 酒器を変えるだけで日本酒の味が変わるなら、酒器選...
日本酒は和のお酒だからおちょこや枡で飲むもの・・・そう決めつけている方はいませんか?もちろんおちょこや枡を使って飲むのも美味しいですが、実は日本酒はワイングラスで飲んでも美味しいお酒でもあります。日本酒ファンの中にはわざわざワイングラスに注ぎ、日本酒を楽しむという方もいます。 ちなみに日本酒をワイ...
森嶋に合わせたいおつまみ・料理

森嶋は「食中酒」として飲むことを想定されたお酒なので、あっさり系からガッツリ系など、比較的どのようなおつまみ・料理を合わせてもバランスが良いです。
たとえばクリーミーな生牡蠣や、繊細な味わいが魅力のそば等には、みずみずしく食材の優しい味を邪魔しない「雄町 純米大吟醸」のシリーズを合わせると良いでしょう。
デイリーに飲める「美山錦 純米酒」には、生ハムやチーズなどの手軽なおつまみをおすすめします。
お酒を飲むときに欠かせないのがおつまみです。美味しいおつまみと合わせれば、いつものお酒がより美味しく感じられるようになるでしょう。 ※この記事を書いたお酒ライターAnchanのプロフィール お酒におつまみを合わせるコツ おつまみとお酒には相性があります。もちろん自分が好きな食べ物を選ぶ...
まとめ
森嶋は非常に飲みやすくバランスの取れたお酒です。老舗酒造ならではのこだわりと最新の設備を組み合わせてつくられたその味は、上品な香りとフレッシュさ、程よい酸味と雑味の少なさで食中酒にぴったりです。
さまざまな酒米のシリーズがあり、一つ一つ味わいが違うので、ぜひ飲み比べてお気に入りの1本を探してみてください。もちろん自分用だけでなく、プレゼントや贈答品にもおすすめです。













